🔯6」─1─ユダヤ教の司祭は日本神道の神主とは無関係。~No.17No.18No.19 @ ① 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・    
 2017年7月号 WiLL「預言者の時代 14  古田博司
 預言者ダビデは最強である
 ユダヤ教の司祭について
 ここまでで、ユダヤ教の司祭について分かったことを箇条書きにしておこう。
 1,司祭がレブ族でアロンの家系から出ることはイスラエルの理想だったが、現実は違った。神の怒りを即効で鎮めようと各部族は私設の司祭を置き、レビ族も散った。
 1,前11世紀前半、3つの司祭門閥が並存した。1つはベテルのアロンの孫、ピネハス一族で、預言者かつ司祭。イスラエル全体の会見の幕屋も紙の箱もここにあり、ユダヤ教の司祭の理想に最も近かったが、その後の消息は不明。
 1,2番目はシロの司祭エリ一族、ファラオの家内奴隷の家系だったが、『エジプトのファラオの──』というだけで権威だった。エフライム族の私設司祭だが、部族の発展と共に強くなり、会見の幕屋も神の箱もこちらに移された。ペリシテ人によるシロの滅亡とともに流浪し、ソロモン時代にはエルサレムから追放されて田舎司祭になった。
 1,3番目がダン族の私設司祭、モーセの子孫、司祭ヨナタン一族で、ヤハヴェと偶像を合祀し、シロの滅亡にも耐えて捕囚まで続いた。
 1,司祭が預言者でもあるべきだという時代は、ベテルのピネハス(レビ族・アロン家系)、シロのサムエル(エフライム族・召命系)を最期に、前11世紀後半に終わった。サウル王は偽預言者のエリ家の司祭に悩まされ、預言者サムエルに見放され、前1010年頃、エズレルの戦いでギルガル山に没した。
 1,前10世紀前半m司祭と預言者は分化し、元々預言者の町だったベテルには、ますます預言者と偽預言者が集まった。司祭の方はノブに集まっていたがサウル王に滅ぼされ、預言者となったダビデの行く先々に集まり、ヘブロンダビデの町、エルサレムへと南の王権に随伴し増加する。自称レビびとの『司祭』も集まった。
 司祭に代わる預言するダビデ
 ……」
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 日本民族ユダヤ民族は、似通った点の少ない別の民族である。
 日本天皇は、唯一無二の祭祀王で、祖先神・天皇霊との血縁・血筋で正統性が保たれていた。
 ユダヤ教の司祭(ラビ)は部族・一族・町村の私設司祭で、ユダヤ教を信仰する事で正統性が保たれていた。
 よって、両者には共通性はない。 
 日本天皇ユダヤ人である事はありえない。
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 日本神道は、血と死を穢れとして忌避して遠ざける。
 ユダヤ教は、血と死を生贄として讃えて近づけ、奴隷を祝福して所有を奨励する。
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 日本神道は、「穢」のみを問題にする。
 ユダヤ教は、正邪・善悪を問題とする。
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 日本民族の日本中心神話(天皇神話)とユダヤ民族の旧約聖書とでは、似ている所は一つもない。
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 キリスト教イスラム教は、ユダヤ教を同根である。
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 天地創造とアダム・イブ創造を核心とするユダヤ教は、科学的地球誕生と生物進化による人類誕生を否定する。
 日本神話は、科学的地球誕生と生物進化による人類誕生とは棲み分けて対立せず、疑問の挟むことなく共生を図っている。
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 余談話。死んだ人間に対して、ユダヤ教キリスト教では実体のある死霊やゾンビを恐れているが、日本神話では実体のない怨霊や亡霊を恐れている。



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