- 作者:野嶋 剛
- 発売日: 2016/05/09
- メディア: 新書
関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。
・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・
2018年4月12日 産経ニュース「中国、南シナ海で「史上最大」観艦式 台湾海峡でも軍事演習へ
南シナ海で行われた観艦式に出席した中国の習近平国家主席(左)=12日(新華社=共同)
【北京=藤本欣也、台北=田中靖人】中国の習近平国家主席(共産党中央軍事委員会主席)は12日、同国が軍事拠点化を進める南シナ海で、初の空母「遼寧」が参加した「中国史上最大規模」の観艦式を行った。18日には台湾海峡で軍事演習を実施する。南シナ海での「航行の自由」作戦で中国に対抗し、台湾にも接近するトランプ米政権を強く牽制(けんせい)する狙いがある。
観艦式の場所は海南省三亜沖とみられる。遼寧を含む48隻の艦艇や76機の航空機、約1万人の将兵が参加。習氏は演説で「世界一流の海軍を建設」し「断固として国益を守る」よう求めた。遼寧の艦載機が発艦するもようも観閲した。
習氏は10日、同省博鰲(ボアオ)で開かれた「博鰲アジアフォーラム」で演説し、保護主義に反対する中国の開放政策をアピールしたばかり。この日は一転して軍事的に威圧する姿勢を示した。
一方、中国福建省の海事当局は12日、人民解放軍が台湾海峡で18日に実弾射撃演習を行うため、同海峡の一部を航行禁止にすることを明らかにした。場所は台湾が実効支配する金門島に近い福建省泉州市の沿岸部。台湾の国防部(国防省に相当)は12日、「毎年定例の火砲の射撃訓練とみられる」と発表した。
台湾をめぐっては米国で3月、高官の相互訪問を促す「台湾旅行法」が成立。トランプ政権との関係緊密化に動く台湾の蔡英文政権に対し、今後、習政権が軍事的圧力などを強めていく可能性がある。」
・ ・ ・
4月20日 産経ニュース「【緊迫・南シナ海】台湾・蔡政権、24時間態勢の警戒強調 中国の心理・世論戦に対応腐心
13日、台湾北東部・蘇澳沖で行われた統合演習に参加した軍艦(共同)
【台北=田中靖人】台湾の蔡英文政権は、中国が軍事的な「心理戦」と「世論戦」で圧力を強めていることで対応に腐心している。国防部(国防省に相当)は20日、中国が18日の「実弾演習」から3日連続で爆撃機を台湾周辺に飛行させたことを受け、24時間態勢の「領空侵犯対処」を強調する動画を公開。外遊中の蔡総統も中国側の「情報操作」を「簡単に信じないで」と呼びかけた。
中国は18〜20日、空軍の轟(H)6K爆撃機2機などを宮古海峡から西太平洋、バシー海峡を経て台湾を「周回」する経路で飛行させた。台湾紙は、19日には台湾南東の防空識別圏(ADIZ)に2時間にわたり進入し再三の警告を無視したと報じたが、国防部は確認を避けた。国防部は、中国国営中央テレビが報じた、陸軍の攻撃ヘリが18日に実施した海上射撃訓練とする映像も「新旧の映像を編集した可能性がある」(報道官)としている。
台湾の研究者は、南シナ海で観艦式をした海軍に続き、陸、空軍も「武力展示」をしたとして、今後はロケット軍が弾道ミサイルの発射で台湾を威嚇するかが焦点だと指摘。台湾紙は、空母「遼寧」を中心とする艦隊の帰投経路にも注目している。」
・ ・ ・
5月1日11:17 産経ニュース「中米ドミニカ共和国が台湾と断交 中国の「金銭外交」が原因と台湾が批判
1日、台北の外交部で、ドミニカ共和国との「断交」を発表する呉●(=刊の干を金に)燮外交部長(田中靖人撮影)
【台北=田中靖人】台湾の呉●(=刊の干を金に)燮外交部長(外相に相当)は1日、緊急記者会見を開き、カリブ海のドミニカ共和国から中国との国交樹立通告を受けたとして同国と即日「断交」し援助を全面停止すると述べた。呉氏は、中国の「金銭外交」が原因だとして「強く譴責(けんせき)する」と批判した。台湾が外交関係を有する国は19カ国となった。
中国が主張する「一つの中国」原則を受け入れない民主進歩党の蔡英文政権が2016年5月に発足して以降、台湾と外交関係を解消するのは、アフリカのサントメ・プリンシペ、中米パナマに次ぎ3カ国目。
台湾とドミニカ共和国は1941年以来、77年間の外交関係があった。台湾は特に軍事援助に注力しており、台湾海軍の親善艦隊が4月に寄港したばかりだった。
ドミニカ共和国は中国との間で相互に通商代表部を設置。2016年末から国交樹立の動きがあり、台湾側が警戒していたという。」
・ ・ ・
5月1日19:24 産経ニュース「両岸関係と地域の平和と安定の観点から日本も「注視」 台湾・ドミニカ共和国「断交」
共同コミュニケの署名式で握手するドミニカ共和国のバルガス外相(左)と中国の王毅国務委員兼外相=1日、北京(共同)
【台北=田中靖人】台湾とドミニカ共和国の「断交」について、日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会台北事務所の沼田幹男代表(駐台大使に相当)は1日、産経新聞の取材に「両岸(中台)関係と地域の平和と安定の観点から、今後の影響を含め関心を持って注視していきたい」と述べた。日台関係への影響については「引き続き非政府間の実務関係として、日台間の交流と協力を深化させるべく努力していきたい」と述べるに止めた。」
・ ・ ・
4月30日23:19 産経ニュース「日立、台湾で洋上風力発電システム受注 海外で初、有力な市場
調印式に出席した日立製作所の東原敏昭社長(右端)ら=30日、台北市内(共同)
日立製作所は30日、ルクセンブルクの企業と共同で台湾の洋上風力発電システム21基を台湾電力から受注したと発表し、台北市内で調印式を行った。受注額は250億台湾元(約920億円)で、日立分は3分の1。日立の風力発電事業で初の海外受注となる。同社の東原敏昭社長は「台湾は有力市場で、これをファーストステップにしたい」と事業拡大に意欲を示した。
台湾は2025年までの脱原発へ向けて再生可能エネルギー産業育成を重点政策にしている。
受注したのは台湾中西部の彰化県沖に建設する第1期洋上風力発電所の21基。1基当たりの出力は5・2メガワットで、日立が風車の製造、組み立て、メンテナンスなどを担当する。20年末に完成の計画。
日立はこれまで日本で約300基を受注した。同社幹部は「日立の風車は強風や台風などに強いのが特徴でアジア地域へのインフラ輸出の武器になる」と抱負を語った。(共同)」
・ ・ ・