☭14」13」─1─日露戦争は対日露清同盟密約とシベリア鉄道建設で避けられない戦争であった。~No.38No.39No.40No.41No.42No.43 ⑪ 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・   
 日本の歴史とは、日本国・日本人が自分だけ助かり生き残る為に周辺の諸国諸地域とその住民を犠牲にした非情な歴史である。
 日本国・日本人には、世界に通用する正義がなければ、世界で認められる正論もなかった。
 日本国・日本人は、悪、邪悪な悪である。
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 日本民族日本人の戦争の仕方は、白兵戦・カミカゼ特攻・バンザイ突撃・玉砕など逃げ場を失って行う「肉を切らせて骨を断つ」や「窮鼠猫を噛む」的な一か八かの自棄(やけ)っぱちの命軽視的戦法である。
 それを、戦略戦術用語で言えば捨て身の「背水の陣」である。
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 日本人は、武士ではなく百姓の子孫である。
 日本人の本性は、弱者、臆病者・小心者、弱虫・怖がり、脆弱・貧弱、ひ弱・軟弱で、とにかく「逃げ出したい」の一心であった。
 それ故に、戦陣訓の「生きて虜囚の辱(はずかしめ)を受けず」という精神主義・根性主義が必要であった。
 日本人とは、死ぬまで、弱い者・部落民・障害者・病人に対して差別、意地悪、イジメ、嫌がらせ、虐待、偏見を繰り返し止められない、心穢れたえげつない陰険な人間である。
 日本人は、根っからの差別主義者である。
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 日本人は、賢くもないし、優れてもいないし、秀でてもいないし、特別な存在でもなく、有り触れたつまらない愚か者である。
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 2019年9月13日号 週刊ポスト「逆説の日本史 井沢元彦
 近現代編 第七話
 日露戦争への道。
 ロシア帝国の横暴と満州
 『ロシア討つべし』と戦争準備のための重税に耐えた日本国民
 要するに、大日本帝国ロシア帝国が戦争することになったのは、ニコライ2世が大津事件によって徹底的な日本嫌い、いや日本を憎悪する人間になってしまったことが大きな原因の一つである、ということなのである。
 もっとも、こうした見解に真っ向から異を唱える研究者もいる。ニコライ2世の日記を詳細に研究した保田孝一は、その著書の中で次のように述べている。

 この日記を見る限り、当のニコライは、大津事件の後でさえも、日本に対して決して悪い印象を持っていなかった。(中略)日露戦争の前にも、戦争中にも、戦後も、また日露関係が良いときも悪いときにも同じ調子である。加害者の津田三蔵を憎むとか、日本人を軽蔑するようなことは決して書いていないのだ。
(『最後のロシア皇帝 ニコライ2世の日記』保田孝一著 朝日新聞社刊)

 この見解が100パーセント正しければ、ウィッチらの『証言』は敗戦責任をニコライになすりつけるためのウソということになるのだが、この問題の最終結論はしばらく措(お)いておこう。
 日本が日清戦争で清国から獲得した遼東半島を返還せよとの強引な圧力、『三国干渉』の主導者はロシアであった。ところが一方で、ロシアは義和団事件の鎮圧を口実に大軍を派遣し清国の領土である満州を実質的な占領下に置いた。そればかりか、日本海に『露出』したとは言え、冬の間は氷結して使えなくなってしまうウラジオストクを得ただけでは不満であると、同じく清国領内の不凍港旅順および大連を租借(そしゃく)するという掟破りの手段に出た。そもそもロシアが三国干渉に踏み切ったのは『清国からむやみに領土を奪うべきではない』という大義名分に基づくものだったからだ。ところが、そういう口実で日本に遼東半島を返還させておきながら、その遼東半島の要衝の旅順・大連を租借という形で実質的に奪ったのである。これが『ロシア帝国の横暴』の中身である。
 そして、そのような横暴なロシアが満州や旅順だけで満足するはずがない。さらに南下して日本の『領分』である朝鮮半島にも手を出すに違いない、と当時の日本人は考えた。朝鮮半島が制圧されれば次は日本の番である。ロシアによる東京占領だってあり得ない話ではない。現にロシアは野望を貫くために『アムール川の流血』つまり清国人の大虐殺を実行した国ではないか。だから一刻も早くロシアを叩くべきだ、と考えたのが対露強硬派の元老山県有朋桂太郎といった面々であった。一方、戦争などしなくても『満韓交換』でロシアと平和共存できるではないか、というのが元老伊藤博文の主張だったが、伊藤を支持する者は政府部内にはほとんどいなかった。現在つまり戦後の日本は『平和国家』になったので山県のような『好戦的』な人間よりも、あくまで平和を求めた伊藤を高く評価する傾向があるが、これは偏見というものだろう。当時は隙あらば弱国を叩いて自国の領土を拡張しようという帝国主義の時代だった。横暴だったのはロシアばかりではない。イギリスはアヘン戦争そしてアロー戦争という理不尽な戦争で中国から香港を奪った。ドイツも自国人の宣教師が殺されたことを理由に軍隊を送って膠州(こうしゅう)湾を租借で奪い、フランスは広州(こうしゅう)湾を租借した。ドイツとフランスは三国干渉のメンバーである。ロシアと同じく日本には『清国の領土を返せ』と圧力をかけながら、自分たちはちゃっかりと清国の領土を奪っていたのだ。この時期、最初に清国に手を出したイギリスが『おとなしくしていた』のは、ボーア戦争南アフリカの領土を増やそうとしていたからである。国が大きくなれば当然軍事力も増し脅威となる。ロシアはそれをアジアで実行しようとしていた。それに対して戦うことはまさに自衛戦争でもあるのだ。この時期、欧米列強つまり『キリスト教徒白人連合』は有色人種を『劣等人種』として蔑視していたことも忘れてはならない。
 『一刻も早く』というのには理由があった。そもそもロシアの首都モスクワから見ればウラジオストクのある日本海に面した沿海州渤海に面し南シナ海にも出撃できる旅順・大連は東の果て『極東』である。ロシアは西にヨーロッパに、東はアジアにつながるという大国だが、やはり政治的経済的な中心は西のヨーロッパ側であった。軍隊も本軍は西側におり、東側は何かと手薄である。これを一挙に解決する手段があった。西のモスクワから東のウラジオストクまでをつなぐ鉄道を敷設することだ。シベリア鉄道である。
 この世界最大の長さ(約9,300キロメートル)の鉄道は、当初モスクワ~ウラジオストク間ではなく、ウラル山脈東側のチェリャビンスクからウラジオストクに至る約7,000キロメートルで、単線であった。しかし、ロシアから見ればこれまで陸路を延々と馬か徒歩で横断しなければならなかったのが、兵員でも軍需物資でもいくらでも運べる体制が整ってことになる。1891年にこの鉄道は建設が開始されたのだが、ウラジオストクで行われた起工式にロシア帝国を代表して臨席したのは皇太子、つまりのちの皇帝ニコライ2世その人であった。鉄道は反対側のチェリャビンスクからも工事が進められ、早くも20世紀初頭の1903年にはほぼ全線が開通した。『ほぼ』というのは途中に巨大なバイカル湖があり迂回するルートを建設するまで、とりあえず連絡船で湖を渡る形にしたからである。しかしこの建設も急ピッチで進み、日露開戦後にはなかったが1904年に会通した。
 露清の密約に気づかなかった日本
 一方で、ロシアは清国内を通過し旅順・大連とシベリア鉄道を結ぶ鉄道まで建設していた。東清鉄道である。

 日清戦争後、ロシアが中国東北地方に建設した鉄道。シベリア鉄道に接続する満州里(まんしゅうり)・綏芬河(すいふんか)間の本線と、ハルビン・大連間の支線からなる。満州事変後、日本に移譲、のちソ連に移管。1952年ソ連から中国に返還され、現在は長春(ちょうしゅん)鉄路という。東支鉄道。
 (『デジタル大辞泉小学館刊)

 この一部が、日本移管後は南満州鉄道(満鉄)になる。
 それにしても、なぜロシアは清国領土を通過する鉄道を建設することができたのか?じつは清国とロシアの間に秘密の条約があったのだ。露清密約(露清同盟密約)という。

 1896年6月3日、モスクワにおいて清国全権李鴻章とロシア外相ロバノフ・ロストフスキー、蔵相ウィッテとの間で調印された条約。(中略)その要点は、(1)日本がロシアの東アジア領、中国、朝鮮を侵略した場合、両国は相互に軍事的援助を行い、単独では講和しない、(2)清国はロシアがシベリア鉄道黒竜江吉林両省を横断して建設することに同意し、その敷設・経営権を露清銀行に与える、(3)条約の期限は15年間、でsる。(以下略)
 (『世界大百科事典』平凡社刊 項目執筆者井上裕正)

 これも、義和団事件後の平和交渉と並んで『困った時の李鴻章』(『逆説の日本史 第24巻 明治躍進編』参照)の最後のご奉公と言うべきものだが、注目すべきはこの密約は完全に秘密として守られ、たとえば日露協商路線を推進していた伊藤博文などもまったく知らなかったということである。伊藤はウィッテらと会い日露協商交渉を進めているが、ロシアは最後までこの秘密を明かさなかった。実際には対日露清同盟が結成されていたわけで、腹の底で笑っていたかもしれないロシアに伊藤は操られていたというわけだ。
 政治家も含めた日本人全般は、この事態をどう見たか?もう一度言うが、この秘密はバレていなかった。すなわち、日本から見れば晋国は何の見返りも無いのにロシアに自国領土内に鉄道建設されている、どうしようもない弱い国ということになる。まさに『アムール川の流血や』を歌った寮歌の歌詞『満清既に力尽き』である。日清戦争後の清国は、かつて勝海舟が期待していたように欧米列強の侵略に立ち向かうよりも、むしろそれと結んで新しい敵である日本と対決する道を選んだのだが、たった一つ確かなことはもう清国(中国)はアジアの盟主ではない、ということだ。まさに『仰ぐは独り日東の 名も香んばしき秋津洲(あきつしま)』なのである。
 だからこそ、国民は大日本帝国の戦争準備に耐えた。具体的には重税ということだ。陸軍のみならず、とくに海軍は旅順を本拠地とするロシアの旅順艦隊に対抗できる大艦隊を建造する必要があった。のちに聯合(れんごう)艦隊と呼ばれるものだ。だが、ロシア帝国の規模は大日本帝国をはるかに上回る。艦隊も西側のアジアに展開する旅順艦隊だけで無く、東側のバルト海に展開し宿敵トルコをけん制するバルチック艦隊があり、要するに艦隊を『2セット』保持していた。日本はどんなに逆立ちしても『1セット』しか揃えられない。
 『早い話がロシアが日本に優ること、面積において50倍、人口において3倍、国家予算において10倍、常備軍において5倍という非常なる差があった』(『日露戦争史1』 半藤一利著 平凡社刊)のである。それでも日本はきわめて短期間に、『1セット』だけにしても軍備を整えた。そして特筆すべきことはこの間、民衆が重税への不満を訴えなかったということだ。明治初期のころは、地租改正など新しい国家財政のシステムに対し、重税は許さんと庶民が一揆を起こしたではないか。そういうことが日露戦争の直前のこの時期には、まるで無かったのである。
 三国干渉以降の日本には、国民の流行語があった。スローガンといってもいい。『臥薪嘗胆』である。由来の故事はご存じだろう。耐えに耐えて仇敵に報復するということだ。文化史のところで述べたが、ある意味では『臥薪嘗胆』の日本的ドラマ化と言うべき講談『(赤穂)義士銘々伝』を桃中軒雲右衛門(とうちゅうけんくもえもん)が、弟子の牛右衛門(宮崎滔天)や後援者のジャーナリスト福本日南らの協力を得て完成させたのは、日露戦争開戦直後の1903年(明治36)のことである。教育も文化娯楽も報道も『ロシアの不正義を討つべし』という方向性でまとまりつつあったのだ。豊臣秀吉の『唐入り』のところでも述べたが、そうした国民意識の統一が無ければ戦争など実行は不可能なのである。
 露清密約をまるで知らなかったにしろ、伊藤があくまで戦争に反対だったのは、『もし負けたらどうなるのだ』という不安が頭を去らなかったからだろう。思い出していただきたい。伊藤はあの幕末の長州藩が、英米仏蘭の四か国連合艦隊に武器の近代化もせず挑みかかった攘夷に凝り固まった武士たちが、いかに惨憺たる敗北を喫したか、その目で見ているのである。確かにロシア帝国は横暴で不正義だ。だが、相手が悪だからといって『正義は必ず勝つ』わけではない。現にイギリスは『不正義のきわみ』であるアヘン戦争に勝利しているではないか。幕末の混乱を通じて徹底的なリアリストになった伊藤には、まさに攘夷に凝り固まり『外国人は皆殺しにしろ』と叫んでいた長州の武士たちと、『ロシア討つべし』と熱狂している国民が重なって見えたのだろう。
 しかし、戦争経験者であり下関戦争の敗北も知っている伊藤の見方がすべて妥当だったからどうかと言えば、もうおわかりのようにそうとは言えない。『ロシアの野望は際限が無い。シベリア鉄道が完全にモスクワまでつながってしまえば、もう日本は絶対にロシアに勝てなくなる』。ならば『清水の舞台から飛び降りるつもりで戦うしかない』。これもお気づきだろうか。じつは1941年(昭和16)、アメリカ、イギリスを中心とする、四か国どころではない連合国との開戦に踏み切った、当時の軍部と同じ思考パターンである。ではまったく同じなのかと言えば、決してそうでは無い。そのことはおいおい明らかにしていくつもりだが、とにかくここで認識していただきたいのは、当時の日本人にとってロシア帝国とは、まさに『20世紀の東洋』にはびこる『怪雲』そのもので、これを打ち払うほかに『東洋平和』を達成する道は無いと、ほとんぼの日本人が考えていたという歴史的事実なのである」
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 ロシア・中国とアメリカの間に存在するのが日本である。
 左翼・左派・ネットサハ、反天皇反日的日本人、リベラル派・革新派そして一部の保守派、一部のメディア関係者は、アメリカに味方すると戦争に巻き込まれると訴えている。
 反戦平和市民団体などは、アメリカ軍・国連軍基地があると攻撃されるから日本から追い出せと訴えている。
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 日本国憲法前文 抜粋
 「……
 日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。 
 ……」
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 歴史の事実として、正義は勝利しない、正論は支持されない。
 勝利し支持されるのは、強者だけである。
 勝利者こそが、正義であり、正論である。
 力のない所に、正義はないし正論もない。
 力のない者は、凶悪凶暴なテロリストとなって女子供でも容赦しない冷酷・無慈悲な虐殺を喜々として実行する。
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 日露戦争は、第ゼロ次世界戦争であり、西洋と日本との文明の戦争であり、キリスト教と非キリスト教との宗教の戦争でもり、西洋と日本との思想・主義主張の戦争でもり、最も重要なのが白人と非白人との人種戦争であった。
 白人キリスト教徒の優等人種と非白人非キリスト教徒の劣等人種との、宗教的白人至上主義による人類史的戦争であった。
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 日本民族日本人が怖れた外国からの侵略とは、ロシアとキリスト教であった。
 他国からの侵略という危機感から、日本中心の民族主義軍国主義が生まれた。
 世界や日本の一部は、日本国(天皇・政府・軍部)の好戦的行為は悪辣な戦争犯罪として100%否定している。
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 ロシア帝国が弱小国日本に負けた主なる要因は、上流階級と下層階級との貧富の格差による社会の分断の広がり、労働者や農奴など貧困下層民がマルクス主義的人民革命に賛同し味方して国家を内部から崩壊させたからである。
 日本の強みは、貧富の格差が少ない一国丸ごとの「貧しさ」であった。
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 日清戦争日露戦争戦争犯罪として否定し平和を説く人権派日本人の言う事は、100%信用しない事であり、完全無視した方が身の為である。
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 ソ連スターリンは、日露戦争の復讐戦として、日ソ中立条約を破って日本を攻撃し、戦争犯罪である北方領土四島を軍事占領し不法占拠している。
 ロシア人共産主義者は、逃げ惑う十数万人の日本人逃避者(主に女性や子供)を大虐殺し、数百人数千人の日本人女性は強姦して惨殺した。
 共産主義マルクス主義)は、キリスト教よりも血に餓えた殺人鬼的思想・主義主張である。
 その実例が、中国共産党である。
 日本国内に、彼らに協力して日本を滅ぼそうとする反天皇反日的日本人が多数存在していた。
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 2019年9月18日 産経新聞「露が大規模軍事演習 中国も2年連続参加 米国牽制へ協調誇示
 【モスクワ=小野田雄一】ロシアの大規模定期軍事演習「ツェントル(中央)2019」が南部オレンブルク州などで行われている。16日から21日までの演習には中国軍が2年連続で参加。インドや旧ソ連構成国の中央アジア諸国も加わった。ロシアには中国との軍事連携の強化を誇示し、対立する米国を牽制(けんせい)する狙いがあるとみられる。
 ロシアには西部、南部、中央、東部の4つの軍管区があり、各軍管区が毎年持ち回りで演習を実施。極東やシベリア地域で昨年行われた演習「ボストーク(東部)2018」には中国軍が初参加した。
 イタル・タス通信によると、今年は12万人の将兵▽700両の戦車や装甲車▽600機の航空戦力▽カスピ海を管轄する海上戦力15隻-などが参加。中国は1600人の将兵や30機の航空戦力を派遣した。
 ショイグ露国防相は「演習は特定の第三国を想定したものではない」と説明。ただ、中露は7月に太平洋地域で初の戦略爆撃機による合同航空パトロールを実施するなど連携を強めており、露専門家からは「米国牽制のために中露の軍事協力が質的な新段階に入った」との指摘が出ている。」
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 日清戦争は余裕があったが、日露戦争は滅亡覚悟の悲壮観であった。
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 日本の周辺諸国は、全てが反日派敵日派で、親日派知日派は1カ国もいなかった。
 大陸国であるロシア・清国(中国)・朝鮮は、明治時代から海洋国日本に対する攻守同盟的軍事同盟的に結び付いていた。
 日本にとって、中国・ロシア・朝鮮は戦うべき敵であった。
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 日本の最終防衛線が朝鮮半島と国境を接する対馬であった。
 国家存続の戦略として、朝鮮が敵国に奪われる事は日本の滅亡を意味していたない為に、日本を朝鮮をめぐってロシアや中国との戦争を繰り返していた。
 それが、古代からの日本の歴史である。
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 何時の時代でも、日本国内には、反日的敵日的外国勢力に味方する反天皇反日的日本人が少なからず存在しいた。
 それが渡来人である。
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 歴史的な地政学から、日本民族日本人の敵国人である中国人・朝鮮人への侮蔑・蔑視、差別はなくなる事はない。
 その反対も同様である。
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 ロシアは、東洋の富の強奪競争に参加するべく、1700年後半から東方への領土拡大を始めた。
 ロシア軍艦は、松平定信時代に北方領土で海賊行為を行った。
 江戸幕府は、東北諸藩に北方領土防衛の派兵を命じ、「国土防衛の為には戦争も辞さず」として一触即発の緊張状態を作った。
 ロシア海軍は、日露軍事衝突に備えて千島アイヌ全員をカムチャツカ半島などに強制移住させて、千島列島を無人島にして千島アイヌを地上から消し去った。
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 ロシア海軍は、江戸幕府後期の混乱に付け込んで、日本海をロシアの内海「ロシア海」にするべく軍艦を対馬に派遣し兵士を不法上陸させ、江戸幕府に軍事力で対馬の租借を強要した。
 江戸幕府は、ロシアとの戦争を回避する為に話し合いによる平和解決を図ろうとした。
 長州藩は、弱腰の江戸幕府では日本国は滅び天皇家・皇室が守れないとして武力討幕を始めた。
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 徳川幕府と明治政府は、ロシアの侵略から日本天皇と神国日本を守るべく国民の生活を犠牲にしても軍国主義国を目指した。
 上は天皇から下は庶民・賤民・部落民、さらには琉球人・アイヌ人まで、日本国に住む全ての日本人が命を捨てても戦おうとしていた。
 その時、日本国内にいた朝鮮人や中国人達がどう動いたかは不明である。
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 徳川幕府内の、勝海舟など一部はロシアの侵略に対する日本・清国・朝鮮三国攻守同盟を目指していた。
 明治政府は、朝鮮を中国から独立させ、親日政権を樹立し近代軍事国家に育てようとした。
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 平和とは、次の戦争準備が整うまでの一休みである。
 戦争とは、平和の為ではなく勝利の為に行われる。
 戦争を決意している者にとって、戦争を避け平和を求める相手などは幼児の如く操る事が容易い。
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 東洋といっても、中国・朝鮮の中華、日本、インドは共通性の少ない別の東洋であった。
 同じアジア人といっても、日本人、中国人・朝鮮人、インド人は別種のアジア人である。
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 日本民族日本人は、悪意に満ちた愚民化平和教育で洗脳され続けている。
 その証拠が、明治38(1905)年9月に起きた日比谷焼打事件である。
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 明治初期の対外戦争に反対し平和を望んだのは、明治天皇伊藤博文らであった。
 歴代天皇は、外国との戦争に賛成した事はない。
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 現代日本の歴史教科書は、日露戦争は悪辣な大陸侵略の一つであったと教えている。
 高学歴出身知的エリートは、その歴史教育で高得点を取った秀才達である。
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 朝鮮は、日本とロシアの何れかを選ぶ時、迷う事なくロシアを選んで日本と敵対する。
 日本は、「朝鮮をロシアの領土もしくはロシアの植民地にしない為に戦った」とはバカげた話であり、日本人の傲慢でしかない。
 事大主義と夜郎自大意識の朝鮮は、大国支配からの独立を望んではいなかったか、日本のお節介は有り難迷惑であった。
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 朝鮮は、少数の親日派知日派反日派敵日派と多数派の無関心派に分裂していた。
 日本にとって朝鮮は、共に戦うどころか「いつなんどき」敵であるロシア軍に味方して攻撃してくるかわからない仮想敵国であった。
 事実、反日派敵日派朝鮮人は義兵として日本軍の後方で暗躍していた。
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 キリスト教朝鮮人テロリストや日本人共産主義者テロリストは、昭和天皇と皇族を惨殺する為につけ狙っていた。
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 世界は、日本とロシアが戦えば、ロシアの大勝利で日本は大惨敗し、日本は清国やインドのように解体され植民地になる確信していた。
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 日本の味方は、日英同盟を結んだイギリス1カ国だけであった。
 同盟国イギリスは、情報提供やロシアの軍事行動に協力しないという消極的支援を行ったが、軍隊の派遣や軍事費の提供といった積極的支援はしなかった。
 フランスやドイツは、反日敵日としてロシアに協力したかったが、仮想敵国イギリスの為に積極的な支援行動ができなかった。
 アメリカは、ロシアの勝利を確信し、勝敗の行方を傍観していた。
 ロシア軍と戦うのは、あくまでも日本一国のみであった。
 キリスト教会は、白人のキリスト教国ロシアと非白人非キリスト教国日本と比べば、心情的に、ロシアが勝利し暗黒大陸アジアに絶対神の福音がもたら神の王国となる事を神に祈った。
 フランスなどのユダヤ系国際金融資本は、ロシアの大勝利を確信してロシアに多額の軍事資金を提供していた。
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 ソ連(ロシア)は、北方領土四島不法占拠している。
 韓国は、竹島を強奪し、対馬を狙ってい、日本海を東海に名称を変更しようと画策している。
 中国共産党は、尖閣諸島・沖縄・沖ノ鳥島・その他を狙っている。
 外国人移民(主に中国人移民)が、少子高齢化で人口激減する日本で増えている。
 中国共産党系中国軍系中国資本は、日本の国土や企業を爆買いしている。
 世界は、日本の味方をしない。
 ソ連(ロシア)、韓国・北朝鮮中国共産党の日本に対する国際法無視の横暴を黙認したのは、アメリカとユダヤ系国際資本である。
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 中世キリスト教会と白人キリスト教徒商人は、日本人を奴隷として世界中で売って金を稼いでいた。
 白人キリスト教徒商人にとって、日本人の命は金で買える「お安い消費物」であった。
 だが、日本人を奴隷として売ったのは同じ日本人である。
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 日本人の本性は、自分の金儲け・利益・売り上げの為ならば何でも平気で売る薄情・非情・冷血な人間である。
 自分の命を助け、自分が生き残るならば、平然と、他人を見捨て踏みつけ押しの排除し、そして殺し奪った。
 そんな日本人を真っ当な人間たらしめたのが、明治天皇の「五か条の御誓文」と「教育勅語」であった。
 現代の日本人は、明治天皇の御稜威・大御心を否定している。
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 日本が世界で信用され、日本人が世界で愛されている、それは真っ赤な嘘である。
 日本人は、素晴らしくもないし、賢くもないし、優れてもいない。
 むしろ、愚かでくだらないダメ人間である。
 それ故に、他人から褒められたい、認められたい、励まして貰いたい、煽てられたい、と没個性的に願っている。
 それは、歴史が証明している。
 が、その傾向は現代日本人に病的なほどに強い。
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