☭18」─1・B─ロシア革命の成功で歴史から抹消されたボルガ川流域での餓死者約500万人。1921年。~No.53 

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 ボルシェヴィキ(多数派)・赤軍は、人民共産主義革命を成功させる為に地方の住民を餓死させていた。
 マルクス主義共産主義は恐ろしいイデオロギーであった。
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 2018年8月12日 朝日新聞デジタル>記事「ソ連の飢饉、アラルの魚が救った レーニンの手紙展示
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 アラル海駅=2018年4月、カザフスタン・アラル市、川村直子撮影
 中央アジアカザフスタンウズベキスタンにまたがる塩湖「アラル海」。かつては日本の東北地方とほぼ同じ広さの湖面積があった世界第4位の大湖は、旧ソ連時代の無計画な灌漑(かんがい)農業により、半世紀で10分の1に干上がった。漁業は衰退してしまったが、かつては豊富な漁獲量をほこり、ロシアの危機を何度も救ってきた。
 アラル海―20世紀最大の環境破壊
 「親愛なる同志、アラルの漁師よ。惜しまずに(魚を)提供してほしい」
 1921年10月、ロシア革命の指導者レーニンアラル海北部の漁師らに、緊急の支援を求める手紙を送った。
 この年、ロシアのボルガ川流域を中心に大規模な飢饉(ききん)が発生。4千万人が飢えに苦しみ、500万人が餓死したと言われる。
 17年のロシア革命直後の苦しい時期。新政府は敵対する白軍との戦いでも疲弊していた。レーニンの手紙には、当時の悲惨な状況が描かれている。
 「干ばつがすべてを焼き払い、パンや草も尽きかけている」「平穏な地域からの支援が届かなければ、みんな残酷な死を待つことになる」「700万人の子供が死ぬかもしれない」
 一方で、そのまま革命を成功させる強い意欲を見せ、雄弁に労働者らの団結を呼びかけている。
 「資本家は飢饉を利用して労働者と農民の手から権力を奪い、再び皇帝や地主を彼らの頭上に置こうとしている」「すべての希望は偉大なる労働者階級の団結にかかっている」「ソビエト政府を維持し、獲得した自由を、世界中の資本家の悪巧みから守ろう」
 この手紙に応じ、漁師らは14両の貨車に魚を満載してロシアに送った。大いに感謝されたという。
 この手紙はカザフスタン・アラル市の漁師博物館に、レーニンの似顔絵とともに誇らしげに展示されている。
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