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・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・
新たな核軍拡は、中国共産党政府と北朝鮮から始まって。
日本の反核団体の中国共産党政府への核兵器反対の声は、アメリカに比べて激しくはない。
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2021年3月14日 産経新聞「英政府が核兵器の増強策を発表見通し 英メディア報道
記者会見するジョンソン英首相=2020年12月24日、ロンドン(ゲッティ=共同)
【ロンドン=板東和正】複数の英メディアは13日、英政府が核兵器の増強策を近く発表する見通しだと報じた。東西冷戦終結以降、保有する核弾頭の数を初めて増やす方針という。核戦力を増強する中国に対する脅威の高まりに対応するのが狙いとみられる。冷戦終結後の世界を形成してきた核軍縮の動きに影響を与える可能性があり、議論を呼びそうだ。
ジョンソン英政権は16日に外交・防衛戦略を見直す政策を発表する予定。英紙テレグラフなどによると、政権はこの中で、現在約180発とみられる核弾頭の数を引き上げるよう宣言する方針という。
英メディアによると、英国の核弾頭保有数は1970年代に500発ほどに増えた。しかし、英政府は冷戦終結を経て、2015年に、保有数を20年代半ばまでに180発以下に減らす方針を示していた。
テレグラフなどによると、英国では潜水艦発射型戦略核ミサイル「トライデント」に核弾頭が搭載されているが、政府は既存の老朽化した核弾頭を交換するほか、核を搭載する現在の潜水艦に替わる新たな原潜4隻を建造する方針。テレグラフの記者は自身のツイッターで、核戦力を増強する中国への脅威が背景にあると指摘した。
一方、英王立防衛安全保障研究所(RUSI)のマシュー・ハリーズ上級研究員(核政策)は同紙に「(核弾頭が増強されれば)冷戦終結以来の着実な軍縮の進展を大きく覆すことになる」との見解を示した。」
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3月16日 MicrosoftNews 朝日新聞社「英の保有核弾頭、上限180発から260発に引き上げか
© 朝日新聞社 米モンタナ州マルムストローム空軍基地で、核弾頭を搭載した大陸間弾道ミサイルを整備する米空軍のチーム。撮影日時は不明=ロイター
英国政府は16日、外交・安全保障政策をまとめた「統合レビュー」を公表する。英メディアによると、「変化していく安全保障環境」への対応を理由に、保有する核弾頭の上限を現状の180発から260発に引き上げるとみられる。冷戦終結以降続いてきた、英国の核軍縮の流れを変えるものとなりそうだ。
英紙タイムズなどによると、上限引き上げの背景として、統合レビューは「他国による核兵器の増加と多様化」や「技術、教義上の脅威の拡大」を指摘。「国家ベースの最大の脅威」と位置づける中国が念頭にあるものとみられ、中国軍の近代化や太平洋地域での台頭は、「英国の国益へのリスク増大」につながるとしている。ただ、経済面では関係強化をめざしたい考えもにじませている。
英国の核弾頭保有数は1970年代後半の約500発がピークで、ソ連の崩壊後、脅威の縮小とともに保有核の削減が進んでいるとみられていた。2010年には核弾頭数の上限を225発から、20年代半ばまでに180発とする軍縮計画を打ち出していた。実際に配備するのは120発以下とした。英国で唯一の核戦力である潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「トライデント」に搭載されている。
また、英紙ガーディアンは、英政府にとって、老朽化した核弾頭を新型に更新するため、技術面で頼る米国の共同出資を取り付ける狙いがあるとの見方を紹介している。
統合レビューでは、インド太平洋地域を「世界の地政学的中心になりつつある」として重視。この地域への戦略的な「傾斜」に明確に言及する。日本やインド、韓国、豪州などとの関係強化も盛り込まれる見通し。年内に空母クイーン・エリザベスを派遣する方針を改めて示す。また、4月末にジョンソン首相がインドを訪問することも明らかにした。
英国政府は今回の統合レビューについて、冷戦終結以降、防衛、安全保障、開発、外交政策を最も包括的に検討し、英国の欧州連合(EU)離脱後、2030年までの展望を描くものと位置づけている。ジョンソン首相は声明で「国際秩序を維持する上で、より積極的な役割を果たしていく。この国際秩序のなかで、開かれた社会と経済が繁栄し続け、自由貿易と世界的な成長を通して繁栄の恩恵が共有される」とした。(ロンドン=下司佳代子)」
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3月18日12:21 MicrosoftNews 広島ニュースTSS「イギリスの核弾頭増加決定 国連が懸念を表明
イギリスが保有する核弾頭の上限を4割以上引き上げると表明したことに国連は17日、核なき世界の追求などに悪影響を与えかねないと懸念を表明しました。
【国連・ドゥジャリク事務総長報道官】
「国連はイギリスの核兵器の保有量増加の決定に懸念を表明する」
国連のグテーレス事務総長の報道官はこのように述べ、イギリスの決定が核なき世界を追求する努力や世界の安定に悪影響を与えかねないと懸念を表明しました。
イギリスは16日、外国の核戦力の脅威が増しているとして核弾頭の保有数の上限をこれまでの180発から260発に引き上げると発表しています。
国連はイギリスの決定はNPT=核拡散防止条約の6条に規定する「核軍縮の交渉義務」に反するとし、冷戦以降で最も核兵器のリスクが高い今、軍縮や軍備管理に投資することが世界の安定のために最善の方法だと訴えています。」
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