🔔44」─2─欧米で右傾化しているのはシニアの団塊の世代ではなく若いZ世代であった。〜No.123 

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 欧米における右傾化の原因は、社会が急増する外国人移民・難民によって歪な多様性共生社会に変貌してきたからである。
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 2024年3月19日 YAHOO!JAPANニュース クーリエ・ジャポン「極右を支持するのがカッコイイ? 欧州で“若者の右傾化”が止まらない理由とは?
 「一緒にセルフィーを撮りたくなる」25歳のカリスマ議員
 ポルトガルの極右政党を率いる25歳のインフルエンサー、リタ・マティアス Photo by Nuno Cruz/NurPhoto via Getty Images
 ヨーロッパ各地で、極右政党が相次いで支持を伸ばしている。これを下支えしているのが若者で、ヨーロッパ全体の政治情勢を再形成しつつあると、米紙「ワシントン・ポスト」が報じている。
 【画像】25歳のカリスマ極右議員とのセルフィーに群がる若い有権者たちの様子
 たとえば、3月10日に総選挙が実施されたポルトガルでは、極右政党のシェーガが議席数をこれまでの約4倍に伸ばした。
 シェーガは、高失業率、低賃金、手頃な住宅価格などの社会経済問題に対処するという約束を掲げているが、成功の最も大きな秘訣は「魅力的なソーシャル メディア・キャンペーン、そして、カリスマ的な若いインフルエンサーを起用していること」だ。
 シェーガの議員で25歳のインフルエンサー、リタ・マティアスはインスタグラムのビデオやリールを巧みに利用し、幅広い視聴者へのリーチに成功している。
 「インフォテイメント」(インフォメーションとエンターテイメントを合わせた造語)といわれる政治的な情報にエンタメ要素を織り交ぜた動画で人気を博し、41歳の党首、アンドレ・ヴェントゥーラと一緒に撮影された動画は、人口約1000万の国で、360万回以上も再生されている。
 同紙によれば、彼女が政治討論会に出席した際には若い有権者が多数集まり、一緒に写真を撮るために列をなすという。
 政治に無関心の人たちが極右に
 ポルトガルの若い有権者は、1974年に崩壊した右翼独裁政権を知らない世代だ。この極右政党は、18~34歳の有権者にとって第1党となっており、「若年層有権者の割合をわずか2年で3倍の22.5%に増やす可能性がある」と同紙は書く。世論調査では「全体で3位」だが、シェーガが保守連合の中心になる可能性もあるようだ。
 シェーガの躍進は、もともと中道右派だった人たちや、あるいは政治に無関心で無党派だった多くの人たちを取り込んだことが大きい。特に、不動産価値が高騰しっぱなしのリスボンのような都市部に住む、低賃金で生活に不満だらけの若者が、かつてないほど極右の声に反応していると、同紙は報じている。
 ブダペストに本拠を置くシンクタンクのディレクターは、同紙にこう語っている。
 「(主流の)政党は若者の言葉を話していないが、より急進的な極右政党らは、若者に響く言葉を話している」
 それにより、極右を支持することが、若者の間でクールなことのように解釈されはじめている節もあるという。
 彼らは若い有権者に、主流政党による政治がいかに腐敗しているかをソーシャルメディアを通じて叩き込み、「それに幻滅するよう促している」。
 問題は、極右政党「シェーガの発言の多くが虚偽であること」だとの声も多い。
 たとえば、党首のヴェントゥーラは今年1月、移民問題を強調するために、「ポルトガル北部の都市、ブラガの人口の30%を外国人が占めている」と述べた。しかし、調査機関の調べによれば、実際の数字は7.9%に過ぎなかったという。
 この調査機関が同紙に語ったところによれば「ヴェントゥーラの発言の約60%は、虚偽または不正確だ」という。
 また、ヴェントゥーラは、ロマのコミュニティを悪者扱いするほか、黒人の議員を「祖国に帰すべき」などの問題発言も多い。
 そんな極右のイメージを和らげるのに、前述のインフルエンサーのマティアスが貢献していると、同紙は書く。
 彼女の講演を聞くために討論会に参加した18歳の学生は、これまで中道右派を支持していたが、極右に鞍替えしたと、同紙に明かしている。そして、「いまやポルトガル人はポルトガルで仕事を見つけられなくなり、海外に出ざるを得なくなっている」と訴え、その多くは移民のせい、主流政党のせいであるとの考えを語っている。
 「若者に必要なもの、たとえば住宅などを提供してくれる」最良の政党は極右だと主張する。
 このような若者の右傾化は、ポルトガルだけでなく、オランダ、オーストリア、ドイツ、フランスなどでも起こっている。極右政党のメッセージは国ごとに異なるが、不動産価格の高騰や低賃金、インフレといった、若者の経済的窮状や不安に対処するというものが増えており、これがヨーロッパ全土の困窮する若者の心に大きく響いているようだ。
 COURRiER Japon
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 3月19日 YAHOO!JAPANニュース COURRiER Japon「最新調査の無視できない意外な結果とは?
 団塊の世代より若い男性のほうが「右傾化」 Z世代の男女間の溝が過去最大
 フィナンシャル・タイムズ(英国)ほかフィナンシャル・タイムズ(英国)ほか
 若い男性が団塊の世代よりも保守的に?
 英国で実施された最近の世論調査で、Z世代の男性(16~29歳)が、団塊の世代の男性よりも高い割合で「フェミニズムが利益よりも害をもたらした」と信じている可能性を示唆する結果が出た。
 そのように考える60歳以上の世代が13%だったのに対し、16~29歳の世代は16%だった。
 一般的に、若い世代のほうがフェミニズムに傾倒していると考えられていたが、同調査で「予想外」の結果がでたと英紙「ガーディアン」は報じている。
 また、この若い世代の男性の4人にひとりが「女性よりも男性であることのほうが難しい」と考えているという。
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