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2021年9月19日 MicrosoftNews ダイヤモンド・オンライン「【金属の世界史】古代には「金」よりも高価だった意外な金属とは?
© ダイヤモンド・オンライン 提供 Photo: Adobe Stock
火の発見とエネルギー革命、歴史を変えたビール・ワイン・蒸留酒、金・銀への欲望が世界をグローバル化した、石油に浮かぶ文明、ドラッグの魔力、化学兵器と核兵器…。化学は人類を大きく動かしている――。白熱のサイエンスエンターテイメント『世界史は化学でできている』は、朝日新聞、毎日新聞、日本経済新聞夕刊、読売新聞夕刊と書評が相次ぎ、累計8万部を突破。『Newton9月号 特集 科学名著図鑑』において、「科学の名著100冊」にも選出された。
池谷裕二氏(脳研究者、東京大学教授)「こんなに楽しい化学の本は初めてだ。スケールが大きいのにとても身近。現実的だけど神秘的。文理が融合された多面的な“化学”に魅了されっぱなしだ」と絶賛されたその内容の一部を紹介します。好評連載のバックナンバーはこちらから。
現代の金属は多種多様
デンマークの考古学者クリスチャン・トムセン(一七八八~一八六五)は、人類の文明史を「石器時代」(旧石器時代、新石器時代に分けることもある)「青銅器時代」「鉄器時代」の三つに大別した。
この三区分は、古代北欧博物館(デンマーク国立博物館の前身)の館長だったトムセンが、博物館の収蔵品を、利器(便利な器具)、とくに刃物の材質の変化を基準に、石・銅・鉄の三つに分類して展示したことに始まり、今日でも用いられている。
私たちの文明は石器から金属器に移り変わった。現代は、鉄器文明の延長線上にある。金属は自由に加工でき、しかも硬いために有用性が高く、大きく文明が進歩した。金属器の金属は青銅から鉄になり、さらに鉄と炭素が合わさった鋼(鉄鋼)が主役になったのだ。鋼は、硬くて強く、道具、武器、機械や建築の材料になった。
鉄は優れた性質を持つ合金をつくることもできる。これは、鉄の用途の広さを示している。たとえば、鋼は鉄と炭素の合金だが、その他にステンレス鋼(さびない鋼)などがある。
現在、金属の生産量で鉄はダントツ一位で、アルミニウム、銅が鉄に次いでいる。
鋳鉄と鋼
溶鉱炉でつくられた鉄は銑鉄である。銑鉄から鋳鉄と鋼がつくられる。炭素含有率が約二パーセント以上のものが鋳鉄である(ほとんどの鋳鉄は三パーセント以上)。鋳鉄は溶融温度が低いため、溶融して液体状態にして必要な形の鋳型に流し込んで凝固させて、鋳物として使われる。
鋳型によって製品の形状・寸法に近いものを大量につくることができるのだ。
銑鉄から、転炉や平炉を用いて、炭素の含有率を四パーセント前後から二パーセント以下へ下げる処理を加えて「炭素鋼(普通鋼)」がつくられる(ほとんどの鋼は一パーセント以下)。
炭素鋼は、含有されている炭素量が多くなると強さや硬さが増すが、その半面、伸びや絞りが減少する。鋼は熱処理(焼きなまし、焼き入れや焼き戻し)によって大きく性質を変えられることも利点である。
炭素鋼(普通鋼)に対して、特殊鋼と呼ばれるものがある。マンガン、ニッケル、クロムやモリブデンなどの金属元素を添加したり、成分を調整したもので、強靭性、耐熱性、耐食性などに優れているので、普通鋼では耐えられない厳しい環境下で使われる。
宇宙からやってくることもある金属
天然に単体として産出する金属は、金、白金、わずかに銀、銅、水銀などだ。金、白金では、自然金、自然白金と呼ばれる。これらは、金属の陽イオンへのなりやすさの傾向(イオン化傾向)が小さい金属だ。
金属はイオンになるときにはその原子から電子を失って陽イオンになる。酸素原子や硫黄原子は電子を得て陰イオンになりやすい。くり返すが、金属の多くは酸素や硫黄などと結びついて酸化物や硫化物として、自然界に存在している。
そのとき、金属原子は酸素原子や硫黄原子に電子を渡して金属の陽イオンになり、酸素原子や硫黄原子は電子を得て、陰イオンの酸化物イオンや硫化物イオンになるのだ。
プラスの電気を帯びた陽イオンとマイナスの電気を帯びた陰イオンが、プラスとマイナスの電気の引き合いで結びつくため、多くの金属は酸素や硫黄などとの化合物の鉱石として存在しているのである。
イオン化傾向が小さい金属は陽イオンにならずに金属原子が集まった自然金などの単体の金属になったりしている。陽イオンになっても酸化物イオンや硫化物イオンとの結びつきが弱いので、割と簡単にその結びつきは外れて、単体の金属になる。人類は、イオン化傾向の小さい金、白金、水銀、銀、銅を単体の金属として利用してきたのだ。
鉄が主成分の「隕鉄」は宇宙からやって来ることもあるが、わずかな量にすぎない。そのため、鉄は古代においては金以上に高価な金属であった。
古代ギリシアのストラボーン(紀元前六三~二四頃)の『地理学』には、金一〇対鉄一の割合で交換が行われたという記述もある。当時の鉄の主たる原料は隕鉄だったので、大変に貴重なものだった。
古代社会で最初に用いられたのは、「金」と「銅」だ。金は装飾品に使われた。また、メソポタミア・エジプトでは紀元前三五〇〇年頃から青銅器時代が始まった。クレタ島のクノッソス宮殿では紀元前三〇〇〇年頃に銅が使われていたし、紀元前二七五〇年頃のエジプトのアプシル神殿では銅の給水管が使われている。
火の技術の応用と青銅器づくり
さて、大多数の金属元素は、天然には酸素や硫黄などの化合物として岩石(鉱石)のかたちで、あるいはイオンとなって海水中などに存在する。
やがて人類は鉱石を木炭などと混ぜ合わせて加熱して還元することで金属のかたまりを得る技術を獲得した。これは、火を用いた「化学反応の生産技術への応用」だった。
金属器では青銅器がまず使われた。青銅は銅とスズの合金である。銅と酸素の結びつきはあまり強くないため、酸化銅でできた鉱石から、簡単に銅を取り出すことができた。
おそらく、銅やスズをふくんだ鉱石がある場所で焚き火をしたときに、偶然に青銅ができたのだろう。その後、銅やスズの鉱石と焚き木(燃料にする細い枝や割木)を交互に重ねて火をつけたのだと推測できる。
やがて、人類は焚き木の代わりに木炭を使うようになり、石を積んだ高温の炉のなかで反応させるようになった。炉に「ふいご」で空気を送り込めばさらに高温になり反応が進みやすくなる。
得られた金属のかたまりを集めて、土器のつぼ(ルツボ)に入れて、炉に「ふいご」で風を送り、加熱すると、金属は融けて液体になる。それを鋳型に流し込むのだ。
紀元前二〇〇〇年頃のエジプトの壁画には足踏みふいごと鋳型が登場する。古代中国の殷王朝や地中海のミケーネ文明、ミノア文明および中東などで青銅器が広く製造・使用されるようになり、青銅器時代が到来した。
銅は単独だとやわらかいが、スズと合金にすると(スズがふくまれる割合によって)硬さを調節することができる。銅よりも硬くて丈夫にできるため、青銅は農業用のくわ、すき、武器としての刀や槍などの材料に広く使われた。
青銅器は石器より欠けにくいし、変質もしにくいし、破損した場合は融かして何度でも使える。大変に便利なのだ。
(※本原稿は『世界史は化学でできている』からの抜粋です)
左巻健男(さまき・たけお)
東京大学非常勤講師
元法政大学生命科学部環境応用化学科教授
『理科の探検(RikaTan)』編集長。専門は理科教育、科学コミュニケーション。一九四九年生まれ。千葉大学教育学部理科専攻(物理化学研究室)を卒業後、東京学芸大学大学院教育学研究科理科教育専攻(物理化学講座)を修了。中学校理科教科書(新しい科学)編集委員・執筆者。大学で教鞭を執りつつ、精力的に理科教室や講演会の講師を務める。おもな著書に、『面白くて眠れなくなる化学』(PHP)、『よくわかる元素図鑑』(田中陵二氏との共著、PHP)、『新しい高校化学の教科書』(講談社ブルーバックス)などがある。
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🔯16」─1─印欧語族の古代ゲルマン3王家と日本の皇室は同じ祭祀王家であった。~No.50No.51No.52 ⑤
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日本人のマルクス主義者、共産主義者、左翼・左派・ネットサハそして反天皇反民族反日的日本人らの歴史は100年もなく、今にも消えそうな時間であり、奥行きも厚もない薄っぺらな空間である。
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2021年10月号 WiLL「天皇をいただく日本人の智慧 織田哲司
陛下は宮中で国と国民のためにお祈り下されば・・・
皇位継承問題への答え
……
(ミュンスター大学教授のカール・)シュナイダー博士はその4年前に、キリスト教へ改宗する前の古代ゲルマン人神官が用いていた宗教文字であるルーン文字を解読していた。英語やドイツ語の語源研究によって古代ゲルマン人の精神世界を再現したのだ。そして、その研究成果を出版する準備にとりかかっていたまさにそのとき、渡部(昇一)青年がドイツへやって来たわけである。
シュナイダー博士のルーン文字研究を審査したある教授は、この研究は言語学史上最大の発見の1つであると評したし、宗教史の分野でもたいへん意義深い功績であったにもかかわず、どういうわけか学界ではほとんど無視されてきた。当然のことながら学界の外では知る人はほとんどいない。
『父なる天』『母なる大地』
ところが、この学統は日本で細々とではあるが継承されている。なぜならば、シュナイダー博士の4番目の弟子となった渡部先生が『英語の語源』(講談社現代新書、1977年)その他の著作で紹介され、また、筆者を含む渡部門下生を育てて下さったからである。
シュナイダー博士は印欧比較言語学の分野で学位を取っていた。印欧語族(いまではインド・アーリア語族とは言わない)というのは、ヨーロッパのほとんどの言語とインドやペルシャ(現在のイラン)などの言語を含む言語群のことである。その話者は、いまから6000~8000年ほど前には黒海とカスピ海の間に広がる、現在南ロシアの平原地帯に住んでいたようだ。
印欧語族の人々は長い時間をかけれヨーロッパや南アジア方面に移動し、分岐していくことになるが、彼らがまだ各地へ分かれる前に話していたであろう単一の言語を再建しようとするのが印欧比較言語学である。
現在の言語へ分岐する前の言語を印欧祖語という。シュナイダー博士は、印欧祖語を見るかぎり、そこにはすでに太古の人々の豊かな精神世界が広がっていることを見てとった。『宗教はあらゆる文化の成長の土台である』──こう確信し、シュナイダー博士はつぎに言語を比較するのではなく、ギリシャ神話やゲルマン神話など印欧語族に伝わる各種の神話を比較することにより、それらに共通する神話の枠組みを再建した。つまり、いまだ単一の言語を話していた太古の印欧人が自然に触れることにより、心の中に映し出した精神世界を再建する試みである。
これを図式化したのが印欧語族の神統系譜図である。
図1 印欧語族の神統系譜図
原初両極
熱┬寒
原初物質
氷
│
原初存在神
┌┴────┐
父なる天 母なる大地
└┬────┘
神聖結婚
┌┴─┬──┐
長男 次男 三男
├──┼──┤
王家 王家 王家
印欧語族の神統系譜図によれば、世界は二極の対立より始まり、そこから原初物質が生じるという。印欧語族のうち、北ヨーロッパを原郷とする古代ゲルマン人の神話には、原初物質は熱と寒の対立から生じた氷であると表象されている。そして次の段階で初めて生命体が現れる。これがヘギルとかユミルと呼ばれる原初存在神であった。原初存在神は世界卵や世界巨人として表象される。
系譜図をさらに次の段階へと下ると、原初存在神から『父なる天』と『母なる大地』が分かれ出る。両者は神聖結婚の末、3柱の男神をもうける。そして、ここからが大事なのだが、印欧語族の王家は多かれ少なかれ、これらの神々のどれかを始祖としているのだ。
たとえばゲルマン世界なら、長男である天の神ティウを崇拝したのはエレベ川周辺に広がるゲルマン人、次男である地の神イングを崇拝したのは北海沿岸に住むゲルマン人で、のちにイギリスとなるブリテン島へ移住した部族を含んでいた。そして三男の大気の神ウォーデンを崇拝したのはライン川とヴェーザー川一帯に住んでいたゲルマン人だったという具合である。
王家の始まり方がわかったので、次に王の役割について見てみよう。
まず、王というのは原初存在神から正統性の証(あかし)である弥栄(いやさか)を受け継いでいる存在を言う。王とは神ではない。弥栄を受け継いでいるがゆえに神と民の間に入って、神に対してこの世の五穀豊穣と子孫繁栄を祈る機能を持つ。つまり祭祀王なのだ。
印欧語族の世界観によれば、『父なる天』と『母なる大地』が抱擁することによって『母なる大地』から命が芽生える。世界は『父なる天』と『母なる大地』が一体となった円環の形をしていて、それは世界樹を中心にして1年をかけてゆっくりと回転する。
王は世界という円環がつつがなく穏やかに回転し、季節が移りゆくことをひたすらに祈る。地力が衰えた大地がふたたび穀物を産出してくれるように乞い願う祝詞(のりと)も存在していたし、また原初存在神の象徴であった雄牛の血液を原野に撒いて、秋の収穫を予祝(よしゅく)する祭祀もあった。こうすることによって世界は五穀豊穣と子孫繁栄という恵みを人間に贈ってくれるのである。
王たる者には原初存在神から預かった正統性の証である弥栄が必要である。これに欠ける人物が王位に就けば世界の円環運動に乱れが生じるだろう。そうすると飢饉や災害が起こるのだ。ヨーロッパの物語にはしばしば火を吹く竜が現れる。竜は金銀財宝という大地からの恵みを独り占めする存在として描かれる。言い換えれば、この世での恵みの循環に対する阻害要因なのである。だから英雄は竜退治をするというわけだ。われわれは正統性がない御曹司が国民を十分に食わせていけない悲惨な光景をどこかで見たことがある。
印欧語族の神統系譜図では3柱の男神から各国が出ているがゆえに、王は男性であった。現在ではイギリスなどヨーロッパの王室には女王が存在するが、これも神と王家のつながりが断絶している証左である。ことばについて言えば、kingは『生む』を表す印欧祖語の推定形gen‐に『子を産ませる、跡取り』を意味する‐ingがついてできた語である。『跡取り』だから王は長男が継ぐのが基本である。宇宙創成論を背景にした世界観の中にフェミニズムが入り込む余地はない(以上の印欧語族の世界観については拙著『インタープレタティオ・ヤポニカ アングロ・サクソン人の改宗と詩』〈明治大学出版社、2021年〉を参照のこと)。
いつの日だったか、ある大学の文化部の授業で印欧語族の神統系譜図を見せたところ、男性が天で、女性が地なのは差別であると言い出す女子学生がいた。そこで筆者は、命を生み出すのは女性の役割だから『母なる大地』なのだと説明したところ、その女子学生はまるで憑きものが落ちたかのように即座に納得した。
文学部というところは、それほどまでにフェミニズムが浸透しているのである。ジェンダー関連の授業を履修することなしにおそらく卒業は不可能だろう。無垢な学生からの左翼思想を解毒させるには神話がもってこいであることに気づかされる出来事だった。
すべて日本的なものに
さて、ここから話は現代へと戻る。
渡部先生はだいたい以上のような、印欧語族や古代ゲルマン人の神話について指導教授から教わったとき、それがまるで『古事記』の世界とそっくりであることに気づいたという。
王は神と民の間に入って祈ると記したが、カトリック教会の教皇を『Pontiff(ポンティフ)』と呼ぶ。Pont‐はラテン語で『橋』という意味であるから、この名称は神と民の間の『橋渡しをする者』という意味である。カトリック教会では初代教皇の聖ペテロ以来、2000年近くの間、この伝統を継承し続けている。
じつは世界にはもうお一人、神と民の橋渡しをされる存在がある。わが国の天皇である。天皇は2000年以上もの間、神と民の間に立って、日本と世界の五穀豊穣と子孫繁栄を祈り続けてこられた。
2000年以上という時間の重みは計り知れない。先ほど来、長々と見てきた印欧語族の神統系譜から原初存在神と各国の王家がつながっていたことがわかったが、今や西洋ではすべての王家と神とのつながりは断絶している。
しかし、日本ではこのつながりがいまなお続いているのだ。皇室が世界最古であるという意味はここにある。したがって、いまでは印欧諸語の語源を追究してはじめて見えてくる古代的な王の姿から、日本の天皇という存在を推し量ることができるのだ。
キリスト教や仏教などのように聖典を通して、神の教えが人間にじかに示される啓示(けいじ)宗教が伝わってくると、古代的な宗教はその陰に隠されて見えなくなってしまう。しかし日本は啓示宗教を受け入れても神々への信仰を捨てることはなかった。7世紀の奈良で、新旧の宗教が邂逅(かいこう)したときの人々の心の有り様を折口信夫の『死者の書』は美しく描いている。
日本は外国から何でも受け入れてきた。それは懐が深いともいえるし、アバウトともいえる。ただし、日本人が外来のものを受け入れると、それはすべて日本的なものとなる。日本文化に優しいまなざしを注いだトマス・インモース神父(1918年~2001年。スイス人。日本で活動した宗教哲学者、日本研究者)はこの現象について、日本文化は独特の〝結晶格子構造〟を持っていると表現された。
われわれは知っている。外来文化を受け入れても、それを自家薬籠中のものにできることを。
では、なぜそれが可能かというば、日本という時間と空間がわれわれを守ってくれるからである。もちろん空間とは海に囲まれた緑豊かな国土であり、時間とは2000年以上の歴史にほかならない。しかもその時間は、めぐり来る四季を伴っていて、変わらないために変わり続ける円環運動なのだ。
日本列島には今なお神々が集い遊ばしているのである。日本は最先端の技術立国でありながら、それと同時に古代性を色濃く残す、まったくもって不思議であり、かつ珍しい国である。国ごと世界遺産と言ってもよい。令和の御代が始まった2年前の秋、大嘗祭が執り行われた悠紀殿(ゆきでん)と主基殿(すきでん)が皇居東御苑(ひがしぎょえん)で一般公開された。神が降り来たれて新天皇に正統性を授けたという聖なる建物群の背後には、大手町の高層ビルが秋空へそびえ立っていたのが印象的であった。
エンペラーはいらない
祭祀王であり聖王である存在は決して権力者ではない。権力者はkingではなくemperor『皇帝』という。エンペラーは生まれに関係がなく、力でその地位につき、権威の代わりに命令によって民を従える者のことである。……
皇統に目を向けると、天照大御神はその名の通り太陽、つまり天を象徴しているが、その子孫の神々はいずれも大山津見神(おおやまつみのかみ)や綿津見神(わたつみのかみ)の娘を配偶者としている(図2)。大山津見神も綿津見神もその名からして海を含む大地に属する神ある。こうして天に属する男神と大地に属する神の娘が結ばれることにより、産まれた子孫が神武天皇であり、今上天皇なのである。
天と地の神聖結婚により産まれた王が、この日本という時間と空間の中で五穀豊穣と子孫繁栄を祈る祭祀王としてふさわしいと信じられてきたことがわかる。このことは印欧語族の神統系譜図よりもさらに明確化されている。
『天壌無窮(てんじょうむきゅう)の神勅』について馬渕睦夫氏によってしばしば言及されているところであるが、『日本書紀』に記される『當に天壌(あめつち)と窮(きわ)まり無かるべし』というのは『父なる天』と『母なる大地』が一体となり、永遠に続くことを述べているのであり、無限に支配領域を拡大させようと命じているわけでは決してないところが隣国との大きな違いである。日本にはエンペラーはいらないのだ。
意味があるから守ってきた
……
日本人はこのような天皇をさまざまな智慧を用いて2000年以上もの間、守り続けてきた。ただ盲目的に守り通したのではなく、意味があるから守ってきたのである。革命を意図した左翼イデオロギーは、先人が固守してきた日本という国の時間と空間を破壊しようとしているわけである。女性・女系天皇論は日本で展開されているキャンセル・カルチャーにほかならない。
渡部先生が紹介されているが、イギリスの小説家であり評論家のG・K・チェスタトンは、民主主義には二種類あるという。チェスタトンはそれを『縦の民主主義』と『横の民主主義』と表現した。
ふつう、民主主義と言えば、『横の民主主義』を指す。現在生きている人間から広く意見を聞いていく方式である。
しかし、チェスタトンはそれだけではないという。現在を生きる人間がその存在を負っている先祖のみならず、これから生まれ来る子孫のことにも思いをはせて国のあり方を考えねばならない。つまり『縦の民主主義』が重要だという。
動物行動学研究家の竹内久美子氏による、天皇の地位を男子で継承することの意味を遺伝の概念を用いて生物学的に説明するたいへん説得力があり、有益なことである。その一方で、天皇とは日本以外の世界ではとうに廃(すた)れてしまった古代性を色濃く残した、時空を超越した精神的な存在であるという本質を突いた事実を今以上に語る必要があると思われる。これだけはいくら説明しても過ぎることはない。
あのとき渡部先生は『(陛下は)宮中で国と国民のためにお祈り下されば・・・』とおっしゃった。おそらくかつては世界に普遍的であった古代的とも言える王の姿がわが国には残っていることへの感謝と尊敬の気持ちを込めて意見陳述されたのだ。
天皇は神と民の橋渡しをする祭祀王である。祭祀王として時空を超越した存在であることをいま一度理解することが、左翼グローバリズムに打ち勝つための知的武装にほかならない。」
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騎馬民族印欧語族の起源 謎のシュメール人の文字 ネアンデルタール人の遺伝子 Kindle Edition
by 片木 啓 (著) Format: Kindle Edition
騎馬民族印欧語族の起源 謎のシュメール人の文字
ネアンデルタール人の遺伝子
人類が言語で意思疎通ができるようになって文明は飛躍的に発達した。文字のなかった時代、言語は民族の知識のデータベースであり、脳というハードウエアを動かすソフトウエアでも
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アナトリア仮説 (Anatolian hypothesis, Anatolian theory) は、インド・ヨーロッパ語族が新石器時代のアナトリアを起源として拡散したという仮説である。1987年にイギリスの考古学者コリン・レンフルーによって初めて提唱された。学問的には、もう一つの仮説であるクルガン仮説がより支持される傾向にある。
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インド・ヨーロッパ語族は、ヨーロッパから南アジア、北アジア、アフリカ、南アメリカ、北アメリカ、オセアニアにかけて話者地域が広がる語族である。印欧語族(いんおうごぞく、いんのうごぞく)と略称される。この語族に属する言語を公用語としている国は100を超える。
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インド・ヨーロッパ祖語(英: Proto-Indo-European、PIE)とは、インド・ヨーロッパ語族(印欧語族)の諸言語に共通の祖先(祖語)として理論的に構築された仮説上の言語である。印欧祖語(いんおうそご、いんのうそご)ともいう。
この言語の成立から崩壊までの期間は先史時代に当たり、文字が存在せず、全て口伝により子孫へと受け継がれたため、直接の記録が一切残っていない。そのため、派生した言語からの推定により再構が進められている。 クルガン仮説によれば6000年前にロシア南部で、アナトリア仮説によれば9000年前にアナトリアで、原印欧系民族によって話されていた。(インド・ヨーロッパ祖族#源郷についての研究を参照)
ラテン語・ギリシア語・サンスクリットなどの各古典言語をはじめ、英語・フランス語・ドイツ語・ロシア語などヨーロッパで話されている言語の大部分や、トルコ東部からイラン、インド亜大陸、スリランカにわたるクルド語・ペルシア語・ウルドゥー語・ヒンディー語・シンハラ語などの言語は、いずれもこの印欧祖語から派生して成立したとされる。
崩壊期の印欧祖語は豊富な接尾辞をもつ屈折語であったとされる。これは、印欧語族の諸言語同士の比較再構による推定による。印欧語族の言語は、屈折的語形変化の大部分を失ったものも多いが、英語も含めて依然全て屈折語である。しかし近年の内的再構とその形態素解析により、より古い段階の印欧祖語ではセム祖語のように語幹内の母音交替を伴う屈折が起こっていた可能性が極めて高いことが判明した。
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インド・ヨーロッパ祖族または印欧祖族(Proto-Indo-Europeans)はインド・ヨーロッパ祖語を話したユーラシアの先史時代の人々である。
彼らについての知識は、まず第一に、人類学者や考古学者からの物質的証拠に沿って復元されたものである。印欧祖族はおそらく新石器時代後期、およそ紀元前4千年紀に生きていたと考えられる。主流の学説では、彼らは森林-ステップ地帯にいたが、すぐに東ヨーロッパのポントス・カスピ海平原の北西端に移動したと考える。考古学者の中には、印欧祖族の年代を新石器時代中期(紀元前5500-4500年)あるいは、もっと早期(紀元前7500年-5500年)にまで求める人もおり、別の場所に起源を求める人もいる。
紀元前2000年紀までに、印欧祖族の分流は、アナトリア(ヒッタイト)、エーゲ海(ミケーネ)、北ヨーロッパ(縄目文土器文化)、中央アジア(ヤムナ文化)、シベリア(アファナシェヴォ文化)など、ユーラシアの広範に達した。
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共生の哲学に向けて─言語を通じて古代アジアの人々の価値観を探る─
インド・アーリヤ諸部族のインド進出を基に人類史を考える
後藤 敏文
インド・アーリヤの諸部族は,紀元前 2 千年紀中頃,ヒンドゥークシュ山脈を越えてインダス上流域に進出し,讃歌集『リグヴェーダ』と,それに続く祭式文献群を遺した。その中から,彼らの世界観,価値観の一端を紹介し,それらが,仏教をはじめインド文明の展開中に果たした役割をたどる。また,背景にあるインド・ヨーロッパ語族共通の世界理解の中には,今日の「グローバル化」にまで連なる要素が確認できはしないか,問題を提起する。
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古代神話における神聖な古代王家の多くが、男系父系神を主神とし、その神の血筋を正統として王位を世襲で継承していた。
女系母系神の血筋を引く王には正統性はなく、王家・王朝が滅びる兆候とされた。
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日本民族の民族中心神話は、数千年前の弥生時代・古墳時代に天皇家の歴史として体系的に完成したが、その源流はさらに数万年前の日本列島内で文字を持たない石器時代・縄文時代まで遡る。
神話を正統根拠とする血筋世襲制男系父系天皇家・皇室の重みとは、気が遠くなるような時間と空間の事である。
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現代の日本人と昔の日本人は別人のような日本人である。
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古代から中世初期までのヨーロッパには、地中海を中心とした古代ギリシャ・ローマ族、アルプス山脈以北・北欧のケルト、カスピ海周辺西から西欧に移住してきたゲルマンが、独自の民族言語で神話宗教・文化・習慣を持って生活する多様性豊かな世界であった。
古代諸王家は、全て民族神話の神々からの神統系譜を正統性の証としていた。
キリスト教が拡大する事で、古代にあった神話的な多様性が消滅し、古代の神々は悪魔として攻撃され滅ぼされた。
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反宗教無神論の科学至上イデオロギーであるマルクス主義(共産主義)が、世界中の民族的な宗教・神話、神秘、精神、心、志そして死後の世界(=神仏の世界)などを徹底して破壊している。
その脅威は、現代日本において深刻である。
日本民族は数万年前の石器時代・縄文時代から日本列島で生活し、天皇家・皇室は数千年前の弥生時代・古墳時代から存在する。
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ドイツ人のマルクス(1818~1883年)は、経済学者であり革命家として人民を資本家の搾取から解放する為の国際共産主義運動に尽力していた。
レーニン(1870~1924年)は、暴力的ロシア革命を成功させ、1919年に第3インターナショナル(コミンテルン)を創設し中国共産党(1921年)や日本共産党(1922年)を組織して暴力的国際共産主義革命を指導した。
レーニン、スターリン、毛沢東は、共産主義の正義から数百万人から数千万人の罪なき人々を餓死させた。
日本人共産主義者テロリストは、キリスト教系朝鮮人テロリストと同様に人道貢献と平和貢献を行っていた昭和天皇や皇族を惨殺する為につけ狙っていた。
男性支配からの女性解放として、アメリカで、1960年頃からウーマンリブが始まり、1970年頃からフェミニズムが始まり、そして世界に広がったジェンダーが「ハーメルンの笛」ように人々を悪しき方向へ向かわせている。
1980年代以降の国際人権団体や国際女性権利拡大推進団体と日本共産党など反天皇反民族反日的日本人達は、日本民族中心神話を正統根拠とする血筋世襲制男系父系天皇家・現皇室を女性差別であるとして激しく非難し非血筋非世襲制正当性女系母系天皇即位への大改編を要求している。
世界は、日本は、反宗教無神論・科学至上・反民族のマルクス主義化、社会主義化、共産主義化に静かにそして確実に向かっている。
日本の民族中心神話における最高神は、現皇室の祖先である女性神の天照大神である。
日本は世界で信用されている、日本人は世界で愛されている、はウソである。
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☭46」─1─プーチン・ロシアによる嘘だらけの対日歴史戦。~No.187
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日本軍・日本人は、人助け(人道貢献)としてロシア・ロシア人に対して自己犠牲的にいい事をしていた。
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歴史的事実として、日本は被害者であり、ロシアは加害者である。
ゆえに、日本はロシアに謝罪する必要はない。
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2021年9月7日 産経新聞「露、日本の「戦争犯罪」喧伝 歴史戦で攻勢
【モスクワ=小野田雄一】ロシアのプーチン政権が第二次世界大戦中の日本の「戦争犯罪」を喧伝(けんでん)する動きを強めている。6~7日には極東ハバロフスクで、旧ソ連が抑留中の日本軍人を一方的に訴追した「ハバロフスク裁判」(1949年12月)に関する学術会議を開き、「ソ連は(日本による)細菌戦から世界を救った」などとする認識を示した。日本を「悪者」とする歴史観を広め、日ソ中立条約を破って対日参戦したソ連の行動を正当化する狙いがある。
ハバロフスク裁判では細菌兵器の研究を行ったとされる「七三一部隊」(関東軍防疫給水部)の関係者ら12人が「戦犯」として強制労働の判決を下された。日本軍人らの長期抑留自体が国際法(ジュネーブ条約)やポツダム宣言に違反するものだった上、取り調べや審理の内実も西側とは大きくかけ離れたものだった。
同裁判をテーマとした6~7日の学術会議は、露歴史協会や連邦保安局(FSB)、外務省などが共催。プーチン大統領は「第二次大戦に関する歪曲を防ぎ、(大戦の)再発を防ぐ上で歴史を保存することが重要だ」と開会のメッセージを寄せた。ラブロフ外相はビデオ演説で「ロシアは世界的に承認された第二次大戦の結果が修正されるのを阻止する」と述べた。
露連邦捜査委員会のフョードロフ副長官は会議の中で「日本の研究が米国の生物兵器開発の基礎になった」と主張。副長官は日本による「捕虜殺害事件」を新たに捜査し、犯人を公表する方針も打ち出した。
FSBは会議に先立つ8月、関東軍将兵の「証言」だとする文書の機密を相次いで解除し、国営通信社が大きく報じた。「日本は38年から対ソ戦を準備していた」「日本はソ連国民に生体実験をした」などとする内容だ。
ソ連は41年の日ソ中立条約を破って45年8月に対日参戦し、北方領土を不法占拠した。プーチン政権は「ソ連=善」「日本=悪」とする歴史観を定着させ、大戦期のソ連の不法行為をかき消す思惑だ。北方領土が「第二次大戦の結果としてロシア領になった」とするプーチン政権の主張と表裏一体の情報戦といえる。
ロシアは欧州諸国に対しても歴史をめぐる宣伝に躍起だ。欧州議会が2019年9月、大戦勃発80年にあたってナチス・ドイツとソ連を批判した決議にプーチン氏は猛反発。プーチン氏は「ソ連はナチスから欧州を解放した」などとする反論文を欧米誌に寄稿した。
露国内でも昨年の憲法改正で「歴史の真実を守る」との条項が設けられた。今年7月には出版物やインターネットへの投稿などを対象に、ナチスとソ連を同列視することを禁じる法律も施行された。」
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天皇、皇太子、皇族は、中国共産党政府、韓国・北朝鮮、ロシアを訪問してはならない。
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日露戦争時、日本軍はロシア人兵士捕虜を国際法に従って手厚く保護した。
シベリア出兵時、日本軍はロシア人避難学童を戦場から救い出していた。
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日本人は、江戸時代後期から日本近海で難破したロシア船の乗務員を二次被害という危険を冒して助けていた。
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ロシアは、江戸時代後期から日本を侵略しようとしていた。
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ロシア人共産主義者は、1918年のシベリア出兵から1945年の日本敗北まで、戦わない日本人の女性や子供などの一般市民を大虐殺していた。
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ロシオ人は、中国人や朝鮮人同様に助けても感謝しないし、恩を仇で返して恥じなかった。
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🐉39」─1─中国共産党の虐殺DNA。河南省鄭州市大洪水と溺死者数千人。2021年。~No.155No.156No.157
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関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・
昭和天皇と軍国日本・軍部・陸軍・A級戦犯(靖国神社の祭神)達は、歴史的な国際貢献として自己犠牲的に人道貢献や平和貢献を行っていた。
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1943年。日本陸軍は中国各地で抗日軍や連合軍と死闘を繰り返しながらも、敵地河南省で1,000万人以上の中国人飢餓民に食糧や医薬品などの貴重な戦略物資を分け与えて救護した。
その結果、日本人兵士約200万人の戦死者の内3分の2が餓死・病死・戦傷死であった。
中国人被災民を助けながら戦死(戦闘死)した日本人兵士は、軍神として靖国神社に祀られた。
日本の八紘一宇の心と大アジア主義の精神とは、「餓死寸前の中国人を助けた」ここに尽きる。
日本軍部・日本陸軍は、戦場で敵を殺すという悪い事もしたが、同じ戦場で敵国人を助けるといういい事もしていた。その象徴が靖国神社である。
軍国日本の人道貢献は、軍隊旗「旭日旗」の下で行われていた。
日本軍が戦った敵は、ファシスト中国(中国国民党)と中国共産党の抗日軍であり、一般中国人とは戦わずむしろ助けていた。
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日本人共産主義者テロリストとキリスト教系朝鮮人テロリストは、昭和天皇と皇族を惨殺する為につけ狙っていた。
日本人共産主義者テロリストを後ろで操っていたのが、反宗教無神論・反天皇反民族反日本のソ連・コミンテルン・中国共産党・日本共産党などの国際的共産主義勢力であった。
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現代日本は、靖国神社における八紘一宇の心・志と大アジア主義の精神を否定し、中国共産党のジェノサイドを反対も批判も非難もせず黙認している。
その証拠に、一部の国家議員のみが靖国神社を公式参拝するが、その他の国会議員は公私共に参拝しないし靖国神社そのものを否定している。
日本人ではない日本人、日本民族ではない日本国民が、日本国内に増えている。
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2021年10月号 Hanada「暗黒中国共産党の罠
中国共産党は史上最悪の寄生虫
百田尚樹 石平
オリンピック残酷物語
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百田 オリンピック一つとっても、共産主義国家の酷(ひど)さが分かります。そのなかでも、中国共産党の酷さは群を抜いていす。
河南省大洪水の惨状
石 史上最悪の集団です。実は五輪以外でも、中国では最近も日本では信じられないような出来事が起きました。河南省鄭州(ていしゅう)市が記録的豪雨に見舞われたという報道はご存じの読者も多いと思いますが、あの時、ダムが決壊しそうになり、放水する必要があったんです。
その際、当然ながら鄭州市の住民に放水を知らせて避難させるのが普通なのですが、なんと一切知らせずに放水した。その結果、地下鉄も車も普通に走っているなかで突然、大量の水が押し寄せてきて、瞬(またた)く間に水没。地下鉄の乗客がネット上にスマホで撮った動画を上げていて、首まで水に浸(つ)かっているところで映像が途切れてしまっているのです。
百田 その後、その乗客がどうなったか想像がつきます・・・。
石 ところが、今日に至るまで被害状況が全く明らかになっていない。地下鉄からどれだけの人々の遺体が運び出されたか、誰も知らないのです。なぜなら、人民解放軍が夜中にきて密かに遺体を運び出したからです。
さらに、鄭州市の都心部を走る4.3キロの地下トンネルがあるのですが、そこも水没し、大勢のドライバーや同乗者が溺死してしまった。単純計算でも犠牲者は1,000人以上と見られていますが、政府の発表では死者はわずか数十人。あり得ません。ここでも夜中に軍用トラックで遺体を運び出しているのです。犠牲者の数も運搬先も、一切明らかにされていません。いわば亡くなった方々は、はじめからこの世に存在しない者として扱われているのです。
百田 酷すぎますね・・・。
石 もし遺族たちが声を上げたら、その遺族に対して即座に恫喝が行われます。
百田 『うちのお父ちゃんが帰ってきてへん』『お兄ちゃんを返して』と言えば、『黙れ、黙らんとお父ちゃんやお兄ちゃんだけでなく、母ちゃんも弟もいなくなるで』と当局が脅しにくる。
石 そうです。これが中国共産党のやり方なんです。あいつらは人間の命など本当になんとも思っていない。
鄭州市で大惨事が起きている時、習近平は何をしていたか。チベットを視察し、そこで喜色満面の表情を浮かべている。しかも、それをCCTV(中国中央電視台)がニュースで大々的に報じているのです。あれを見て怒らない中国人はいません。でも、弾圧が怖くて誰も声をあげられない。中国共産党の酷さはマフィア以上です。
暗黒の中国共産党
百田 その中国共産党が今年7月で創立100年になりました。石平さんの最新刊『中国共産党 暗黒の100年』(小社刊)は、全ページにわたってホラーですね。背筋が寒くなります。
石 中国共産党が実際に行ってきたファクトのみを全て書きました。これまで隠されてきた史実です。
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百田 国共内戦でなぜ国民党が負けたのか半ば謎だったのですが、そういうことだったのですね。
石 こんな話もあります。国共内戦のあと、負けた国民党軍の高級将校らが共産党に寝返った。周恩来がその高級将校たちを宴会に招くと、そこには国民党軍の師団司令官に仕(つか)えた若者がいた。彼のことをよく知っている国民党の高級将校たちは『なぜ君がここにいるのか!!』と驚くと、周恩来は『こいつははじめから共産党だ』と誇らしげに語った。高級将校たちは『国民党がどうして負けたのか分かった。負けて当然だ・・・』と嘆いたといいます。
こうした組織の内部に入り侵蝕(しんしょく)していく手法を中国は一貫してとっており、それはいまも行われています。日本の永田町や霞が関界隈でも100%行われているでしょう。
ハニトラ養成組織
百田 浸透工作としてはハニートラップが有名ですが、日本の官僚や政治家でハニトラにかかった連中は大勢いると見て間違いないと思っています。中国からすれば、ハニトラほど安上がりな工作もない。
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作家、評論家、小説家でも、中国から帰ってきてやたらと中国を褒める人たちがいますね。……
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石 ……中国共産党のために人民が次々と犠牲になっていく。これが中国です。
毛沢東は山賊だった
百田 中国共産党は、日本人が想像もつかないようなことを平気で行いますね。日本人は、自分たちと同じ感覚や価値観で中国を見たり、付き合ったりしたら、必ず痛い目に遭う。
石 中国共産党は『殺すこと』を党の基本方針に掲げていた政党ですからね。こんな政党は、日本にありますか?
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国家財政は泥棒と殺人で
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得意技は『無銭飲食』
石 しかも地主を殺したあと、誰かがその村を監理するかというと、共産党に協力したゴロツキたちです。毛沢東という山賊とそれを支えるゴロツキたちによってできたのが中国です。
百田 中国の歴史を見ると、女真(じょしん)族やモンゴル族など、他の民族を除き易姓革命で王朝を交代するたびに天下を治めた連中は、みなゴロツキですよね。たとえば、漢王朝を作った劉邦なんかは典型的なゴロツキ。
石 奴の一番の得意技は『無銭飲食』ですから。劉邦がきたら、みんな店を閉めた。
百田 劉邦の仲間たちもゴロツキで、そんな連中が大きな集団を形成して『よし、わしら天下をとってろか』と暴れ出してつくったのが漢王朝ですからね。それから、明を建国した朱元璋もどうしようもないゴロツキ。乱にしても有名な黄巾(こうきん)の乱はゴロツキによる反乱ですし、太平天国の乱の洪秀全(こうしゅうぜん)もやっていることは盗賊で、鎮圧されたから『乱』ですが、もし洪秀全が勝利していたら彼が皇帝になっていた。
石 洪秀全が造反したのは、科挙(かきょ)試験に何度も落ちた腹いせですからね。毛沢東は一応師範学校を出ていますが、根っこはやはり山賊でゴロツキです。ゴロツキが天下をとったあと、知識人たちが彼らに奉仕する。日本ではよく『日本の新聞はインテリが書いてヤクザが売る』と言われますが、中国は逆で、『国はヤクザが治めてインテリが支える』のです。
アメリカの大きな過ち
百田 恐ろしい国ですね。つくづくなぜ中国で国共内戦が起きた時、世界は国民党を応援しなかったのかと悔やまれます。
石 最も大きな過ちを犯したのがアメリカです。国民党も腐敗に塗(まみ)れており、アメリカはそれが許せなかった。そこで、アメリカは毛沢東の本拠地である延安に視察団を派遣した。すると、毛沢東をはじめ共産党の高級幹部たちは普段着ている高価な衣服を全て隠し、一般兵士のボロ服に着替え、アメリカの視察団を招待したのです。それも、貧しい村の広場に汚れた古いテーブルを持ってきて質素な料理を出して振る舞った。それを見たアメリカの視察団は、『なんて清貧な人たちなんだ。共産党は清廉潔白で素晴らしい!』とまんまと騙されたわけです。
百田 完全にアホですね。
石 アメリカが国民党の腐敗ぶりに嫌気がさしていたことを毛沢東らは熟知していましたから。案の定、アメリカの視察団が帰国したあとは、『こんな汚い服、誰が着れるか』『こんなマズイ飯、食えるわけないやろ』と豹変。ところがアメリカは騙されているともつゆ知らず、蔣介石に対する援助をストップした。
捕虜に地雷を踏ませ侵攻
百田 結局、アメリカは中国建国の1年後に始まった朝鮮戦争(1950年~53年)で痛い目に遭っていますね。朝鮮戦争で、アメリカは戦死者3万3,686人(国防総省発表)を出すなど大きな被害を負いました。中国は人海戦術ですから、撃たれても撃たれても死体を乗り越えて人間が次々と押し寄せてくる。アメリカ軍は恐怖にかられた。
中国軍を押さえようと地雷を敷設(ふせつ)しても、中国軍は構うことなく人間に地雷を踏ませ爆破させて、その間に突破するという恐ろしいことを平気でやった。実はこの時、国共内戦で捕らえた国民党の捕虜たちに地雷を踏ませていたといいます。中国のは督戦隊があり、前線の捕虜や自国の兵士がもし逃げたら後ろから撃った。
石 毛沢東をはじめ共産党の連中は、国民党の捕虜たちを『消化させることができる』と言っているんです。
百田 『消化させる』という言葉は恐ろしい言葉ですね。中国の捕虜殺しは日常的に行われており、しかも残虐な殺し方をする。日中戦争で捕らえた日本人捕虜に対しても、言葉にするのも憚(はばか)られる殺し方をしています。
石 さらに酷いのは、たとえば国共内戦の時に、女、子供を前線に出したことです。国民党軍はさすがに撃てず陣地を放棄し、それを共産党軍が占領したという記録が残っています。
しかも、相手を抹殺するまでどんなことでも徹底してやるのが中国です。相手を殺さなければ自分が殺されるとの考えです。なので中国人からすれば、たとえば関ヶ原の戦いは『戦争ごっこ』にすぎません。
百田 合戦がわずか半日で終わったなど、信じられないでしょうね。
石 お遊びですよ。中国だったら、相手の一族郎党を根絶やしにする大掃討戦になっていたでしょう。三国志時代でも100年間戦って、総人口が5分の1にまで減ったのです。相手を殺し尽くすのが鉄則で、日本人の感覚とは全く相容れません。
朝鮮戦争の『謎』を解明
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史上最悪の大量殺戮
百田 ……話は少し戻るのですが、中国共産党は政権をとった翌年、つまり朝鮮戦争の最中でも国内では反革命鎮圧運動(1950年10月~)を行い、国民党の残党などを殺しまくっています。国外で戦争をし、国内でも虐殺を繰り返す。なんとも中国国民党らしい。
石 反革命鎮圧運動では、約71万人を銃殺しています。
百田 それから、1955年には『粛清反革命分子運動』が行われていますね。ここでも反革命分子を大勢逮捕し、銃殺していった。
石 1年間で総計130万人が逮捕され、うち8万人が銃殺されています。数年前に71万人を殺害し、わずか数年後に一体どこから8万人の殺すべき『反革命分子』が生まれてくるのでしょうか。単に、政権が人を殺したいから遂行した『殺人運動』以外にの何ものでもありません。
百田 さらに2年後の1957年には、反右派闘争が行われましたね。55万人の知識人らを公職から追放して、農村の強制労働と収容所送りにした。
石 最悪の労働環境や衛生環境で、この時、約二十数万人の知識人たちが命を落としています。
人民餓死の裏で贅沢三昧
百田 そして翌58年に行われたのが、大躍進運動ですね。これに大失敗して、約5,500万人の餓死者を出す。5,500万人ですよ!これが1950年代の出来事です。
石 ……そんな時、失政の張本人である毛沢東は何を食べていたかというと、のちに彼の献立が出て明らかになっているんです。豪華な伊勢海老やアワビ、フォアグラをふんだんに使った洋食を好んで食べたり、自分の故郷である湖南省にある特定の湖からわざわざ新鮮な魚をとらえ、中国空軍に空輸させ北京まで運ばせている。……洋食班や中華班など専属の料理人チームを作らせ、毎日のように贅沢の限りを尽くしていた。さらには、次々に新しい女性に手を出しては捨てる淫乱生活も繰り返していました。
百田 一方で、飢えた人民は木の根を食べたり、それでも食べるものがなく……・・・。
石 まさに地獄のような光景でした。ところが、失政の張本人は贅沢三昧に淫乱生活。これが中国です。
百田 さすがに大躍進運動で失敗し、毛沢東の威信は失墜(しっつい)しますね。そこで劉少奇に『お前、やれや』と言った。ところが、劉少奇の人気がどんどん高まってきて毛沢東の発言力が低下してくると、毛沢東が『アカン、このままではわしが殺されるかもしれん』ということで打ち出したのが、文化大革命(1966年~1976年)ですね。文化大革命は、あくまでも毛沢東の政敵を粛清するために始めたものだった。
石 しかも毛沢東の政敵は劉少奇だけでなく、共産党幹部もほとんど毛沢東の話に耳をかさなくなっていたため、そうした連中を全員粛清したんですね。そのために、軍を掌握していた林彪と紅衛兵を動員して幹部を叩き、文化人や知識人たちも粛清の対象となった。拷問やリンチによる大量殺戮が全国で展開されました。
文革の10年間で、惨殺されたり自殺に追い込まれた無実の人々の数は、控え目な推定でも1,000万人を超え、犠牲者は数千万人にのぼると言われています。そのなかには、赤ちゃんも子供も大勢含まれていた。まさに、毛沢東共産党の作り出した阿鼻叫喚の『殺戮地獄』でした。
この史上最悪の大量殺戮こそ、殺人から政権を起こし、殺人によって政権基盤を固めてきた毛沢東共産党の集大成ともいえる大量殺戮でした。
百田 最終的に劉少奇も粛清されました。
石 悲惨な最期でした。……林彪も粛清されそうになり、毛沢東の暗殺を企(くわだ)てるのですが、周恩来に潰され、ソ連に逃げる途中の飛行機が墜落。……
21世紀のヒトラー
百田 いま、その史上最悪の大量殺戮を行った毛沢東を習近平は崇拝しており、『わしは第二の毛沢東やで』と自分と毛沢東を重ね合わせていると言われています。そして現に、ウイグルやチベットなどに対するジェノサイドを繰り返している。
日本は、こういう国が隣国にあるという危機感をもっと持つべきです。家に譬(たと)えると、裏側の近所から勝手に庭に入り込んでくる。ゴミを放ったり、境界線をずらしたり。『そこ、うちの土地や』と抗議すると、『そなもん関係あるか』と怒鳴り返してきてがんがん入ってくる。
ある日、庭石に堂々と座っている。『それ、うちの庭石やで、何してるんや』と抗議すると、『うるさい!これおまえのちゃうやろ!うちのや』と出ていかない。そればかりか、近隣の住民たちを拘束したり殺したりしている。こんな隣人がいたらどう思いますか。そこから引っ越すことがでない。それが日本の置かれた現実です。
中国のために働く売国議
石 いまの習近平政権は、ユダヤ人に対するナチスドイツの民族絶滅と同等の民族ジェノサイドを実施しています。習近平政権は間違いなく21世紀のナチスと化しており、習近平は21世紀のヒトラーとなって人類に対する罪、人道的犯罪に手を染めているのです。
習近平は、北京五輪開催までは国際社会からの反発をさせるため、何かとおとなしく振る舞うでしょう。ところが、北京五輪が終わったあとは強硬姿勢に転じてくる。
百田 来年2022年は、台湾や尖閣諸島に本当の危機が押し寄せる可能性が高い、と私は見ています。
石 私も全く同感です。中国共産党が行ってきた暗黒の100年史を見れば、習近平が今後何をしようとしているのか、まさに歴史を繰り返そうとしていることがわかります。日本は本当に危機感を持たなければ、最悪の事態が起こりかねない。
百田 にもかかわず、そんな中国共産党に100周年の祝辞を送る日本の国会議員がいるのですから愕然としてます。まさに売国奴です。
石 そうした連中は、中国共産党が行っているジェノサイドの加担者といっても過言ではありません。中国共産党からすれば、ジェノサイドを行っても日本から祝電が送られてくることで、その行為を正当化するでしょう。世界から日本はジェノサイドの加担者に見られてしまいますよ。
百田 今年は選挙がありますから、中国のために働くクズの売国議員うぃなんとしても落選させなければなりません。……」
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中国共産党員・中国軍人・秘密結社構成員・犯罪者と一般中国人は違う中国人である。
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中国共産党とは、ジョージ・オーウェルの小説『1964年』『動物農場』そして映画『未来世紀ブラジル』である。
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日本人の祖先は、虐殺が絶える事がない生き地獄の中国大陸や朝鮮半島から命辛々日本列島に逃げ込んだ弱者や敗者であった。
地理的条件として日本は中国や朝鮮の隣として引っ越せない、だから、人的に政治、経済・貿易、外交など多方面で一切の付き合いを全て拒絶して全員を例外なく国外追放にした。
ただし、帰化を希望する者は忠誠を誓った上で受け入れて日本民族に加えたが、忠誠を拒絶して渡来だけ望む者は全て上陸させなかった。
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中国の歴史における階級には4種類あって、
ほんの一握りの聖人君主とされる王侯貴族の上級民、
少数派である徳が高く度量のある大人・都市・町の官吏・読書人と言われる中級民、
多数である身分の低い小人・地方の民衆といわれる下級民、
法の支配が届かない山野・海河川・その他に潜む反逆者・各種秘密結社・盗賊など人間以下の下外民である。
中国の歴代王朝交替は、上級民と下外民の間で起き、中級民は無条件で上級民に仕え、下級民は無抵抗で中級民に従う。
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中国共産党の最優先課題は党指導者と党益であり、次ぎに党員や軍人であり、その次が漢族系人民であり、最後が異民族・少数民族である。
中国共産党が守るのは、忠誠を誓い命を捨てて忠実に行動する党員・軍人であって、人民や異民族・少数民族ではない。
中国共産党にとって、非党員人民や異民族・少数民族の人権・人命・人道は無価値で守る意志はなかった。
中国共産党にとって、日本民族日本人は異民族である。
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中国の伝統戦略は、陣地を取り支配地・領地・国土を広げる「囲碁」である。
中国共産党は、尖閣諸島・沖縄、沖ノ鳥島、北海道を日本から強奪しようとしている。
日本国内には、中国人移民が静かに増え、中国人移民だけのコミュニティー、チャイナタウンが幾つも生まれようとしている。
中国共産党は、国外に住む全ての中国人(華僑・華人)を、国内法で監視し、指令を発して動かしている。
その象徴が、長野オリンピックでの中国共産党官製中国人暴動事件であり、日本政府は国内で反中国感情が生まれる事を恐れて中国人暴動をもみ消した。
中国人移民が増えているオーストラリアなどでは、中国共産党による静かな侵略が深刻な問題となっている。
日本国内には、中国共産党に媚び諂い中国の国益の為に働く親中国派・媚中派(彼らは新朝貢派)が存在する。
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☭33」─1─ソ連崩壊。ハイパーインフレと100万人以上の餓死者。1991年。~No.112
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・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・
共産主義体制国家では、絶望的食糧不足が頻繁に発生し、その都度、数十万人から数百万人の餓死者が街の至る所に放置された。
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2021年10月号 Hanada「蒟蒻問答 堤堯 久保紘之
菅再選への2つの前提条件
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自民党を倒すのは内紛
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堤 オリンピックの『9年後のジンクス』って知ってる?開催した国の9年後に、国を揺るがすような事態が生じる例が少なくない。
たとえば、ベルリン五輪(1936年)の9年後はナチス・ドイツが崩壊した。前の東京五輪(64年)の9年後には石油ショック。モスクワ五輪(80年)の9年後にはソ連派冷戦に敗れ、ハイパーインフレで100万人を超える餓死者を出し、あげくソ連共産党の一党独裁体制が崩壊した。アテネ五輪(2004年)の9年後、ギリシャは未曽有(みぞう)の財政危機を引き起こし、いまに至っている。
さて、今回の東京五輪の9年後はどうなる?と言いたいところだけど、武漢ウイルスもあって、ジンクスが9年より早く駆け足でやってきたような気配があるね。
久保 丸山眞男は『(戦後民主主義を占領民主主義の名において一括して〝虚妄{きょもう}〟とする言説があるが)私自身の選択について言うんならば、大日本帝国の実在よりも戦後民主主義の虚妄の方に賭ける』と嘯(うそぶ)いていたけど、それから約半世紀を経て虚妄に賭けた結果がこのざまなのです。
国民からは主体性が欠如し、自らの判断も決断もできないことが暴露され、挙句、戦後民主主義の根幹を成す自由と人権を横に置いて、コロナ対策は政府が上から強制力を持ってやっていくと言う。それでいながら、憲法改正には反対するし、当の自民党も動かない。
中国による尖閣、台湾危機への対応から、コロナ対応で露呈した日本の政治システムの見るも無残な おそまつさに至るまで、あらゆる局面で戦後憲法の〝虚妄〟さが問われているにもかかわず、思考停止に陥(おちい)って現状から自ら一歩も動き出せない状況が一番の危機なんじゃないか、と僕は思います。」
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旧ソ連中央アジア長期農業統計 - 一橋大学経済研究所
1991 年末のソ連崩壊後,予期せぬ独立を達成したウズベキスタン, ... として遊牧民の定住化が強行され,大量の餓死者とともに,国外への逃亡者を発生させた。このこ.
www.ier.hit-u.ac.jp/rrc/Japanese/pdf/RRC_WP_No38rev.pdf
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ソ連型社会主義 - Wikipedia
ソ連型社会主義(それんがたしゃかいしゅぎ)とは、1917年のロシア革命から1991年のソビエト連邦の崩壊までの、ソビエト連邦で実施された社会主義の ... 餓死者が発生し、工業生産力は第一次世界大戦前の20-30%程度まで落ち込んだ。
a.wikipedia.org/wiki/ソ連型社会主義
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ソビエト共産党(読み)そびえときょうさんとう - コトバンク
ソ連の支配政党(1917年から1991年まで)。 ... に加入させて穀物の大増産を図る路線を強行したが、飢饉(ききん)による大量の餓死者の発生という結果に終わった。
kotobank.jp/word/ソビエト共産党-555098
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ロシア・ウクライナの農業・食料 - 農林中金総合研究所
1 ロシア革命後,ソ連は社会主義体制を確立したが,1991年にソ連は崩壊して15の国に分 ... 不足が発生し,数百万人の餓死者が出たと. いわれている。 (注6).
www.nochuri.co.jp/report/pdf/n1003re1.pdf
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戦争犯罪国家の軍国日本は、2000年以上の歴史を持つ伝統・文化・宗教・言語の皇室・天皇制度を、反宗教無神論・反民族反日本のソ連・コミンテルン・中国共産党・日本共産党などの国際的共産主義勢力による攻勢から守る為にカミカゼ特攻・万歳突撃・玉砕を繰り返し日本人による死体の山を築いていた。
それは、江戸時代後期から続く死闘の歴史であった。
日本人共産主義者テロリストとキリスト教系朝鮮人テロリストは、昭和天皇や皇族を惨殺する為につけ狙っていた。
日本の戦争は、積極的自衛戦争であり、正しい戦争であった。
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現代日本人は民族的な歴史力・文化力・伝統力・宗教力が乏しく世界的な地政学・戦争学・植民地学の知識がない為に、日本の歴史はおろか世界の歴史が分からない。
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大日本帝国が、米英蘭を相手に始めた太平洋戦争の真の原因は「国民を餓死させない為に食糧(外国産米)を東南アジア穀倉地帯で金(米ドル建て)を払って確保する」という生存問題であった。
つまり、当時の日本は異常気象による凶作で深刻な食糧不足に襲われ、外交交渉(対米交渉)に失敗すると約1,000万人が餓死する瀬戸際に追い込まれていた。
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☭18」─1・B─ロシア革命の成功で歴史から抹消されたボルガ川流域での餓死者約500万人。1921年。~No.53
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・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・
ボルシェヴィキ(多数派)・赤軍は、人民共産主義革命を成功させる為に地方の住民を餓死させていた。
マルクス主義・共産主義は恐ろしいイデオロギーであった。
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2018年8月12日 朝日新聞デジタル>記事「ソ連の飢饉、アラルの魚が救った レーニンの手紙展示
有料会員記事
アラル海駅=2018年4月、カザフスタン・アラル市、川村直子撮影
中央アジアのカザフスタンとウズベキスタンにまたがる塩湖「アラル海」。かつては日本の東北地方とほぼ同じ広さの湖面積があった世界第4位の大湖は、旧ソ連時代の無計画な灌漑(かんがい)農業により、半世紀で10分の1に干上がった。漁業は衰退してしまったが、かつては豊富な漁獲量をほこり、ロシアの危機を何度も救ってきた。
アラル海―20世紀最大の環境破壊
「親愛なる同志、アラルの漁師よ。惜しまずに(魚を)提供してほしい」
1921年10月、ロシア革命の指導者レーニンはアラル海北部の漁師らに、緊急の支援を求める手紙を送った。
この年、ロシアのボルガ川流域を中心に大規模な飢饉(ききん)が発生。4千万人が飢えに苦しみ、500万人が餓死したと言われる。
17年のロシア革命直後の苦しい時期。新政府は敵対する白軍との戦いでも疲弊していた。レーニンの手紙には、当時の悲惨な状況が描かれている。
「干ばつがすべてを焼き払い、パンや草も尽きかけている」「平穏な地域からの支援が届かなければ、みんな残酷な死を待つことになる」「700万人の子供が死ぬかもしれない」
一方で、そのまま革命を成功させる強い意欲を見せ、雄弁に労働者らの団結を呼びかけている。
「資本家は飢饉を利用して労働者と農民の手から権力を奪い、再び皇帝や地主を彼らの頭上に置こうとしている」「すべての希望は偉大なる労働者階級の団結にかかっている」「ソビエト政府を維持し、獲得した自由を、世界中の資本家の悪巧みから守ろう」
この手紙に応じ、漁師らは14両の貨車に魚を満載してロシアに送った。大いに感謝されたという。
この手紙はカザフスタン・アラル市の漁師博物館に、レーニンの似顔絵とともに誇らしげに展示されている。
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☭45」─2・B─アフガン混迷の中、中ロなど8カ国が合同軍事演習。~No.184
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・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・
2021年8月29日 MicrosoftNews テレ朝news「中ロなど8カ国が合同軍事演習へ アフガン混迷の中
アフガニスタン情勢への懸念が深まるなか、中国やロシアなど周辺の8カ国がテロ対策に向けた合同の軍事演習を実施します。
中国国防省は27日、上海協力機構に加盟する8カ国が来月11日からロシアで対テロ軍事演習を行うと発表しました。
市街地での銃撃戦やドローンによる襲撃への対応を想定し、中国メディアは現地に向かう中国軍の様子を伝えています。
演習には中国とロシアのほか、パキスタンやウズベキスタンなどから合わせて約4000人の兵士らが参加します。
習近平国家主席とプーチン大統領は25日にアフガニスタン情勢による混乱が波及しないよう連携強化を確認しています。」
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