🐉15」16」─1─文化大革命で2,000万人が虐殺された。中印国境戦争。毛沢東・周恩来の死亡。中国共産党の核拡散戦略。~No.53No.54No.55No.56No.57No.58 @ ⑫ 

ジェノサイドと文化大革命 内モンゴルの民族問題

ジェノサイドと文化大革命 内モンゴルの民族問題

  • 作者:楊海英
  • 発売日: 2014/09/16
  • メディア: Stationery
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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・  
 中国共産党には人権も人道もそして道徳も良心も存在しない。
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 文化大革命を絶賛し、文化大革命を日本でも実行しようとした日本人達。
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 中国共産党は、情報統制として、画数の多い繁体文を画数の少ない簡体字に変更する運動を行った。
 表記法の変更によって、人民は、中国共産党支配以前の繁体文で書かれた古典は読めなくなり、党が公認した簡体字で書かれた歴史のみが正史として普及した。
 独裁体制下での表記法変更は、大人世代の識字率低下と若者世代の洗脳教育が目的であった。
 それは、伝統的な人民愚民化政策であった。
 人民が読む書籍は、毛沢東語録中国共産党が許可した書籍のみで、後の書籍は全て焚書とした。
 中華世界は、現在の政権・体制が承認するか利益をもたらす以外の文化を全て破壊してきた。
 つまり、文化の継承はない。 
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 アンドレイ・サハロフ「人権問題は国内問題ではなく国際問題である。自国民の人権を尊重しない体制が他国の権利を尊重するはずがないからだ」
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 中国の歴史は、大虐殺と略奪と強姦と言った非人道的な歴史である。
 中国は、地獄の様な世界であった。
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 中国は、法治国家ではなく、人治国家としてコネと賄賂で動く腐敗と汚職にまみれた国家である。
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 石平「日本は、中国と深い関わりを持つと国内は乱れ、逆に距離を置いて緊密な関係を持たなければ、国内が安定し長期的な繁栄を享受できる」 
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 日本軍の非人道的行為は歴史であるが、中国共産党政府の非人道的行為は現代の現実である。
 国際世論は、歴史の中の日本軍の非人道的行為を激しき非難しても、今起きている中国共産党政府の非人道的行為は経済の為に黙認している。
 所詮。この世は、信義ではなく金次第である。 
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 毛沢東は、熾烈な権力闘争に勝ち抜いて「他人を支配する権力」を手に入れて独占するや、権力の権化とかして奪われない為に共に戦った仲間を粛清した。
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 朝日新聞や親中国派の左翼・左派マルクス主義者らは、中国共産党が行っている虐殺を薄々知っていながら目を逸らして文化大革命を絶賛していた。
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 中国人は、血を好む。
 特に、中国共産党ほど驚喜して猟奇的大虐殺した組織は、人類史上他にはいない。
 中国共産党ほど人民を虫けらのように虐殺した者は、他にはいない。
 その中国共産党と真っ正面で対峙しているのは、日本だけである。
 欧米諸国は、経済を優先し、日本よりも中国の肩をもっている。
 最終的に、日本は欧米諸国をあてにっはできない。
 世界を動かしているのは、事実でもなければ、道義でもなく、正義でもなく、金である。
 金を持っている者が、世界を動かしている。
 「金の切れ目が縁の切れ目」、それが真実である。
 金があれば、道理を曲げて無理を通す事ができる。
 金の魅力に勝てる者は、そうそういない。
 日本は、中国の金に負けるのである。
 事実。中国の金に魅了されて、中国共産党の発言に嬉々として従う親中派媚中派の日本人が多数存在する。
 日本は、何時の時代も周囲を敵に囲まれ、現代では国内に反日的日本人が国益を損なう様に蠢いている。
 現代の日本人も、貧しさを覚悟で日本の志や心意気を意固地に押し通すよりも、中国の金に有りの様にたかろうとしている。
 あたかも。臣下の礼を取る為に卑屈に成って朝貢しようとしている。
 人は、貧乏よりも金持ちに憧れ、金がないよりも金がある方を好み、ゆえに金に弱い。
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 1949年 中華人民共和国の人口は、5億4,167万人であった。
 毛沢東は、人海戦術で内戦を勝利したという経験から「数こそ力」と確信し、人口を増やす為に「産めよ、増やせよ」政策を進めた。
 北京大学学長の馬寅初は、1957年に人口が増えすぎると食糧不足が発生して飢餓が発生すると警戒し、人口を抑制すべきと提言した。
 毛沢東は、「人間の口は一つなの対して、手は二本ある。二本の手でものを作れば大丈夫」として、人口抑制の提案を否定した。
 中国の人口は、大躍進や文化大革命を経ても増え続け、1969年には8億671万人に達した。
 中国共産党は、人口増加を抑制する為に、1976年に毛沢東が死去した3年後の79年に軟禁されていた馬寅初を復権させ、「一人っ子抑制策」を採用した。
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 1950年 中国共産党政府は、全土で「土地改革」は始めた。
 毛沢東は、建国まで、延安など共産主義革命の拠点で行ってきた「一村一焼1殺 外加全没収」を全土に拡大するように命じた。
 土地改革によって、600万人以上の地主がつるし上げられ、そのうち200万人近くが共産主義大義で処刑された。
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 1951年 毛沢東は、反革命分子鎮圧運動を命じ、1年間だけで71万人を反革命分子として処刑した。
 反革命分子とは、匪賊・悪党・スパイ・反動的党派と団体主要幹部、反動的セクト組織リーダーと称される人々であった。
 毛沢東は、共産党員に忠誠の証として、人口に応じた残虐な殺人ノルマを課した。
 「全土の農村地帯で殺すべき反革命分子は、人口の1,000分の1程度とすべきだが……都会での比率は、人口の1,000分の1を超えなければならない」
 人民裁判で処刑された反革命分子の大半は冤罪であったが、共産党一党独裁体制を盤石にする為の「必要悪」として容認された。
 中国人民は、理由もなく中国共産党政府の政策で処刑が行われる事に恐怖し、思考を停止し感情を殺し奴隷のように中国共産党の命令に盲目的に従った。 
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 中印戦争。
 1962年10月20日 毛沢東は、米ソのキューバ危機で国際世論の関心がアジアにないと判断して、中国軍に対してインド侵略を命じた。
 インドは、中国に対して平和友好外交を取り油断していた為に、奇襲的侵略で、3,300人近い兵士が戦死する大惨敗をきした。
 中国共産党政府は、キューバ危機における海上封鎖作戦が終了したのを潮時とし、インド侵略を長引かせると国際世論の非難を受ける恐れがあるとして、突然、一方的に停戦を宣言した。
 毛沢東中国共産党にとって、「平和」とは「領土侵略の本心」を隠す言葉のアヤでしかなかった。
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文化大革命。古い文化を打ち壊し、多くの人々を抹殺した大粛清。
 造反有理の意味は、「上の者に反抗するには理由がある」である。
 毛沢東は、最下層の貧困家庭で真面な教育を受けずに育った青少年を洗脳し、紅衛兵として手足の様に使って反毛沢東派や日和見主義者を粛清した。
 さらに。人民を出身階級で、上位階級(貧困層である労働者、農民)と劣位階級(裕福な者、教育者、知識人)に二分した。
 紅衛兵は、劣位階級の大人達を吊し上げ、迫害し、虐殺した。
 紅衛兵の恐怖から逃れる唯一の手段は、誰かを密告するか、嘘を承知で赤の他人や友人あるいは家族を密告する事であった。
 中国人社会は、深刻な人間不信に陥った。
 1964(昭和39)年1月 広岡和雄が、朝日新聞代表取締役に就任し、昭和55年3月に退任した。
 共産主義を理想とする森恭三が朝日新聞の論説主幹に任命され、朝日新聞は親中国反日反米的反安保的な新聞に変わっていった。 
 1975(昭和40)5年10月 朝日新聞の森恭三論説主幹は、二週間ほど中国を訪問し、帰国後は日本人に中国共産党政府に好感を持ってもらう為に中国を絶賛する記事を書いた。
 中国史上まれな倫理道徳国家で、街は綺麗になり、泥棒はおらず、人々は幸せそうで礼儀正しかった。
 革新的学生は、共産主義こそが人類が目指し到達すべき理想的人民国家であり、その手本がソ連ではなく中国共産党政府だと確信して反天皇反日反米反安保活動を始めた。
 10月 中国で京劇の台本「海瑞罷官」が批判される運動が起き、騒動が広がり翌41年4月になると正式に文化大革命と呼ばれた。
 文化大革命は、激しい政治闘争となった。
 朝日新聞や左翼・左派は、文化大革命に讃辞を置くり、革新的学生等に中国人民に習って日本でも文化大革命的な人民運動を起こすように煽った。
 森恭三「長い歴史を持った国での官僚主義の打破、知識人の間に根強い肉体労働を蔑視する考え方の克服、教育制度の改革への大胆な試み」
 1966年 毛沢東は、大躍進運動の失敗で失脚したが、復権の為に過激な思想に染まりやすい子供達を悪用した。
 10代の子供達に「毛沢東語録」を与えて洗脳し、狂信的共産主義の先兵・紅衛兵として組織した。
 共産主義教育は、子供を殺人鬼に洗脳するのが得意である。
 10代の紅衛兵は、全土で、毛沢東の指令に反対者や不満者を容赦なく弾圧して殺害した。
 純粋な子供ほどマルクス主義の洗脳教育に犯され、自分の親さえ共産主義大義に逆らう反革命分子として告発した。
 中国共産党は、子供に告発された親を、子供の前で処刑し、子供を革命戦士として讃え共産党の為に戦うように激励した。
 子供を操る為に、歴史・文化・伝統・宗教などを完全否定し、階級闘争に基づいた思想教育を徹底して行った。
 子供達は、〜イズムの闘士となった。 
 「教師はブルジョア思想にかぶれており、試験で生徒を迫害している」
 洗脳された子供達は、毛沢東の命令で、教師を殴る蹴るの暴行を加え、女性教師を凌辱した。
 校長は、公衆の面前で惨殺された。
 8月 毛沢東は、中国共産党の総会で文化大革命の骨子を発表した。
 林彪は、文化大革命の号令を発した。
 毛沢東は、権力欲の為に粛清を奨励した。
 子供達は、毛沢東への個人崇拝と共産主義大義の為に衆人環視の中で惨殺行為を行った。
 毛沢東が死亡するまで粛清は続けられ、推定で300万人〜1,000万人が惨殺された。
 被害にあった人民は、1億人以上といわれている。
 中国共産党は、人の命を虫けらのように殺す恐ろしい政治組織である。
 それは、変わる事はない。
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 共産主義者は、自己判断ができない子供達を〜イズムの革命戦士にする為に、共産党が決めた思想教育を徹底して行った。
 中国共産党は、子供達を紅衛兵とするべく洗脳教育をおこなった。
 共産主義者は、世間的常識に毒されていない純真無垢な子供達への教育に熱心であった。
 何も知らない子供ほど、誤った知識を信じ込むと凶暴になる。
 子供とは、本来、天使ではなく悪魔に近い。
 子供は、本能のままに行動する為に、躾を怠り、良心を教えないと残酷になりやすい。
 子供が行う行為の責任は、教え導く親あるいは大人にある。
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 実務派の劉少奇国家主席は、実の娘の告発で逮捕され、獄死した。
 陳凱歌「昔から中国では、押さえつけられてきた者が、正義を手にしたと思い込むと、もう頭には報復しかなかった。寛容など考えられない。……そのため弾圧そのものは、子々孫々なくなりはしない。ただ相手が入れ替わるだけだ。……当時の風潮は、『敵に対しては厳寒のように冷たく無情に』というものだった」(『私の紅衛兵時代』)
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 中国は、毛沢東の尽きる事のない権力欲によって、死と恐怖に支配された地獄となった。
 毛沢東は、儒教的価値観を否定する為に、年長者への礼節はもちろん、親子関係すら破壊した。
 大人は、子供の権利を侵害し搾取するする陰険な敵とされた。
 子供は、大人を容赦なく襲い、時には惨殺した。
 中国共産党は、子供に反撃する大人を容赦なく虐殺した。
 正確な犠牲者の数は、数百万人とも、数千万人ともいわれるが、実数は不明である。
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 中国に伝統的文化は、日本軍の侵略ではなく、中国共産党によって破壊された。
 歴史的貴重な書物や絵画や骨董品も、日本軍が略奪したのではなく、中国共産党幹部が奪って懐に入れ私腹を肥やしたのである。
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 中国共産党政府は、チベットの中国化の為に中国軍の増派を行った。
 共産党員と中国軍は、食糧増産の為に、農地を確保するべく遊牧民から広大な放牧地を奪い、強制的に農民として狭い不毛な土地に定着させた。
 中国式農法を持ち込んで、気候風土に合った伝統的チベット式農法を排し、祖先伝来の農業基盤を破壊した。
 中国式が全て優れているという独善的儒教に基ずく中華思想で、地方に適した伝統的様式を完全破壊した。
 現状無視の無計画によって大飢饉が発生し。大量の餓死者が出た。
 中国人は、漢族以外の人権を認めてはいない。
 日本人も、漢族とは認めてはいない。
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 日本の左翼・左派のマルクス主義者は、死と恐怖の文化大革命を人民による偉大な闘争である絶讃し、天皇制度を廃止し日本文化を破壊する為に日本でも実行すべきであると子供達に教えた。
 人民中国は、人民の天国である。
 社会主義こそが、理想社会をもたらす。
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 中国共産党の最大の関心は、党の利益であって、人民の幸福ではない。
 共産党員に特権を与え、非党員の人民を差別し人間以下として扱い使役し税金を徴収していた。
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 1968年 核拡散防止条約(核不拡散条約、NPT)。核保有国は、核兵器所有の優位性を維持するべく、新たな核保有国の誕生を認めない事、締結国の新たな核兵器製造を黙認し国際原子力機関の査察を受けない事を定めた。
 中国共産党政府は、核保有5大国に加わるべく、ソ連から技術支援を受けて64年に核実験を、67年に水爆実験を成功させた。
 1970年 核拡散防止条約は発効され、日本は同条約に調印して核保有を放棄した。
 1974年 インドは、62年に中国軍の侵略を受けて以来、隣国中国共産党政府の脅威にさらされている為に、自国防衛の対抗手段として核実験を行った。
 アメリカのクリントン大統領は、核拡散防止条約不参加国であるインドが核実験を行った事に対して厳しく非難した。
 インドのヴァジパイ首相は、クリントン大統領に対して、インドは非同盟国であり、核保有国・中国が62年にインドを侵略した事と隣国で敵国のパキスタンを支援している事を理由として、自国防衛の為に核武装が必要であるとの書簡を送った。
 中国共産党政府は、インドが核兵器を製造した事に対する対応策として、パキスタンの核開発支援を決定した。
 1978年 葉剣英副主席は、文化大革命での死者は2,000万人で、犠牲者は1億人と述べた。
 1981年 中国共産党の11期中全会は、文化大革命を歴史的に否定する決議を行った。
 日本国内の左翼・左派は、文化大革命を人民による共産主義革命として肯定し、そして絶賛していた。
 1982年 訒小平は、対インド戦略として、パキスタンの核開発支援を本格化させた。
 パキスタンは、自国の核兵器を中国の核兵器として、90年5月26日に新疆ウイグル自治区ロプノルで核実験を行った。
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 1973年10月(〜11月) アメリカは、対ソ戦略として、中国共産党政府との間で秘密軍事支援協定を結んだ。
 ニクソン政権は、人民解放軍を対ソ戦に耐えられるように増強する目的で、議会の反対及び軍需物資輸出禁止の法律や規制を回避する為に、イギリスを経由して提供する事を約束した。
 中国共産党政府は、日本にこの秘密軍事支援協定を知らせない事を要望した。
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 1976年1月 周恩来首相は、癌の為に死亡した。
 毛沢東は、周恩来が癌を患っていた事知っていたが治療行為を許さなかった。
 周恩来も、毛沢東より先に死ぬ為に治療を受ける事を断念していた。
 9月 毛沢東が死亡した。
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 1998年5月 インドは、二回目の核実験を行った。
 パキスタンは、核保有国になった事を世界に知らしめる為に、インドの核実験の2週間後に核実験を行い公表した。
 日本の反核市民団体は、アメリカやイギリスなどの自由・民主主義陣営の核兵器には猛反対するが、中国共産党政府やソ連そして北朝鮮共産主義陣営の核兵器を非難しないどころか黙認している。
 そして、中国共産党政府に敵対するインドを強く非難するが、中国共産党政府の支援を受けるパキスタンへの非難はそれ程強くなかった。
 2008年9月 インドは、今後、核実験を自粛(モラトリアム)と核不拡散に合意する事を約束して、アメリカ、フランス、ロシア、カナダ、韓国と原子力協定に合意した。





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文化大革命の真実 天津大動乱

文化大革命の真実 天津大動乱

  • 作者:王 輝
  • 発売日: 2013/05/01
  • メディア: 単行本