画像が語る台湾原住民の歴史と文化―鳥居龍蔵・浅井恵倫撮影写真の探究
- 作者:清水 純
- メディア: 単行本
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・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・
中国語を話す事が、中国人の証明にはならない。
台湾人は、同じ中国人といっても大陸系漢族とは違いチベット人・モンゴル人・ウィグル人などと同じ少数民族である。
中国共産党は、少数民族の漢族化を暴力的に進め、少数民族の言語・文化・伝統・宗教・風習を抹殺している。
最終的には、東アジアは漢族=中国人しか存在しなくなる。
それが、偉大なる中華帝国の栄光である。
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原始の祖先から見たとき、台湾人は大陸系漢族よりも琉球人や倭族(日本民族)に近い。
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2016年8月16日&23日号 Newsweek「歴史的謝罪で台湾総督が進める和解
台湾で400年の間虐げられてきた先住民が、史上初めて政府の謝罪を勝ち取った。蔡英文(ツァイ・インウェン)総統は先週、台北で先住民族の代表を招き公式に謝罪。『400年にわたる苦しみと不平等に、政府を代表して深くおわびする』と話した。
台湾先住民は16民族が認定されており、人口は50万人以上で全体の2%強を占める。17世紀以降のオランダや中国本土からの漢民族による統治で、土地収奪や同化政策が進められてきた。
米デービッドソン大学のシェリー・リガー教授(東アジア政治)は、アメリカやオーストラリアの先住民族と同じく、彼らも後から来た移住者に土地や権利を奪われたと指摘する。
現在、台湾先住民は高い失業率に苦しんでいる。教育の機会も十分に与えられず、自治も認められていない。
8年ぶりの政権交代を実現し、5月に台湾初の女性総統に就任した蔡は、今回の謝罪で『歴史的事実に向かい合うべき時だ』と宣言。台湾社会の和解を目指し、新たな台湾のアイデンティティー確立を狙うようだ。(ションディーン・シルバースミス)」
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台湾人の源流は、科学的なDNA解析から、黄河系漢族や大陸系古朝鮮人などの北方系草原の民ではなく、揚子江系少数民族や縄文人(日本人)や琉球人(沖縄県民)と同じ混血・雑種の南方系海洋民であった。
台湾人や日本人は、純血の単一民族ではなく、海流に流されながら漂着し、雑居し、雑婚しながら数を増やした混血の雑種民族である。
台湾人と日本人(沖縄県民・琉球人)は、一緒になる事なく別々の歴史を歩んできた。
琉球人は、日本文化や日本国語と深い関係を持って生きてきた以上、日本民族の一員であって別の民族でもないし、沖縄の先住民族ではない。
ましてや、中華民族・中国民族、漢族とも100%違う。
琉球人は、日本人である。
海洋民である混血の雑種民族は、舟板一枚の一蓮托生という天運任せの生活であるだけに、啀(いが)み合いの原因となる純血信仰や人種差別を嫌った。
自分・自己・個人の私利的自我を捨てて公的同調圧力(場の空気)の支配に対する絶対服従する事は、船という運命共同体で共に生きる船乗りの死を覚悟した掟であった。
死を覚悟した「船乗りの掟」がなければ、激流のような海流が複雑に流れる海域や台風など目まぐるしく襲い来る荒れた海洋で生きられない。
台湾や日本の古層には、生き残る為に死を覚悟した「船乗りの掟」が存在する。
正真正銘の正しい「船乗りの掟」を素直に堅持しているのは、日本だけである。
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「偉大な中華帝国の復活」を目指す中国共産党は、東シナ海及び南シナ海を中国の内海にする為に、台湾と沖縄・尖閣諸島は歴史的に自国領であったと自説を称え、併呑するべく軍事力を強化している。
イギリス、ドイツ、フランスは中国との経済関係を深め、各国の軍事産業は兵器を中国軍に売り込んでいる。
ロシアは、アメリカに対抗する為に中国との軍事関係を強めている。
中国共産党政府とイギリス、ドイツ、ロシアの協調関係は、日中戦争発端となった第2次上海事変直前のファシスト中国とナチス・ドイツ、ファシスト・イタリア、イギリス、フランス、ソ連などの軍事・経済協力関係と瓜二つである。
ナチス・ドイツは、熱烈な親中国派であり、妥協なき反日派であった。
問題は。戦前の様に、アメリカが日本を見限って中国共産党政府に加担するかどうかである。
アメリカにとって、昔年の経済力や国際競争力をなくし、国際的地位も中国に抜かれ、少子高齢化で衰退一途の日本は同盟国とは言え中国共産党政府と対立して守る価値があるかどうかであった。
アメリカの指導層や上流階級にとって、大金を持たせて大量の留学生を送り込んでくる中国の方が、少額の金を持った少人数の留学生しか出さない日本よりも好ましい国であった。
戦前のアメリカは、ファシスト中国をとって日本を切り捨てた。
日中戦争から太平洋戦争はこうして起きた。
アメリカは、ダブルスタンダードとして、欧州では中立法を守ったが、アジアでは積極的介入を採用していた。
アメリカは、親中国派であり、反日派であった。
最新兵器を売り込みたい欧米の国際的軍需産業にとって、戦前同様に、武器市場の大きい中国は魅力的であった。
アメリカ、イギリス、ドイツなどの国際金融資本も、中国共産党政府との良好な関係を切望していた。
日本は世界で信用され愛されていると自惚れているのは、日本人の救い難いバカさを証明している。
同様に、日本は同盟国としてアメリカに助けて貰えると信じているのも、日本人に付ける薬のない脳天にさを表している。
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