🛳24」─1─中国、台湾駐米代表はバイデン米大統領就任式出席。アメリカ海軍対中国海軍。~No.202No.203No.204 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・    
 2021年1月22日 07:06 産経新聞「「価値観共有のパートナー」 米大統領就任に蔡英文総統が祝意
 14日、台湾総統府でクラフト米国連大使と電話会談する蔡英文総統=台北(総統府提供・共同)
 【台北矢板明夫】台湾の総統府は21日、バイデン米大統領とハリス副大統領の就任に祝意を表す蔡英文総統の声明を発表した。
 蔡氏は声明で「米国は台湾の最も重要な同盟国であるだけでなく、自由と民主主義の価値観を共有する強固なパートナーであることを信じている」と強調した。
 その上で「これまで台米双方の政治、経済、安全保障、文化といった分野での緊密な協力がアジア太平洋地域の平和と安定、繁栄に積極的な貢献を果たしてきた」と指摘し、バイデン政権下での「関係のさらなる発展と協力」に期待を示した。」
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 1月21日23:46 産経新聞「中国、台湾の駐米代表による就任式出席に反発
 記者会見する中国外務省の華春瑩報道官=21日、北京(共同)
 【北京=三塚聖平】中国外務省の華春瑩報道官は21日の記者会見で、台湾の駐米台北経済文化代表処代表(台湾の駐米大使に相当)がバイデン米大統領の就任式に出席したことに対し、「いかなる形の米台当局のやり取りにも断固として反対する。この立場は一貫して明確なものだ」と反発した。
 中国メディアは、トランプ前米政権下で深まった米台関係が、バイデン新政権になって変化するという見方を伝えてきた。中国側は現時点で抑制的な反応を見せているが、バイデン政権の動向次第では台湾をめぐり米中両国の緊張が高まる可能性もある。」
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 1月24日 産経新聞国務省、中国の台湾威嚇に「懸念」 バイデン政権、台湾との連携強化路線の継承鮮明に
 米国と中国の国旗(ロイター)
 【ワシントン=黒瀬悦成】米国務省のプライス報道官は23日、中国が台湾を含む近隣諸国や地域の威嚇を図っているとして「懸念」を表明し、中国政府に対して台湾への軍事、外交、経済的な圧力を停止し、台湾との「意味ある対話」に取り組むよう促す声明を発表した。
 声明は、中国軍の戦闘機や爆撃機など計13機が同日、台湾の防空識別圏に侵入したことを受けて出されたもので、バイデン政権として、中国の脅威をにらんだトランプ前政権による米台の連携強化路線を継承していく立場を鮮明にしたものだ。
 声明は「米国は民主体制である台湾との関係深化も含め、インド太平洋地域において共通の繁栄と安全、価値観を前進させるため、友邦や同盟諸国を支えていく」と表明した。
 また、中台関係をめぐる問題について「台湾の人々の要望と最大の利益に合致する形で平和的に解決されるのを引き続き望む」とした。
 同時に、台湾が適切な防衛力を維持できるよう支援を続けるとした上で、「米国の台湾への関与は盤石であり、台湾海峡の両岸や地域の平和と安定の維持に貢献していく」と強調した。
 米台関係の基礎となる「台湾関係法」と米中間の3つの共同声明、台湾に対する「6つの保証」で明記された長年の誓約を維持していくことも改めて表明した。
 バイデン政権は、中国が米政権の交代期に挑発行動を仕掛けてくる可能性があるとみて警戒している。」
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 1月24日20:49 MicrosoftNews 毎日新聞「中国軍機28機、台湾南西部の防空識別圏に進入 異例の規模、米国反発
 © 毎日新聞 提供 台湾の総統府=台北市中正区で2020年、福岡静哉撮影
 中国軍の爆撃機と戦闘機など軍機計28機が23、24日、台湾南西部の防空識別圏に入った。中国軍は近年、台湾周辺での活動を活発化させているが、1日に10機以上は異例の規模。米国務省のプライス報道官は23日、中国による台湾などへの威嚇行為について懸念を示す声明を発表し、台湾への「軍事的、外交的、経済的な圧力の停止を要請する」と強調した。
 バイデン米大統領は台湾重視の姿勢を鮮明にしており、20日の大統領就任式には台湾の蕭美琴(しょうびきん)駐米代表(大使に相当)が1979年の断交以来、初めて正式に招待された。米台の接近を警戒する中国は21日、「米台当局によるいかなる形式の往来にも断固、反対する」(外務省の華春瑩(かしゅんえい)報道局長)と強く反発。その後、軍機を台湾の防空識別圏に進入させた。中国側には、バイデン政権の反応を試すとともに、台湾への支援を控えるよう求める意図があったとみられる。
 米国は近年、台湾周辺での中国軍の動きに対し、台湾海峡への艦船派遣などで対抗してきた。プライス氏は、「台湾の十分な自衛能力の維持を引き続き支援する」と表明した。
 一方、米インド太平洋軍は23日、空母セオドア・ルーズベルトが同日、南シナ海を航行したと発表した。南シナ海で人工島造成による軍事拠点化を進める中国をけん制する狙いがあるとみられる。同軍は23日の声明で「南シナ海におけるプレゼンスを維持し、ルールに基づく秩序を促すことは極めて重要だ」と強調した。【台北・福岡静哉、ワシントン鈴木一生】」
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 1月30日17:22 産経新聞「中国軍機の台湾識別圏進入、米空母へ威嚇目的か 大統領補佐官ウイグル、台湾への対価払わせる」
© 産経新聞社 中国軍機の台湾識別圏進入、米空母へ威嚇目的か 大統領補佐官ウイグル、台湾への対価払わせる」
 習近平国家主席率いる中国軍が23、24日、台湾の防空識別圏(ADIZ)に多数の戦闘機や爆撃機などを進入させた目的は、台湾南方沖を航行中の米原子力空母「セオドア・ルーズベルト」を目標とした威嚇だった可能性が高いことが分かった。台湾の国防部(国防省に相当)の関係者が明らかにした。ドナルド・トランプ前政権による「対中強硬政策」と「台湾支援政策」からの転換を迫ったようだが、ジョー・バイデン政権内からは「対中圧力強化」を示唆する声が出てきた。
 注目の分析は、産経新聞が30日朝刊で報じた。
 台湾国防部の発表によると、23日にADIZに進入したのは「轟6K爆撃機」8機や、「殲16戦闘機」4機など。23日に13機、24日に15機で、計28機と報じられた。
 関係者によると、23日には、米空母「セオドア・ルーズベルト」を中心とする空母打撃群が、フィリピン北部のバリンタン海峡を西太平洋から南シナ海に向かって通過していた。
 「轟6K爆撃機」が8機も台湾のADIZ南西部に進入した例は過去になく、空母打撃群に向けて多数の対艦ミサイルを一斉に発射する飽和攻撃を想定した訓練を行った可能性がある。米空母は艦載機を発艦させて哨戒に当たったという。
 中国軍は24日には「Su-30戦闘機」や「殲16戦闘機」「Y8対潜哨戒機」などを台湾のADIZに進入させた。両戦闘機とも長射程の対艦ミサイルを搭載可能で、発射に関する訓練と同時に電子偵察機で米側の反応を探った可能性がある。
 中国軍の動きを受け、米国務省のネッド・プライス報道官は23日、「米国の台湾への関与は盤石であり、台湾海峡の両岸や地域の平和と安定の維持に貢献していく」との声明を発表した。
 これに対し、中国国防省の呉謙報道官は28日の記者会見で、「(中国軍機による台湾のADIZ進入は)外部勢力の干渉と台湾独立勢力の挑発に対する厳正な反応だ」「火遊びをする者は必ず自ら焼け死ぬ。台湾独立は戦争を意味する」と恫喝(どうかつ)した。
 バイデン大統領は、中国に融和的姿勢を取り続けたバラク・オバマ政権で副大統領を8年も務め、次男には中国疑惑が浮上している。中国は軍事的圧力で対中政策の転換を迫ったとみられる。
 ただ、ジェイク・サリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は29日、ワシントンで開かれたシンクタンクのイベントで、中国について「香港や新疆ウイグル自治区での行為や、台湾に対する脅迫への対価を払わせる準備をすべきだ」と述べ、対中圧力を強化する考えを示した。
 中国軍による威嚇行為は、逆効果になる可能性が出てきた。」
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