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令和4年7月号 正論「中国人権弾圧 チベットで起きていること
アリヤ・ツェワン・ギャルポ
最近のチベットの状況は極めて危機的で危険になっています。国際NGO団体『フリーダム・ハウス』が今年2月に発表した『世界における自由 2022』の報告書によると、チベットは最もアクセスできない国の一つで、人権侵害では最悪と評価されました。チベットからは情報も人々も出てきません。外の世界から完全に閉ざされているのです。
チベットから情報が出てこないので、チベットの状況は悪くないと思われるでしょうが、それは間違いです。チベットは警察国家になってしまいました。警察の監視カメラ、恣意的な拘束、拷問、拘束中の死亡は日常のことになりました。人々を互いに監視させ、報告させる監視システムを中国は構築しました。人々は恐怖と疑心の中で生活しているのです。
しかし、中国はチベットを解放し、自由、平和、そして繁栄があると主張しています。これらの主張が本当であれば、メディアや他国の外交官にチベット訪問を認め、彼ら自身にチベットが自由かどうかを見せるべきです。
チベットは平和な仏教国でしたが、いまや最も抑圧され、重武装された地域になっています。新型コロナウイルス禍による混乱に乗じて、中国はインド、ネパール、ブータンの国境に侵入しています。チベット高原を軍事区域に変えてしまいました。チベットが独立国家だった時、ネパールやインド、ブータンとの国境はとても平和でしたが、中国のチベット占領によってそれぞれの国境は極めて不安定で危険になってしまいました。
最近、習近平がチベットで、毛沢東の文化大革命さながらの状況を再現しているのを、私たちは目の当たりにしています。しかし、前述した通り、そのようなニュースが報じられることはありません。なぜならば、中国政府は厳重な監視システムによって国外との通信を遮断し、国内メディアを完全に管理下においているためです。また、国際社会が、中国の残虐行為をある程度受け入れてしまったことも一因であると思われます。中国政府による破壊と冒涜行為は、もはや常態化しています。
中国の工作員は、弥勒菩薩像や僧院・尼僧院を徹底的に破壊し、神聖なマニ車を冒涜し、仏教徒や一般のチベット人に対しても恐ろしい暴力行為に及んでいます。
昨年12月、高さ約30メートルの仏像と高さ約9メートルの阿弥陀仏像が破壊されました。伝統的な巨大マニ車45台のほか、仏教学校も次々と破壊しています。今年2月には、チベット東部カム・ドラクゴ(タンゴ)地域で、チベット人が第二の仏陀として崇拝するグル・リンポチェの巨像を破壊しました。
また、チベット人の若手人気歌手ツェワン・ノブルはラサで焼身自殺しました。チベットの宗教は、歴史および文化に関する数多くの書籍お記した有識者であり僧侶のゴ・シェラブ・ギャツォ師は、中国当局によって逮捕・収監・監禁され、健康状態が危ぶまれています。中国政府の政策が、チベット人に文化や宗教的なアイデンティティを想起させたり、それを強固にしたりするようなすべてのものを破壊するという方針であることは今や、公然の秘密となっています。
毛沢東時代の文化大革命がチベットで繰り返されているとの明確な警告です。国際社会にこれらの問題提起と、チベットやほかの占領地域における深刻な人権侵害と宗教弾圧で中国に対する非難の声をあげるよう求めます。
中国が歪める歴史的、宗教的事実
中国共産党が歴史的事実を捻じ曲げることはよく知られていますが、特にチベットに関する主張を正当化するためにチベットの歴史を歪曲しようとしています。
中国は、チベットが7世紀にチベット王ソンツェン・ガンポが唐の皇女、文成公主を妻として受け入れて以降、チベットが中国の一部になったと主張しています。しかし事実は、チベット王は強かったことから唐の皇帝が娘を捧げざるを得なかった。また、9世紀には強力なチベット軍が唐の首都
西安を侵攻し、唐の皇帝は逃げ出ささざるを得なかったのです。
その後、中国は、元(1271~1378)からチベットを継承すると主張するようになります。しかし、元はモンゴル帝国であって中国の王朝ではない。中国の学者や歴史家でさえこうしたばかげた主張を受け入れていません。
……
中国共産党はまず宗教を信じていないし、死生観や生まれ変わりについて何一つ知らない。宗教的建造物や僧院も破壊し続けている。一体、どうやってチベットの最高位である最も神聖な宗教家を選定する権利があると言うのか。ダライ・ラマ法王の生まれ変わりの選定に対する中国の妨害は深刻な宗教の自由の侵害であり、仏教社会への冒涜である。
世界中の仏教徒は中国共産党による罪深い行為に反発しています。中国によるチベットでの宗教に関する事柄への冒涜行為と弾圧に対して、日本の僧院や神社は声を上げて非難してください。
中国共産党こそ分離主義者
中国はチベットとの戦いで勝利を収めたのでしょうか。その答えは『ノー』です。中国共産党指導部がチベットに対して敵意を抱くのは、チベットは中国に屈服したことは一度もなく、これからも決して屈することはないからです。70年以上にわたる侵略、弾圧及び暴力をもってしても、中国はチベット人やチベットを完全に征服することはできないのです。中国共産党指導部は、チベットでは誰も中国共産党に敬意を払うことはなく従わないばかりか、中国政府による発言を信用していないことを認識してます。
チベット人は、仏教の高僧、特に高僧の転生を崇敬してその教えを守ります。このことを知った中国政府は、偽者の高僧を据えて、中国共産党のプロパガンダの代弁者として利用しているのです。中国共産党はチベット人に対し、替え玉の高僧にひれ伏し、崇拝するよう強制しています。
……しかしながら、チベット人は心の中では、決して中国の言動を受け入れていません。中国はこのことき気づいており、激怒しているのです。
土着宗教であるボン教とインド発祥の仏教こそが、私たちをチベット人として為すものです。中国共産党は、私たちを『分離主義者』だと主張していますが、実際には、非常に多くの漢民族の中国人がチベットに来て心安らかに仏教を学んでいるのです。歴史的にチベット仏教は、漢民族、モンゴル、満州のさまざまな王朝に行き渡り、平和維持のために重要な役割を果たしており、チベットは常に平和を求め続けてきたのです。今日、中国には2億4,000万人以上の仏教徒がおり、彼らはダライ・ラマ法王の言葉や教えを尊重し、支持しています。
……
たとえ何が起ころうとも、どんなに暴力に耐えなければんらないとしても、私たちはチベットの宗教、言語及び生活様式を守り、実践するために苦闘し続けます。我々は、平和と非暴力への道を決してあきらめません。
中国はチベットを農奴と奴隷社会から解放したと言います。これは全くの嘘であり、国際社会を意図的に誤らせようとするものです。チベットは自給自足でき、平和な国でした。人々は幸せで満足しており、必要以上のものを欲していませんでした。このため、山、川、森、そしてすべての資源は搾取もダメージもうけていません。中国の平和的な解決は完全な嘘で間違いです。中国に侵略されてからチベットは生き地獄になりました。120万人のチベット人が亡くなり、6,000以上の僧院や尼僧院が破壊されました。
日本と日本政府がでいること
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私が、2020年10月にダライ・ラマ法王日本代表部事務所日本・東アジア代表に就任して以降、国会で演説する機会を何度かいただきました。多くの国会議員はチベット問題に関心を持っています。民主的で先進国として、日本は重要な指導的役割を担っています。中国と良好な関係を持つことは重要ですが、この関係が自由と民主主義、そしてえ主権を犠牲にしたものであってはいけません。中国はチベット、ウイグル、南モンゴル、そして満州を占領しました。そしていまではとても攻撃的になり、ネパール、インド、そしてブータンの国境を攻撃しています。インド太平洋でも覇権を奪おうとしています。尖閣諸島や台湾、南シナ海地域は常に危険と隣り合わせです。
民主主義、法の支配、そして国際的な価値観と規範が効きにあります。中国の人々も中国共産党下で幸せではありません。国際社会と共に、日本は東南アジア地域で国際的な規範に違反し、戦争のような危険な状況を作り出している中国共産党指導部を非難すべきです。
1970年代初頭、ニクソン米国大統領は毛沢東と共産主義者の関心を引こうとしました。その後の米国の政策は、中国がやがて国際規範に従うように変化することを期待しつつ中国と関わっていく、というものでした。しかしながら過去の経験や出来事は、米国による対中宥和政策が逆効果だったことを明らかにしています。中国が市民生活や民主主義の価値観を非難するようにつけあがらせたただけでした。米国は、平和と正義のためのチベット人民による闘いの重要性をを認識しています。我々の闘いは、残忍な独裁政権と戦うすべての人々を鼓舞するものと見なされています。だからこそ米国は2020年、チベット政策支援法を採択し、私たちの平和と正義のための闘い、そして希望を生かし続けるための政治的・財政的支援を約束したのです。
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中国によるチベット侵略は、東南アジア地域全体を不安定で危険なものにしました。ロシアのウクライナ侵略は、ロシアの覇権を先導し、ヨーロッパ諸国全体を脅威に晒すことでしょう。民主主義の価値観や国際規範は過去の遺物となってしまいます。
私たちは、日本社会と日本の支援者が地方の政治家や国家議員に対し米国のような政策や法律を制定してくれるようはたらきかけることを求めています。そうすることによって、政府が発信やチベット支援を行いやすくなると考えるからです。……」
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中国、中国共産党が、モンゴル・チベット・ウイグルとの人種・民族戦争で勝利する時とは、ジェノサイドでモンゴル人・チベット人・ウイグル人を根絶やしにするか、中南米のインディオのように人数を激減させる時である。
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日本人には天皇や王族は殺せないが、中国人や朝鮮人の渡来人・移民には罪の意識も持たずに天皇や皇族を殺すことができる。
キリスト教系朝鮮人テロリストは、日本人の共産主義テロリストや無政府主義者テロリストらと共に昭和天皇や皇族を惨殺する為につけ狙っていた。
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592年 渡来人の東漢直駒(やまとのあやのあたいこま)は、第32代崇峻天皇を暗殺した。
帰化人は天皇に忠誠を誓い日本国の為に働いたが、渡来人は天皇への忠誠を拒否し日本国ではなく自分の為に働いた。
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現代の日本人は、昔の日本人とは違って自分第一として他人の事など気にはしない。たとえ口で同情し心配するような事を話しても、本心からではない。何故なら、行動が伴っていない、真剣度が薄いからである。
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国連や各種国際機関が如何に無力で機能しないかは、ロシアのウクライナ侵略や中国共産党の国内での人権弾圧、少数民族ジェノサイドで明らかとなっている。
日本の国連主義者は、頼るべき支柱を失っている。
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日本は、第4位の移民大国として外国人移民(主に中国人移民)が増え、中国人移民は全国に分散すして住まず集まって中国人居住地域=チャイナ・タウンを形成して中国人だけで閉鎖的排他的に団結している。
中国共産党や中国軍は、スパイ・工作員・監視員を送り込んで管理・監督し指揮命令で動かし、相手国のビックデーターを本国へと送っている。
日本の親中国派や媚中派の一部は、中国共産党の顔色を伺い、日本の国益ではなく中国の利益になるように行動している。
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中国人は、中国共産党価値観と中華儒教価値観の中華思想でつくった華夷秩序の超えられない上下関係で、日本人を対等・同等な相手とは見なしていない。
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