🔔26」─1─日本の選択。ヨーロッパを徘徊するマルクス主義の変形「エコファシズム」。〜No.77 

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 現代日本を空気支配している、エコ・ファシズムとマイノリティ・ファシズム
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 2022年10月24日 MicrosoftNews zakzak「日本の選択 ヨーロッパを徘徊、マルクス主義の変形「エコファシズム」 奇怪な事件続出 ゴッホ絵画「ひまわり」にトマトスープ、英スーパーでは牛乳が床や商品棚にぶちまけられ
 © zakzak 提供 マルクス
 「一つの亡霊がヨーロッパを徘徊(はいかい)している。それは共産主義という亡霊である」
 このような書き出しで始まるのが、カール・マルクスフリードリヒ・エンゲルスによる『共産党宣言』だ。
 現在も同じような状況にある。一つの亡霊がヨーロッパを徘徊している。それは「エコファシズム」という亡霊である。
 現在、ヨーロッパで奇怪な事件が続出していることを、ご存じだろうか。
 ロンドンのスーパーでは、牛乳が床や商品棚にぶちまけられた。同市の美術館では、フィンセント・ファン・ゴッホの絵画「ひまわり」に、トマトスープがかけられた。同市にある英高級車メーカー、アストンマーティンショールームの壁に、オレンジ色の塗料をかけられた。
 パリのルーブル美術館では、レオナルド・ダ・ヴィンチの名作「モナ・リザ」に、ケーキが投げつけられた。イタリア・フィレンツェの美術館では、サンドロ・ボッティチェッリの名画「春」に、活動家が接着剤で自らの手を貼り付けた。
 なぜ、このような事件が続出しているのか。「ひまわり」にトマトスープをぶちまけた犯人の言葉がすべてを物語っている。
 「絵画と、地球と人々の命を守ること、どちらが大切なのか」
 彼らは自分たちが地球環境を守るために、正義を実践していると考えている。地球環境を守るためならば、犯罪に手を染めても恥じることがないという姿勢である。
 この過激な環境原理主義者を「エコファシスト」という。彼らの信奉する「エコファシズム」は、現代の全体主義といってよい。筆者はかねてよりエコファシズムが日本に輸入されることを恐れ、警鐘を乱打しようと決意していた。
 そこで、エネルギー温暖化問題の第一人者である、東京大学公共政策大学院の有馬純特任教授とともに、共著『エコファシズム』(育鵬社)を出版した。出版に合わせるように次々と事件が起き、われながら驚いている。
 私と有馬氏は、「エコファシズムの正体は『スイカ』である」と結論づけた。外から見ると緑(環境主義)だが、中を割ってみれば真っ赤(共産主義)である。エコファシストたちは資本主義体制を憎悪し、人々や企業の自由を束縛しようとする。大義名分に掲げるのが「地球のため」だ。
 地球環境を守りたいという気持ちは理解できる。だが、そのためであれば、犯罪者となっても許されるわけではない。人類の名画を毀損(きそん)する行為が、地球環境保全のために正当化されるはずもない。穏健で常識的な環境保護なら理解できるが、あまりに彼らは過激化している。
 エコファシズムの理論的支柱となっているのはマルクス主義だ。形を変えたマルクス主義に、われわれは注意を忘れてはならない。 =おわり
■岩田温(いわた・あつし) 1983年、静岡県生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、同大学院修士課程修了。大和大学准教授などを経て、現在、一般社団法人日本歴史探究会代表理事。専攻は政治哲学。著書・共著に『偽善者の見破り方 リベラル・メディアの「おかしな議論」を斬る』(イースト・プレス)、『エコファシズム 脱炭素・脱原発・再エネ推進という病』(扶桑社)、『政治学者、ユーチューバーになる』(ワック)など。ユーチューブで「岩田温チャンネル」を配信中。」
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