🐉24」─1─中国共産党による広州チワン族自治区での大虐殺と人間にあらざる「おぞましい」所業。~No.92No.93No.94 @ 

中国がひた隠す毛沢東の真実

中国がひた隠す毛沢東の真実

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・  
 中国共産党支配下、中国軍の占領下は、地獄である。
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 2016年5月31日 産経ニュース「【主張】文革から50年 指導部は「評価」見直しを
 中国全土を混乱に陥れ10年間に及んだ文化大革命文革)の開始から50年が経過した。紅衛兵の暴力が吹き荒れ、伝統文化は破壊された。虐殺は一般国民にも及んだ。
 中国が日本に向かってよく用いる「歴史を鑑(かがみ)とする」との警句は、まず中国共産党指導部が銘記すべきものであろう。
 文革の本質が、最高指導者の毛沢東による権力闘争だったことは今日、すでに明らかだ。
 中国でも文革そのものは否定された。一方、毛沢東の責任を追及することは認められない。一説に「死者2千万人」とされる文革の被害実態も、今日まで公表されていない。
 これで、文革を引き起こした権力の暴走を阻むことなど望めるのだろうか。文革開始から半世紀の節目の今こそ、指導部は毛沢東の責任論を含め、文革の実態を明らかにすべきである。
 真相究明を阻んでいるのは、1981年に共産党が採択した「歴史決議」という公式評価である。文革を強く否定した「決議」も、その発動は毛沢東の「晩年の誤り」にすぎないとして、究明の道を閉ざした。
 文革の再発防止に向けて、中国が取り組むべき目標は、党の権威保護を優先したこの「決議」の見直しをおいて他にないはずだ。
 だが、党はこのほど機関紙「人民日報」の論評を通じ、「決議」の「揺るぎない権威」を再確認し、文革議論の再燃を封じた。一切の議論を認めないというのは、身勝手な「文革隠し」である。
 文革で失脚したトウ小平は、最高実力者となった後、個人崇拝を禁じ、集団指導体制を進めた。
 習近平政権の下でこの取り組みは守られているだろうか。
 習近平国家主席をたたえる歌や美談の数々は、文革中の毛沢東礼賛を彷彿(ほうふつ)とさせる。権力の集中を急ぐあまりの過剰な権威づけは、時代錯誤である。
 習政権の発足後、「反腐敗」を掲げた大物政治家らの摘発が相次いだ。最近も、胡錦濤国家主席の側近だった令計画・前政治協商会議副主席が収賄罪で起訴された。汚職はむろん許されないが、政敵ばかりを狙う摘発は、権力闘争としか受け取られまい。
 文革中に苦労した経験を持つからこそ、習氏には毛沢東時代を思わせる権力集中を捨て、文革の公式評価を見直してもらいたい。」
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 2016年7月号 Hanada「現代中国残酷物語 福島香織
 わずか50年前の文化大革命の実態。『階級への憎しみ』が人民を食人行為に駆り立てる」
 20世紀の
 5月16日、文革開始から50周年を迎えた。だが中国では、文革中に行われた非道行為の実態について公にすることも、その責任の所在を明らかにすることも依然、タブー視されている。
 むしろ、文革についての批判はますます統制されるようになった。2005年に広東省汕頭市に設立された中国唯一の文革博物館が5月に閉鎖されたのは、その証左であると思う。
 そういうなか、外国メディアによる文革の悲劇の掘り起こしが相次いでいる。
 たとえば、AFP通信が5月13日に報じた広西チワン族自治区の武宣県大惨劇事件、通称『人肉宴席』事件について、現地を取材して書いている。文革研究者の間ではよく知られた話であるが、AFP記者は当局の公式調査団員に接触して、未公開の報告書草案を確認していた。
 草案には『首切りや殴打、生き埋め、石打ち、水責め、釜ゆで、集団虐殺、内蔵の抜き出し、心臓や肝臓、性器の切り取り、肉の削ぎ落とし、ダイナマイトでの爆破など、あらゆる方法が使われた』という表現があつた。
 この報道を見て、久しぶりに鄭義の長編ノンフィクション『紅色紀念碑』を引き出してみた。武宣県大惨劇を含む広西南部で多発した文革中の食人事件の話を最初に世に知らしめたのは、おそらく在米中国人作家、鄭義のこの本である。
 ……
 美女の心臓も男性性器も・・・
 文革中、広西チワン族自治区ではおよそ15万人が虐殺されたと推計されている。南部では激しい武闘(武装闘争)・批闘(批判闘争=つるし上げ)によって、交通が阻害されるほど路上に死体の山ができた。
 上林県、賓陽県、蒙山県、武宣県などでおぞましい集団リンチが行われ、大勢の犠牲者が『階級への憎しみ』から加害者に食われた。
 飢えの苦しみの極限状態でもなく、また家族が殺されたなどの強い復讐心からでもなく、一部の民族が持つ祭祀的宗教的な風習からでもなく、ただ政治的に扇動された『階級への敵意』という隣人への嫉妬からの殺戮と食人行為であった。
 あるいは、単に『美人の心臓』を食べると病気が治るといった迷信を信じて、美人女学生を狙って殺したケースもあった。
 特に激しかったのは武宣県だった。
 武宣県革命委員会女性副主任・王文劉はもっぱら男性器を食べていた、という報告書が1985年に下部組織から党中央工作組に挙げられ、当局が調査している。だが彼女は、当除籍処分を受けて一般労働者に格下げされただけで大した処分を受けなかった。
 武宣県の文革は、北京より1年遅れて1968年から激化した。主流派と非主流派の武闘が同年5月4日から12日まで繰り広げられ、闘争で97人が死亡、捕虜34人も処刑された。
 非主流派の総指揮官・周偉安は逮捕され、惨殺された。首と足を切り取られて木の上に掲げられ、その下で妊娠中の妻が辱められた。周偉安の2番目の兄も惨殺された。
 この事件直前に逃げ出した非主流派の2人の学生は群集に捕まり、縛られて、学校の門衛に生きたまま腹を裂かれて、心臓と肝臓を手で掴み出され、豚肉と一緒に料理されて皆に振る舞われた。
 ……
 人肉食に抵抗なし
 この大武闘後も、武宣県ではあちこちで食人事件が頻発した。
 こうした話は県の整党委員会の資料にも残り、多くの目撃者、実際に殺戮や人肉食にかかわった人物も生存している。80年代まで、人肉食は階級の敵を打倒したことの証だ、とそれが犯罪だと考えない人もいた。
 こうした食人事件は日時、場所、犠牲者、加害者の名前から、いかに殺戮して食ったかまでの細かい記録が、党の資料と実名の当事者の証言で裏付けられている。
 鄭義の本は、アイリス・チャンの『ザ・レイプ・オブ・南京』のような誤謬(ごびゅう)だらけの本とも、本多勝一らの伝聞だらけの都市伝説本とも違い、隠された文革調査資料を見て、関係者の証言で裏付けた取材であり、記録である。
 文革時代、食人が横行したのは広西だけでなく、安徽(あんき)や陝西(せんせい)、河南、山西などでも発生している。文化レベルの低い山間部や少数民族地域だから起きた特殊な事件ではなく、漢族の間で多発した事件であった。
 人肉に薬効があると信じられている地域もあれば、過去の戦乱中に共食いの歴史もあり、もともと食人に対する倫理的ハードルが低いという文化背景も関係しているかもしれない。
 群集が政治的狂乱のなかで人を次々と殺して食うというホラー映画のような光景が、わずか半世紀前に中国の各地であった。党中央はその事実を知って驚愕し、公式に調査したが、その調査結果は封印した。加害者への処罰は徹底されず、それどころか、食人をした者のなかには幹部に出世している者もいるという。
 文革の記録こそ遺すべき
 折しも5月18日、ベトナムのフエでユネスコ記憶遺産アジア太平洋地域委員会総会が開かれた。昨年、中国が申請した『南京大虐殺文書』がユネスコ記憶遺産に登録されてしまったことへの教訓から、制度改革への提言目的もあって、今回初めて日本人専門家が派遣された。
 執筆時点では確認できないが、日本の〝従軍慰安婦〟関連資料が議論の俎上(そじょう)に上ったことだろう。〝南京大虐殺〟も〝従軍慰安婦〟も、歴史戦という名の対外プロパガンダ合戦に陥っている段階で、もはやその資料の真偽の精査すら不可能になっている。
 ユネスコに守ってほしい『歴史の記憶』はこんな茶番の歴史プロパガンダではなく、こうした文革の隠匿されている資料や生存者の記憶のような、放置しておけばそのまま抹殺されてしまう歴史資料だろう。
 いま、中国の習近平政権下で、まさに再び文革のようなものが始まろうとしている。あの残酷な時代を繰り返さないために、文革の記憶は風化されない努力を、中国国内で不可能だというなら国際社会で考えるだろう」
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 2016年7月号 歴史通「特集一千万人が虐殺された文革50年
 文革は中華文明の産物である 対談、宮脇淳子・楊海英。
 ……
 人間を食べる革命?
 楊 チベットでは漢族がチベット仏教文化を全滅させる、カルチュラル・ジェノサイドをしています。その前に人間を殺すジェノサイドは、すでに1958年、1959年にやっていた。
 宮脇 青海(せいかい)省のチベット人をほとんど殺していますね。
 楊 殺すのは先にやっていたから、文革中はカルチュラル・ジェノサイドになったわけです。新疆ウイグルに対しても同じです。イスラム文化とトルコ文化、チュルク文化を否定するという意味で、カルチュラル・ジェノサイドを文革中にウイグル人に対してやった。
 もう一つ注目すべきなのは、広西(こうせい)壮(ちわん)族自治区文化大革命です。ここでは人間が人間を食べた。それが長期にわたって組織的に続きました。中国政府の公式見解では、文革を精算しようとしたとき、人間を食べたとして処分された共産党員と幹部が4万7,000人以上、5万人近くなります。そのうち死刑になったのは十数人です。広西全体の犠牲者は10万人ですけれど、そのうち何人が食べられたのかはさすがにデータを出していません。ともかく階級の敵、人民の敵は、殺すだけじゃ足りない、食べるんだ、という論理です。
 宮脇 あの地域の漢族は、漢族の中でも少し違う人たちだったのでしょう。
 楊 もともと南中国の漢族の分離独立を抑えるために、わざわざ、チワン族という民族を作ったのです。本当は漢族の一グループなのに、別民族だということにすれば、数千万人もいますから、漢族の分離独立主義者を牽制できる。
 宮脇 確かにあの地区は、かつては単に広西省と呼ばれていました。
 楊 文革のときは、革命派が搾取階級を食べるのですけど、民族としては漢族も食べたし、苗(ミャオ)族もたべたし、瑶(ヤオ)族も食べたし、チワン族も食べています。しかし文革が終わってからは、『広西のミャオ、ヤオ、チワンは原始社会の野蛮人だから人間を食べた。漢族は現地の風習に染まって食べてしまっただけだ』ということにしました。カニバリズム(人肉嗜食)は毛沢東主義の旗の下で行われたのですが、漢族は本来そんなことをするはずがない、と今は言っているのです。しかし広西壮族自治区の公文書があって、アメリカで『広西文革資料集』というCD・ROMになっていますけど、それを見ると、長期間人肉食を続けたので食べ方に好みができて、『刺身がいい』などと言っている。綿密なドキュメンタリーになっていて、食べられるほうは『せめて殺してから食ってくれ』と哀願するのだけど、『いや、階級の敵は生きたまま食べる』と押し切る。特に肝臓と生殖器が好まれたようです。どうも残酷な話で申し訳ないけれど、こういうことはもともと漢文化にあったのです。
 宮脇 中国の古典の中に、親のために腿(もも)の肉を食わせる話とかありますね。人肉食は『三国志』にも出てくるし、東洋史学者の桑原隲蔵(じつぞう)さんも書いています。魯迅(ろじん)にもあります。
 〈4,000年来、絶えず人間を食ってきた場所、そこにおれも、なが年暮らしてきたんだということが、きょう、やっとわかった。兄貴が家を仕切っていたときに妹は死んだ。やつが、こっそり料理にまぜて、おれたちにも食わせなかったとはいえない。
 おれは知らぬうちに、妹の肉を食わなかったとはいえん。いま番はおれに廻ってきて・・・
 4,000年の食人の歴史をもつおれ。
 ……
 人間を食ったことのない子どもは、まだいるかしら?
 せめて子どもを・・・〉(魯迅狂人日記竹内好訳、『阿Q正伝・狂人日記 他12編』岩波文庫、31頁)」
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 日本軍が行ったという第二回南京事件重慶爆撃による虐殺は、現実に行われたかどうか疑わしい点が数多い。
 だが、中国人による少数民族への大虐殺は現実に起きていたし、日本軍の残虐行為以上の陰惨な行為を中国人は行っていた。
 その大虐殺、大惨劇を命じたのは中国共産党であり、少数民族中国共産党員でない一般中国人が惨殺された。
 それが、共産主義大義であった。
 中国は、所詮、身勝手な面子といい加減なご都合で動いている。
 日本人には、中国人が理解できないし、わかり合う事ができない。
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 現代日本人は、昔の日本人に比べて生身の中華世界、中華帝国、中国史・中華史、中国文学、中国思想・哲学、死生観、人生観、宗教観その他全ての面に置いて知らない。
 そして、共産主義には良心も道徳も倫理そして人としての情も存在しない。
 軍国日本は、日本とは水と油のように相容れない、1500年の永きに渡って、敵対し殺し合う運命・宿命・定めの中華と戦争をしいていた。
 日本と中華には友好関係はなく、ましてや中国共産党とは交わることの「全く」なき不倶戴天の敵であった。
 中国共産党とは、反日として、尖閣諸島や沖縄を日本から奪うべく東シナ海での軍事力を強化し、尖閣諸島や沖縄を手に入れるべく沖縄を無力化する為に影ながら反基地闘争に声援を送っている。
 中国には、救済すべき食うや食わずの無学で技術・技能なき7,000万人以上の貧困階級が存在する。
 中国から遠く離れた欧米諸国は、中国に同情し協力し味方し、中国と接している日本を戦争犯罪者・戦争加害者と非難している。
 歴史的事実として、中国の友達が多くいても日本に味方する者は少ない。
 その証拠が、南京事件問題、靖国神社参拝問題、歴史認識問題にいて中国側の主張が無条件で採用され、日本側の事実証拠を提出しての反論は全て却下され日本は激しい非難に晒されている。
 国連の幾つかの委員会と一部の国際機関は、親中国派として日本を激しく非難している。
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 国際法や倫理・道徳が存在する現代より、昔の方が酷かった。
 その酷さに於いて、中国は際だっている。





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文化大革命の真実 天津大動乱

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