🔔17」─2─オランダ総選挙、反移民・反EUの極右政党が第1党へ。〜No.52 

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 ヨーロッパ諸国では、反移民反難民を掲げる右派政党が国民の支持をえて議席を増やして第一党に登り詰める。
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 2023年11月23日 産経新聞「オランダ総選挙 反移民・反EUの極右政党が第1党へ 西側の結束に影響か
 オランダ下院総選挙の出口調査結果に喜ぶ自由党ウィルダース氏=22日、ハーグ(ロイター=共同)
 【パリ=板東和正】連立政権崩壊に伴うオランダ総選挙(下院、定数150)の投開票が22日に実施された。反移民の立場を取るポピュリスト政治家ウィルダース氏が率いる極右、自由党(PVV)が18議席増の35議席に拡大し、第1党になる見通し。ウィルダース氏は反欧州連合(EU)を掲げ、ウクライナ支援にも否定的な姿勢を示しており、今後の連立交渉次第で西側諸国の結束に亀裂が生じる可能性がある。
 EUでは今年、アフリカや中東からの移民や難民が大量に押し寄せ、選挙で主要な争点の一つとなっていた。ウィルダース氏は22日の演説で「移民や難民の津波に終止符を打つ」と宣言した。移民・難民の急増による国内の社会不安が自由党の躍進につながったとの見方もある。
 ロイター通信などによると、ウィルダース氏は、移民・難民の流入を防ぐために国境閉鎖を訴えている。対露制裁などに否定的なハンガリーのオルバン首相を支持し、ウクライナへの兵器供与にも反対。自由党はEU離脱に向けた国民投票の実施を公約している。
 ウィルダース氏は反イスラムも掲げ、2014年の地方選挙の集会でモロッコ人を差別する発言をし、有罪判決を受けた。反移民の方針や「オランダ第一主義」を標榜(ひょうぼう)する姿勢から「オランダのトランプ(前米大統領)」との異名も持つ。国内にはウィルダース氏の方針に反発する政治家は多く、連立協議は難航する可能性がある。
 欧州メディアによると、左派連合が8議席増の25議席。ルッテ首相の後継として女性政治家イェジルゲス氏を首相候補に擁立した中道右派の最大与党、自由民主党(VVD)は24議席と苦戦を強いられた。
 オランダでは7月、VVDのルッテ氏が率いる4党連立政権が難民流入抑制策に合意できず崩壊し、13年にわたり政権を率いた同氏は政界引退を表明した。
 欧州ではスロバキアでも9月末、国民議会の選挙が実施され、ウクライナへの軍事支援や対露制裁に反対するフィツォ氏が率いる左派「スメル(道標)」が第1党となった。首相に任命されたフィツォ氏は10月、ウクライナへの兵器供与を停止すると正式に発表した。
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 11月23日 産経新聞「オランダ総選挙で極右政党首位 反移民の立場
 オランダ下院総選挙の出口調査結果に喜ぶ自由党ウィルダース氏=22日、ハーグ(ロイター=共同)
 オランダで難民の流入を抑制しようとしたルッテ首相の連立政権が7月に崩壊したことに伴う下院(150議席)総選挙が22日、投開票された。公共放送は出口調査の結果を基に、反移民の立場を取るポピュリスト政治家ウィルダース氏の極右、自由党が18議席増やして35議席に拡大し、第1党になる見通しだと報じた。
 オランダを含む欧州連合(EU)には今年、アフリカや中東からの移民や難民が急増し、シリア内戦の悪化から100万人以上が流入した2015年の難民危機再来への不安が拡大。オランダの選挙でも主要な争点の一つとなっていた。(共同)
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