💟15¦─1─何故、アメリカ・リベラルの民主党は反天皇反日親中国親共産主義なのか。~No.50No.51No.52 

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 2024年5月22日 YAHOO!JAPANニュース 現代ビジネス「「日本のことが嫌い」な米民主党とどのように付き合うべきか
 米民主党の本音
 朝日新聞 5月3日「バイデン大統領『日本は外国人嫌い』発言 米政府が釈明追われる」、日本経済新聞 5月2日「日本は『外国人嫌い』 米大統領、移民を称賛」と伝えられる。
 【写真】大統領選が終わるまで日本は「利上げ」を本格的に出来ない!
 確かに、2月4日公開「無断で自宅に侵入する人々を許すべきか、テキサス州国境問題は他人事ではない」で述べたように、「色々な理由で」バイデン大統領は「移民大好き」であり、「不法侵入者御一行様」も大歓迎しているように思える。
 だが、それは昨年8月20日公開「移民を『安くて便利な労働力』と考えるのは誤り、移民大国の惨劇に日本も直面するのか」で述べたように、移民や「不法侵入者」が彼らにとって「安くて便利な労働力」という都合の良い存在だからという側面が大きいのではないだろうか。
 実際、米国は1776年の独立宣言で「自由・平等」を高らかに宣言したにもかかわらず「奴隷制度」を存続させた、とてつもなく野蛮な国である。
 奴隷制度を支持する民主党に対して、「奴隷制度廃止」を掲げた共和党エイブラハム・リンカーンはあまりにも有名だ。(背景がいまだに明らかになっていない)彼の暗殺後、後継大統領である民主党アンドリュー・ジョンソンリンカーンの改革を大幅に後戻りさせた。
 この時に、共和党リンカーンが暗殺されずに「奴隷解放」が着実に進んでいれば、1950年代後半から60年代前半の公民権運動まで「あからさまな差別」が続くことはなかったであろうと考える。
 もちろん現在でも、かつて南アフリカで行われていたような「あからさまな差別」ではない(我々日本人を含む有色人種に対する)「見えない差別」は米国社会に蔓延しており、「世界有数の人種差別大国」であると世界から認識されている。
 かつての黒人奴隷は、世界中から足かせをはめられ鎖につながれ「輸送」されてきた「(賃金の支払われない)強制移民」であったと言える。特に民主党支持者にとっては「安くて便利な労働力」であり、綿花栽培などは彼らに支えられていた。
 現在の民主党の移民政策にも「現代の奴隷制度」の臭いが感じられる。特に「不法侵入者」は、米国での生活に必須である社会保障番号も取得できず、正規の仕事に就労することが難しいから、マフィアなどが絡んだ「アンダーグラウンド」に身を沈めるしかない。
 そのような人々は、ほとんどまともな賃金も支払われずに「奴隷状態」で働かざるを得ないのだ。このような「安くて便利な労働力」は民主党支持者にとって非常に好都合なのであろう。
 このような状態を「外国人好き」と称しているのが、ジョー・バイデン氏である。
 同氏は、2月24日公開「『記憶力の弱い、かわいそうな高齢者』バイデンリスクは第3次世界大戦につながるか」のような状況であるから、うっかり「本音」が出て、共産主義中国はともかく、インドや日本のような重要な同盟国を「攻撃」する形になったのであろう。
 だが、バイデン氏の「本音」は民主党の「本音」であると容易に推察できる。
 「差別主義」なのはどちらだ
 米国の「外国人嫌い」や「人種差別」は、すでに述べたように、建国時のおぞましい奴隷制度から始まって現在に至る。
 我々日本人にも関係し、よく知られているのは「黄禍論」であろう。
 この「黄禍論」の標的は、中国人や日本人などであったが、米国では「排華移民法」(中国人移民を禁止)が1882年、「排日移民法」(日本人の移民を禁止)が1924年に制定されている(参照:「移民法/排日移民法」)。
 「排日移民法」制定以前、20世紀に入ってから日本人移民排斥運動が始まり、1906年にはサンフランシスコで日本人学童が隔離されるなど、日本人に対する排除の機運が高まっていたことなどが法律制定の背景にある。
 もっと遡れば、1492年のクリストファー・コロンブスアメリカ大陸「到達」以後、仲間たちと行った「真のアメリカ人=ネイティブ・アメリカン=インディアン」虐殺のおぞましい行為が、最近クローズアップされている。
 NewSpher 2017年8月25日「『コロンブス、ワシントン像も撤去すべき』白人至上主義への抵抗機運高まる 米国」の通りだ。
 その残虐行為の詳細は、青山和夫氏・昨年12月7日公開「『先住民虐殺』、『感染症の持ち込み』…コロンブスアメリカ大陸で引き起こした『人類史上まれにみる悲劇』の『本当の中身』」などを参照いただきたい。
 平和に暮らしていた「真のアメリカ人」たちは、コロンブスたちのような「外国人=白人」に食べ物を分け与えるなど、親切に接した。あるいは「肌の白い人々に対する伝説」があった地域では彼らを崇めることさえした。
 その結果、彼らの多くは白人に虐殺され、先祖伝来の土地を奪われたのだ。
 ジョー・バイデン氏を始めとする米国人は、「『真のアメリカ人』達が白人という『外国人』を受け入れるべきであったのか?」という素朴な疑問に答えるべきである。
 日系人の「財産没収」「強制収容所送り」
 黄禍論まで米国でのアジア人(日本人)差別の歴史に遡ると、「日米開戦」の真実も明らかになってくる。
 米国の「相手に手を出させる」手法は、2022年3月18日公開「プーチンだけが悪玉か―米国の『幅寄せ、煽り運転』がもたらしたもの」でも健在であったが、戦前の日本もその術中にまんまとはまった。
 同じ敵国でも、ドイツ系やイタリア系にお構いなしであったのに、日系人の財産を没収し強制収容所に送り込んだ民主党大統領のフランクリン・ルーズベルトは、明らかな人種差別主義者であった。
 黄禍論が蔓延していたという時代背景もあるが、中国大陸で米国の利権を脅かす、白人国家に並び立つ「『有色人種』の国」に対する彼の感情は容易に推察できる。だが、そのためには「日本を叩きのめす」ための口実が必要であった。
 1941年(昭和16年)7月から8月にかけての対日資産凍結と枢軸国全体に対する石油の全面禁輸措置は、ルーズベルトの「対日戦略」の一環といえよう。
 昨年2月1日公開「100年前に逆戻り、我々は『世界戦国時代』へ突入するのか?」3ページ目「我々は『戦前』に向かっているのか?」で述べたように、太平洋戦争開戦直前の日本は、石油の9割以上を輸入に依存する状況であったのだが、その主要相手先が米国であったのだ。
 このように、ルーズベルトから苛め抜かれた日本が「窮鼠猫を噛む」形となったのが「真珠湾攻撃」である。
 原爆・空襲による「大量虐殺」
 世間では「東京大空襲」などと呼ばれるが、その実態はピカソの有名な絵で知られる「ゲルニカ」をもしのぐ、残虐な無差別攻撃であった。「東京大虐殺」と呼ぶべきであろう。
 この「無差別攻撃」においては、前記「100年前に逆戻り、我々は『世界戦国時代』へ突入するのか?」冒頭「戦争は避けたい」の「ナパーム弾の少女」の写真で有名なナパーム弾(焼夷弾)が使用された。
 ナパーム弾の炎は防空壕にまで入り込み、赤ん坊やそれを必死に守ろうとした母親までが、苦しみながら焼け死んだ。
 さらには、人類史上唯一「核兵器で大虐殺」を行ったのが、急死したルーズベルトの後継大統領である、民主党ハリー・トルーマンだ。
 しかも、「異なった種類の原爆」が広島と長崎に投下されている。これは、それぞれのタイプの原爆の効果測定のための「人体実験」としか思えない。
 ジャパン・パッシングと親中
 戦後も、米国民主党は日本を冷遇し続けた。
 象徴的なのは1998年に民主党クリントン政権下で起こった「ジャパン・パッシング」である。これは、クリントン氏が訪中したにも関わらず、同盟国である日本に立ち寄らずに帰国した事件だ。
 2月20日公開「中国共産党とよく似た米国民主党、政治・経済的に共倒れとなるか?」で述べたように、中国共産党と米国民主党は「全体主義」(国家主義)であるのに対して、日本は民主主義国家である。
 表面的にどうであろうと、「本音」では米国民主党がどちらを「仲間」と考えているかは明らかである。
 さらには、2020年12月25日公開「中国の学者が大暴露『米国は中国に支配されつつある』って本当?」冒頭「中国共産党と米民主党は親密以上!」および2ページ目「習近平政権の本音?」で述べた、米国民主党中国共産党の「蜜月」は、表面的にどのように対立を装っても続いていると見るべきであろう。
 共和党は日本と蜜月を築けるのか?
 民主党ルーズベルトや後継者のトルーマンが「日本いじめ」をする中で、共和党大統領候補への擁立運動があったダグラス・マッカーサーが日本を弁護した。その状況は2022年6月28日公開「北朝鮮ミサイル8発に米韓は8発即発射、岸田政権はマッカーサーも唖然の遺憾砲だけでいいのか」3ページ目「マッカーサーは占領したが」で述べた。
 さらに、2020年8月7日公開「もし米国に『日本にとって悪夢』の民主党政権が誕生したら?」4ページ目「日系人に人種差別を行い強制収容所に送り込んだ」を引き起こしたのは、民主党ルーズベルトである。
 それにもかかわらず、1988年に共和党ロナルド・レーガンが「市民の自由法(強制収容補償法)」に署名し、米政府が過ちを認め謝罪した。
 もちろん、JIJI.com 5月3日「米上院議員、また原爆正当化 『イスラエルも何でもすべき』」のような共和党議員もいるから「ジャイアンアメリカ」そのものには警戒が必要だ。
 また、「もしトラ」と騒がれているドナルド・トランプ氏も安倍元首相とは蜜月を築いたが、「日本の味方」とまでは言えない。しかし、民主党のように「日本嫌い」ではないことは確かだ。
 「もう2度と過ちを繰り返しません」は誰の言葉か
 前述の米上院議員の発言や、映画「オッペンハイマー」が、第96回アカデミー賞において最多7冠を獲得した事から、これまで米国によって「正当化」されてきた「原爆投下という『非人道的行為』」に対する批判が高まっている。
 冒頭でのバイデン氏の言葉も、「米国は正しくて『他の国は間違っている』」という根拠の無い傲慢な思い込みによるものだといえないだろうか? 
 原爆慰霊碑には「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」という言葉が刻まれているが、この言葉の「主語」は一体誰なのであろうか。
 日本経済新聞 2020年2月21日「日系人強制収容を公式謝罪 米加州議会『過ち繰り返さぬ』」と伝えらえるが、現在の米国は「同じ過ちを果てしなく繰り返している」ように思える。
 大原 浩(国際投資アナリスト)
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