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・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・
2020年11月24日 産経新聞「「ウイグル族迫害」と懸念 ローマ教皇、中国は反発
2019年11月、長崎市の爆心地公園で演説し、核廃絶の必要性を訴えるローマ教皇フランシスコ
ローマ教皇フランシスコが12月1日に発売される本の中で、中国新疆ウイグル自治区の少数民族ウイグル族について「迫害されている」と言及していることが24日までに分かった。ロイター通信が報じた。教皇によるウイグル自治区の人権状況への懸念表明は初めてとみられる。中国外務省は「全く根拠がない」と反発した。
教皇は「私はよく迫害されている人々のことを考える」と述べ、ミャンマーのイスラム教徒少数民族ロヒンギャやイラクのクルド民族少数派ヤジド教徒と併せ、ウイグル族を例として挙げたという。
ローマ教皇庁(バチカン)は10月に中国との司教任命問題をめぐる暫定合意を延長したばかり。教皇は香港情勢への言及を避けるなど、中国への弱腰な態度が批判されている。(共同)」
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親ユダヤ派の昭和天皇は、ヒトラーから逃げてくるユダヤ人難民の救済を希望していた。
東条英機・板垣征四郎らA級戦犯は、陸軍を使ってナチス・ドイツから逃げてきたポーランド・ユダヤ人難民数万人を受け入れ助けた。
満鉄は、松岡洋右の命を受けてポーランド・ユダヤ人難民らを温かく迎えた。
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日本に逃げて来たユダヤ人難民の交通費や宿泊費などの旅行費と生活費は、ニューヨークのユダヤ人団体から送られていた。
戦時中。東條内閣は、人道的見地から、ユダヤ人難民を助けるべく敵国アメリカからの送金を認めた。
ホワイト・ハウスは、送金した金が軍国日本に強奪されるのではないかと警戒していた。
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1942年 上海ホロコースト未遂事件。ゲシュタポは、親ドイツ派や反ユダヤ派の右翼・右派の協力を得て日本陸軍が管理する上海ゲットーのユダヤ人難民数万人を虐殺する計画を進めていた。
松岡洋右ら満州派は、松井石根ら陸軍の協力を得て同盟国ナチス・ドイツの外圧を拒否しユダヤ人虐殺計画を阻止した。
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昭和天皇、A級戦犯達、軍国日本、陸軍は、自己犠牲として歴史的人道貢献を行っていた。
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アメリカ、イギリス、カナダ、ソ連など連合国は、戦争の勝利を優先してユダヤ人救出を後回しにした。
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キリスト教会は、人種や民族に関係なく助けたが、唯一の条件は信仰を持っているかどうかで、改宗ユダヤ人=キリスト教徒ユダヤ人は助けたが、異教徒ユダヤ人=ユダヤ教徒ユダヤ人は見捨てた。
「絶対神は、信仰を誓い従う事を契約したキリシタンを信仰を持たない異教徒の中かすくい取って助ける。」
「父なる神は、自分を助ける者を助ける。」
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1942年
ドイツ軍の占領下にあった欧州諸国の警察は政府の命令に従って、ゲシュタポのユダヤ人狩りに協力していた。
8月2日 ゲシュタポは、オランダ人支援者の協力を得て、カトリック教徒のユダヤ系オランダ人達を逮捕して、アウシュビッツ絶滅収容所に送り込んだ。
教皇ピウス12世は、勇気ある司教等がナチス批判した為に多くの改宗ユダヤ人が犠牲になった事を知り、自分の発言でさらに多くの者が犠牲になる事を恐れて沈黙を決意した。
ピウス12世「オランダの司教のナチ批判が、4万人のユダヤ人の生命を犠牲にした事を思うと、教皇である私のナチス弾劾が、20万人のユダヤ人の命を奪う事になる。その様な重大な責任ある発言は出来ない。私は、公には沈黙を守ろう」
イギリスのオズボーン大使「全世界からの良心の声に直面した今、なお沈黙を続ける事は、キリスト教の人道・モラルの権威としての教皇と教皇庁の権威を失墜させる事は必至である」
スターリンは、一人の兵士も持たない無力な教皇の公式発言は無意味であり、何を言っても武力を持たない言葉には効果は無いとあざ笑った。
共産主義者は、反宗教無視論者であるだけに、全てを破壊する軍事力のみが全てを決定し、信仰などは無能な者の言い訳にすぎないと軽蔑した。
ヨーロッパ各地のキリスト教会は、自国の改宗ユダヤ人をホロコーストから救う為に、ユダヤ教徒ユダヤ人や他国からの不法入国者であっる無国籍者ユダヤ人を、ゲシュタポや地元警察に突き出した。
法治国家においては、無国籍者の密入国者は無条件で犯罪者とされた。
キリスト教会が言う「神に愛された人」とは、悔い改め神への信仰に目覚めたキリスト教徒のみ事であり、異教徒は「神に愛された正しい人」とは認めず人として救済する事はなかった。
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9月19日 アメリカのマイロン・テイラー特使は、ピウス12世やマリョーネ枢機卿らバチカンの要人達に、ヒトラーのユダヤ人絶滅政策を糾弾する声明を出す様に要請した。
だが、キリスト教会は原則として中立を守るとの返答しか得られなかった。
各地の教会や修道院がワルシャワのユダヤ人ゲットーで大量の虐殺が行われていると伝えても、バチカンは事実から目を反らし全ての訴えから耳を塞いだ。
キリスト教会の情報網は、如何なる国の情報機関よりも優れていて、全ての事を知っていた。
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タルディーニ外務局長「教皇がナチズムを非難できるなら、何度だってやるだろう」
秋。赤十字国際委員会は、ヒトラーのユダヤ人強制移送を知っていたが、中立の立場を堅持して非難声明を出すのを控えた。
連合国は、ドイツのユダヤ人虐殺を犯罪として裁く為に戦争犯罪委員会を設置した。
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11月 アメリカのカトリック司教団は、「戦争と平和」の声明を出し、世界大戦が軍事の戦いであると共に宗教戦争であると訴えた。1945年までに、カトリック信者400万人以上が教会の説教に従って戦場に赴き、司祭5,000人以上が従軍して戦争を祝福した。ニューヨークのスペルマン大司教は、世界中の前線基地に赴いて神の道を説き、そして神の為に戦う様に説教して回った。キリスト教会は、世界をキリスト教化する為に、戦争に積極的に関与した。キリスト教ほど、戦争に協力した普遍宗教は他にはない。
11月25日・26日 ニューヨーク・タイムズ紙(ユダヤ系新聞)は、ポーランド人外交官ヤン・カルスキのもたらしたユダヤ人虐殺報告を二日に分けて報道した。ロンドンのタイムズ紙も、同年12月7日にカルスキ報告を掲載した。
カルスキは、翌43年7月にアメリカに渡り、直接ルーズベルトと全米ユダヤ人代表のフランクフルター最高裁判事らユダヤ人有力者にポーランドやユダヤ人の惨状を訴え、即時救済を求めた。
アメリカは、ユダヤ人の誇大宣伝として完全無視した。
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アメリカ政府に行われた、ホロコーストに関する公式報告は、ジュネーヴの世界ユダヤ人連盟のリーグナー・レポートとされている。
国務省は、ユダヤ人の隠謀で根も葉もない噂として取り上げなかった。
アメリカは、真実から目を反らして、ユダヤ人の虐殺を黙認した。
アメリカ・ユダヤ会議議長ラビ・ワイズ博士は、ドイツ人実業家シュルチの情報に従って、ルーズベルトに書状を送った。
「ユダヤ人の史上類のない圧倒的な災厄が、ヒトラーの大虐殺という形をもってユダヤ人の上に落ちかかりました」
ロング国務副長官「ラビ=スティーヴン・ワイズを中心とする一派が行動を求めていた。我々にとって危険なのは、彼等の行動によって、ヒトラー批判の声が歪められる心配がある事だ。我々がこの戦争をユダヤ人市民の為に、彼等に心を動かされ、彼等の指示を受けて戦っていたと。そうすると、我々の戦争努力はあっさり損なわれる」
ルーズベルト「アメリカ国民は、ヨーロッパの少数のユダヤ人になどにたいして関心を抱いていない」
OSSのドノヴァン局長は、シュルチ情報は有害であるとし、如何なる情報もワイズ博士に伝えない様に国務省に指示した。
国務省「サウジアラビアの石油資源開発は、大きな国益の観点で評価すべきだと確信する」
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12月18日 オズボーン大使は、知り得た限りでのユダヤ人虐殺情報をバチカンに報告し、全世界の信者に対するピウス12世のクリスマス・メッセージに期待した。「バチカンは、ローマの爆撃の事ばかり心配せず、ユダヤ人の絶滅戦略というヒトラーの人類に対する前例のない犯罪を前に果たすべき義務について、真剣に考えるべきである」
12月24日 ピウス12世は、ラジオで、「神の法に従って争い止め、一刻も早く混乱した世界が秩序を取り戻す様に」との、平和へのメッセージを放送した。
だが、ユダヤ人に加えられている蛮行を非難する言葉はなかった。
ティットマン臨時代理大使「クリスマスの教皇のメッセージは、明確な公言を期待していた人々を失望させた」
オズボーン大使「バチカン駐在の外交官達は大いに失望した。しかし教皇は自分がついに、明確に遺漏なく、なすべき発言をしたと思い込んでいる」
コーンウェル「ホロコーストの現実に直面してのパチェリの沈黙は、単に個人的の無能さを意味するものではなく、制度としての教皇と教皇によって造り出されたカトリシズム文化の弱い側面と無能さを意味している」
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