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・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・
移民政策で、欧米各国は右傾化して反対し、日本は左傾化して反対。
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日本の移民政策は、人口激減に対する人口回復で、賛成派・推進派はエセ保守やリベラル左派である。
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2024年12月5日 YAHOO!JAPANニュース 夕刊フジ「欧米各国が移民政策を厳格化 経済成長は必ずしも高まらず…日本は反面教師にせよ 川口のクルド人問題、一律受け入れは危うい
クルド人らによる騒ぎがあった埼玉県川口市立医療センター周辺=昨年7月4日(読者提供)
【日本の解き方】
欧米で、移民への対応を従来とは違って厳格化させる動きが続いている。
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欧州では2015年に「欧州難民危機」と呼ばれる大量の難民の流入があった。主に中東地域やアフリカから、正規手続きを踏まずに海や国境を越えて自国に流入する人々が多数見られたことから、難民を含む移民の受け入れに反対する動きが欧州各地で起こった。
その結果、ドイツ、フランス、英国、スウェーデン、フィンランドを含む多くの国で、移民政策に消極的な政党が議席を伸ばしている。
さらに、15年からの難民危機で制度が破綻したので、欧州連合(EU)は24年5月、移民の流入を抑制した新制度案を承認した。この制度は26年から適用され、イタリアやギリシャなど南欧諸国の負担を軽減しようとするものだ。
EUは合法の移民に対してはEU加盟国の国民と同等の権利と義務を与える一方で、非合法移民に対しては取り締まりを強化する方向だ。
米国では、第1次ドナルド・トランプ政権で移民政策は厳しく変わったが、ジョー・バイデン政権になると移民に寛容な姿勢になった。
バイデン政権は24年の大統領選が近づくと、移民の流入抑制へとかじを切ったが、時すでに遅しで、第2次トランプ政権が誕生しようとしている。米国民も、本音では「もう移民はいい」ということなのかもしれない。移民に寛容だった州も、トランプ政権になると手のひらを返すかのように不寛容に転じるところも出てきている。
このような欧米における移民政策の転換の背景として、「移民に職を奪われる」という労働者の本能に基づくものがある。また、移民に社会保障が適用されることが自国の社会保障制度への負担となるという懸念や、治安の悪化につながり、本来の固有の文化が侵食される恐れがある、といった事情が指摘されている。
筆者は、世界各国のデータから、移民比率の向上が必ずしも経済成長を高めることにならないというデータ分析を公表したところ、一部の移民推進学者からは意味不明の批判があったが、多くの人から賛同された。おそらく、人々の感覚に合致したのだろう。
埼玉県川口市では、クルド人問題が注目を集めている。これまでクルド人は「難民」とされていたが、実態にそぐわないと指摘されている。最近の産経新聞のスクープでは、20年ほど前から「出稼ぎ」だった実態が報告されていたというが、こうした事実が握り潰されていたようなのだ。
筆者の移民政策に対するスタンスは単純で、「経済成長に資さないのであれば受け入れない」というものだ。もはや日本は欧米のまねをして、人権を理由とする移民の受け入れをやる必要はない。まさにその欧米が反面教師となっているからだ。
経済成長に資する移民政策とは、日本が主体的に受け入れの判断を行うことが重要だ。一律に受け入れるのではなく、逆に日本から移民を取りに行くようにしたらいい。 (元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)
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11月24日 産経新聞「「難民なんて全部ウソ」「働くため日本へ」川口の難民申請者の8割、トルコ南部3県に集中 「移民」と日本人 クルド人が川口を目指す本当の理由①(下)
埼玉県川口市に在留するクルド人の出身地の村=トルコ南部アドゥヤマン県
埼玉県川口市に在留するクルド人の出身地の村=トルコ南部アドゥヤマン県
埼玉県川口市に在留し難民認定申請するクルド人らについて、トルコの出身地を集計したところ、全体の8割が同国南部の3つの県に集中していたという。中でも特に申請者の多い4~5つの村がある。そのうちのいくつかの村を訪ねた。=(上)からつづく
立ち並ぶ「御殿」
トルコの総人口8500万人のうちクルド人は2割弱の1500万人。過去20年間で難民申請したトルコ国籍者1万2千人超の大半は、経済的に比較的貧しいクルド人とみられる。
日本とトルコには短期滞在の査証(ビザ)の相互免除措置があり、航空券代さえ負担できれば、パスポートだけで来日し、難民申請することで滞在を継続できる。
入管関係者によると、平成25年から昨年までの11年間に難民申請したトルコ国籍者について、出身地がわかる約4700人を対象に集計。全体の約8割がトルコ81県のうち、ガジアンテプ県と、カフラマンマラシュ県、アドゥヤマン県の南東部3県に集中していた。
3県は、いずれも民族的にクルド人の多い地域として知られるが、中でも特に難民申請者の多い村が4~5村ある。川口市内で解体工事会社を実質経営する30代のクルド人男性の故郷、ガジアンテプ県の村と並んで、アドゥヤマン県の西部にある村もその一つだ。こちらも荒涼とした丘陵地帯に、立派な「御殿」が立ち並んでいた。
同胞からの迫害ない
クルド人の村長(58)によると、村人約1180人のうち1割近くの約100人が日本にいるという。「みんな仕事の機会を求めて日本へ行った。単純に経済的な理由だ。一人が行くと、親族や知人が彼を頼って日本へ行く」
村は昨年2月のトルコ地震の震源に近く、倒壊した家も多かった。十数人が犠牲になったといい、家を失って日本へ避難した人もいたが、最近は落ち着いてきたという。
村の配管工のクルド人男性(47)は自身も日本で13年間働き、しっかりとした日本語を話した。
「航空券代は10万円くらいだから、ちょっと働けば買え、日本でもっと稼げる。借金して行く人もいるが、すぐに稼いで返せる」。川口に在留しているクルド人に触れると、「われわれが難民だなんてウソ。みんな上手にウソをつく」と話し始めた。
「入管で『国へ帰ったら殺される』『刑務所へ入れられる』と言うでしょ? 全部ウソ。本当にウソ。みんな日本で仕事したいだけ。お金が貯まったら、村へ帰る。私の国で迫害なんて絶対ない」
トルコの憲兵隊(治安警察)は怖くないか尋ねると、「なぜ怖い? この辺りはクルド人が多く、憲兵にも警察にもクルド人が多い。なぜ同胞が同胞を迫害するんだ」。
男性は別れ際、「もう一度日本に行きたい。シャシミ(刺身)が食べたい」と言った。(「『移民』と日本人」取材班)
クルド人が川口を目指す本当の理由
川口クルド人「出稼ぎ」と断定 入管が20年前現地調査 日弁連問題視で「封印」
①(上)「軍と警察呼んだ」川口クルド人の出身地訪ねた記者を恫喝 両親「日本で成功の息子誇り」
②川口の難民申請者半数、高校行かず トルコのクルド人成功者、同胞は「努力せず不平言う」
③川口のクルド人、トルコの農閑期に難民申請、農繁期に帰国 血縁集団の絆で「移民の連鎖」
④クルド人の「迫害と弾圧」は今も続いているのか トルコ政府「問題は民族でなくテロ組織」
⑤川口のクルド人「難民でなく移民」「いなか出身者の行動」トルコ人著名ジャーナリスト語る
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