- 作者: 平井幸弘,青木賢人,日本地理学会災害対応委員会
- 出版社/メーカー: 古今書院
- 発売日: 2009/09
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
申し訳ないが、キリスト教では、「侵略は罪」「人を奴隷としてはならない」と教えています。なぜキリスト教徒が日本人を奴隷とすると考えるのですか?西欧列強の背後にはロスチャイルドがいて、ロスチャイルドはユダヤ人です。しかも、ユダヤ教の中の異端サバタイ・ツェヴィ派(改革派)のイルミナティです。キリスト教を悪者に描くのは歴史の歪曲ではないでしょうか。
・ ・ ・
nsikiyama2-14
コメント有り難う御座います。
私は、世間に流布している「ユダヤ人による世界征服の隠謀」には全く興味はありません。そうした与太話を信じるほど、私は国際的な知性派ではありません。
ユダヤ人のアインシュタインは、生活にゆとりのある資産家にして知能が高い知識人ほど、日々の生活に困窮し地を這うに生きている無能無学の苦労人以上に、視野が狭く洗脳され煽動され易いといっています。
事実。日本には、大陸で頻発する市民や学生による暴動はなく、暴徒が商店や住宅を襲って略奪するという騒動も起きない。
但し、人間性の国際化で貧富の格差が広がれば、今後、何が起きるかわからない。
日本人は、徐々に変質し、以前の日本人ではなくなりつつある。
自然の猛威に怯えながら、自然の中で細々と生きている者にとって、日々の生活、身近に脅威とならなければ、遠い世界の陰謀などには興味はありません。
陰謀で関心があるとすれば、先祖から受け継いできた「祖先を神とする」宗教的伝統を根底から破壊しようとしている、マルクス主義の血に飢えた暴力的共産主義革命でしょうか。
カール・マルクスがユダヤ人だがら、共産主義の陰謀は実はユダヤ人の隠謀といえばそうかもしれませんが。
・ ・
大震災と大津波。台風に伴う暴風と大雨。春と秋の雨季。山の崩落による土砂崩れと土石流。火山の大噴火と火砕流。大雪と雪崩。洪水と旱魃。凶作と疫病。雷。山火事と野火。その他。
亭主関白と雷親父、それより怖いカカァ殿下と山の神。日本は、男より女方が凄味があった。
日本とは、一年中、生命財産を危険に晒す自然災害が多発する危険地帯である。
それゆえに、自然が豊かで、多神教が生まれる。
自然災害の少ない安全な地域とは、自然の変化は乏しく、一神教が生まれる。
絶対神に祈って奇跡として、自然災害が一つでもなくなるのなら絶対神に祈るが、残念ながら自然災害はなくならない。
人間の思考で信仰する神以上に、自然の猛威は悲しくなるほど強烈で残酷である。
日本人は、逃れられない定めならアッサリと諦めて、ジタバタせずに運命であるとして素直に受け入れ、前向きに、果敢に前に進んだ。
相手が自然である以上、恨み言は言えないし、喧嘩も出来ない、ひ弱な人間を認めて諦めるしかない。
もし、相手が神であれば、呪いの言葉を吐きかけ、戦う事が出来る。
古今東西において宗教戦争は絶えないが、自然を相手に戦争を起こした歴史はない。
神を殺しても人は生きていけるが、自然を殺しては人は生きていけないからである。
世界で「神の奇跡」に見放されている民族は、日本民族のみである。
絶対神の「神の奇跡」「神の恩寵」「神の恵み」に頼る事なく、挫けそうになる心を支えてくれる様に「祖先の神」に祈りを捧げた。
そして、同じように逃げ出せずいる全ての人を信じ、前後左右にいる全ての人との絆を頼りに懸命に生きて来た。
日本民族は、自然を神として崇める原始宗教を信仰している。
日本で、キリスト教などの絶対神の一神教が普及しないのは、神の裔・万世一系の男系天皇(直系長子相続)のせいではなく、厳しい自然環境による。
神の裔・万世一系の男系天皇(直系長子相続)の神性とは、自然の猛威を、自然体として鎮める為に作り出された、日本民族の叡智の結晶である。
故に、その血筋で、女系ではなく男系で皇統をつないできた。
血筋を断ち切った女系天皇には、自然の猛威を鎮めるという神性は存在しない。
・ ・
このブログを始めた頃から、キリスト教徒の方にどうしても聞きたい事があります。
昭和天皇は、日清戦争や日露戦争の勝利は、ユダヤ人国際資本家の財政支援によるお陰であるとして感謝していた。だから、ヒトラーによるユダヤ人弾圧から逃げてきたユダヤ人難民の保護を、政府や軍部に希望していた。
A級戦犯である東條英機や松岡洋右(キリスト教徒)らは、アメリカとの関係改善の為にユダヤ人難民を利用する為に、ナチス・ドイツの抗議を撥ね付けてユダヤ人難民を助けた。
ナチス・ドイツは、上海ゲットー内のユダヤ人難民をホロコーストする様に圧力をかけてきたが、東條英機や松岡洋右は「天皇の御稜威」を理由にしてユダヤ人難民達を助けた。
しかるに、
キリスト教会は、キリスト教に改宗したユダヤ人を助けたが、ユダヤ教徒ユダヤ人を見捨てた。
それも、目の前で。
銃に追い立てられ、家畜用の不衛生な列車に押し込められ、強制連行されているのにである。
強制連行は、言葉が通じないだけに、ドイツ人ではなく地元警察と行政と鉄道員が実行していた。
同胞とも言うべきユダヤ人をゲシュタポや親衛隊に引き渡したのは、キリスト教徒である。
ユダヤ人迫害を始めたのは、紛れもなく、キリスト教徒である。
イスラム教徒でも、神道の日本人でもない。
ホロコーストが起きたのは、キリスト教世界内である。
少数のキリスト教関係者が、個人として、絶対神への信仰からユダヤ人を助けたのは事実です。
だが、バチカンと教皇、主要なキリスト教会と枢機卿や大司教の多くは沈黙を守り続け、ユダヤ人の悲痛な叫び声を聞かない様に耳を塞ぎ、強制連行されるユダヤ人から目を反らしたのは、まぎれもない事実である。
一部の聖職者は、大人のユダヤ人は助けられなくても子供を助けた。戦後、両親をホロコーストで殺害された孤児に対して、親切心から洗礼を施した。その事を知った親類のユダヤ教徒が、洗礼無効の訴えを起こす事例が幾つか発生した。
信仰のなんたるかを知らない孤児は、自分の判断と言うより、親切で優しい神父・牧師や尼僧に甘える様にして洗礼を受け入れた。孤児は、こうしてユダヤ人である事を捨てた。
その頃。
軍国日本は、神風特攻や万歳攻撃など絶望的な戦いを続け、銃後の無防備都市は無差別絨毯爆撃で焼け野原となり、原爆で女子供に関係なく焼き殺され、地獄の様な惨状にあった。如何に同盟国とはいえ、地球の反対側で行われているホロコーストの非人道的行為の中止を言える状態ではなかった。
それでも、ホロコースト幇助罪で糾弾され、ヒトラーやナチス・ドイツと同罪の戦争犯罪者として裁かれた。
バチカンも各地のキリスト教会も国際赤十字も、目の前で起きているホロコーストを知っていたのに、なぜ、非難の声をあげなかったのか?
連合国も、ホロコースト情報を受けていたのに、なぜ、沈黙していたのですか?
キリスト教徒は、まず、その答えを出すべきだと思いますが。
いかがですか?
その正当なる理由がなければ、「人道に対する罪」で処刑されたA級戦犯の東條英機や板垣征四郎や広田弘毅らは浮かばれない。
同様に、人格を完全否定され、魂を靖国神社から追放せよと求められている松岡洋右(キリスト教徒)や東郷茂徳(キリスト教徒、朝鮮系日本人)は浮かばれない。
なぜなら、A級戦犯の方がバチカンや教皇や連合国の首脳陣よりも、より多くのユダヤ人難民を助けたのだから。
アメリカは、逃げてきたユダヤ人難民を追い返してホロコーストで見殺しにした。
他の欧州諸国や中南米諸国は、キリスト教国でありながら、ユダヤ人難民の受け入れを拒否した。
一部のキリスト教徒は、絶望の淵にあったユダヤ人難民を多額の報酬を得て助けた。
天皇の大御心を信ずる日本人は、正規の手数料以外は受け取らずにユダヤ人難民を助けた。惻隠の情を持つ日本人は、困っている人間から金を奪う事を恥として戒めていた。よって、必要以上の報酬を受け取らず、今後の路銀にする様に返した。
日本の警察や憲兵隊は、他人の弱味に付け込んで大金をせしめようとする不心得者を取り締まった。
ユダヤ人難民を助けた名も無き日本人は、祖国防衛の戦いの中で、生きたまま焼き殺された。
ユダヤ人難民を助けた神の裔・万世一系の男系天皇(直系長子相続)の臣民として生き様とした日本人と、
ユダヤ人難民を見捨てた絶対神を信仰したキリスト教徒と、
何処が違うのでしょうか。
何故、日本だけが「人道に対する罪」で有罪とされたのか、分かりません。
・ ・
宗教は、それを信じる人間で決まると思います。
どんな悪人でも、いっぱしに死生観を語って人を騙し、もっともらしい宗教論を論じて人に感動を与える。
そのよい例が、サリン事件を起こしたオーム真理教の教組です。
死刑判決を受けた凶悪殺人犯が、人を感動させる文書を書く事がままある。その文章に感動した純真無垢な者が、被害者とその家族を無視して、凶悪殺人犯の死刑執行に反対する事がある。中には、結婚してしまう女性もいる。人の心とは、摩訶不思議に、わかりずらい。
死刑反対論者は、死刑判決確実のオーム真理教の教祖と実行犯達を、死刑廃止という自分の信念から彼等の命を救おうと奔走している。
人の弱味に付け込んで霊感商法で大金を荒か稼ぎするインチキ宗教家も、美辞麗句を並べた耳障りの好い聖典を書く。
だが、偽物はしょせん偽物として一時の流行で消滅する定めであるが、中には狂信者を集めて異端として残るモノもある。
時折、犯罪を起こすして逮捕される一部のキリスト教聖職者もいる。
仏教の僧侶にも、金と女にしか興味がない者もいる。
立派な聖典や教義があったとしても、それを行うのは誘惑に弱い人です。
キリスト教は普遍宗教として信仰に値しますが、だからといって、キリスト教徒が全員その教えを忠実に実行しているとは限らないはずです。
如何なる戦場でも、兵士は神の名を讃えながら敵を殺害するのですから。
それは、キリスト教とて同じのはずです。
宗教が悪いのではなく、宗教の名を悪用し、自分の個人欲を充たそうとする人間の邪な心が悪いのです。
原爆や毒ガス兵器や細菌兵器など大量虐殺兵器を開発して使用したのは、科学を自己防衛としてもてあそぶキリスト教徒のはずです。
・ ・
キリスト教は、その時代と地域によって色々の顔を見せている。
創設期、中世期、近代期、そして現代において、聖書の教えは変わらないが、宣教師による布教活動に違いがある。
地元民との共存に心懸けた聖人的宣教師がいれば、
聖書の教えを教条的に実行する為に地元の文化や宗教を破壊した宣教師もいたはずです。
事実。南北アメリカやアフリカには、数多くの地元宗教があったのに今は存在せず、何処に行ってもキリスト教会が町の中心に建っている。
そこには、例外なく悲惨な奴隷物語が存在する。
中世であれば、インカ帝国(1533年)やアステカ王国(1521年)である。
近世においては、ビルマ王国(1886年)やインドネシア(1830年)やベルリン会議によるアフリカ分割(1884年)がある。
時代は、大航海時代。
キリスト教世界による、植民地獲得競争と奴隷貿易が始まった時代である。
スペインとポルトガルに、神の名によって地球上の非キリスト教徒の土地を征服してよいと許可したのは、紛れもなく中世ローマ・カトリック教会の教皇である。
1494年 トルデシリャス条約。1529年 サラゴサ条約。
そして、植民地とした土地の非キリスト教徒・原住民を奴隷として重労働を課して多くを死に追い遣った。
キリスト教会は、生き残っている地元民や混血児を人間として扱う為に改宗させた。
キリスト教会の多額の寄付をしていたキリスト教徒の王侯貴族と資本を持つ者は、植民地から富を簒奪してゴージャスな生活を楽しんでいた。
1549年に、ザビエルらイエズス会に宣教師は日本に上陸して布教を開始した。
ドミニコ会やフランシスコ会なども、日本に数多くの宣教師を派遣して、絶対神への信仰を説き、民族古来の民族中心宗教を破壊しようとした。
一部の敬虔な宣教師は、日本を植民地とし日本人を奴隷とする意思がなくとも、
スペインやポルトガルの植民地主義者は、そうでなかったかもしれない。
インカ帝国やアステカ王国の惨事が日本を襲わなかったと、誰が言えるのか。
オランダの植民地となったインドネシアの惨劇。その他の植民地でも、地元住民は奴隷として重労働を強要され、そして大量の死者を出した。
その時、キリスト教会は何をしていたのか?
1868年 サムライ日本人は、それの世界史の事実を知るが故に、日本を植民地とさせない為に、日本人を奴隷としない為に、内戦を起こして軍国的中央集権国家を成立させたのではないのか。
明治のサムライ日本人にとって、欧米列強がイギリス人であろうとロシア人であろうと、同じキリスト教を信仰する白人にすぎなかった。あるいは、陰謀をめぐらすユダヤ人でも同じ白人にすぎなかった。
サムライ日本人は、白人の侵略から神の国・日本を守ろうとした。
キリスト教会の歴史とは、こうした歴史である。
・ ・
私は、キリスト教徒ではありませんが、「新約聖書」は愛読書の一つです。
それほど詳しくはありませんが。
・ ・ ・
- 作者: 菅原信海
- 出版社/メーカー: 法蔵館
- 発売日: 2001/08/01
- メディア: ハードカバー
- この商品を含むブログを見る