🦎36」─1─仏領ニューカレドニアの複雑な多民族社会が独立住民投票で分断される。独立派と中国共産党。~No.114No.115No.116 ⑫ 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・   
 独立反対派=多数派、独立支持派=少数派。
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 2021年12月11日 産経新聞「仏領ニューカレドニア 独立問う3回目の住民投票 中国が独立派に接近
 【パリ=三井美奈】南太平洋にあるフランスの海外領土ニューカレドニアで12日、独立の是非を問う住民投票が行われる。ニューカレドニアは世界有数のニッケル産出地。経済進出を続けた中国が、ニューカレドニアの独立支持派に急接近しており、フランス国内で警戒感が強まっている。
 ニューカレドニアは19世紀にフランスに併合され、現在は人口約27万人。1980年代、先住民から独立要求が高まり、98年の協定で、独立を問う住民投票を3回実施することが決まった。昨年までの2回の投票で独立はいずれも否決された。独立支持は2018年の第1回投票で43%、昨年の第2回投票は47%。今回は3回目の投票となる。
 ニューカレドニアのニッケル産出量は、インドネシアやオーストラリアなどに次いで世界4位。ニッケルは電気自動車(EV)のリチウムイオン電池に不可欠な材料で、中国企業が相次ぎ開発に参入。最大の輸出先は中国となっている。
 フランスでは保守系議員から「投票はフランスか、中国かの選択になる。マクロン大統領は住民に仏領残留を呼びかけよ」との声も出たが、仏政府は住民投票への介入を避けている。
 仏国防省傘下の「フランス軍事学校戦略研究所(IRSEM)」は9月の報告書で、中国がニューカレドニアで在外中国人を通じて独立派に接近していると警鐘を鳴らしている。
 その背景には、経済利権だけではなく、ニューカレドニアを中国包囲網打破の拠点とし、豪州を孤立させる計算があるとみている。周辺の島嶼(とうしょ)、フィジー、バヌアツなどでも中国は影響力を高めている。」
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 12月12日 09:04 産経新聞ニューカレドニア独立問う 住民投票、否決なら混乱も
 フランスからの独立の是非を問う3回目の住民投票が行われたニューカレドニア=ヌメア(AP)
 南太平洋のフランス特別自治ニューカレドニアで12日、フランスからの独立の是非を問う3回目の住民投票が行われた。過去2回の投票はいずれも否決。今回、新型コロナウイルスの影響から独立派はフランス政府に投票延期を求めたが認められなかったため、独立を支持する先住民に投票に参加しないよう呼び掛けている。
 12日夜(日本時間同)に大勢が判明する見通し。否決された場合、独立派が結果の受け入れを拒み、混乱が起きる可能性がある。
 今年9月以降、新型コロナの感染で計約280人が死亡。大半が先住民カナクとされる。独立運動を主導する「カナク社会主義民族解放戦線」は、「服喪期間が終わっていない」と主張し、投票参加を拒否した。」
 独立派と反対派、フランス政府が1998年に結んだ「ヌメア協定」は計3回の投票を規定している。(共同)」
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 12月12日11:33 MicrosoftNews KYODO 共同通信ニューカレドニア住民投票 独立問う、否決なら混乱も
 © KYODONEWS 12日、ニューカレドニア・ヌメアで住民投票に訪れた人たち(共同)
 【シドニー共同】南太平洋のフランス特別自治ニューカレドニアで12日、フランスからの独立の是非を問う3回目の住民投票が行われた。過去2回の投票はいずれも否決。今回、新型コロナウイルスの影響から独立派はフランス政府に投票延期を求めたが認められなかったため、独立を支持する先住民に投票に参加しないよう呼び掛けている。
 12日夜(日本時間同)に大勢が判明する見通し。否決された場合、独立派が結果の受け入れを拒み、混乱が起きる可能性がある。
 ロイター通信によると、フランス本国から治安維持のため警察官2千人が到着。国連と太平洋諸島フォーラムは選挙監視団を派遣した。」
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 12月12日 20:56 MicrosoftNews AFPBB News「仏領ニューカレドニア、圧倒的多数で独立否決 報道
 © Theo Rouby / AFP ニューカレドニアのヌメアで、独立の是非をめぐる住民投票の投票所で票を投じる人(2021年12月12日撮影)。
 【12月12日 AFP=時事】南太平洋にあるフランス特別自治体のニューカレドニア(New Caledonia)で12日、独立の是非を問う3度目の住民投票があり、圧倒的多数で否決された。地元メディアが開票速報として報じた。独立支持派は今回の投票をボイコットしている。
 © Theo Rouby / AFP ニューカレドニアのヌメアで、独立の是非をめぐる住民投票の投票所で票を投じる準備をする人(2021年12月12日撮影)。
 地元テレビのNC la 1ereによると、開票率84%の時点で96%が独立反対に投票している。
 © Theo Rouby / AFP ニューカレドニアのヌメアで、独立の是非をめぐる住民投票の投票所で票を投じる人(2021年12月12日撮影)。
 【翻訳編集】AFPBB News
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 12月13日01:30 MicrosoftNews テレ朝news「仏領ニューカレドニア 独立を否決 最後の住民投票
 © テレビ朝日 仏領ニューカレドニア 独立を否決 最後の住民投票
 南太平洋のフランス領ニューカレドニアで独立の是非を問う住民投票が行われ、反対多数で独立が否決されました。
 ニューカレドニア住民投票は12日、投開票され、フランスからの独立への反対が96.5%と圧倒的多数となりました。
 独立賛成派が新型コロナウイルスを理由にボイコットを呼び掛けていたためで、投票率は過去2回の投票の半分ほどの43.9%でした。
 これでフランスとの協定で認められた3回の投票はすべて否決されましたが、投票の正当性を巡り、今後も混乱が予想されます。
 一方、マクロン大統領は「ニューカレドニアはフランスにとどまる」と宣言し、歓迎の意向を示しました。
 独立となれば中国の接近が予想され、インド太平洋戦略への影響が懸念されていました。」
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 12月13日14:33 MicrosoftNews 毎日新聞ニューカレドニア独立否決 独立派、国連に「投票無効」訴え検討
 © 毎日新聞 提供 住民投票で1票を投じる有権者ニューカレドニア・ヌーメアで
 南太平洋にあるフランスの特別自治ニューカレドニアで12日、フランスからの独立の是非を問う3回目の住民投票が実施され、反対が96・49%で独立は否決された。独立派の先住民「カナク」系住民が新型コロナウイルスの感染拡大などを理由に不参加を呼びかけたため、投票率は前回の約半分の43・9%だった。独立派は今後「投票の無効」を国連の特別委員会に訴えるなど、国際問題化させることも検討している。
 フランス政府は1998年、住民投票を2022年までに最多で3回実施すると約束。これまで18年と20年に実施され、いずれも独立が否決された。
 最後となる今回の結果について、マクロン仏大統領は「3回の否決を厳粛に受け止める。一方、住民の間に深い溝が残ったことは無視できない」と演説。今後は地元経済の向上などに取り組みつつ、インド太平洋地域で影響力を拡大する中国を念頭に「緊張感の高まる地域で、ニューカレドニアの地位を高める」と述べ、フランスの関与を強める姿勢を示した。
 ニューカレドニアでは21年に新型コロナで300人近くが亡くなり、カナク系住民が投票延期を求めていたが、フランス政府は強行。独立派の「カナク社会主義民族解放戦線」(FLNKS)のロック・ワミタン議長は、仏メディアに「投票に正当性はない。改めて3回目の実施を求める。国連への協力要請も準備している」と述べた。
 ニューカレドニアは国連の非植民地化特別委員会の非自治地域リストに掲載されている。委員会は過去にカナク系住民に対する差別があると指摘しており、カナク系住民側は今回の投票も議題として取り上げてもらいたい考えだ。
 一方、フランスから独立すれば中国の影響力が増す可能性も指摘されており、ニューカレドニアに海軍基地を持つフランスは、投票の行方を注視していた。
 太平洋の島しょ地域に詳しい東海大の黒崎岳大講師は、中国が存在感を増す背景に、地域の国々とフランスやオーストラリアなどとの不和や関与の弱まりがあると指摘。「中国はその隙間(すきま)を縫うように影響力を拡大してきた。今回の住民投票が国連の議題となれば、中国がカナク系住民側につくことも予想される。国際的な対立構造につながる可能性がある」と話した。
 人口約27万人のニューカレドニアは1853年、フランスに併合された。人口の約4割を占めるカナク系住民は1956年まで選挙権が認められず、それ以降も欧州系住民との経済格差が埋まらないことなどから、70年代以降に独立運動を活発化させた。【バンコク石山絵歩、パリ久野華代】」
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 12月13日14:43 MicrosoftNews  毎日新聞「「自分はカレドニア人」8割 複雑な多民族社会、住民投票で分断
 © 毎日新聞 提供 投票所となった小学校の前に列を作る有権者ら=ニューカレドニア・ヌーメアで2021年12月12日、AP
 南太平洋のフランス特別自治ニューカレドニアで12日に実施されたフランスからの独立の是非を問う住民投票は、独立反対が9割以上を占め、独立が否決された。住民投票はこれまで、独立支持派のメラネシア系先住民「カナク」系住民とフランスなど欧州系住民の対立構図でとらえられてきたが、2019年の国勢調査では、8割が自身を「カレドニア人」と認識していると回答した。一方、カナク系と欧州系の間で結婚が進んだ影響などもあり、複雑な立場の人も増えている。
 19年の調査によると、ニューカレドニアの人口は約27万1400人。このうち約41%がカナク系、約24%が欧州系、約8%がポリネシア系の「ウォリス・フツナ系」と回答した。一方、約11%が「二つ以上のルーツを持つ」を選択。その割合は前回調査の14年から2ポイント程度増えた。
 19年の調査で新たに加えられたのが「自身を『カレドニア人』と認識するか」との設問だ。その回答は「はい」82・6%▽「いいえ」10・5%▽無回答6・9%――だった。「はい」と答えたコミュニティー別の割合は、カナク系91%、欧州系68%などだった。
 ニューカレドニア大のキャロリン・グラブラ准教授(公共法)は「カナク系住民でも残留派はおり、複数のコミュニティーに属する複雑な立場の人も増えている。しかし今回の住民投票ではコミュニティー間の対立が強調され、分断につながった。住民の多くは『カレドニア人』と認識しているが、一つになることは難しい状況だ」と指摘した。【バンコク石山絵歩】」
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 ウィキペディア
 ニューカレドニア(フランス語: Nouvelle-Calédonie)は、ニューカレドニア島(フランス語でグランドテール Grande Terre、「本土」と呼ばれる)およびロイヤルティ諸島(ロワイヨテ諸島)からなるフランスの海外領土(collectivité sui generis、特別共同体)である。ニッケルを産出する鉱業の島である一方、リゾート地でもある。ニューカレドニア珊瑚礁世界遺産に登録されている。
 概要
 ニューカレドニア地図
 オーストラリア東方の島で、南太平洋のメラネシア地域にあり、面積は1万8575.5平方キロメートル(四国ほどの大きさ)である。フランス語ではヌーヴェルカレドニー (Nouvelle-Calédonie) と呼び、ニューカレドニアは 英語: New Caledonia から来ている(Caledoniaはスコットランドラテン語名なので、新スコットランドとなる。ノヴァ・スコシアとは関係ないので注意)。現地語ではカナキー (Kanaky) とも呼ばれる。
 人口は2016年の調査では27万5355人。政庁所在地で人口最大の都市はヌーメア(2014年の人口は9万9926人)。インターネットの国別コードトップレベルドメインは「.nc」。通貨はウォリス・フツナ、フランス領ポリネシアと共にCFPフランを使用している。主都ヌーメアは、太平洋地域の地域協力機構、太平洋共同体の本部所在地である。
 1985年以降、メラネシア系先住民カナックによる激しい独立運動が行われ、現在では沈静化したが一時は暴動や内戦に近い状態を呈していた。1986年、国連非植民地化委員会 (United Nations Committee on Decolonization) はニューカレドニアを国連非自治地域リストに掲載した。2018年11月4日には独立を問う住民投票が実施され、反対派が56.4%を占めて独立は否決された。2020年10月4日にも独立を問う住民投票が実施されたが、反対派が53.3%を占めて独立は再び否決された。
 歴史
 1774年にジェームズ・クックによって「発見」され、1853年にフランス領となっている。当初は流刑植民地だったが、19世紀後半のニッケル発見後は鉱業の島となった。20世紀後半には独立闘争で島が揺れ、1998年のヌーメア協定で将来に関する合意がなされた。
 先住民族
 西太平洋に人が住み始めたのは5万年前であった。その後パプア諸語の民族がメラネシアに拡散した。他にも、ラピタ人 (Lapita) がメラネシアの島々に移り住んでいる。紀元前1500年、ラピタ人たちは現在のニューカレドニアおよびロイヤルティ諸島に到達し、高度な航海術や農業、土器作りは太平洋の広い範囲に影響を及ぼした。その土器などの痕跡は今もニューカレドニアに残るほか、彼らの前に住んでいた民族による1万年前のペトログリフ(岩刻)も残っている。
 その後、オーストロネシア語族が台湾などを起点にオセアニアに進出している。11世紀ごろ、オーストロネシア語族ポリネシア人ニューカレドニアに到達し、パプア系などの先住民族と混血した。
 ニューカレドニアメラネシア人は、27のメラネシア系言語とウォリス・フツナ人よりもたらされたポリネシア系言語、合わせて28の言語を有している。その共同体社会は、クラン(clan、氏族)を基本単位にして細分化している。実際の居住は、いくつかのクランが集まり集団 (tribu) を構成している。これらの集団において首長権限に違いが出ている。たとえば首島のグランド・テール (Grande Terre) では首長権限は緩やかだが、ウベア、リフー、マレなどのロイヤルティ諸島では、首長支配が強い。
 ヨーロッパ人到達
 ヨーロッパ人のニューカレドニアおよびロイヤルティ諸島到達は18世紀後半のことだった。イギリスの探検家ジェームズ・クックキャプテン・クック)が1774年、海上からニューカレドニア本島(グランドテール島)を「発見」し、山の多いスコットランドカレドニア)を思わせる眺めからニューカレドニアと名づけた。同じ航海で、彼はニューカレドニア北方の島にニューヘブリデス諸島(現在のバヌアツ)と名づけている。
 独立闘争
 カナックの旗。将来独立した場合、カナキー国旗となる
 ニューカレドニアの紋章
 メラネシア人の政治参加は、初めはヨーロッパ人の共産党キリスト教組織が主導していたが、1953年、「2つのカラー(肌の色)に1つの国民」を合言葉としてユニオン・カレドニエン(UC、社会主義政党)が結成された。 脱植民地化運動は1960年代末から始まっており、「カナック・アイデンティティの回復要求」として具体化されている。それは、先住民としての権利回復要求の政治的声明でもある。 先住民は1960年代以降政党を組んで権利主張と独立運動、先住民文化復興活動などを始め、ニューカレドニアは1986年以来、一度は1947年に外された国連非自治地域リストに再度掲載されている。このリストには近隣の島国であるアメリカ領サモアニュージーランド領トケラウなどが含まれている。
 民族
 カナック:40.3%
 ヨーロッパ人:29.2%
 ワリシア人 8.7%
 タヒチ人:2%
 インドネシア人:1.6%
 ベトナム人:1%
 バヌアツ人:0.9%
 その他:16.2% … 戦前のニッケル労働者に由来する日系ニューカレドニア人(約8000人)や華人などアジア系人、アルジェリアから流刑にされたアラブ人などの末裔が若干存在する。
 言語
 公用語:フランス語
 33のメラネシアポリネシア諸語、クレオール言語
 識字率
 全体:96.9%
 男性:97.3%
 女性:96.5%
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 ポリネシア人ポリネシアじん、Polynesian)は、太平洋のポリネシアに住む人々の総称。オーストロネシア語族に属しており、メラネシア人やミクロネシア人と密接な親縁関係を持つ。身体的特徴、言語的特徴に関してメラネシア人のような多様な地域差は無く、同質的である。その一方で、文化的・社会的には、かなりの多様性を持つ。古代において特筆する航海術を持っており、南極大陸に最初に到達した民族の可能性がある。
 ルーツと移民の流れ
 ポリネシア人の拡散
 ポリネシア人のカヌー
 トール・ヘイエルダールが唱えた南米からの植民説、ベン・フィニーらが唱えたアジアからの植民説があるが、1975年にハワイで建造された双胴の航海カヌー、ホクレアによる数々の実験航海や、言語学的・人類学的な各種の検証により、現在では東南アジア説が定説となっている。
 ポリネシア人の祖先はオーストロネシア語を話すモンゴロイド系の民族で、元々は華南や台湾にいたのだが、その一部は紀元前2500年頃に南下を開始し、フィリピンを経て紀元前2000年頃にインドネシアスラウェシ島に到達する。ここからニューギニア島沿岸、メラネシアへと東進する間にパプア先住民やメラネシア先住民と混血し、ポリネシア人の始祖となる。この先住民は5万年前に出アフリカ後にインドを経てやってきたオーストラロイドに属す人々で、アボリジニと同祖である。従ってポリネシア人モンゴロイドにオーストラロイドが混ざった人種である。
 原ポリネシア人ラピタ人)は進路を東に進め、紀元前1100年頃にはフィジー諸島に到達する。現在、ポリネシアと呼ばれる地域への移住は紀元前950年頃からで、サモアやトンガからもラピタ人の土器が出土している。サモアに到達した時点 でラピタ人の東への移住の動きは一旦止まるのだが、その間に現在のポリネシアの文化が成立していったと考えられている。
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 カナック(Kanak, Canaque, カナク)は、太平洋南西部ニューカレドニアメラネシア先住民族。現在、ニューカレドニア人口の45%を占めている。
 概説
 「カナック」の語源はハワイ語でハワイ人を意味する「カナカ・マオリ」(kanaka maoli、カナカは「人間」、マオリは「土地の」「先住の」を指す)から来ているが、かつてヨーロッパ人の航海者や探検家、商人、宣教師はこの語を太平洋の諸島に住む多様な非ヨーロッパ人全ての呼称として使用した。ヨーロッパ人との接触前、ニューカレドニアには統一国家はなく部族社会に分かれ、ニューカレドニア人が自分たちを呼ぶ単一の呼び名もなかったが、フランス人が持ち込んだ「カナック」(カナカがフランス語化した言葉で、やや侮蔑的な意味を含む)がその呼び名となった。
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 メラネシア(Melanesia)は、オセアニアの海洋部の分類の一つ。 概ね赤道以南、東経180度以西にある島々の総称。オーストラリア大陸より北-北東に位置する。ギリシャ語で μέλας メラス「黒い」+ νῆσος ネソス「島」から「黒い(皮膚の黒い人々が住む)島々」の意味である。
 歴史
 メラネシアの民族集団は大きくオーストロネシア語族とパプア諸語の話者に分かれている。メラネシアの先住民はおそらく今日のパプア系の祖先に当たる人たちであったと考えられる。彼らは数万年前にニューギニア島を占め、放射性炭素年代測定によれば少なくとも3万5千年前にはメラネシアの島々、おそらく一番東はソロモン諸島やその東の小さな島々にまで到達した。そのことは、同時代の遺跡からニューギニア原産の有袋類(クスクス)や黒曜石などが多数発見されていることから推定できる。
 約4000年前、ニューギニア北部やニューギニア東方の島々において、オーストロネシア語族の人々が先住のパプア系の人々と接触したと思われる。こうした接触は長期間にわたったため、言語や文化、遺伝形質などが複雑に交じり合う変化が生じた。また、メラネシアで生じたこれらの混血の集団の中から、少人数の集団がさらに東に海を渡り、ポリネシアを形成したと思われる。また、メラネシアの中には、ポリネシア文化を保持する地域が飛び地のように点々としており、域外ポリネシア(Polynesian Outlier)と呼ばれている。
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 メラネシア人(メラネシアじん、Melanesian)は、西南太平洋のメラネシアに住む人々の総称。広義にはパプア人を含める場合もある[1]。人種的にはモンゴロイドと混血したオーストラロイド系の民族であるが、島嶼間の交流の結果、様々な移住者が入ったことから体格・風貌も様々であり、人種的特徴を一概に挙げることは困難である。彼らは約5000年前にメラネシア水域の島々にやってきたと考えられており[2]、ソロモン諸島ニューヘブリディーズ諸島、フィジー諸島、ニューカレドニア島などに居住する。顔立ちはポリネシア人に近く、皮膚の色にはパプア人のような統一性は無く、濃い者も薄い者もいる。しばしばアフリカの民族と比較されるが、オーストラロイドとモンゴロイドの混合人種であるメラネシア人は、表現型が非常に多様な集団である。

 メラネシア系民族 :カナック
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 オーストラリアなどでは、民主派や人権派など反中国共産党の中国人住民が突然行方不明になり、後日、中国で発見され、中国共産党支持発言を行うという事件が頻発している。
 オーストラリアなどでは、中国共産党による静かな侵略と恐れ、そして警戒し、批判し反発している。
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 中国共産党は、親中国家を増やすべく、日本国内の琉球独立派・アイヌ独立派や各国の独立支持派・反政府派などに接近し影ながらに支援している。
 中国人移民によって国籍取得の中国系住民(華人)が増えると、それに合わせるように独立派の支持勢力を急速に拡大する。
 経済力を持った華僑(中国人滞在者)は、本国の中国共産党の指示に従い、中国政府の一帯一路構想で独立派に金銭的利益をもたらす。
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