🛳30」─1─米政権、アーミテージ元国務副長官らを台湾に派遣。中国、「断固反対」。~No.220No.221No.222 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・     
 2021年4月13日 08:18 産経新聞「インド太平洋 オランダもフリゲート艦派遣 英仏独に続き
 【パリ=三井美奈】オランダ海軍が今夏、フリゲート艦をインド太平洋に派遣することが12日、分かった。英国の空母クイーン・エリザベスを中心とする空母打撃群に同行する予定。中国の海洋進出に対抗し、欧州からインド太平洋に艦船を派遣する動きが活発化してきた。
 オランダ国防省によると、フリゲート艦エフェルトセンは5月末に同国を出航。英空母打撃群と合流し、太平洋で日本の海上自衛隊などと合同演習を行う。国防省はエフェルトセンの航路を明らかにしていないが、蘭紙フォルクスクラントは、「航行の自由」を示すため、中国が軍事拠点化を進める南シナ海を航行する見込みだと報じた。
 欧州からは、フランスや英国が艦船をインド太平洋に派遣し、「航行の自由」作戦を行ってきた。これに加え、ドイツが今夏にフリゲート艦を派遣する計画を発表しており、オランダが続くことになった。
 オランダは、フランスやドイツに続いて昨年秋、インド太平洋戦略のガイドラインを策定。「法の支配」を守るため、この地域の安定に積極関与する方針を示している。」
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 4月13日17:12 MicrosoftNews zakzak「中国、東・南シナ海で軍事緊張高める 尖閣に60日連続侵入…台湾に戦闘機25機
 習近平国家主席率いる中国が、東・南シナ海で緊張を高めている。中国海警局の船2隻が13日未明、沖縄県尖閣諸島周辺の領海に侵入しただけでなく、中国軍の戦闘機など25機が12日、台湾の防空識別圏(ADIZ)に進入したのだ。海警局船による尖閣周辺での航行は60日連続となる。菅義偉首相と、ジョー・バイデン米大統領が16日に行う日米首脳会談を見据えて、挑発をエスカレートさせたのか。
 第11管区海上保安本部(那覇市)は13日、中国海警局船2隻が午前2時15分ごろから、尖閣周辺の領海に侵入したと発表した。領海侵入は今年に入って14日目。2隻のうち1隻は機関砲のようなものを搭載していた。日本漁船に接近しようとする動きを見せたが、海保は漁船の周囲に巡視船を配備して、安全確保に当たった。
 中国は台湾も威嚇した。
 台湾国防部(国防省)は12日、中国軍の「J16戦闘機」14機と、「J10戦闘機」4機、「H6K爆撃機」4機、「Y8対潜哨戒機」2機、「KJ500早期警戒管制機」1機の計25機が、台湾のADIZに進入したと発表した。
 1日の飛来機数としては、国防部が公表を始めた昨年9月以来、最多となった。台湾空軍は哨戒機部隊を派遣した。
 中国は昨年から繰り返し軍機を台湾のADIZに進入させているが、先月から機数を増やしている。バイデン政権が、台湾との政府間接触を拡大するための「新たな指針」を作成するなど、米台が接近を強めていることを牽制(けんせい)する狙いもありそうだ。
 これに対し、米軍は原子力空母「セオドア・ルーズベルト」を中心とした空母打撃群が9日、南シナ海で軍事演習を実施するなど、価値観を共有する自由主義陣営を守る姿勢を示している。」
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 4月14日08:27 産経新聞「米政権、アーミテージ元国務副長官ら大物を台湾に派遣
 米国の星条旗(右)と台湾の旗(ロイター)
 【ワシントン=黒瀬悦成】米ホワイトハウスは13日、バイデン大統領の盟友であるドッド元上院議員民主党)と、アーミテージ、スタインバーグ両元国務副長官が同日、台湾への非公式訪問に出発したと発表した。3人は、台湾関係法が1979年4月10日に制定されて42年を迎えたのに合わせ、バイデン政権の「非公式代表団」として訪台し、台湾の政府高官らと会談するとしている。
 アーミテージ氏は共和党の息子ブッシュ、スタインバーグ氏は民主党オバマ元政権下で国務副長官を務めた。両氏の派遣は米国が超党派で台湾を支える決意を示す狙いがある。
 ホワイトハウスは声明で「3人は台湾と長年の友好関係にあるほか、バイデン大統領とも個人的に親しい」と指摘し、彼らを派遣したのは「米国が台湾およびその民主体制への関与(の深さ)に関して重要なシグナルを送るものだ」と強調した。
 バイデン政権高官の訪台をめぐっては、3月末に台湾と外交関係があるパラオのウィップス大統領が台北を訪れた際に、駐パラオ米大使が同行し、中国による台湾の外交孤立化政策に対抗する立場を打ち出している。」
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 4月14日09:39 産経新聞「「中国が世界的大国目指している」米国家情報長官室が年次報告書
 中国福建省を視察する習近平国家主席=3月(新華社=共同)
 【ワシントン=黒瀬悦成】米情報機関を統括する国家情報長官室(ODNI)は13日、米国を取り巻く国内外の脅威について分析・評価した年次報告書を発表し、中国共産党体制が「世界的大国」になることを目指して影響力を拡大させる一方、米国に対して影響力の弱体化と同盟・パートナー諸国との離反を図る取り組みを国家的規模で実施していると警告した。
 報告書は台湾情勢に関し、中国が台湾に本土との統一に向け圧力をかけていくと指摘。台湾の国際的孤立化に向けた取り組みや台湾周辺での軍事行動などを活発化させる中で、米中間の摩擦が激化していくと予測した。
 また、中国が巨大経済圏構想「一帯一路」を引き続き展開していく一方、国際社会の批判を意識して投資対象国などに対する搾取的行為の自制を図っていくとの見方を明らかにした。
 中国が人権分野で、個人の権利よりも国の主権や政治的安定性を重視する、新たな国際規範の普及に努めていくとも指摘した。
 軍事分野では、中国軍を「国際水準」に押し上げるための近代化を進める一方、海外での戦力展開と自国の国益保護に向けて外国の軍事拠点の構築を引き続き進めていくと予想。中国のロケット軍が命中精度の高い通常弾頭型の短中距離ミサイルを展開し、米国や同盟国の基地が危険にさらされているとも訴えた。
 核戦力に関しては、中国が向こう10年間で核弾頭の保有数の倍増を目指しており、米露の戦略的優位が固定化するような核軍縮合意に応じる意思はないとの見通しを明らかにした。
 中国のサイバー攻撃による危機も増大していると指摘した。
 一方、北朝鮮に関しては金正恩キム・ジョンウン朝鮮労働党総書記が米国との非核化協議で自国に有利な条件を引き出すため、年内に長距離ミサイルの発射または核実験の再開に踏み切ることを検討している可能性があると指摘した。
 また、金氏が核兵器を「外国の介入に対する究極の抑止力」と位置付け、将来的に国際社会から「核保有国」として認知され尊敬を得ることができると信じ込んでいると分析した。
 同時に、金氏にとっては現時点で北朝鮮が受けている程度の国際圧力では、核保有を目指す現在の方針を変更するには及ばないと見なしているとし、金氏に核放棄に応じる考えはないとの見方を示した。」
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 4月14日10:54 産経新聞尖閣周辺に中国船 61日連続、機関砲のようなもの搭載
 尖閣諸島を含む東シナ海上空。手前から南小島、北小島、魚釣島=沖縄・尖閣諸島鈴木健児撮影) 
 尖閣諸島沖縄県石垣市)周辺の領海外側にある接続水域で14日、中国海警局の船3隻が航行しているのを海上保安庁の巡視船が確認した。尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは61日連続。
 第11管区海上保安本部(那覇)によると、1隻は機関砲のようなものを搭載。領海に近づかないよう巡視船が警告した。」
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 4月14日20:09 産経新聞「中国、米のアーミテージ氏ら台湾派遣に「断固反対」
 記者会見する中国外務省の趙立堅副報道局長(共同)
 【北京=三塚聖平】中国外務省の趙立堅(ちょう・りつけん)報道官は14日、バイデン米政権がアーミテージ元国務副長官らを台湾に非公式に派遣したことに対し、「中国は、どのような形式でも米台の公的往来に断固反対する」と反発し、厳正な申し入れを行ったことを明らかにした。
 趙氏は「中米関係と台湾海峡の平和と安定にさらなる深刻な損害をもたらさないよう、台湾独立の分裂勢力に誤ったシグナルを出すな」と米側に求めた。
 一方で趙氏は、バイデン大統領の気候変動問題担当特使を務めるジョン・ケリー国務長官が14~17日の日程で中国を訪問すると発表した。ケリー氏は上海で、中国の気候変動問題担当特使である解振華氏と会談を行い、「中米の気候変動協力などについて意見交換を行う」と表明した。
 中国は温暖化対策を、対立が激化するバイデン政権との数少ない協力可能分野と位置付けて、接近姿勢を見せている。」
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 4月14日21:40 産経新聞「米政権派遣のアーミテージ氏ら台湾入り 15日に蔡総統と会談
 14日、台湾台北市の空港に専用機で到着したドッド元上院議員(手前右から2人目)、アーミテージ元国務副長官(左端)ら米代表団(中央通信社=共同)
 米国のドッド元上院議員民主党)やアーミテージ、スタインバーグ両元国務副長官からなる非公式代表団が14日、台湾入りした。台北市松山空港には呉●(=刊の干を金に)燮(ご・しょうしょう)外交部長(外相に相当)らが出迎えた。代表団は15日、蔡英文総統と会談し、バイデン米大統領のメッセージを伝えるほか、台湾側の外交、安全保障を担当する高官らとも意見を交換する。
 非公式代表団は、台湾関係法が1979年4月10日に制定されて42年を迎えたのに合わせて訪台した。
 ドッド氏はバイデン氏の盟友として知られる。アーミテージ氏は共和党の息子ブッシュ、スタインバーグ氏は民主党オバマ各政権下で国務副長官を務めた。両氏の派遣は米国が超党派で台湾を支える決意を示す狙いがある。
 米ホワイトハウスは声明で、3人を派遣したのは「米国が台湾およびその民主体制への関与(の深さ)に関して重要なシグナルを送るものだ」と強調した。
 これに対し、中国外務省の趙立堅(ちょう・りつけん)報道官は14日、「中国は、どのような形式でも米台の公的往来に断固反対する」と反発し、厳正な申し入れを行ったことを明らかにした。一方で趙氏は、バイデン大統領のケリー気候変動問題担当特使が14日から訪中すると発表。中国は温暖化対策をバイデン政権との数少ない協力可能分野と位置付け、接近姿勢を見せている。(ワシントン 黒瀬悦成、台北 矢板明夫、北京 三塚聖平)」
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 4月15日14:10 MicrosoftNews Reuters「台湾総統が米訪問団と会談、「中国の挑発行為阻止で協力」
 © Reuters/Ann Wang 台湾総統が米訪問団と会談、「中国の挑発行為阻止で協力」
 [台北 15日 ロイター] - 台湾の蔡英文総統は15日、バイデン米大統領の要請で台湾を訪問しているドッド元上院議員アーミテージ元国務副長官らと総統府で会談し、中国人民解放軍の「向こう見ずな作戦行動や挑発行為」を阻止するため、米国と協力していくと述べた。
 総統は、中国の軍事活動が地域の平和と安定を脅かしていると主張。「米国など同じ志を持つ国と非常に積極的に協力し、インド太平洋の平和と安全を共同で守り、向こう見ずな作戦行動と挑発行為を阻止していく」と述べた。
 総統は、引き続き米国と協力して「認知戦」と偽情報に対抗していくとも発言したが、詳細には触れなかった。
 ドッド元上院議員は、バイデン政権が台湾の「頼りがいのある、信頼できる友人」になるとし、台湾の自衛への投資を支援すると述べた。
 また、米国と台湾のパートナーシップは「かつてないほど強力だ」とも発言。今回の訪問はバイデン大統領の台湾に対するコミットメントを再確認するものだと述べた。
 蔡総統は、できる限り早期に米国との貿易交渉を再開したいとも発言。台湾は以前から米国との自由貿易協定の締結を目指している。
 台湾国防部(国防省)は12日、戦闘機や核搭載可能爆撃機を含め25機の中国軍機が台湾の防空識別圏に侵入したと発表。これまでで最大規模の侵入となった。
 中国は14日、台湾に面している沿岸の沖合で5日間の実弾演習を行うと発表。台湾の邱国正国防部長(国防相)は記者団に対して、状況を注視すると述べ「ある程度の心理的な影響はあるものの、冷静に対応する」と説明した。
 同国防相は、米訪問団との会談が予定されているという。訪問団の中には国務省当局者も含まれているが、詳細は明らかになっていない。
 中国政府は14日、台湾周辺での軍の活動を「戦闘訓練」と表現し、蔡総統と米国の訪問団の会談は「台湾海峡の緊張を悪化させるだけだ」と批判した。
 *内容を追加しました。
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 4月15日20:03 産経新聞「中国、米代表団と蔡英文総統との会談に反発 「核心的利益に関わる」
 記者会見する中国外務省の趙立堅副報道局長=北京(共同)
 【北京=三塚聖平】中国外務省の趙立堅(ちょう・りつけん)報道官は15日、米国のアーミテージ元国務副長官ら非公式代表団が台湾の蔡英文総統と会談したことに対し、「台湾問題は中国の主権や領土保全、核心的利益に関わる」と反発した。
 趙氏は、米側に「台湾問題の高度の敏感さを十分に認識すべきだ」と強調。その上で「台湾海峡の平和と安定や、中米の重要な分野での協調・協力を深刻に損なわないよう、台湾独立の分裂勢力に誤ったシグナルを出すな」と語気を強めた。」
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