💥31」─1─人種・民族・宗教・文化を巡る少数派と多数派の血生臭い争い。インド。ミャンマー。~No.119No.120No.121 ⑳

図解 世界5大宗教全史

図解 世界5大宗教全史

  • 作者:中村 圭志
  • 発売日: 2016/06/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。  
   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・    
 2017年8月26日 産経ニュース「インド北部で暴動30人死亡 首都でも放火 宗教指導者の有罪判決きっかけに
 キャブオーバー車をひっくり返す有罪判決を受けた宗教指導者の支持者ら=25日、インドのハリヤナ州パンチクラ(AP)
 【ニューデリー=岩田智雄】インド北部のハリヤナ州などで25日、男性宗教指導者に性的暴行事件で有罪判決が下ったことに怒った支持者数千人が暴動を起こし、警官隊と衝突した。PTI通信によると、少なくとも30人が死亡し、250人以上が負傷した。隣接するデリー首都圏パンジャブ州でも列車やバスが放火された。
 支持者らは、判決を出した裁判所があるハリヤナ州パンチクラなどで政府施設や警察、駅、報道関係者を襲撃した。死者の多くは警官隊の銃弾を受けたとみられる。現場には軍も出動した。
 複数地域に外出禁止令や5人以上の集会禁止令が出されたが、暴動は収まらず、警察は千人以上を拘束した。在インド日本大使館によると、在留邦人や日系企業の施設が被害に遭ったとの情報はない。
 宗教指導者は、2002年に女性信者2人に宗教施設内で性的暴行を働いたとされる。
 ハリヤナ州では昨年2月にも、カースト集団による暴動が発生し、日系企業が被害を受けたほか、日本人駐在員20人以上が建物から出られなくなりインド軍のヘリで救出されている。」 
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 ミャンマー総人口は5,200万人で、イスラム教徒ロヒンギャ族は約120万人である。
 多数派である仏教徒は、少数派のイスラム教徒を差別し迫害していた。
 少数派の武装勢力は、テロを繰り返していた。
 9月5日 産経ニュース「ロヒンギャ問題に沈黙のスー・チー氏 難民12万人超…高まる国際圧力 軍や仏教徒に圧力か
 バングラデシュ南東部コックスバザールの屋外で食事を作るロヒンギャ難民の少女=4日(ロイター=共同)
 【シンガポール=吉村英輝】ミャンマーイスラム教徒少数民族ロヒンギャ武装集団と治安機関との衝突を受け、隣国バングラデシュに逃れるロヒンギャ難民が12万人を超えた。イスラム圏など国際社会からは解決を求める圧力が高まるが、ミャンマーアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相は沈黙を保ったままだ。
 同じ東南アジア諸国連合ASEAN)加盟国で、世界最大のイスラム教徒を抱えるインドネシアのルトノ外相は4日、ミャンマーの首都ネピドーでスー・チー氏らと会談。ロヒンギャへの武力行使自粛や、海外からの支援物資が円滑に提供されるよう要請した、との声明を発表した。
 インドネシアではロヒンギャ迫害への抗議デモが続き、在ジャカルタミャンマー大使館には3日、火炎瓶が投げつけられた。ルトノ氏は、ロヒンギャ問題をバングラデシュとも協議する意向だ。
 衝突は、ラカイン州北部マウンドー周辺で8月25日未明、武装した数百人が警察施設や国軍基地を襲撃したことで拡大。ミャンマー政府は、地元の武装組織「アラカンロヒンギャ救世軍」(ARSA)の「テロ行為」とし、掃討作戦を正当化している。
 ただ、国軍が武装集団を370人以上殺害しても事態は沈静化せず、治安要員や市民らを含め死者数は400人を超えた。ロイター通信によると、今回の衝突でバングラデシュに逃れたロヒンギャは12万3600人となり、昨年10月以降、ロヒンギャの難民は計約21万人に上る。
 また一部のロヒンギャはインドにも流入している。モディ首相は5日にミャンマー入りし、対応を協議。
 「大量虐殺」(トルコのエルドアン大統領)、「評判をおとしめる」(英国のジョンソン外相)との批判が上がる。だが、国政運営に協力が不可欠な国軍や、人口の約9割を占める仏教徒への配慮からか、スー・チー氏はイスラム教徒を擁護する発言は控えている。
 ミャンマー人権問題の国連特別報告者、李亮喜(イ・ヤンヒ)氏は「(スー・チー氏は問題解決に)踏み込むべきときだ」と訴える。」
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 9月8日 産経ニュース「ロヒンギャ難民27万人に 「劇的に増加」と国連
 ミャンマーから脱出し、バングラデシュ・コックスバザール近郊に密航船から上陸するロヒンギャ難民=8日(共同)
 国連難民高等弁務官事務所UNHCR)報道官は8日、ジュネーブで記者会見し、ミャンマーから隣国バングラデシュに難民として脱出したイスラム教徒少数民族ロヒンギャが推計27万人に達したと発表した。ロヒンギャ武装集団と治安機関との衝突を受け、「国外脱出が劇的に増加している」としている。
 報道官によると、バングラデシュ内の難民キャンプは既にいっぱいで、脱出してきたロヒンギャは一時的な収容施設や道端で寝泊まりしているという。多くのロヒンギャは徒歩で国境を越え、乳飲み子を抱えた母親など女性や子供が多い。食料も十分になく困窮した状態で、緊急の人道支援が必要だとしている。(共同)」
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 9月10日 産経ニュース「ロヒンギャ武装組織はISと関係か
 ミャンマーのオンラインメディア「ミッツィマ」は9日までに、同国治安当局との衝突を続けるイスラム教徒少数民族ロヒンギャ武装集団の中核とみられる武装組織「アラカンロヒンギャ救世軍」(ARSA)について、イスラムスンニ派過激組織「イスラム国」(IS)とパキスタン軍情報機関の3軍統合情報部(ISI)と関係があると報じた。(ヤンゴン 共同)」
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宗教と開発―対立か協力か?

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