🔯44」─1─中世の修道士、じつは寄生虫まみれだった。~No.158 

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 日本の武士と中世ヨーロッパの騎士とは違う。
 日本の武士や中世ヨーロッパの騎士のような人間は、中国や朝鮮にはいなかった。
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 2022年9月2日 MicrosoftNews TABI LABO「【研究結果】中世の修道士、じつは寄生虫まみれだった……
 © 提供元:https://tabi-labo.com/304479/wt-medieval-monks-full-of-warms
 タイトルを見て「んなわけないでしょ!」と思った、そこのアナタ。
 そう思うのも納得。だって、古くから修道士は“神聖で高潔な”存在であり、社会的にも恵まれた環境で過ごしていることが多いのだから。
 ところが、最近公開された調査によると、中世の修道士は「寄生虫まみれだった」可能性が高いらしい。
 ケンブリッジ大学の研究チームが、アウグスティノ修道院の土地から19人の修道士の遺骨を発掘。それらの骨盤周辺から土壌サンプルを採取したところ、58%もの割合で寄生虫に感染していたそう。
 この数字は、当時の一般市民と比較して25%以上も高いものだそうで、研究チームも明確な感染率の違いを指摘している。
 なかでも特に多かったのが回虫と鞭虫。どちらも衛生環境が原因で感染する寄生虫だという。
 でも、修道士は階級的には上位にあたる人々で、トイレや洗面設備を利用できる特権もあったはず。それなのに、なぜ彼らの方が寄生虫への感染率が高いのだろう?
 可能性の一つとして挙げられているのは、菜園の肥料に人糞を利用していたこと。今では考えられないけど、中世では普通のことだったらしい。
 まだ詳細は分からないものの、「トイレが利用できたこと」が原因だった可能性は高いとのこと。豊かな生活が、かえって病気の原因になるなんて……現代の都市生活とすこし似ているかも?
 知って嬉しいかはさておき、意表をつく研究結果は興味深いものだ。調査が進むことを期待したい。
 Reference: Intestinal parasite infection in the Augustinian friars and general population of medieval Cambridge, UK/Science Direct, Medieval monks were 'riddled' with worms, study finds/CNN
Top image: © iStock.com/aluxum」
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