💥12」─2─イギリス、ロンドン国会議事テロ。2017年。~No.44No.45No.46 @ 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・    
 2017年3月23日01:15 産経ニュース「【英議会テロ】英政治の中心地に響く銃撃音 叫ぶ警官、サイレンに騒然
 けが人を救急車に運ぶ救急隊員=22日、ロンドン国会議事堂近く(AP)
 英政治の中心地、ロンドンの国会議事堂付近で22日、銃撃音が響いた。パトカーがけたたましくサイレンを鳴らし、上空からヘリコプターのローター音が響く。「近づくな!」。警官が叫んだ。突然の事件に現場は騒然となった。
 現場はロンドンの中心部で、トラファルガー広場首相官邸も近く、観光客が大勢行き交っていた。国会議事堂として使われているウェストミンスター宮殿の周りには自動小銃武装した警官らが緊急配備され、規制線が張られた。
 下院では22日、メイ首相も出席した与野党間の討論があった。国会内で審議していた議員らは不安げな様子で状況を見守った。英テレビは議会審議の中継を切り替え、事件報道に追われた。
 青色灯を点滅させるパトカーや救急車が現場へ向かって次々疾走、国会議事堂前の広場にはヘリコプターが待機した。現場に駆けつけた記者を警官が「立ち止まるな、下がれ」と怒鳴って押し返した。(共同)
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 3月23日07:20 産経ニュース「【英議会テロ】ロンドン襲撃で3人死亡 犯人は射殺、20人以上負傷 「卑劣なテロ」と英首相
 けが人に治療をほどこす救急隊員=22日、ロンドン国会議事堂近く(AP)
 ロンドン中心部の英国会議事堂周辺で起きた襲撃事件で、ロンドン警視庁は22日、襲撃犯に刺された警官を含め、死者が3人になったと明らかにした。20人以上が負傷したという。襲撃犯とみられる男も射殺された。英メディアによると、負傷者のうち12人が重傷。
 2005年に起きたロンドン同時テロ以来の大規模事件で、警察当局はテロとみて捜査している。欧州各地でテロが相次ぐ中、英政治の中心地、国会周辺での事件は内外に大きな衝撃を与えている。
 メイ首相は22日夜、緊急治安委員会開催後に声明を出し、国会議事堂周辺での襲撃事件について「嫌悪すべき卑劣なテロ攻撃」と厳しく批判した。5段階で上から2番目である現在の英国のテロ警戒レベルは変えない方針を示した。
 トランプ米大統領はメイ氏と電話会談し、弔意を表明、英政府への「完全な協力と支援」を約束。記者会見した警察幹部は単独犯による犯行との見方を示した。具体的な動機や背後関係は不明。(共同)
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 3月23日18:20 産経ニュース「【英議会テロ】IS犯行声明、劣勢を糊塗 存在感誇示狙う
 【カイロ=大内清】英国会議事堂付近で起きたテロでISが犯行声明を出したのは、本拠地であるイラクやシリアで追い詰められていることを糊塗(こと)し、存在感を誇示する狙いがある。欧米で反イスラム感情が強まることは、イスラム世界を西洋とのジハード(聖戦)に追いやりたいISにとっては好都合であり、今後も同様の事件が起きればそれに便乗して対立を煽ろうとするものとみられる。
 ISに対してはイラク軍が2月以降、米主導の有志連合などからの支援を受けて、ISが拠点とする北部モスルの奪還作戦を展開。イラク軍はすでにモスルを流れるユーフラテス川の東岸を制圧し、人口が密集する西岸でも着実に制圧地域を広げている。
 シリア北部でも、米国の支援を受ける少数民族クルド人などの民兵組織が、ISが“首都”と位置づけるラッカ方面へ進軍。民兵司令官は「数週間でラッカに到達する」と自信を示す。
 そんな中、ISは23日の犯行声明で、襲撃は「有志連合参加国を標的とする(ISの)呼びかけに応えたもの」だったと述べた。直接的な指令があったかなどは不明だ。
 ISは、欧米でイスラム教徒が関与したテロが起きると、指令の有無にかかわらず実行犯を「イスラム国の戦士」などと呼び、自分たちの“戦果”として喧伝(けんでん)するのが通例となっている。今回も、世界的な注目を集める事件に関与したとすることで、組織力に陰りはないと強弁する意図がありそうだ。
 今回のような事件を受けて欧米に「イスラム嫌い」がさらに広がれば、イスラム世界側でも欧米への反発が強まることも予想される。ジハードの「総元締め」を自認するISには、欧米を挑発して敵意を煽ることで、世界を「イスラム」と「非イスラム」の二項対立に持ち込む狙いもある。」
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 3月23日20:29 産経ニュース「【英議会テロ】欧州が再び震撼 「象徴」またも標的 22日、ロンドンの英国会議事堂周辺を封鎖する警官(ロイター)
 【ベルリン=宮下日出男】パリ、ブリュセル、ベルリン、そしてロンドン。英国会議事堂周辺で発生した襲撃事件はテロの脅威に覆われる欧州を再び震撼(しんかん)させた。英国は欧州連合(EU)離脱を控えるが、「テロとの戦い」は共通の課題であり、欧州の各首脳らは一斉に「連帯」を表明。英国と協力していく考えだ。
 「言い表す言葉もない」。22日の襲撃発生後、EUのユンケル欧州委員長はこう語った。ブリュッセルでは同日、ちょうど1年前に起きたベルギー同時テロの追悼式で関係者がテロ撲滅を誓ったばかり。それだけに衝撃は大きい。
 テロが相次ぎ、厳戒態勢が続くフランスのオランド大統領も迅速に「英国民が本日受けた(苦痛の)ことを理解する」と表明。ドイツのメルケル首相は「英国の友人と連帯する」との声明を発表し、メイ英首相に電話した。
 最近の欧州のテロは欧米文化を象徴する場所で無差別に市民を狙うケースが相次ぐ。一昨年のパリ同時多発テロではコンサート会場などが、昨年12月にはベルリンでクリスマス市が襲われた。ロンドンの場合も、民主主義を象徴する議会や観光スポットが狙われた。
 一方、手段はパリ・テロのように武器調達など周到な準備を要する形から、昨年7月の仏南部ニースやベルリンの事件のように車両を使った形に簡易化し、今回の襲撃はその模倣ともみられる。社会への不満から過激思想に刺激された人物の単独犯行も目立ち、テロ防止は困難さを増す。
 これまでは大陸欧州でテロが相次いだが、英国も標的になる懸念はくすぶってきた。EU離脱を決めた英国もその脅威を共有し、各国は「英国と対テロでともに立つ」(トゥスクEU大統領)との姿勢。離脱交渉のEU側責任者、バルニエ首席交渉官は離脱後も治安協力を目指す意向を示す。
 一方、EUとしては、今回の襲撃が各地の大衆迎合主義(ポピュリズム)勢力に与える影響も気がかりだ。仏大統領選を控え、テロを反EU、反移民などの主張と絡め台頭してきた極右勢力が襲撃を追い風にしようとする可能性もある。」
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 3月23日22:42 産経ニュース「【英議会テロ】容疑者は情報機関が過去にマークの英国生まれ イスラム国が犯行声明
 英国会議事堂付近で起きたテロ現場付近に花を手向ける女性=23日、ロンドン(ゲッティ=共同)
 【ロンドン=岡部伸】ロンドン中心部の英国会議事堂前で発生したテロ事件で単独犯とされる容疑者についてメイ首相は23日、英国生まれで、過去に情報局保安部(MI5)が過激派に関与した疑いで捜査したことがあり、MI5がマークしていた人物であることを議会で明らかにした。イスラムスンニ派過激組織「イスラム国」(IS)は系列ニュースサイトを通じて23日、「ISの兵士」が実行したと伝え、事実上の犯行声明を出した。警察当局は同日、イスラム過激派によるテロ事件とみてロンドンやバーミンガムなど6カ所を家宅捜索して8人を逮捕するなど全容解明に乗り出した。
 英BBC放送によると、犯行に使われた韓国製四輪駆動車はバーミンガムのレンタカー会社が貸した。警察当局が逮捕した8人のうち4人以上がバーミンガムだった。バーミンガムパキスタン系移民が多く居住しており、イスラム過激派思想に影響が及んでいるとされている。
 テロ対策部門の幹部は、「容疑者の身元はすでに特定している」としながら、名前は明らかにしていない。英メディアは、40代の南アジア系と報じ、「ローンウルフ(一匹おおかみ)」型犯行だった可能性が指摘されている。
 22日は空港や地下鉄駅を狙った自爆テロで32人が犠牲となったブリュッセル連続テロ事件から1年。昨年は仏南部ニースで花火の見物客にトラックが突っ込み84人が亡くなり、ベルリンでもクリスマス市場にトラックが突っ込み、12人が死亡しており、いずれも過激組織「イスラム国」(IS)に関心を持っていた。」
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