🛳¦18─24─WHO総会は中国共産党政府の20億ドル拠出表明を受けて台湾参加議論を見送った。~No.178No.179No.180 ⑭ * 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・    
 中国共産党の発言には、信義も道義もなく、相手の頬を札束で殴り利益という餌を与えて従わせる。
 日本の媚中派は、それでも中国共産党に唯々諾々と従う。
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 2020年5月18日23:14 産経新聞「中国主席、コロナ対応で20億ドル拠出表明 WHO総会 台湾参加議論は見送り
 【WHO年次総会】WHO年次総会が始まり、距離をあけて座るテドロス事務局長(右)ら=18日(WHOホームページより)
 【ロンドン=板東和正】世界保健機関(WHO、本部・ジュネーブ)の年次総会が18日、テレビ会議方式で開幕した。中国の習近平国家主席は演説で、新型コロナウイルス対応のために今後2年間で20億ドル(約2100億円)を拠出すると表明した。中国の国際的な支援を強調し、新型コロナ感染拡大をめぐる「責任論」をかわす狙いがありそうだ。一方、中国が反対する台湾の総会参加をめぐる議論は見送られた。
 新型コロナの感染拡大後初めての総会で、19日までの日程。「中国寄り」と批判されるWHOの対応の検証などの議論が焦点となるが、発生源などをめぐり米国と中国が激しく対立する中、各国が一致した姿勢を示せるかは不透明だ。
 米国が年間4億~5億ドルのWHOへの資金拠出停止を表明する中、習氏は「中国は国際社会にWHOへの財政的支援を強化することを求める」とも述べた。
 台湾の総会へのオブザーバー参加については、台湾と外交関係を持つ国などが提案していたが、審議は棚上げされ、年内に再開予定の総会で検討することにした。WHOは台湾参加について「加盟国が決めることだ」との見解を示している。
 台湾の呉●(=刊の干を金に)燮(ご・しょうしょう)外交部長(外相に相当)は18日、総会前に台北で記者会見し、総会参加に必要な招待状が届いていないとして今回の総会参加がほぼ不可能になったとの認識を表明した。
 WHOの対応検証をめぐっては、欧州連合(EU)や日本が独立した検証を提起する方針。米国やオーストラリアなどとも連携して検証の実現を働きかける見通しだ。」
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 5月19日00:11 産経新聞「台湾「WHOは中国に屈服」と強い不満示す
 WHO年次総会で発言するテドロス事務局長=18日(WHOホームページより)
 【台北矢板明夫】2017年以降、WHOの年次総会へのオブザーバー参加が認められいない台湾は今回、参加の議論が棚上げとなった。台湾当局は18日、招待状が届いていないことに「WHOが中国政府の干渉と圧力に屈服した」と強い不満を示した。
 台湾の総会参加には米国を中心にカナダ、日本、ドイツなどが賛成する姿勢を表明。支持する国も増えたことから、台湾当局の関係者は「台湾に関心を持ってもらったことが大きな成果」とも話す。
 しかし「台湾は中国の一部であり、WHOに加盟する資格がない」と主張する中国の激しい外交工作により、アジア、アフリカ、中南米の多くの国が反対の姿勢で、「中国の圧力で反対せざるを得ない」と台湾側に説明する国もあったという。WHO総会問題で「中国が台湾をいじめている」という構図が改めて浮き彫りとなっている。
 台湾では感染の早期封じ込めに成功したことで、WHOへの加盟は不要だとの論調もみられるようになった。だが、長年台湾のWHO加盟を推進してきた台湾医界連盟基金会の林世嘉事務局長は「世の中にはインフルエンザなど多くの感染症があり、台湾の2300万人の生命と健康を守るためWHOに参加すべきだ」と話している。
 台湾当局はWHO総会前の15日、日米、カナダなど台湾を支持する13カ国の衛生防疫部門関係者とテレビ会議形式で国際フォーラムを開き、台湾の防疫経験を紹介するなどした。医療関係者は「台湾版WHO総会」と称し、今後は定期的に開催するとしている。」
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 5月19日00:36 産経新聞「米国務長官 台湾は総会から「排除された」 WHO事務局長を非難
 台湾の蔡英文総統(ロイター)
 【ワシントン=黒瀬悦成】ポンペオ米国務長官は18日、世界保健機関(WHO)年次総会への台湾参加をめぐる議論が棚上げされたことを受け、台湾がWHO総会から「排除された」との認識を示し、台湾のオブザーバー参加を認めなかったテドロス事務局長の対応を非難する声明を発表した。」
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 5月19日10:21 産経新聞「加藤厚労相、WHO総会で台湾に言及 コロナ対策「参考にすべき」
 テレビ電話会議方式で実施されたWHO総会で演説する加藤厚労相=19日午前、厚労省
 加藤勝信厚生労働相は19日、世界保健機関(WHO)の年次総会にビデオ会議で出席して演説した。加藤氏は新型コロナウイルス対策をめぐり「台湾のような公衆衛生上の成果をあげた地域を参考にすべきという指摘もある」と述べ、総会に招待されなかった台湾の名前を挙げつつ、WHOの対応や感染拡大ルートに関する「公平、独立かつ包括的な検証」が必要だと指摘した。
 加藤氏は「1人でも多くの命を救うためには、世界中のあらゆる情報、知見を総動員して対処することが重要だ」と述べ、台湾に言及。そのうえで「特定の地域が取り残されることによる地理的空白を生じさせないことが、各国と世界全体の感染拡大防止という目的にかなう」と強調した。
 台湾はWHO総会へのオブザーバー参加を希望したが認められなかった。台湾当局は「WHOが中国政府の干渉と圧力に屈服した」と強い不満を表明している」
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 5月19日19:40 産経新聞「台湾の総統 2期目の就任式前に中国が圧力
 【台北矢板明夫】1月の総統選で再選された台湾の蔡英文総統は20日、2期目の就任式を行う。米中対立が本格化するなか、親米路線を鮮明に打ち出す蔡氏が就任演説で中国についてどう言及するのかが最大の焦点だ。就任式を控えた15日には台湾の総統府のコンピューターがハッキングされ、機密文書が流出する事件が明らかになった。中国によるサイバー攻撃の可能性があると指摘されている。同時期に中国軍は台湾攻略を想定した複数の軍事演習を実施、中国に不利な演説内容を入れないよう蔡氏への圧力を強化している。
 15日夕、総統府を担当する台湾メディアの記者らに、差出人「SERLO」の不審なメールが届いた。4月に行われた蔡氏と蘇貞昌行政院長(首相に相当)の会談の記録や、昨年に民進党内で実施された総統候補の予備選挙における蔡陣営の作戦会議の記録などが大量に添付されていた。その後、一部の内容はインターネットにアップされた。
 総統府は15日、コンピューターがハッキングされたとして、警察に通報したほか、各メディアに対し「会議記録の一部が改(かい)竄(ざん)されており、事実と異なる」と伝え、引用しないように注意を促した。会議記録には閣僚や党幹部の評価など機微な内容が多く含まれている。民進党関係者は「中国のネット部隊が総統就任式の関連資料を盗もうとしてハッキングし、誤って会議録を入手した可能性がある」と分析したうえで、あえて流出させたのは「民進党を混乱させるためだ」と説明した。
 一方、中国軍は14日から、北部の渤海で大規模な軍事演習を開始した。渤海湾の一部の地形は、台湾の北部の海岸と似ており、台湾上陸作戦を想定した演習だと指摘する声もある。
 新型コロナウイルスで防疫に成功した蔡氏の演説には世界中から高い関心が寄せられているだけに、中国当局は「憲法改正」「住民投票」など台湾独立に向けた具体的な動きへの言及を強く警戒している。」
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