🔔43」─1─多民族共生都市ニューヨーク市は移民受け入れを拒否。〜No.120No.121 

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 2023年11月25日 YAHOO!JAPANニュース テレ東BIZ「“移民殺到”で寛容な街ニューヨークも「受け入れ拒否」 揺れるアメリカ、米大統領選でも争点に【WBS
 ニューヨークにある移民の受け入れセンターには行列ができている
 アメリカでは今、中南米などから移民が殺到し、バイデン政権への不満が高まっています。トランプ前大統領は、来年の大統領選に向けて移民対策に取り組む姿勢をアピールするなど、移民問題をめぐってアメリカが大きく揺れています。
 ニューヨーク・ブロンクスにあるイスラム教の礼拝所「モスク」。この日は100人を超える信者が集まりました。彼らはニューヨークで急速に増えているアフリカ諸国からの移民です。なぜ遠いアフリカから渡ってきたのでしょうか。
 「セネガルでは野党を支援すると政府から弾圧される。母国に残れば命が危なく、将来に希望が持てないため、アメリカへの脱走に賭けることにした」(セネガル出身者)
 アメリカ南西部の国境で当局に拘束された人は、今年9月までの1年間で過去最高の247万人。特にアジアやアフリカの出身者は前の年の3倍に増加しています。入国を果たした人たちの多くはニューヨークを目指します。そこには、ある理由がありました。
 ニューヨーク・マンハッタンには、ニューヨーク市が廃業したホテルを借り上げて設置した移民の受け入れセンターがあります。到着した移民は、ここで仮住まいとなるシェルターの手配などを申請します。
 「市にはシェルターと娘の学校を手配してもらい、助かっている。今後は仕事を見つけ、自力で生活することを目指している」(ベネズエラ出身者)
 移民の多くは、母国で迫害を受けたと主張する亡命申請者です。ニューヨークは人道上の配慮から、ここ1年半ほどで14万人以上を受け入れてきました。
 「ニューヨーク市とバイデン大統領に感謝している。彼らは移民を100%支持してくれている」(ベネズエラ出身者)
 鉄柵を叩いて音を鳴らし抗議する地元住民
 移民に寛容なニューヨーク。しかし今、その姿勢に大きな変化が起きています。ニューヨーク市のアダムス市長(民主党)は「移民問題ニューヨーク市の崩壊につながる。あなたの街にもやってくる。避けられる市民は誰一人いない」と強調。移民をこれ以上受け入れられないと表明したのです。
 なぜ街の崩壊を懸念するのか。ニューヨークの郊外に向かいました。
 夜、鉄柵を叩いて音を鳴らしているのは地元の住民です。道路の向かい側には移民シェルターがありました。毎晩25人ほどが集まり、移民らに対し「歓迎しない」との抗議活動を行っているのです。
 「移民は就労許可がないので、非合法な方法で稼ぐ。怪しい連中も見かけるようになった。住民は心配している」(地元住民)
 ニューヨーク市は今年6月までに2100億円以上を費やし、市内の公園や病院、老人ホームなど200カ所以上に移民のシェルターを設置。市では移民対策の費用を捻出するため、警察や消防などの予算を削減しました。
 地元住民は「なぜ移民の世話を納税者が負担するのか。市のサービスも削減されるし不公平だ」「移民の子どもが公立学校に押し寄せ、地元の生徒の枠がなくなってしまった。なぜアメリカの市民権を持つ地元の生徒が押し出されるのか」と不満を漏らします。
 こうした状況に頭を抱えるのがバイデン大統領です。就任当初は移民に寛容な姿勢を示していましたが、移民政策に関する支持率は、国境やニューヨークでの混乱を受け、大幅に低下し、現在は39%。トランプ前大統領が進めた国境の壁の建設再開を認めるなど、政策の転換を迫られています。
 混迷を深めるバイデン氏の移民政策。来年の大統領選を前にトランプ氏は批判を強めています。
 「移民の大群が押し寄せているのに、バイデン氏は気づくそぶりもない。アメリカは堕落している。私が再び偉大な国にしてみせよう」(トランプ氏)
 トランプ氏再選の可能性も
 バイデン大統領の支持率は、不支持が支持を大幅に上回っている
 WBS解説キャスターの山川龍雄氏は、現時点ではトランプ氏の再選が現実味を帯びていると話します。
 「バイデン大統領の支持率は、不支持が支持を大幅に上回っている。また賭けのオッズに基づいて次の大統領が誰になるかを予想しているグラフでも、トランプ氏がバイデン氏を逆転し、突き放している状況にある」
 その上でトランプ氏が再選したらどうなるか、今から備える必要があると語ります。
 「もちろん大統領選までまだ1年あり、2人とも高齢のため、健康不安説が出てくる可能性もある。ただしトランプ氏がもう一度大統領になった場合、前任者のやっていたことを何でも壊す人物なので、例えば戦闘、戦争が起きているウクライナや中東情勢について、どういうスタンスになるのか。これまでずっと築いてきた対中包囲網の連携がどうなるか。また脱炭素にもブレーキがかかる可能性がある。世間でいう“もしトラ”、もしもトランプ氏が大統領にまたなったらどうなるか、今から頭の体操をしておく必要がある」
 ※ワールドビジネスサテライト
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