🐖2」─1─中国共産党政府の抗日戦争勝利70周年記念式典に参加した韓国・ロシア・国連及び国際諸機関。~No.2No.3No.4 @ 

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 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・  
 マイケル・ピルズベリー「アメリカのトップレベルの外交官と学者が共有した『脆弱な中国を助けてやれば、中国はやがて民主的で平和的な大国になる。しかし、中国は大国となっても、地域支配、ましてや世界支配を目論んだりはしない』という仮説は、すべて危険なまでに間違っていた」
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 東京裁判によって、日本は戦争犯罪国と認定された。
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 中国共産党、韓国・北朝鮮、ロシアは、反日派であるが、経済が苦しくなると、和やかに友好を日本に語りかけてくる。
 日本は、中国共産党政府、韓国・北朝鮮、ロシアとの友好の為に配慮し譲歩しても、全てが裏切られる。
 中国共産党政府、韓国・北朝鮮、ロシアが語る日本との友好は、嘘である。、、
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 日本軍に虐殺された中国人犠牲者数。 
 終戦直後のファシスト中国・国民党の公式発表は、320万人。
 1960年の中国歴史教科書では、約1,000万人。
 1985年では、2,100万人。
 1995年では、3,500万人。
 今後の調査結果では、4,000万人とも、5,000万人とも、更に増えると予想されている。
 国際社会では、中国共産党が発表する数字を疑問の余地なく無条件で承認されている。
 極端な話し、太平天国の乱同様に犠牲者が1億人を突破する可能性さえ有る。
 東京裁判は、無分別無原則を中国に与えている。
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 中国は、年間23万件の集団暴力事件が発生している、世界でも有数の犯罪多発国家である。
 全土で1日当たり630件以上が起きていて、その中には凶悪非道の極悪事件も多数含まれている。
 中国には、表面的には法の秩序が存在するように見えても、その実は無法地帯に近い惨状で、力が支配していた。
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 マーティン・ファクラーニューヨーク・タイムズ紙東京支局長)「戦後のヨーロッパは、ドイツがフランスを始めとする周辺国と和解する事から始まりましたが、日本はそこのところが、今だにできていません。だから中国や韓国が、自国でナショナリズムが高まる度に、歴史問題で日本を攻撃するわけです。
 日本は戦争責任を認めるべきです。日本はナチスドイツと手を組んで、軍事力で世界秩序を変えようとした。それによってアジアの数千万人が犠牲となったのは歴史的事実ではないですか。
 日本が戦争責任をきちんと認めれば、世界は日本を、いま以上に信頼するようになるでしょう。すでに日本の3.5倍も軍事予算に投じている中国に対しては、世界が脅威を感じているのですから」
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 マーク・シリング(米ヴァラエティ誌東京特派員)「日本は当然、戦争責任を負っています。当時、中国と韓国は、国内問題で精一杯でした。アメリカは基本的に孤立主義を貫いていました。だから、日本が戦後と同じ平和主義を戦前にも取っていれば、日本に脅威を与える周辺国などなかったのです。それを日本は、近隣諸国を植民地化したり、侵略していったのです」
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 ジェフリー・カーター(東海大学教授)「第二次世界大戦における日本軍の残虐行為が、日本の近隣諸国の人々の頭の中に、いまだに深くこびりついているのは事実です。しかしそういった国民感情を中国と韓国の政府が利用し、国内問題から気を逸らす為に利用している面もある事に気付くべきです」
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 石平「昨年、習近平は3つの国家的記念日を制定しました。7月7日の盧溝橋事件が勃発した日と、12月13日の南京虐殺の日、そして抗日戦争の勝利した9月3日です。この3つの日を国民的追悼記念日とした以上、習近平政権でなくなったとしても、毎年、3記念日にあわせて反日が盛り上げられる事になります。それに伴い、反日文化も決して消える事はない。仮にどれだけ日本が謝罪しようとも、中国の反日は半永久的に続くのです」
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 中国の経済は、日本や欧米の投資家からの融資を受け、日本や欧米企業の工場を誘致し、外国資本の工場で生産した製品を輸出して急成長した。
 中国は、世界の工場として安価の労働力を提供した。
 経済的に繁栄した中国企業は、ブランド力を付ける為に、日本企業が経営失敗で大量にリストラした優秀な技術者を高額で雇用した。
 日本の優れたリストラ人材を雇用したのは、韓国も同じではあるが、中国は韓国とは違って経済大国、グローバル企業、メイド・イン・チャイナを目指し独自製品開発に力を入れた。
 国内の近代化の為にインフラ整備などへの設備投資として、GDPの40〜50%を投じた。
 個人資産家は、政府が進める投資事業が儲かると見るや稼いだ金を投資に回して消費を減らした。
 欲しいものは信用できない国内市場ではなく、日本、香港、台湾に出かけていって安心できる海外で爆買いした。
 中国共産党や中国政府への不信感を抱く資産家は、資産防衛として家族を外国に移住させ、資産を海外在住の家族に預けた。
 個人消費は、GDPの35%である。
 中国経済は、内需を中心とした安定した経済構造ではなく、輸出頼みの不安定な外需依存構造であった。
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 2015年5月6日 産経ニュース「終戦70年記念に国連で植樹 30カ国の追悼演説も
 第2次世界大戦の終戦から70年に合わせ、国連で5日、記念式典が開かれた。平和を祈って植樹した潘基文事務総長は「より良い未来のため国連ができた。70年前にまいた種が、尊厳と平和の花を満開に咲かすには道半ばだ」と述べ、平和への取り組みを促した。
 国連総会議場では各国代表が戦死者らを追悼して演説。ロシアに続き日米や中国、北朝鮮、ドイツなど第2次大戦に関わった計30カ国・地域が5日夕にかけて順次行う。
 記念式典はロシアが主導した。開催を決めた国連総会決議は、旧ソ連など連合国がナチス・ドイツに勝利した日を「追悼と和解」の日と明記した。大戦については「特に欧州、アジア、アフリカ、太平洋の人々に無数の悲しみを与えた」と指摘した。
 総会決議は日米なども共同提案国になった。(共同)」
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 5月6日 産経ニュース「「歴史の美化、許されず」、中朝国連大使らが相次いで発言 終戦記念式典で
 第2次大戦終結から今年で70年となるのを記念した式典が5日、国連本部で開かれ、中国の劉結一国連大使は「侵略の歴史をぼかしたり、否定・美化したりするいかなる言動も、被害国を含む各国や人民から許容されることはないだろう」と指摘した。安倍晋三首相が夏に発表する戦後70年談話を念頭に置いた発言とみられる。
 劉大使は演説で「抗日戦争において、物心両面で支援してくれた国際社会の友人を中国人民は決して忘れない。南京大虐殺などによる避難民への支援を提供してくれた外国の友人のことも忘れないだろう」と強調した。
 北朝鮮のアン・ミョンフン国連次席大使は「日本の軍国主義による虐殺や強制労働、軍の性奴隷の全犠牲者の名において」、戦時中の「罪」に対する謝罪や賠償を日本に求めた。ロシアに対しては「世界の平和と安全の確保に主導的役割を果たしてきた」と謝意を示した。
 一方、日本の吉川元偉国連大使は「日本は大戦に対する深い反省の気持ちに基づいてこの70年間、自由や民主主義、基本的人権、法の支配を一貫して尊重しながら、平和を愛する国としての道を歩んできた」と語った。(共同)」
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 5月18日 産経ニュース「「日本の侵略者による国辱忘れるな」 中国で慰安婦映画発表会 対日歴史宣伝戦の一環
 従軍慰安婦映画の発表会で、慰安婦役の女優(右)を紹介する映画監督=18日、中国山西省陽泉市(共同)
 中国山西省陽泉市で18日、旧日本軍の元従軍慰安婦の聞き取り調査を行った結果を基にしたという映画の発表会が開かれ、中国メディアを中心に約120人が参加した。
 習近平指導部は、今年を「抗日戦争と反ファシズム戦争の勝利70年」として記念行事を各地で開催。映画は、山西省と陽泉市宣伝部の強力な支持を得たとしており、対日歴史宣伝戦の一環とみられる。
 発表会に出席した陽泉市の任衍鋼副市長は「この映画で、70年以上前の日本の侵略者による国辱を忘れないようにしよう」と呼び掛けた。
 映画は「実在する地獄」のような生活を送った慰安婦や、日本兵の子供を身ごもった元慰安婦が村人にののしられ、父親にも指弾されて自殺するシーンなどを描いている。近く公開されるという。(共同)」
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 5月23日 産経ニュース「習氏「歴史の歪曲は許されない」 首相の70年談話を牽制 二階氏は習氏に安倍首相の親書渡す
 日中観光交流イベントで、自民党の二階総務会長(左)から安倍首相の親書を受け取る中国の習近平国家主席=23日、北京の人民大会堂(共同)
 【北京=沢田大典】中国の習近平国家主席は23日、中国訪問中の二階俊博自民党総務会長と約3千人の訪中団が北京の人民大会堂で開いた中国政財界人との交流式典に出席し、「今年は対日戦勝70年だ。当時、日本の軍国主義が犯した罪を隠すことは許されない。歴史の真相を歪曲(わいきょく)することは許されない」と述べ、安倍晋三首相が今夏に発表する戦後70年談話を牽制(けんせい)した。
 一方、習氏は式典後の面会で二階氏に対し、「このまま戦略的互恵関係を進めていけば、日中はいい結果になると期待している。安倍首相にもよろしく伝えてほしい」と述べて、関係改善に向けて努力する姿勢も示したという。
 交流式典では、二階氏が習氏に首相からの親書を手渡した。習氏は交流式典に先立ち、二階氏と笑顔で握手を交わし、国会議員約20人らとの記念撮影にも応じたという。」
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 5月24日 産経ニュース「習式揺さぶりの術? 二階氏ら「正義と良識ある日本人」、安倍首相が「諸悪の根源」
 日中観光交流イベントで、自民党の二階総務会長(左)と握手する中国の習近平国家主席=23日、北京の人民大会堂(共同)
 【北京=矢板明夫】中国の習近平国家主席は23日夜、自民党二階俊博総務会長が率いる約3千人の訪中団(財界や日中友好団体の関係者らで構成)と面会した際、安倍晋三政権の歴史認識を暗に批判する一方、訪中団のメンバーを「正義と良識のある日本人」などと褒めたたえた。日本政府と一般の国民を切り離す「二分論」を展開し、日本の世論に揺さぶりをかけようとする思惑があるとみられる。
 日中関係をめぐっては、3月末から5月初めにかけて自民党谷垣禎一幹事長や高村正彦副総裁、額賀福志郎財務相ら日本の要人が相次いで訪中し、それぞれ習主席との面会を求めたが実現しなかった。
 2012年11月に中国の最高指導者となった習主席は対日強硬姿勢を崩さず、日本政府要人と会うことを極力避けており、今回の二階氏訪中に関しても、「習主席には会えないのでは」との見方が出ていた。
 ところが、習主席は人民大会堂で開かれた日中の交流式典に突然登場し、関係者を驚かせた。ある中国共産党関係者は「習主席は日本の民間人に対し『日中関係悪化の原因は全て安倍政権にある』と直接強調するのが目的だ」とした上で、「日本の世論を分断し、8月に発表される戦後70年の首相談話や憲法改正の動きを牽制(けんせい)したい思惑もある」と指摘する。
 日本政府と国民を区別する二分論は毛沢東時代からの対日工作の常套(じょうとう)手段だ。「諸悪の根源は軍国主義の復活を図る右翼政治家にあり、日本国民は政府に洗脳された被害者だ」という論法で、日本のリベラル勢力などを味方に付けることを目的にしているという。
 習主席はこの日の講演で、唐代の詩人、李白と、唐で学んだ阿倍仲麻呂との友情などを例に挙げ、日中交流には長い歴史があり、今後も民間交流を展開する必要性を強調した。その上で、日中戦争が中国国民に大きい災難をもたらしただけではなく、「日本国民もあの戦争の被害者だ」と主張し、訪中団に「歴史を歪曲(わいきょく)する動きに一緒に反対しよう」と呼びかけた。」
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 7月1日 産経ニュース「日本は「中国を仮想敵国に」 中国シンクタンクが報告書
 中国軍と関係が深いシンクタンク、中国戦略文化促進会は1日までに、2014年の日本の軍事動向を分析した報告書を発表した。安倍政権による集団的自衛権行使容認や米国などとの軍事協力強化の動きを挙げた上で「日本は中国を事実上の仮想敵国としている」と指摘した。
 報告書は、安倍政権の軍事的台頭を進める野心は歴代政権をはるかに超えていると主張。日本の安全保障政策の変更が「地域バランスと中国の安全保障環境にマイナス影響を与えた」とした。南シナ海問題へ介入するため、日米が協調を深める傾向が顕在化しているとも指摘。日本が米国やオーストラリアと連携して中国をけん制しようとしていると強調した。
 同会は米国の軍事力に関する報告書も発表し、米国が中国に対抗するため、日本や韓国、フィリピンやオーストラリアとの軍事同盟を強化していると分析した。(共同)」
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 7月8日 産経ニュース「「日本は侵略の歴史美化」 中国、菅官房長官の抗日宣伝批判に反発
 中国外務省の華春瑩副報道局長は8日の定例記者会見で、菅義偉官房長官が中国による抗日戦争関連の宣伝活動本格化に不快感を示したことに「日本こそ侵略の歴史を美化しようとしているではないか」と反発した。
 中国は日中戦争の発端になった1937年の盧溝橋事件から78年を迎えた7日に式典を開き、抗日関連の宣伝活動を本格化させている。
 華氏は「反ファシズム戦争と抗日戦争勝利70年」を祝うのは「歴史を心に刻み、未来を切り開くためだ」と主張。「日本もこの機会に歴史を直視して反省し、実際の行動でアジアの隣国の信頼を得るべきだ」と述べた。(共同)」
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 7月10日 産経ニュース「終戦70年で歴史歪曲を「断固拒絶」 BRICS首脳宣言、中国の対日意向反映か
 中国、ロシアなど新興5カ国(BRICS)はロシア中部ウファで9日開いた首脳会議の宣言で、第二次大戦終戦から70年を迎えたことに触れ、歴史の歪曲(わいきょく)を「断固として拒絶する」と表明した。
 歴史認識をめぐって対日批判を繰り返している中国の意向を反映したとみられる。習近平国家主席は首脳会議で「BRICS各国は第2次大戦の歴史を改竄(かいざん)するたくらみに断固反対すべきだ」と述べた。
 BRICSは中露のほか、インド、ブラジル、南アフリカ。(共同)」
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 7月11日 産経ニュース「中国、安倍首相を正式招待 9月の抗日記念行事 「誠意あれば誰であろうと歓迎する」
 中国の程国平外務次官は10日、北京で9月3日に開く抗日戦争勝利記念行事に、安倍晋三首相を正式に招待したと明らかにした。首相からの返事はまだないという。ロシア中部ウファで開かれた上海協力機構(SCO)首脳会議の記者会見で述べた。
 中国はSCO会議の場で正式招待を発表することで、安倍首相の戦後70年談話に対する国際社会の関心を喚起し、圧力としたい考えだ。中国は内々に日本政府に首相の参加を打診しているが、中国外務省が招待の事実を公表したのは初めて。
 習近平国家主席の名前で招待した。程次官は「6月上旬ごろに正式に招待した。返事を待っているところだ」と述べた。
 中国は記念行事には「誠意さえ持っていれば誰であろうと歓迎する」(王毅外相)としており、唐家●(=王へんに旋)元国務委員は70年談話で侵略や謝罪を明確に表すよう求めている。(共同)
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 7月14日 産経ニュース「「日本の犯罪行為を暴露する」中国、戦争被害書籍、相次ぎ出版
 中国共産党・政府系機関に所属する研究者が14日、記者会見し、日中戦争の中国側の人的・経済的損失について近年の研究結果をまとめた計約300の書籍を順次出版すると発表した。「日本の軍国主義が中国を侵略した犯罪行為を詳細に暴露する」としている。
 中国はことしを「抗日戦争と世界反ファシズム戦争勝利70周年」と位置付けている。被害の大きさを強調することで戦後70年談話を発表する安倍晋三首相をけん制するほか、共産党が戦勝に果たした役割を際立たせる狙いがある。
 記者会見した党中央党史研究室の李忠傑元副主任らは日中戦争の中国側の被害について、3500万人が死傷、直接被害は1千億ドル、間接被害は5千億ドルに上ったとあらためて強調。
 李氏は、書籍出版の理由は「(日本の)一部の勢力が当時の侵略者の犯罪を認めず、まともな謝罪すらはっきりと言わないためだ」と述べた。(共同)」
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 7月15日 産経ニュース「【歴史戦】日本国旗“踏みつけ”「勝利の象徴だ」中国が抗日勝利70年展を公開、最後は習主席賛美
 15日、北京郊外にある盧溝橋近くの中国人民抗日戦争記念館で各国大使らに公開された抗日戦争70年に関する展覧会。館内ではガラスの上から日の丸を踏みつけさせる仕掛けが施されていた(川越一撮影)
 【北京=川越一】日中戦争の発端となった1937年の盧溝橋事件が起きた、北京市郊外にある盧溝橋近くの中国人民抗日戦争記念館で15日、「抗日戦争と世界反ファシズム戦争勝利70年」を記念する展示が、各国の駐中国大使や外国メディアらに公開された。日中外交筋によると、在北京の日本大使館関係者は参加しなかった。
 館内には南京事件慰安婦問題、「強制労働」に関する史料などが展示され、「日本軍の残虐行為」と「偉大な勝利」が強調されていた。ガラス張りの床の下に日本国旗を並べ、その上を参観者が歩く仕掛けもあった。参観者からは「反ファシスト戦争勝利の象徴だ」との声が聞かれた。
 昨年11月の日中首脳会談で握手する両首脳の写真の傍らには、村山富市元首相による「歴史を直視し日中友好 永久の平和を祈る」との書も飾られていた。
 1時間強の参観ルートは、子供たちに囲まれて笑顔を見せる習近平国家主席の写真で締めくくられていた。一連の展示からは、「戦勝国」の立場をアピールして日本を牽制(けんせい)すると同時に、習氏を賛美して国内の求心力を高める狙いがうかがえる。」
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 8月16日 産経ニュース「「歴史を学ぶ場所に」と中国総領事 米に抗日戦争記念館オープン
 海外初の抗日戦争記念館に展示されている「南京大虐殺」の写真パネル(見学者提供)
 【サンフランシスコ=中村将】日中戦争での対日抗戦を顕彰する「海外抗日戦争記念館」が15日(日本時間16日)、米カリフォルニア州サンフランシスコの中華街で開館した。記念館近くの道路を封鎖し、記念式典が開かれた。
 記念館には「南京大虐殺」(南京事件)を説明する写真パネルなども展示されている。開館式典には、在サンフランシスコ中国総領事も出席し、「多くの人たちが、歴史を学ぶことができる場所になってほしい」と話した。
 抗日戦争記念館が中国国外に設置されるのは初めて。」
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 習近平国家主席の「抗日戦争と世界反ファシズム戦争勝利70周年」の記念演説全文。
「全国の同胞、尊敬する国家元首、政府首脳、国連などの国際組織の代表のみなさん、尊敬する来賓のみなさん、閲兵を受ける兵士たち、みなさん、同志よ、友人よ−。
 今日は世界の人々が永遠に記念するに値する日だ。70年前の今日、中国人民は14年の長きにわたる、想像を絶する艱難辛苦に満ちた闘争を経て、抗日戦争の偉大な勝利を手にした。世界の反ファシズム戦争の完全な勝利を宣言し、平和の陽光が再び大地をあまねく照らした。
 ここにおいて、私は中国共産党中央、全国人民代表大会、国務院、全国政治協商会議、中央軍事委員会を代表し、全国の抗日戦争に参加した戦士、同志、愛国人士、抗日将校に向けて、そして中国人民の抗日戦争勝利のために多大な貢献を果たした国内外の中華民族の若者に向けて、崇高な敬意を表する。
 侵略に対する中国人民の抵抗を支援し、助けてくれた外国政府と世界の友人に向けて、謹んで感謝の意を示す。今日の式典に参加した各国の来賓と軍人の友人たちに向けて、熱烈なる歓迎を示す。
 みなさん、同志よ、友よ!
 中国人民の抗日戦争と世界の反ファシズム戦争は、正義と邪悪、光と闇、進歩と反動の大決戦だった。この惨烈な戦争中、中国人民の抗日戦争は早い最も時期に始まり、最も長く続いた。
 侵略者に対し、中華民族の若者は不撓不屈の精神で、血を浴びながら奮戦し、徹底して日本軍国主義の侵略者を打ち負かした。中華民族の5千年以上も発展してきた文明の成果を守った。人類の平和事業を守り、戦争史上まれにみる中華民族の壮挙を作り上げた。
 中国人民の抗日戦争勝利は、近代以来、中国の外敵の侵入に対する抵抗の最初の完全なる勝利だった。この偉大な勝利は、日本の軍国主義の中国を植民地とし、奴隷のように酷使しようというたくらみを徹底的に粉砕し、近代以来、外からの侵略に対する戦いで連戦連敗だった民族の恥辱をすすいだ。
 この偉大な勝利は再び、中国の世界における大国としての地位を確立し、中国人民に世界の平和を愛する人々の尊敬を得させた。この偉大な勝利は、中華民族の偉大な復興の明るい前景を切り開き、古い歴史を持つ中国がよみがえる新たな道のりを開いた。
 あの戦争中、中国人民は多大な民族の犠牲を以て、世界の反ファシズム戦争の東方の主戦場を支え、反ファシズム戦争勝利のために大きな貢献を果たした。中国人民の抗日戦争も国際社会の広い支持を得た。中国人民は永遠に、各国の人々が中国の抗日戦争勝利のために果たした貢献を深く心に刻んで忘れない。
 みなさん、同志よ、友よ!
 戦争を経験した人々は、なおいっそう平和の大切さを理解する。われわれが中国人民の抗日戦争と世界の反ファシズム戦争の勝利70年を記念するのは、歴史を深く心に刻み、革命に命をささげた烈士を追想し、平和を愛し、未来を切り開くためだ。
 あの戦争の戦火はアジア、欧州、アフリカ、大洋州まで至るところに広がり、軍隊と一般民衆を併せ、1億人以上が死傷した。その中で、中国人の死傷者は3500万人を超えた。旧ソ連の死者は2700万人を超えた。
 けっして歴史の悲劇を繰り返させてはならない。これは当時人類の自由と正義、平和を守るために犠牲となった英霊に対する、大量虐殺に遭った無辜の魂に対する、最も素晴らしい記念となる。
 戦争は一枚の鏡だ。人にいっそう平和の大切さを認識させることができる。今日、平和と発展はすでに時代の主題となっている。しかし、世界はなお、どうも太平ではない。戦争の「ダモクレスの剣」は依然、人類の頭上にぶら下がっている。われわれは歴史を戒めとし、断固として平和を守る決意だ。
 平和のために、われわれは人類の運命共同体の意識をしっかりと打ち立てなければならない。偏見や差別、憎しみや戦争はただ災難と苦痛を導く。相互尊重、平等な付き合い、平和発展、共同繁栄こそが、人間の正しい道だ。
 世界各国は共に、国連憲章の趣旨と原則を核心とする国際秩序と国際体制を守るべきだ。協力し共に利益を得ることを核心とする新型国際関係を積極的に構築し、ともに世界の平和と発展という崇高な事業を推進すべきだ。
 平和のために、中国はずっと平和発展の道を歩んでいく。中華民族は一貫して平和を愛してきた。発展がどこまで至ろうとも、中国は永遠に覇権を唱えない。永遠に領土を拡張しようとはしない。永遠に自らがかつて経験した悲惨な境遇を他の民族に押しつけたりはしない。
 中国人民は断固として、世界各国の人々と友好的に付き合い、断固として中国人民の抗日戦争と世界の反ファシズム戦争の勝利の成果を守り、人類のために新たにさらに大きな貢献を果たすよう努力する。
 中国人民解放軍は、人民の子弟たる兵だ。全軍の将校と兵士は、全身全霊をかけて人民のために奉仕するという根本的な趣旨を心に刻み、忠実に祖国の安全と人民の平和的な生活を守るという神聖な職責を履行しなければならない。忠実に世界平和を守るという神聖な使命を遂行しなければならない。私は宣言する。中国は今後、軍隊の人員を30万人削減する。
 みなさん、同志よ、友よ!
 誰でも最初は頑張れるが、最後までやり遂げるのは少ない。中華民族の偉大な復興の実現は、一代、そしてまた一代の人々の努力が必要だ。中華民族は5千年以上の歴史を持つ光り輝く文明を創造した。必ずやいっそう光り輝く将来も作り出すことができる。
 道を前に進む上で、全国各民族の人民は、中国共産党の指導のもと、「マルクス・レーニン主義」、「毛沢東思想」、「訒小平理論」、「『3つの代表』の重要思想」、「科学的発展観」の指導方針を堅持し、中国の特色ある社会主義の道に沿って、(習氏が唱えた新スローガンの)「4つの全面」の戦略に従い、偉大な愛国主義精神と、偉大な抗戦精神を発揚させなければならない。
 すべての人が心を一つにして、晴雨に関わらず決行し、すでに定めた目標に向かって、勇気を奮い起こして前進しなければならない。
 ともに歴史が啓示する偉大な真理を心に刻もう。正義は必ず勝つ! 平和は必ず勝つ! 人民は必ず勝つ!」
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 9月4日 産経ニュース「【抗日70年行事】潘基文国連事務総長、「抗日」行事を絶賛 中国主席との会談で
 国連の潘基文事務総長は3日、中国の習近平国家主席と北京の人民大会堂で会談し、共産党と軍が実施した「抗日戦争と世界反ファシズム戦争勝利70周年」の記念行事について「非常に素晴らしかった。中国人民の平和を守ろうとの願いが十分に示されていた」と絶賛した。中国の通信社、中国新聞社が伝えた。
 習氏は「私が中国軍の兵力30万人削減を発表したことは、平和を守るという中国の約束を反映したものだ」と応じた。また「国連安全保障理事会常任理事国として、第2次大戦の成果を基礎とする国際秩序を守る」と述べた。(共同)」
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 9月6日 産経ニュース「【抗日70年行事】安倍首相の欠席批判 共産党紙「こんな日本政府と付き合うのは不幸」
 抗日戦争と世界反ファシズム戦争勝利70周年」の記念行事に出席した(左から)韓国の朴槿恵大統領、ロシアのプーチン大統領習近平国家主席江沢民国家主席胡錦濤国家主席=3日、北京の天安門(共同)
 中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報は6日付の社説で、安倍晋三首相が中国の抗日戦争勝利70周年記念行事に欠席したことを批判、「こんな日本政府と付き合うのは、現代中国の不幸と言わざるを得ない」と指摘した。
 一方で、日本との対立が固定化するのを避けることも訴えた。10月末にも開催される方向の日中韓首脳会談を見据え、日本への不満はのみ込み、外交利益を獲得しようと呼び掛ける内容だ。
 社説は、菅義偉官房長官潘基文国連事務総長の行事出席に不快感を示したことに「ほとんど狂っている」と強烈に非難。ただ「安倍首相や菅官房長官(の言動)を理由に、日本国民や日本国に八つ当たりし、両国間の対立を固定化させてはいけない」と記し、「真の大国になるため」冷静な対応を求めた。(共同)」
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 9月18日 産経ニュース「「国辱の日」と位置づけ 柳条湖事件84年で式典 中国瀋陽満州事変の発端
 満州事変の発端となった1931年の柳条湖事件から84年の18日、事件が起きた中国遼寧省瀋陽市の「九・一八歴史博物館」で記念式典が開かれる。
 中国でこの日は、日本による侵略が始まった「国辱の日」と位置付けられている。習近平指導部は、その後の「抗日戦争」で共産党が果たした役割を強調し、政権の求心力を高めたい考えだ。
 事件発生日にちなみ、同市内では午前9時18分にサイレンが鳴らされ、車も止まってクラクションで哀悼。
 沖縄県尖閣諸島の国有化直後だった2012年の式典の際には、全国各地で反日デモが行われた。習指導部は昨年秋の日中首脳会談以降、対日関係改善の姿勢を示しており、デモの動きは見られない。(共同)」



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