🗽30」─1─移民大国アメリカ。奴隷制度禁止。公民権法。普通選挙。女性の権利と選挙権も遅かった。~No.118 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・   
 1619年 アメリカにおいてアフリカ人が奴隷売買されたという記録に残っている、一番古い年である。
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 1865年 リンカーンは、合衆国憲法修正第13条で奴隷制度を禁止し、奴隷を解放した。
 が、黒人への差別は以前より酷くなった。
 全州で憲法修正第13条を批准し終えたのは、1995年3月16日であった。
 南部のミシシッピ州のみが、最後まで批准を拒否していた。
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 選挙権は、白人市民と名誉黒人のみ認められた特権であり、無教養で貧しい黒人などマイノリティーには認められていなかった。
 それが、アメリカが主張していた自由と民主主義であった。
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 1964年7月2日 ジョンソン大統領は、公民権法を成立させ、「アメリカ国民は法の下では平等である」とした。
 が、黒人などへの人種差別は無くなりはしなかった。
 1965年8月6日 選挙権法が成立し、人種・民族に関係なくアメリカ市民権を持つ国民全てに条件付きで選挙権が与えられた。
 選挙権を得る条件とは、予め簡単な文章力テスト(リテラシー・テスト)に合格してなければ選挙人登録を済ませている事であった。
 アメリカの普通選挙は、市民権の他に文章力テスト合格が条件で、教育を受ける権利が制限されている文盲の黒人や移民とその子供を排除して行われていた。
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 1970年6月22日 改正選挙法成立。人種差別を助長していた文章力テストが禁止されたが、だが完全な普通選挙にいたらなかった。
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 1972年 完全な普通選挙が実施されたのは、共和党リチャード・ニクソン民主党のジョージ・マクガヴァンの大統領選からであった。
 それでも、アメリカから人種差別的傾向はなくなりはしなかった。



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