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ユーラシア胎動――ロシア・中国・中央アジア (岩波新書)

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 2018年6月10日06:00 産経ニュース「上海協力機構首脳会議が開幕 中露、米への対抗軸に利用…焦点は「イランの正式加盟」
 【青島=西見由章】中国、ロシアと中央・南アジア6カ国で構成する上海協力機構(SCO)首脳会議は9日、山東省青島で歓迎夕食会が開かれ、2日間の日程がスタートした。12日の米朝首脳会談を前に、SCO首脳会議では中露が中心となって朝鮮半島の非核化を議論し、トランプ米政権が離脱を表明したイラン核合意の維持に向けても協力を確認する。「米国一極体制」への対抗軸として利用したい中露の思惑からSCOは拡大の一途をたどり、今後はイランの正式加盟が焦点だ。
 中国の習近平国家主席は夕食会であいさつし、SCOが「地域の安全を守り、地球的統治に貢献する重要な力」になったと胸を張った。会議にはインドのモディ首相とパキスタンフセイン大統領が初めて正式加盟国の首脳として参加。オブザーバー(準加盟国)だった両国は昨年6月の前回会議で加盟が承認された。
 新たなメンバーとなる可能性が高いのが準加盟国のイランだ。ロシアは加盟を後押し、中国も歓迎する意向を示している。中東の地域大国であるイランが加盟を果たせば、SCOの存在感は一気に高まる。
 核合意からの離脱を表明した米国の新たな制裁に直面するイランにとっても、SCO加盟や中露との関係強化は急務となっている。
 ロイター通信によるとイランのロウハニ大統領は9日、プーチン露大統領との首脳会談の冒頭で、米国の核合意離脱をめぐり「もっとロシアと協議したい。核協議の履行においてロシアは重要で建設的な役割を果たしてきた」と語った。
 また中露は8日、首脳会談後に発表した共同声明で米国の核合意離脱に「失望」を表明し、「各国とイランの経済協力の利益を一方的制裁から守ることが極めて重要だ」と言及した。
 中国にとってイランは原油輸入先の一つで、経済圏構想「一帯一路」の要衝にも位置する。イランと対立するサウジアラビアの反発は避けたいが、米国の核合意離脱を奇貨として関係強化を図る構えだ。
 中国メディア関係者は、米国の鉄鋼輸入制限により先進7カ国(G7)に亀裂が入る一方、SCOは一致団結できていると指摘し、「G7サミットとの鮮明な対比をアピールする場となる」と話した。」
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 6月10日15:48 産経ニュース「「国際的な影響力向上」 習近平氏が上海協力機構で演説、連携強化訴え
 プーチン露大統領らが参加する上海協力機構の首脳会議で演説する中国の習近平国家主席=10日、青島(AP)
 中国とロシア、インド、パキスタン中央アジア4カ国で構成する上海協力機構(SCO)は10日、中国山東省青島で首脳会議を開いた。中国の習近平国家主席は演説でSCOに関し「国際的な影響力は絶えず向上し、公正、正義を守るため軽視できない重要な勢力になった」と強調。自国第一主義のトランプ米政権をにらみ、SCOの連携強化を訴えた。
 10日午後の閉幕時に「青島宣言」を発表する。今回会議は米朝首脳会談を前に、中露が結束して存在感を示し、北朝鮮を後押しする狙いもありそうだ。
 習氏は演説で、自身が提唱する現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」の推進を強調。中国がSCO参加国の経済貿易協力を法的支援し、300億元(約5100億円)の特別融資を行うと表明した。米政権の保護主義的な貿易政策を念頭に「世界では協力互恵関係が大勢だ」と述べ、多国間貿易の重要性も強調した。(共同)」
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 6月11日 産経ニュース「上海協力機構、イラン核合意の順守要求 「青島宣言」中露が米を牽制
 上海協力機構の首脳会議後、共同記者会見であいさつする中国の習近平国家主席=10日、中国山東省青島(共同)
 【北京=西見由章】中国とロシア、中央・南アジア6カ国で構成する上海協力機構(SCO)首脳会議は中国山東省青島で10日、加盟8カ国が「青島宣言」を採択し、2日間の日程を終えた。宣言は北朝鮮の核問題について「対話を通じた外交的手段によってしか解決できない」と軍事圧力を放棄しない米国を牽制。米国が離脱を表明したイラン核合意に関しても「履行継続は非常に重要であり、参加国が義務を順守するよう呼びかける」と訴えた。
 中国の習近平国家主席は閉幕後にイランのロウハニ大統領と首脳会談を行い、核合意の履行継続に向けて双方が協力を強めることで一致した。習氏は核合意が「中東地域の平和と安定や国際的な核不拡散体制の維持に資する」と言及。ロウハニ師も「核合意の存続は困難に直面しており、中国を含む国際社会が積極的な役割を果たしてほしい」と支持を求めた。
 習氏は会議で、インドとパキスタンの両首脳が正式加盟後に初めて参加したことを受けて「メンバー拡大による潜在力と機会をより多くの成果に変えなければならない」と強調。SCOについて「国際影響力が絶えず向上している」と誇示し「団結強化」をアピールした。ただ、青島宣言では加盟国のうちインドだけが中国提唱の経済圏構想「一帯一路」への支持を表明しなかった。
 会議では来年のSCO首脳会議をキルギスで開催することを決定。準加盟国イランの正式加盟に向けても議論したとみられる。」


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