☭54」─1─アイヌ人はロシアの少数民族。北海道の全権はロシアにある。~No.209 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・  
 歴史的事実として、北海道はロシア軍・ソ連軍に侵略された事はないし、ロシア人兵士に占領され支配を受けた事がない。
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 ロシアに住んでいるアイヌ人はロシアの少数民族であっても、祖先を辿れば日本民族との血の繋がりがあり、遺伝子レベルでも日本人と繋がっている。
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 日本が警戒すべきは、海の外から侵略してくる敵国軍ではなく、国内で敵に味方する裏切り者である。
 裏切り者は、親中派媚中派、親露派・知露派、親韓国派・知韓国派、親北朝鮮派・知北朝鮮派、反米派・反安保派、その他に潜んでいる。
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 2022年4月8日11:34 MicrosoftNews zakzak「狂気「北海道はロシアのもの」露の下院副議長、領土的野心あらわ 不法占拠の北方領土で不穏な動き「ウクライナ手詰まりで上陸」に警戒
 ロシア下院議会の有力議員から「北海道はロシアのものだ」と、領土的野心をむき出しにした発言が飛び出した。ロシアによる残虐非道なウクライナ侵攻に対し、日本を含む西側諸国はロシアへの経済制裁を強化している。有力議員はこれに反発したようで、ロシア軍も不法占拠している北方領土で軍事演習を行うなど不穏な動きを活発化させている。要警戒だ。
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 「どんな国も、隣国に対し領土要求を出せる。専門家によると、北海道の全権はロシアにある」「日本の政治家は、第二次世界大戦の教訓を学んではいない。(旧日本軍の)関東軍がたどった運命を思い知らせ、その記憶を新たに思い起こさせなければならない」
 ロシアのオンラインメディア「レグナム通信」は4日、セルゲイ・ミロノフ下院副議長の、このような発言を報じた。
 ミロノフ氏は、ロシア議会で上院議長を務めるなど、ロシア政界では知られた人物だ。中道左派の野党議員だが、ウラジーミル・プーチン政権との関係も近いとされる。
 問題の発言は、「専門家」が誰を指すかも不明で、根拠がない。
 ただ、旧ソ連第二次世界大戦末期、日ソ中立条約を一方的に破棄し、「北海道占領」をもくろんで南樺太・千島列島などに侵攻してきた。北の大地は、樋口季一郎陸軍中将の指揮で、日本陸軍第5方面軍が必死に抗戦して死守した。
 プーチン大統領は2018年12月、首都モスクワでの人権評議会で「アイヌ民族をロシアの先住民族に認定する」との考えを示したとされる。
 ロシアが、北海道などに領土的野心を持っているのは確かで、「アイヌ民族の保護」などを名目に侵攻してくる可能性もゼロではない。
 軍事ジャーナリストの井上和彦氏は「ウクライナの戦況で手詰まり感のあるロシア軍が一転して、在日米軍がいない北海道に上陸作戦を仕掛ける可能性は捨てきれない。日本は中国が威圧する沖縄県尖閣諸島との二正面作戦を強いられることも想定し、日米同盟をより強固にし、備えるべきだ。これこそが危機管理だ」と語っている。」
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 4月14日11:04 MicrosoftNews FNNプライムオンライン「「ロシアは北海道に全ての権利」ロシア議員の発信を林外相「根拠ない」と一蹴
 © FNNプライムオンライン
 林外相は、14日の参院外交防衛委員会で、ロシアの議員が「ロシアは北海道の権利を有している」と発信したことについて、「根拠が全くないものであり、受け入れられない」と一蹴した。
 14日の参院外交防衛委員会立憲民主党小西洋之議員が、ロシアの政党「公正ロシア」のミノロフ党首が「一部の専門家によると、ロシアは北海道に全ての権利を有している」との見解を同党のサイトで発表したとする報道について、政府に見解を質した。
 林外相は「ミノロフ議員の発信は承知している」とした上で、「この主張は一議員の個人的な見解に過ぎず、根拠が全くないものであり、受け入れられないと考えている」と述べ、ミノロフ氏の主張を一蹴した。」
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 4月14日06:00 MicrosoftNews JBpress「天に唾する「北海道はロシア領」の根拠を徹底検証
伊東 乾
 © JBpress 提供 択捉島を訪れロシア領をことさら強調してみせた元大統領のドミトリー・メドベージェフ(2019年、写真:ロイター/アフロ)
 すでに広く報道されているように、ロシアは5月9日の「戦勝記念日」に向け、国内向け「優勢」アピールを強弁するべく、ウクライナ戦線を縮小し、ブチャ大虐殺などの悪逆非道が明るみに出ました。
 この5月9日という日付は、今回の原稿で非常に重要ですので注意しておいてください。
 正確には1945年モスクワ時間の5月9日早朝2時、ちょうどベルリンで日付が変わるタイミングで、ロンドンはまだ5月8日。ナチス統治下のドイツ国ヴィルヘルム・カイテル元帥が降伏文書に調印した日付に、「ウクライナをネオナチから解放した」とプーチンフェイクニュースをぶち上げたい。
 ただ実際には連戦連敗でおよそ勝利どころではない。
 そこでキーウなど中西部を含む「ウクライナ全土占領」を諦めたプーチン。東部のルガンスク、隣接するドネツク東部と、2014年強引に併合したクリミアとを結ぶ「逆L字型の黒海回廊」を奪い取ることに戦力を集中させつつあります。
 皆殺し焦土作戦を指揮するドヴォルニコフ
 3月末から撤退を始めたプーチンは、4月に入ってシリア戦線で民間人に無差別攻撃を指揮したアレクサンドル・ドヴォルニコフ上級大将を司令官に任命しました。
 4月8日ドネツク州北部のロシア未占領地域、クラマトルスク駅で避難民を狙ってクラスター爆弾を打ち込んだ犯罪攻撃(https://www.afpbb.com/articles/-/3399477)は、ドヴォルニコフの命令とされます。
 ちなみにこのドヴォルニコフ、日本と目と鼻の先にある沿海州ウラジオストク北方のウスリースクで生まれ育ちました。
 辺境の極東軍管区からモスクワ中央に引き上げられ、2015年ロシアのシリア軍事介入で住民皆殺しの焦土作戦を指揮して「ロシア連邦英雄称号」を授与、「上級大将」に出世した殺戮掃討戦の確信犯的人物です。
 ロシアはウクライナを住民まるごと焦土化無人の焼け野原に「凱旋進駐」という「国策映画」を撮りたがっているはずです。
 その演出のために、どれだけ現地民を殺しても構わないから、ともかく「きれいに始末しろ」と、ドヴォルニコフは命じられていると思われます。
 目指すところは「5月9日 無人マリウポリ凱旋ビデオ」の国内リリースでしょう。同じ手口は2000年2月、徹底した殺戮破壊で無人化した首都グロズヌイに「凱旋」したチェチェン略取時にも使われました。
 これに全国民的「人気」が沸騰、プーチンは2000年3月26日のロシア大統領選で過半数得票を得て権力を掌握した味を占めた前科があるのです。
 日本国内のタレント・コメンテーターは、日本人の視聴者感覚で「ロシア国民が戦争の実態を知ったらどう思うか・・・」などと発言したりしています。
 しかし、たとえ皆殺し焦土作戦でも勝てば喜ぶのが大衆心理。
 日本でも日清戦争に勝って「おめでたい」と「ちょうちん行列」を出し、夏目漱石が皮肉な筆致で活写しているのも広く知られる通りです。
 なぜロシア大衆は「皆殺し」でも「他国領土侵略」を喜ぶか?
 その背景には決して浅くないロシア「南下政策」という<国策侵略>の300余年の蓄積が存在しています。
 「北海道はロシア領」のロシア的根拠
 ここで先週ご紹介した、ロシア下院副議長の元「土建屋市会議員」のセルゲイ・ミロノフのトンデモ発信「北海道はロシア領」のオリジナルを確認してみましょう。
 早々にホワイト・ハッカーに叩かれてダウンしていたサーバーが復帰した様子(https://spravedlivo.ru/11959210)なのでその全文を確認してみました。
 全訳してみると断片的な報道では分からなかった(というか結果的に誤報されていた)文意が明らかになり、ますますもって「盗人猛々しい」手前勝手な屁理屈が展開されていましたので、ご紹介してみましょう。
 なおロシア語には不慣れですので、東京大学文学部でロシア、ウクライナなどスラブ語を専攻する鎌倉啓伍君にサポートしたもらいましたが、訳文の文責は伊東にあります。
 この場を借りて鎌倉君への感謝を記しておきます。以下では「都合の良い編集」などすることなく、あえて全訳を注とともに示します。
 セルゲイ・ミロノフ党首「北海道」島の帰属問題を日本に警鐘(4月1日)
 「正義のための公正ロシア」党首で国家下院の党責任者セルゲイ・ミロノフは、日本が領土の主張をエスカレートして選んだ道は、日ロ両国関係の完全な破綻をもたらす可能性があると表明した。
 3月18日、日本はウクライナ情勢に関連して対露制裁を発動し、その後さらに制裁を拡大した。
 これに対しロシアは日本との平和条約交渉拒否で応じた。日本当局は前夜、南クリル諸島ロシア連邦によって「不法占拠」されていると公式に表明したのだ。
 「日ロ平和条約交渉の場で、日本人はロシアの土地を自分たちに引き渡し、第2次世界大戦がどのように終わったか、また我々ロシアが収めた勝利の戦果を修正するよう要求したのである。そんな要求が通るわけがない」
 ミロノフは「北方領土はロシア軍が第2次世界大戦の『戦果』として得たもので、それを日本が要求するのは筋違い」と主張したいようです。もう少し続きを見て見ましょう。
 「かねて日本当局の狂暴な失地回復政策のため、南クリル諸島(訳注:北方4島)は日ロ両国間関係の修復に、乗り越えがたい障害となっていた。だがいま、日本はさらに調子づき、我々ロシアを『不法占領者』であると公式表明したのだ」とミロノフ議員は指摘する」
 これは3月8日、林芳正外相による「北方領土はロシアによる法的根拠のない占拠」という認識であり、不法なものという明言(https://www.jiji.com/jc/article?k=2022030801061&g=pol)を受けたもの。
 ちなみに、日本国内向けには威勢の良い自民党・旧安倍晋三政権は、対ロ交渉ではおよそ柳腰で「日本固有の領土」や「不法占拠」といった表現を控えていたことも、明記しておきましょう。
 以下に明瞭に示す通り、ロシアの4島占拠は明確な不法行為戦争犯罪に過ぎません。
 ところがミロノフは続けます。
 「あらゆる国は、様々な野心をもって、隣国に自国の領土主張を持ち出す。そして勝手な都合で、その主張を正当化する、こじつけを見つけ出してくるものだ」
 21世紀の国際法は「隣国に自国の領土主張を持ち出し」、武力行使することと基本的に禁じています。
 しかし、そういう基本的な国際感覚が欠如しているのは、ミロノフが土建会社社長としてサンクトペテルブルク市会議員に当選後、たった6年でロシア上院議員、それも上院議長にいきなり据えられ、何の外交交渉経験も持たないことがよく示しています。
 そういう床屋談義、スポーツ新聞の見出しと変わらぬ了見を以下確認してみましょう。
 「あらゆる国は、様々な野心をもって、隣国に自国の領土主張を持ち出す。そして勝手な都合で、その主張を正当化する、こじつけを見つけだしてくるものだ」
 「最近までクリル諸島(千島列島:訳注)に関してそんな主張を言い募ってきた国は日本以外にはなかった。だが、一部の専門家によると、ロシアは北海道島本島についても、実はあらゆる権利を有している」
 「この話題はモスクワではまだ公式には触れられていない。だが日本がロシアとの衝突へと針路を変えるなら、ロシアもそれに反応せざるを得ないのは、いまや不可避的なことだ」
 このトンデモ主張の背後には、いくつかの「根拠」が考えられます。
 その一つとして1858年3月、ロシアが当時の清朝に武力で押し付けた「アイグン条約」(https://web.archive.org/web/20160610095100/http://www.oldchita.org/documents/6-xixc-documents/315-1858aihun.html/)が考えられます。
 ちなみに1858年の東アジアの条約としてほかに、米国以下列強が日本に押し付け、当時の幕府大老井伊直弼が朝廷に諮らずに調印した「日米修好通商条約」などの不平等条約が挙げられます。
 これらの最終的な撤廃に明治政府が成功するのは、日露戦争後6年を経過した小村寿太郎外相以下が「関税自主権」の回復に成功する1911年、明治44年2月21日にになってからのこと。
 幕府の結んだ愚かな不平等条約改正に、実に半世紀を要したわけです。
 21世紀のロシア連邦は、さらにそれから110年以上経過した2022年、ロマノフ王朝が清国に押し付けた不平等条約を盾に、日本列島を脅かしかねない主張を展開している可能性があります。
 現在の中ロ国境はアイグン条約と2年後の1860年に締結された北京条約を基礎としていますが、これらの条約には実はサハリン、樺太に関する領有の明言すら記されていません。
 「アムール川左岸、右岸」からアムール河口と、海に浮かぶそこらの島なども含まれることにしてしまおう。ついでに、沖に見えている樺太ももらっておこう。ついでに、見えないけど千島列島だって「アムール河口だ」と強弁してもらっておこう・・・。
 こんな勝手な強弁の裏側で、日本との間では日ロ和親条約(1855)、千島・樺太交換条約(1875)などの不平等条約を押し付けました。
 ちなみに、江戸時代最悪の不平等条約でも、択捉島は日本の領土とされています。
 こんな具合で勝手に条約を曲解、拡大解釈して、無断で誰もいない荒野に入り込んで植民し、街を作ってしまうのです。
 イヌイットなどが点在する以外、人間はほとんどいなかった北極海でロシアが常習的に繰り返してきた「島も含めて領有してしまう」バイキング式の領土拡大のパターンそのものです。
 悲しいかな、ロシア大衆はそうした蛮勇を喜ぶポピュリズムの傾向が顕著です。
 残念なことですが2000年チェチェンを絶滅焦土作戦で占領、凱旋をPRし人気沸騰したプーチンは、圧倒的な支持率で大統領に選出されました。
 この手口は160年前も全く変わらず、ロマノフ朝ロシア帝国はまず1858年に植民市「ハバロフスク」を清に無断で作ってしまいます。
 続いて1863年に掘っ立て小屋から作られ始めたのが「ヴラディ」=支配する、征する+「ヴォストーク」=東。
 つまり「極東支配」という名を持つ侵攻拠点「ヴラディヴォストーク」にほかなりません。
 「シベリア流刑」の政治犯を含む入植者が開拓民として送り込まれ、現在の沿海州に至っている。住民全員虐殺・焦土作戦ドヴォルニコフ司令官は、この入植地で生まれ育ったわけです。
 これ式の曲解を進めれば、1860年代時点で「アムール河口」の北太平洋に浮かぶ島は、みんなロシアのものになってしまいかねない。
 つまり「北海道」だけでなく「本州島」も「四国」も「九州」も、「佐渡が島」も「隠岐島」も淡路島も、全部「ロシア固有の領土」にされかねない。
 それくらいトンデモな「専門家説」であることを、資料とともに確認しておきます。つまり「ロシア」の言い分はロマノフ朝以来一切変わらない。
 まず難癖をつけて入り込む。次に現地にいる人間をすべて殺し尽す。そこに「入植」し「固有の領土」と開き直る。実際、ミロノフはその通りの発言で、このトンデモを締めくくっています。
 「私(セルゲイ・ミロノフ)は、日本の政治家たちが第2次世界大戦の教訓と関東軍の運命を忘却していないことを願っている。さもなくば、われわれロシアは、日本人の記憶を改めて呼び覚まさせる行動を、余儀なくされることだろう」
 土建屋市会議員からいきなり上院議長に据えられたミロノフの強弁に掛かれば、日本列島全体だって「アムール河口」に浮かぶ島にされかねない。
 それ式の暴論「専門家」によれば「北海道の全権利」もロシア帝国のものということになってしまいかねない。
 しかも、よりによって「関東軍の運命」などとミロノフは口走るわけですか・・・。上等です。
 「関東軍の運命」は、まさにソ連が犯したもう一つの重大な戦争犯罪そのもの、つまり常習犯に開き直る、ソ連=ロシアの犯行手口をはっきり示しています。
 「シベリア抑留」
 こちらも、きちんと白黒つける必要があるソ連の汚点ですが、日ロ外交のデリケートな部分を理解していないミロノフは、自分からそれに言及してしまったわけです。
 千島樺太は第2次世界大戦のソ連戦果か?
 さて、ミロノフがもったいぶって「第2次世界大戦」でロシアが正当に奪った戦利品と称する北方領土は、どういう経緯で占領されたのでしょう?
 かたや欧州戦争、かたや日中戦争を戦っていた日ソ両国が1941年4月13日「日ソ中立条約」を結んでいたのは広く知られる通りです。
 4月25日発効、有効期限は5年。1946年(昭和21年)4月25日まで、日ソ両国は中立を守らねばなりませんでした。
 ところが昭和20年4月5日、ソ連は条約の延長破棄を一方的に通告、元来の条約は後1年以上有効でしたが、この日をもって失効と2022年の現在でも強弁し続けています。
 背景には同年2月クリミア半島(またしても!)のヤルタで開かれた連合国首脳会談(ヤルタ会談)で秘密裏に約束された対日宣戦があり、それに米英も乗っていたため、いまだに話がおかしいままになっている。
 4月にドイツの首都ベルリンが陥落し5月8日、ロシア時間では5月9日、ナチスドイツが連合国に無条件降伏したのを、ロシアは「ソ連ファシズムに勝利した」国民行事として祝い続けているのは冒頭に記した通りです。
 その後、占領したベルリン郊外、ポツダムで対日戦争の終結と戦後新体制を協議するポツダム会談(7月17日~8月2日)、無条件降伏を求めるポツダム宣言を採択、日本側が対応できずにいる間に、
 8月6日 広島原爆投下
 誰の目にも日本の敗戦が明らかになった8月8日、日ソ中立条約を一方的に破って「宣戦布告」したのが、ソ連の「第2次世界大戦」対日戦、つまりすでに原爆で焦土と化していた日本に、焼け跡泥棒として侵入、不法に占拠したのがロシア政府の言う「戦果」の実態にほかなりません。
 戦闘は日本時間の8月9日未明に勃発、その日の午前11時2分、長崎には連合軍によって原子爆弾「ファットマン」が投下され、もはや日本には戦争を継続する能力は一切残っていませんでした。
 8月14日、日本はポツダム宣言を受託、15日「玉音放送」で「終戦」となった、とされていますが、そんなことは伝わって来ない前線も随所にありました。
 8月16日、連合軍最高司令官D.マッカーサーは日本軍すべての戦闘行動停止を命じ、連合軍も対日攻撃を停止します。
 しかし、ソ連だけは対日戦争を継続、9月2日の降伏文書調印もソ連は無視し、朝鮮半島南樺太、択捉・国後・色丹・歯舞4島を含むほぼ無抵抗の千島列島全島に侵入した9月5日になって、ようやく一方的な攻撃を停止しました。
 それから77年、現在も占領地に居座り続けている状況を林外相は「不法占拠」と表現、安倍・菅政権ではビジネスが重視され、そのような表現は取られてきませんでした。
 21世紀の国際法に照らした「正義」の実践
 セルゲイ・ミロノフの「北海道ロシア領」暴言(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/69661)や、元大統領ドミトリー・メドベージェフの「経済制裁は侵略」(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/69673)は、実際はたかだか「ロシア国内」対策の空砲に過ぎません。
 人類の文明発祥以来、2022年に至るまで民主主義体制を経験したことのないロシア社会の世論は、日本社会の本音が「水戸黄門」や「遠山の金さん」が好きな程度に、およそ法治的でも民主的でもありません。
 ちなみに「黄門さま」は印籠を出すことで、成文法無関係に「悪を退治」できる人治の濫用、金さんはそれが「サクラ吹雪」の刺青という、印籠がヤクザアイテムに置き換わったシロモノで、まともな文明国家の法体系には正面から抵触しますが、視聴率は稼げます。
 同じようにロシアでは武力侵攻と領土略奪が、いまもってポピュリズムを支えてしまう現実がある。
 ウクライナ関連の私の一連の原稿に「伊東先生はいつから右派になったのですか?」といったご質問をいたきましたが、ぜんぜん右派ではありません。また左派でも何でもない。
 私は東京大学のアカデミック・ディプロマットとして長年芸術外交に携わってきた一音楽家に過ぎず、ここでの主張はすべて、国際法の遵守、その一点に尽きます。
 一つ背景を記しますと、実は私のルーツ、佐賀の伊東家は「鍋島水軍」の背景があり明治以降は貿易に携わっていました。
 1902年日英同盟直後、仕事がスムーズにいくよう「英国国教会」信徒になって私で4代目とか、都合のよい切支丹だったりするのも、長年の読者はご存じかと思います。
 伊東家は日本海物流を生業とし、北海道の小豆を福岡まで運んで「羊羹」を作り(小城羊羹)乾燥した羊羹は背嚢に収めて203高地など日露戦争の軍事食料になったりもした。
 当時の樺太で栄えた「大泊」、現在のサハリン州コルサコフには家作がありましたが、1945年8月-9月の不法占領でソ連に掠め取られてしまいました。
 この時期、当主は1944年ベトナムカムラン湾で米軍魚雷に轟沈され、長男は学徒出陣で満州関東軍に配属、突然攻めてきたソ連軍が停戦命令後も侵攻を止めず、武器もないので深い落とし穴を掘って戦車をつんのめらせ、立ち往生させるなどして抵抗しますが、しょせんは焼け石に水
 ソ連軍の捕虜となってシベリア抑留、強制収容所で木こりなどの重労働に不法投入されたのも国際法違反ですが、それは東シベリア油田開発のための基地づくりだったことなど若い日本兵は誰も知らず、多くが凍土の土となって故国の土を踏めませんでした。
 あろうことか、鉱山技師でもある土建市議ミロノフは「関東軍」の名を持ち出した。関東軍がどうなったか、その顛末を日本人は思い出せといっても、安倍・菅政権までの自民党は健忘症に掛かっていたようですので、しっかり記しておきたいと思います。
 豊かな可能性を持った日本人青年が、学徒出陣で満州に送られた後、今度はスターリンの油田開発で「消耗労働力」として使い捨てられた。
 これは、捕虜の「虐待」というだけでなく、ナチスドイツの強制収容所から手法を学んだばかりの「産業利用」という、とてつもない戦争犯罪で、ソ連はシベリア抑留の犠牲者に、本来、莫大な賠償をせねばならない「盗人」にほかなりません。
 しかし、ポピュリズムの視聴者目線に過ぎない土建市議ミロノフは、「偉大なるロシア軍の前に関東軍は全滅させられた」程度の認識しかない。
 実際は、連合軍との合意のもと、日本軍が抵抗を止めた8月16日から9月5日まで、相手が手出しできない状況で、弱い者いじめに「勝った」うえ、日本の若者を東シベリア油田開発などのため「使い捨て労働力」として拉致使役、多くの邦人捕虜の命を奪った、第2の、贖い切れない組織的国家戦争犯罪の焦点にほかなりません。
 さらなる国際法違反が続いたことを、日本の政治家はしっかり思い出すべきであるし、林芳正氏の明言は正当に評価すべきです。
 歴史的な数学業績を多数残され、およそ党派的でない穏健な平和主義でも知られたプリンストン大学教授、数学の故・志村五郎さんが、亡くなるまで、これだけは舌鋒鋭く告発し続けてた「シベリア出陣学徒の強制収容とソ連政府による強制労働」犯罪。
 樺太大泊の伊東の家作がソ連軍に略奪されても、当主はすでにこの世になく、長男は同じソ連の不法な関東軍攻撃で捕虜となりシベリア抑留。
 このシベリア抑留されていた伊東家の長男というのが、私の父にほかなりません。
 つまり、私自身が、ソ連による「北方領土略奪」と「シベリア拉致」ロシア国家犯罪の二重の被害者・遺族にほかならず、この傷跡は、シベリア抑留で早世した父が50年前に亡くなったあと、半世紀を経過した2022年の現在も甚大な影響として残っている。
 私たちにとってソ連の犯罪は、まだ全く終わっていないのです。その地雷を、愚かなミロノフは見事に踏み、天に唾して自爆してくれました。
 病院船で復員したのち10年の闘病生活で帝国大学経済学部を結局卒業することができなかった父の「仇討ち」として、私は2007年「日経ビジネスオンライン」常識の源流探訪で「経済時評」を始めました。
 それがこの連載のそもそものきっかけ、今回稿はまさにその焦点を記しています。もう18世紀ロマノフ王朝型の略奪帝国主義には、ピリオドを打たねばなりません。」
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 数万年前 アフリカを出た新人・現生人類(ホモ・サピエンス)である石器人(ヤポネシア人)は日本列島に辿り着き、上陸して住み着き、その子孫が縄文人(日本土人)となった。
 縄文人は、日本列島を中心に、南は琉球(沖縄)、北は蝦夷地(北海道)・北方領土南樺太、千島列島その一部はカムチャツカ半島から北米大陸西北部太平洋沿岸まで、西は朝鮮半島南部、日本海縄文人の海)を主要航路として手漕ぎ丸木舟で移動していた。
 中国や朝鮮では、朝鮮半島南部に住んでいた先住民の弥生系日本人を倭族と偏見を持って軽蔑し差別していた。
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 日本民族琉球民族アイヌ民族は、石器人(ヤポネシア人)、縄文人(日本土人)を共通の祖先とする同種・同血族であって、中華民族・漢族、韓国人・朝鮮人とは血の繋がりが薄い別種・異種のアジア人であった。
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 アイヌ人は住んでいる島・地域によって幾つかに枝分かれして、それぞれ他の人種・民族と乱婚を繰り返し混血度を濃くして独自の微妙に違う生活スタイルで生きてきた。
 蝦夷地・北方領土アイヌ人、樺太アイヌ人、千島列島アイヌ人、カムチャツカ半島アイヌ人、その他。
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 江戸時代後期。徳川幕府は、ロシアの軍事侵略から蝦夷地・北方領土南樺太を武力で守る為に東北諸藩に対して防衛派兵を命じた。
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 明治新政府は、宿敵ロシアとの積極的自衛戦争に備えて、ロシアとの中間地点である北海道・北方領土に住んでいるアイヌ人で日本に味方するアイヌ人を土人として保護した。
 蝦夷地・北方領土アイヌ人は全て日本に味方して戦う事を誓った。
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 ロシアは、日本に味方する恐れがあるとして千島列島アイヌ人をカムチャツカ半島強制移住させて地上から消し去った。
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 樺太アイヌは、明治8(1875)年の樺太千島交換条約によって、一部は日本に移住し、大部分は樺太に留まってロシアの少数民族となった。
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 ソ連軍・ロシア軍が侵略し占領し支配した国・地域では、必ずと言っていいほどにロシア人兵士による虐殺・ジェノサイドが起きている。
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