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・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・
日本にとって、台湾は信用できるが、中国共産党政府は信用できない。
信用できないのは、韓国・北朝鮮そしてロシアも同様である。
中国共産党とロシアは、同じ穴のムジナである
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2021年3月10日 産経新聞「震災10年 日台、思いやりの「善の循環」 謝長廷・台北駐日経済文化代表処代表
謝長廷氏
台湾の台北駐日経済文化代表処の謝長廷(しゃ・ちょうてい)代表(駐日大使に相当)は、東日本大震災10年に合わせて産経新聞に寄稿し、震災を機に、日台間では双方が災害のたびに相手を思いやる「善の循環」が生まれたと指摘した。寄稿の全文は次の通り。
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「まさかの時の友こそ真の友」
これは台湾と日本の関係を言い表すのにピッタリの言葉といえる。台湾と日本は歴史的に古く、より密接な友好関係が築かれている。特に災害が発生した際に互いに助け合う関係が形成されており、私はこれを「善の循環」と呼んでいる。
10年前の3月11日、東日本大震災が発生した際、台湾の人々はテレビに映る想像を絶する光景に大きなショックを受け、日本の大変な状況にいても立ってもいられない気持ちになった。そのとき、台湾の人々の心に浮かんだのは、台湾中部で1999年、921大地震(台湾中部大地震)が発生した際、日本のレスキュー隊が真っ先に駆けつけ、台湾の被災者を助けてくれた記憶だった。
「今度は台湾が日本に恩返しする番だ」と、台湾の各界が募金活動を始めた。私も当時、所属する政党やロータリークラブなどで募金活動を行い、日本が速やかに復旧できるよう深く祈った。
2014年に台湾南部の高雄で大規模なガス爆発事故が発生した際、今度は日本から次々と温かい支援の手が寄せられた。私が16年に駐日代表に着任した際、まず初めの公務は、熊本地震の被災地に台湾からの義援金を届けることだった。ここ5年間に、台湾では台南と花蓮、日本では熊本と北海道が震災に見舞われ、そのほか西日本水害や九州北部水害もあった。そのたびに台日間では官民問わず助け合いが行われ、物質的な支援のみならず精神面でも励まし合う関係に発展した。
台日双方の人々は、いわば家族や親戚のような連帯感があり、何かあったときは心配でたまらず、できる限りのことをしてあげたいという気持ちを抱いている。世界を見ると近隣の関係は険悪になりがちだが、台日間は例外で、自然な気持ちで友情が築かれている。これは世界平和の模範となる大切な財産であり、今後も「善の循環」による心が通う友好関係を発展させていきたい。
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【解説】震災転機に交流深化
謝氏の指摘通り、日台ではこの10年で、民間を中心とする交流が深まった。
台湾からは震災後、世界最多となる200億円超の義援金が届いた。代表処が日本の市民を対象に行った世論調査によると、「台湾を身近に感じる」との回答は、震災前の2009年の56%から震災直後の11年5月には67%に上昇。昨年は77・6%が「親しみを感じる」と答えた。
日本政府は12年の震災後1年の追悼式で、台湾の代表者を外交関係がないことを理由に指名献花から外して批判を招き、野田佳彦首相(当時)が国会で陳謝し翌年改めた。日本の元外交官は「震災で日本世論の台湾への姿勢が変わった。日台関係の大きな転機になった」と話す。
台湾からの訪日観光客は、10年の年間127万人から新型コロナウイルス流行前の19年で489万人に増大。日本からも19年に216万人が台湾を訪れた。
台湾で16年に蔡英文総統が就任すると、災害のたびに安倍晋三首相(同)と見舞いの言葉をツイッターでやり取りすることが慣例化した。日本では18年以降、台湾のタピオカが流行。中国が今年2月末、台湾産パイナップルの輸入禁止を発表すると、日本で支援の動きが広がり、今月4日までに前年比約3倍で過去最多約6200トンの購入が決まった。(前台北支局長 田中靖人)」
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3月11日 産経新聞「蔡総統「大切な友情記憶」 震災10年、日台友好を推進
台湾の蔡英文総統(総統府提供)
東日本大震災から10年の11日、台湾の蔡英文総統は「災害の痛みを心に刻んで、大切な友情を記憶にとどめることが重要だ」と語り、日台友好を推進していく考えを表明した。台北で開かれた日本を代表する現代美術家、奈良美智さんの展覧会の開幕式に出席し、あいさつした。
蔡氏は「10年前、台湾人も深いショックを受けたが、震災の中で緊密に協力した。台日の友好が長く続くよう望む」と述べた。また、地震発生時刻に合わせ、自身のツイッターに日本語で「犠牲者のご冥福を祈る」などと投稿した。
日本の対台湾窓口機関である日本台湾交流協会台北事務所では追悼式が開かれ、関係者が犠牲者に祈りをささげ、支援をした台湾に感謝を表した。泉裕泰代表はあいさつで「台湾の人々と心を一つにして、被災地の復興と、(被害者らの)悲しみが少しでも早く癒えることを祈りたい」と述べた。(共同)」
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3月11日17:24 MicrosoftNews 時事通信「日本との絆「ますます強く」=台湾総統、東日本大震災10年で追悼文
© 時事通信 提供 台湾の蔡英文総統=2020年8月、台北(EPA時事)
【台北時事】台湾の蔡英文総統は東日本大震災から10年となった11日、「犠牲者のご冥福を心より祈る」とする日本語の追悼文をツイッターに投稿した。蔡氏はこの10年を振り返り、「台日一緒にさまざまな困難を乗り越え、その絆はますます強まっていると思います」とつづった。
台湾からは大震災の被災地に200億円を超える支援金が寄せられ、最近では、中国が今月から禁輸を始めた台湾産パイナップルを日本側が大量に購入し、日本の消費者の人気を呼ぶなど、日台交流の機運が高まっている。蔡氏は「コロナ禍が早く収束し、東京オリンピックも順調に挙行され、台湾と日本を自由に行き来できる世の中が早く訪れることを願っています」と呼び掛けた。
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