第二次世界大戦 アメリカの敗北 米国を操ったソビエトスパイ (文春新書)
- 作者:惣樹, 渡辺
- 発売日: 2018/06/20
- メディア: 新書
関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博} ・
ルーズベルトは、市民権の有無に関係なく全ての日本人を強制収容所に閉じ込め、銃と有刺鉄線で監視すように命じた。
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セオドア・ホワイト『歴史の探訪』「(1942年)シェンノートの戦略は、80機に満たぬ攻撃力にかかっていた」「時にはその半数ほどが、無頓着な性交という事故で飛び立てなかったのである。昆明の有名な売春宿で貰った性病のおかげで、地上員や乗務員が入院させられた」
中国戦線に派遣されていたアメリカ軍兵士の多くが、地元の薄汚い安い娼婦宿に通い、中国人娼婦との性交渉で性病をうつされ戦闘不能に陥っていた。
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2018年3月26日 産経ニュース「「ヤマモト」は山本五十六を想起し混乱招く? 米カリフォルニアの校名変更で中国系反発
山本五十六・連合艦隊司令長官
【ロサンゼルス=住井亨介】米カリフォルニア州サンフランシスコ近くのパロアルト市で、中学校の校名変更にあたって候補の1つに挙がっている日系人の名前が、「真珠湾攻撃を指揮した山本五十六・連合艦隊司令長官を思い起こさせ、混乱を招く」として中国系を中心とした一部の保護者から反対意見が出され、議論になっている。
候補に挙がっているのは第2次大戦中に米陸軍日系人部隊で活躍した日系2世フレッド・ヤマモト氏(故人)。地元メディアなどによると、パロアルトの高校を卒業したフレッド・ヤマモト氏は強制収容所に送られた後に米陸軍入り。欧州の激戦地へ投入された日系人部隊「第442連隊戦闘団」の一員としてドイツ軍に包囲されたテキサス大隊の救出作戦で戦死し、功績をたたえる「銀星章」を受けた。
米国では社会的功績があった人物の名前を施設名に冠することがあり、1600以上の公募案から同市の地区委員会がヤマモト氏の名前を含む8候補を選んだ。
19日に開かれた公聴会には30人以上の保護者らが集まり、「アジアの歴史を思い起こしてほしい」などと反対意見が多くを占めたという。教育委員会には抗議のメールが100通以上届き、インターネット上で呼びかけられている反対署名には1300人以上が賛同した。
一方、地元メディアには「日本では一般的な名字であるヤマモト氏の名前に反対するのは中国系コミュニティーの一部だ。私は日本人に会っても真珠湾を思い出さないし、多くの米国人もそうだ」などとする意見も寄せられている。
教育委員会は27日に多数決で新校名を決める予定。
パロアルト市はシリコンバレーの北端にあたる高級住宅都市で、米名門スタンフォード大にも近い。」
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日本人は、白人キリスト教徒から最も嫌われたアジア人であった。
白人キリスト教徒は、日本人を殺す事に罪悪感を感じなかったところか、むしろ喜びを感じていた。
世界中で、日本人は嫌われていた。
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☆アメリカ社会は、「ワスプ(WASP)」と呼ばれる極一部の特権的上流階級を構成する血閥と血縁関係者が支配していた。
支配階級のワスプとは、ホワイト、アングロ・サクソン、プロテスタントの事である。彼らは、排他的で閉鎖的な会員制の秘密クラブを幾つも結成して、情報と利益を共有し、経済はもちろん政治や外交や軍事をその財力で支配していた。つまり、軍産複合体である。
アメリカ建国当初に移住していた一族、中国とのアヘン及び人身売買の貿易で財を成した家、そして19世紀から20世紀にかけて財閥化したユダヤ人実業家であった。
彼らは、古い血筋を大事にし、血の繋がりのない者は金持ちでも下層階級として排除し差別した。
厳格な階層社会を形成し、新参者のユダヤ人や南欧・東欧出身者を中流階層として、最下層である中南米出身者や黒人やアジア人の上に置いた。
西欧・北欧出身の白人を神の愛した完璧な最上の人間とし、中欧・南欧・東欧出身の白人を欠点のある普通の人間とし、それ以外の有色人種は人間の姿をした動物と見なしていた。
この排他的階層には、超えがたい断層が存在していた。
これが、普遍的価値観による階級社会であった。
その階級社会は、中国・朝鮮が持っている中華思想に酷似していた。
同様に、世界にも、中世以来の神聖にして尊い血統に結ばれた特定の一族が特権と名誉と富を独占している。
キリスト教の絶対神に祝福され最も愛された、少数の白人系血閥が世界を支配していた。
普遍的価値観を持つキリスト教会が、世界を単一に教化する為に全ての異教を滅ぼそうとしている。
地球規模の特権階級である彼らは、国民としての義務や責任も持たず、国家への愛国心を持たない無国籍者である。
自己の利益の為に国益を破壊し、国家を破壊して、ささやかな国民の家庭団欒を奪った。無国籍の彼らにとって、国家の枠組みは無意味で、国境は存在しない。
皇室・天皇家の皇統は、絶対神に愛された神聖な血筋ではなく、絶対神に承認された正統な王族でもなかった。
ゆえに、非白人の天皇は、その高貴ある世界的一族ではなく、滅ぼすべき反キリスト教の異教徒・蛮族であった。
不寛容な普遍宗教にとって、現人神を信仰する民族宗教・神道は滅ぼすべき異教である。絶対神は、血を好むがゆえに、生け贄を求めた。
神代から日本民族日本人は、誰でも、日本人であろうが。外国人(マレビト・マロウド・客人)であろうが、等しく尊い祖先神を持った人であるという「現人神」信仰を持っていた。
現人神は、天皇一人を指す事ではなく、全ての人が神の子孫なんである。
わかりずらく、理解しずらいから、子供でも解るように天皇を現人神信仰の象徴にしたにすぎない。
つまり、日本人は当然の事ながら、日本人以外の白人、アジア人、アフリカの原住民、生きとし生きるもの全てが個々の雑多な神の子孫であると信じていた。
人も、動物も、植物も、自然現象も、ありとあらゆるものが全て八百万の神々として神社に祀り崇めていた。
ゆえに、必要でない無益な「血」を流す事に恐怖を感じ、我欲的に個人益で血を流す事で神の天罰が下るとして恐れ、神の恨みを買う事を避けるために助け合って生きてきた。
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ロサンゼルス・ロングビーチ近郊のターミナルアイランド島には、約350人のの日本人が移住していた。
日本人移住者の職業は漁業で、日本人漁師はカリフォルニアが消費する6割近い魚を水揚げしていた。
大陸部に移住していた日本人農家は、カリフォルニアの農産物の7割近くを収穫し、都市部の食生活を支えていた。
日本移住者は、誰も耕さない不毛な土地に移り住み、自然環境に負担をかけない日本式農法を基にして、その土地の気候風土に合った栽培方法を独自に創意工夫して農作物が収穫できる様に手を加えていた。
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アメリカ共産党に関係していた在米日本人のカール・ヨネダや木元伝一らは、対日戦に協力する為に戦時情報局(OWI)の対日心理作戦に従事し、諜報・情報活動を行っていた。
共産主義者である日系アメリカ人は、天皇制を打倒して日本を共産主義化する為に、日系人部隊を編成するべく帰国せずアメリカに残った在日アメリカ人の中を説得して廻った。
日系アメリカ人社会は、アメリカに忠誠を誓って軍隊に入隊する者と、国民としてアメリカの国策には従う入隊を拒否する者と、2つに割れた。
戦時下において、国家に忠誠を誓わず入隊を希望しない者は反逆者として逮捕され監獄に収監されるか、厳しく監視だれた。
アメリカは、軍国日本以上に徹底していた。
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1941年12月7日 ルーズベルトとハル国務長官は、駐米ソ連大使マクシム・リトヴィノフをホワイト・ハウスに呼んで、日ソ中立条約を一方的に破棄して対日戦争に参戦するように要請した。
スターリンは、ナチス・ドイツとの戦争に勝利する事を最優先にする為に、対日参戦要請を拒否するように返答した。
アメリカ軍は、二正面作戦を避ける為に対ドイツ戦を主とし対日戦を従として、フィリピンなどアジア・太平洋地域の米軍基地に対して長期防衛戦を命じた。
アジア・太平洋地域の米軍基地は、対日戦準備をほぼ完了していた。
マッカーサーのフィリピン陸軍航空部隊は、日本本土爆撃用の重爆撃機Bー17が到着するのを待っていた。
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ホワイト・ハウスとアメリカ軍は、日本軍がワシントン時間7日午後1時以降に太平洋・アジア地区にあるアメリカ軍基地を攻撃を仕掛けてくる事を、日本外務省の暗号電報を傍受・解読して知っていた。
人種蔑視と人種偏見の強いアメリカ軍は、優生学に基づく遺伝子的特性から日本人は視力と平衡感覚に問題があり、実戦パイロットには不適格と思い込んでいた。
視力に問題があれば水平爆撃や雷撃攻撃は不可能であり、平衡感覚に問題があれば急降下爆撃や空中戦は不可能である。
アメリカ軍は、日本軍の攻撃は航空攻撃ではなく上陸強襲攻撃のみと分析し、航空機による真珠湾奇襲攻撃はあり得ない判断していた。
情報戦で、日本軍はアメリカ軍に勝っていた。
日本人は航空機による組織的な攻撃ができないとの科学的報告から、真珠湾奇襲攻撃やフィリピン空軍基地爆撃はドイツ人パイロットによるものと分析していた。
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アメリカが日本との戦争を望んでいた以上、日本が如何にアメリカとの戦争を避けようとしても避けられなかった。
日本がハル・ノートを隠忍自重・臥薪嘗胆して受諾しても、アメリカは日本を戦争に追い込む為にさらなる強硬な要求を押しつけてきた事だろう。
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コミンテルン・共産主義の陰謀やルーズベルトの陰謀は、嘘であり、存在しない。
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日本はイギリスに対しても宣戦布告した以上、最後通牒を東京のイギリス大使館とロンドンのイギリス外務省に同時刻に手渡したはずである。
もし、最後通牒の手渡しが時刻通りに「ワシントン時間午後1時」にわれていれば、その時刻は真珠湾攻撃前のはずである。
イギリス政府は、直ちにアメリカ政府にその旨を伝えた事になる。
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真珠湾攻撃が騙し討ちかそうではないかの問題で重要な事は、ワシントンではなく、東京である。
東京のアメリカ大使館、グルー大使に対して、東郷茂徳外相が何時に最後通牒を手渡したかである。
その時間が、真珠湾攻撃前であれば日本には落ち度はなく、批判される謂われはなく、戦争犯罪には当たらない。
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12月16日 ルーズベルトは、親中国派として日本を嫌悪していた。
ルーズベルト政権には、高学歴出身者の共産主義者が多数いて、日本を戦争に追い込む対日強硬外交を推進していた。
国務省は、新中国派が多数派で、知日派は少数派であった。
ハル国務長官は、対日戦争・真珠湾奇襲に対する議会の調査に備えて過去10年間にわたる対日外交交渉記録をまとめるように命じた。
ジョゼフ・バレンタイン(元在東京大使館書記官)は、議会に提出する必要資料の準備作業に取り掛かり、アメリカに不都合な文書を改竄し、改竄できない文書は破棄した。
世紀の改竄は、バレンタインと4名が国務省の秘密の小部屋で極秘に行った。
ルーズベルトと国務省高官は、対日強硬外交で日本を追い詰め、追い詰められた日本が戦争を行った事実が世間に知られる事に恐怖し怯え、事実を改竄し歪曲しそして隠蔽した。
アメリカ政府は、アメリカに不利になる真珠湾奇襲攻撃までの対日強硬外交の資料の大半を非公開とした。
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12月17日 スターリンは、イギリスのイーデン外相に、将来、対日戦に参加する意思がある事を表明した。
日本とアメリカを戦争に追い込んだのは、ソ連と中国共産党などの共産主義勢力であった。
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12月19日 コーデル・ハル国務長官は、日独伊などの枢軸国と戦う連合国を結成する為の連合国宣言を起草し、ルーズベルトに提出した。
ルーズベルトは、書類に「戦勝国連合」と上書きし、ホワイト・ハウスに逗留していたチャーチルに示して同意を得た。
国際連合の雛形の誕生である。
ソ連のリトヴィノフ大使と中国の宋子文大使は、明けて42年元旦に戦勝国連合(日本名・国際連合)に署名した。
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アメリカ軍は、ハワイ州兵の34%を占める日系アメリカ人兵士を拘束して本土に送り、「日本人は人ではなく獣である」として家畜用施設に押し込めた。
日系アメリカ人は、アメリカ国籍であって日本国籍ではない為に国内法が適応されたが、人種差別的に不当な扱いをされた。
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アメリカのメソジスト教会は、嘗てイエズス会やフランシスコ会同様に中国での布教には成功したが日本では根付く事ができなかった。
ファシスト中国や中国=国民党の蒋介石・宋美麗夫妻や多くの有力者に洗礼を施していた関係から親中派となり、中国が勝利の為に宋美麗の要望を、狂信的反日派のルーズベルトに伝えていた。
メソジスト教会は、反日派急先鋒として天皇制度の撲滅と日本のキリスト教化を神聖な使命と堅く信じていた。
その親中国反日姿勢は、現在にまで続いている。
アメリカのキリスト教会は、伊勢神宮はもとより靖国神社などの日本神道を地上から抹消しようとしている。
それは、中世のキリスト教徒と異教徒との宗教戦争に近い状況であった。
南京虐殺など民間に広く伝えられた反日プロパガンダは、メソジスト教会と報道機関が積極的に流していた。
メソジスト教会は、反天皇反日の為ならば、ファシスト中国だけではなく悪魔のような中国共産党とも手を組んだ。
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12月26日 チャーチルは、アメリカ議会で演説を行った。
「日本の政策を過去数年にわたり支配してきたのは、政治結社の若手有志や陸海軍の下級将校である。彼らが歴代の内閣や議会に対して、その意志を押し付けてきた。彼ら少壮将校や運動家たちは、自分たちの積極的・攻撃的政策に反対する政治家を次々と暗殺した。自分たちの激越な政策に対する支持が十分でないとする政治家も暗殺した。
この種の結社の中核分子は、自分たちの侵略計画と初期戦闘の勝利の見通しに目が眩み、日本国内の賢明で慎重な判断を下す勢力の反対を押し切って日本を戦争に突入させたのである。間違いなく、途方もなく大きな企みに乗り出したのである」
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カナダに於ける反日感情はアメリカや中南米よりも強かった為に、日本人強制収容所もアメリカ以上に酷く、強制収容所に入れられた日系カナダ人の扱いはあった悲惨であった。
その証拠に、カナダの日本人強制収容所の実話は世の中に出てこない。
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