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・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・
普遍宗教の真理とは、神は自分を助ける者を助け、自分を助けない者は助けない。
神の奇跡や恩寵・恵は、行動する者に授けられ、行動しない者には与えられない。
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2022年7月号 WiLL「戦わなければころされるだけ
独裁者・侵略者・暗殺者──戦争が証明する『英雄プーチン』の正体
グレンコ・アンドリー
ウクライナ戦争で改めて認識しましたが、やはり『プーチン・ロシア』は嘘つきです。『ロシアに戦争をする用意はない』と表明した1週間後に侵攻開始。ウクライナ国民を避難させるため人道回廊を設ける地雷を敷設、『軍事施設だけを攻撃している』と言いながら集合住宅や病院、幼稚園、避難所を爆撃・・・キリがないのでこれくらいで留めますが、いかにロシアが嘘つきか、発言と行動を見れば一目瞭然です。
実際に証言もあります。
フランスのオランド元大統領は、在任中にプーチン大統領と協議した経験から『彼は嘘をつくのが習慣だ』と明言(5月5日)。
ウクライナ軍に保護された5人のロシア兵捕虜も自らの意思で会見(3月15日)を開き、『特別軍事作戦に関して、徴集兵がいないという、プーチン大統領の声明はすべて嘘です。彼は嘘つきで、戦犯です』『誰にも、銃を撃つなんて言われなかった』と、騙されて戦場に送り込まれた事実を涙ながらに暴露しています。
また、興味深い話もあります。
朝日新聞の元モスクワ支局長である駒木明義論説委員は、プーチン大統領を直接知る人物を数多く取材した経験から、ロシア大統領府が発表する写真や映像の日付は『まったく当てにならない』と指摘している。
ウクライナ戦争についても、侵攻前の2月21日にウクライナ東部2州の独立を(一方的に)承認すると表明したテレビ演説と、その3日後(24日)に公開されたウクライナへの侵攻開始を発表したテレビ演説を比較し、どちらのプーチン大統領も服装やネクタイが同じで、演説している場所や位置まで同じに見えるというのです。
もし両方のテレビ演説が同日に収録されたものなら、ウクライナに対する全面侵攻の筋書きは最初から決まっていたことになる。
プーチン大統領はもとより、ロシアが嘘つきであることは、旧ソ連から独立した国の間では常識化しています。
世界中のロシア通も『ロシアを絶対に信じるな』と口を揃えて言う。それが真実である事を、ウクライナ戦争を通じてプーチン大統領が証明してくれた。もはや国際社会において、彼の発言を信じている人はほとんど皆無に等しいでしょう。
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そして、ウクライナ全土を占領した後、今度は抵抗しない(できない)ウクライナ人を洗脳教育でロシア人化させ、抵抗するウクライナ人を殺害する。つまり、ウクライナ(人)という存在を地上から抹殺する気なのです。
ウクライナ人は抵抗しないと思ったからこそ、プーチン大統領はクリミア併合の成功体験から、ウクライナ全土も簡単に制圧できると高(たか)を括(くく)って侵攻に踏み切った。ところが、ウクライナ人はクリミア併合後の8年間、十分な備えと覚悟をもって徹底抗戦し、戦うほどに『ロシア人になりたくない』という意識的な連帯が強まった。私もロシア人になるのは御免です。
そして、ウクライナ軍の善戦に焦り出したロシアは、実際に抵抗するウクライナ人を虐殺し、抵抗しない市民を強制収容所へ連行し始めている・・・。
もしロシアが勝利すれば、最終的にウクライナは巨大な強制収容所と化します。プーチン大統領はウクライナへの侵略を『正義』と考えていますから、それが彼の信念・世界観である以上、まともな話し合いはできません。
ウクライナ併合は彼にとって通過点に過ぎません。彼の野望は、旧ソ連とロシア帝国のすべての領土をもう一度支配すること。その要(かなめ)であるウクライナを占領した次は、モルドバ、コーカサス諸国(ジョージア、アゼルバイジャン、アルメニア)、中央アジア・・・暴君プーチンの暴走を一刻も早く止めなければなりません。
暗殺者(アサシン)としてプーチン
簡単に暗殺を命じるのが、プーチン大統領の恐ろしいところです。
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プーチン大統領が命じる暗殺の特徴は実に残忍です。
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形式上は民主主義でも、実際は民主主義の皮を被(かぶ)った独裁国家です。
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これはロシアに限らず、中国や北朝鮮など独裁国家に共通する手法です。実際、金正恩委員長も兄の金正男氏を暗殺し、気に入らなかった叔父の張成沢氏も処刑した。習近平国家主席も同様で、だからこそプーチン大統領と習首席は、ウマが合うのです。……
橋本徹の『譲歩第一主義』
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ただ、残念なのが、日本には主権国家を大義名分もなく蹂躙(じゅうりん)する核大国(ロシア)に利する発言を繰り返す人もいます。その一つが、明らかな親ロ派です。……などの政治家のほか、保守派にも明らかな親ロ派お言論人がいます。ロシアを擁護するような殺人鬼(独裁主義者)を擁護するのと同じこと。 そのような人たちは、ハッキリ言って相手にしてはいけません。
むしろ、問題なのはロシアを批判しながら『このまま戦うと人命が失われ、被害が広がるから降伏した方がよい』と、人道主義を装う人です。たとえ、現在は戦闘地域を中心に殺戮が行われているとしても、降伏して占領されれば全土で殺戮が行われます。降伏は人命救助に決してつながりません。
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なぜ国家が大事なのか。それは、国家が〝そこに住む民族がその民族らしい生き方を自由にできる唯一の場所〟だからにほかなりません。
日本語や日本人の考え方(常識)が通じる、日本文化(日本食、マンガ・アニメなど)に囲まれた生活ができる、日本人の歴史や価値観を共有できる・・・日本人が日本人らしい生き方をできるのも日本国内だからこそ。日本人から日本が奪われれば、日本人として生きていく権利は他国に蹂躙され、歴史や文化を他国に強制され、亡命の結末を迎えることになる。
もちろん外国に住むこともできますし、そこに日本町を築くこともできます。しかし、それはあくまで限定された区間だけの話で、豊かな自然も、歴史ある町並も、日本的な暮らしも、日本があった頃と同じ環境は二度とつくることはできません。
『日本人として生きたくない』『日本人として生きることにこだわらない』という人は好きにすればいい。しかし、そうではない大多数の日本人が日本人として生きられるのは、日本国内だけなのです。
橋下氏は『戦後レジーム』を擬人化したような人です。どんな理不尽な要求を強いられても、対立を避けるために呑んだ方がいい──そうした彼の主張は、戦後日本の弱腰外交を象徴する『事なかれ主義』そのものです。しかも、『ケンカ(戦争)を仕掛けるのは子どもじみた行為で、それを受け入れるのが大人の姿勢』と、そうした姿勢があたかも『賢い行動』のように主張する。
もしウクライナが降伏すれば、力による現状変更が認めあれ、中国も台湾侵攻に踏み切りかねない。そのため、日本の平和を考えても、本来なら橋下氏は『降伏せよ』ではなく『撃退せよ』と主張すべきです。
橋下氏の〝譲歩第一主義〟は、中国が反発することを懸念して首相参拝に反対する靖国問題へのスタンスにも見て取れます。ですが、首相参拝に関係なく中国は日本を批判するし、どれだけ日本が中国に配慮しても、中国は日本を虎視眈々と狙っている。
橋下氏はロシアや独裁国家をよく理解していません。おそらく、冒頭で述べたような『ウクライナ全土を占領する』『ウクライナ人の虐殺とロシア人化を行う』といったロシアの狙いを信じておらず、理不尽な要求でも受け入れれば(譲歩すれば)独裁国家は満足する、と根本的に誤った考えに立っているのではないでしょうか。
しかし、現実は残酷です。一度でも独裁国家の要求を呑めば、譲歩した分だけ、さらにエスカレートした要求で迫ってくる。いつまでも満足することなく、最終的にはすべてを奪われるまで独裁国家の要求に従い続けることになります。橋下氏が首相だったら、日本はすべての国土を中露に分割されるまで侵略されかねない。次期首相にふさわしい人を聞くような世論調査では、必ずと言っていいほど橋下氏の名があがりますが、これはとても恐ろしいことです。
外交戦略上の時間稼ぎとして、交渉の継続など譲歩する素振りを見せ、その間に軍事力を強化するならまだしも、何の戦略もなく、ただ独裁国家の要求に応じたところで、その先に待つのは悲惨な末路です。日和見主義者の妄想に過ぎません。
自ら戦う姿勢を見せよ
ウクライナ戦争で明らかになったのは『国際社会は自分たちで戦う覚悟のない国を助けない』ということです。
たしかに、今回は米国がいち早く確信的な情報を入手し、ウクライナ人でさえ信じなかった頃から率先して『ロシアの軍事侵攻が本気である』と適切な情報発信をしてくれました。
だからこそ、これまで国際社会は『(旧ソ連同士の争いだから)双方に言い分があるだろう』と干渉を避けてきたものの、今回は『ロシアに非がある』という国際世論が構築され、国際的な連携も円滑に行われています。
そのおかげで、8年間も戦い続けてきたウクライナは全面侵攻に迅速に対応できた。
ですが、肝心の重兵器(戦車や戦闘機など)の提供は、遅きに失した印象が拭いきれません。戦争開始直後から支援が実現していれば、ウクライナ軍も被害を最小限に抑えて善戦できたでしょう。
提供した武器が目的通りに使用されるのか、という西側諸国の懸念も理解できます。被支援国が敗戦した場合、提供した兵器と、同時にその技術まで盗まれることになり、最悪の場合は、そうした兵器が支援国自身に向けられる可能性もあります。そうした最悪のシナリオは支援国も避けたいはず。
実際、侵攻開始前に西側諸国が提供してくれたのは、対戦車ミサイル『ジャベリン』、対ヘリミサイル『スチンガー』が中心だった。当初、西側諸国はウクライナがロシアの大規模侵攻に敗北し、ゲリラ戦で抵抗すると予想していたので、兵士が携帯できる小型の兵器を提供したのです。
戦争勃発後は1週間も米国からの武器提供が途絶えました。これもウクライナが1週間足らず敗戦し、武器がロシアに奪われると思ったからです。再開されたのは、ウクライナが予想外に善戦していると判明した1週間後。それでも3月上旬は、ゲリラ戦用の携帯兵器がメインで、重兵器の提供については4月に入ってようやく議論が開始された。
今やバイデン大統領は『武器貸与法』(第二次世界大戦でナチス・ドイツと交戦中であった英国を支援するため、武器、弾薬、工業製品、食料品などあらゆる物資を支援すると定めた法律)を復活させ、NATOも重兵器を提供してくれている。
つまり、重兵器が提供され始めたのは、ウクライナ人が一丸となって祖国を守る雄姿を見せ、ロシアを本気で撃退できるかもしれない、と西側諸国に思わせてからなのです。
こうした一連の流れから、有事の際の国際社会の支援は、被支援国の『覚悟』と『戦いぶり』が大きく左右することを、日本は学ばねばなりません。どれほど強固な集団的自衛権の枠組みに入っていても、国際社会から最大限の支援を受けるためには、自分たちで国を守るという断固たる姿勢を見せることが必要です。国際社会は政府だけでなく、その国の国民が最後まで戦おうとしているかを注意深く見ていますから。
世界価値観調査が行った『もし戦争が起こったら国のために戦うか』を問うアンケートでは、『戦う』と回答した日本人は、たったの13.2%。このままでは日本有事の際、国際社会はおろか、同盟国すら全面的な防衛参戦を控える可能性も否定できません。台湾有事も迫る今こそ、国際社会に〝日本人(サムライ)の覚悟〟を見せつける時です」
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6月22日21:20 産経新聞「ドイツ製自走砲を配備 欧米の武器続々、実戦へ
演習に参加するドイツ製の自走式155ミリりゅう弾砲=5月、ドイツ・ミュンスター(ロイター=共同)
ウクライナのレズニコフ国防相は21日、ソーシャルメディアで、ドイツ製の自走式155ミリりゅう弾砲が配備されたと明らかにした。英国防省は21日の分析で、ウクライナ軍が欧米供与の対艦ミサイル「ハープーン」により攻撃を初めて成功させたと発表。ウクライナの要求に応じて提供された欧米製の武器が続々と実戦投入され、今後の戦況に影響を与えそうだ。
米軍などによるフィリピン沖での軍事演習で発射される対艦ミサイル「ハープーン」=2019年(ロイター=共同)
米軍などによるフィリピン沖での軍事演習で発射される対艦ミサイル「ハープーン」=2019年(ロイター=共同)
レズニコフ氏は供与に謝意を表明し「十分な知識とともに100%効果的に使う」と実戦使用に自信を示した。ドイツは当初、供与に慎重だったが、その後7両の供与を表明していた。
英国防省によると、ウクライナ軍は17日、ハープーンを使用し、黒海のロシア海軍のタグボートを攻撃した。
ボートは、ロシア軍が2月の侵攻直後に制圧し戦略的拠点としている黒海西部のズメイヌイ島に人員や武器を輸送していた。ウクライナは奪還を図っており、攻防が続いている。(共同)
黒海要衝の島巡り攻防激化 空挺部隊で奪還試みる
ウクライナ東部セベロドネツクの工業地域で、銃を構えるウクライナ兵=20日(ロイター=共同)
ウクライナ東部セベロドネツクの工業地域で、味方の戦車による砲撃を見守るウクライナ兵=20日(ロイター)
ウクライナ東部セベロドネツクでパトロールを行うウクライナ兵=20日(ロイター)
20日、ウクライナ東部ドネツク州で、攻撃を受けて炎上する建物(ゲッティ=共同)」
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日本は世界で信用されているはウソであり、日本人は愛されているはウソであり、日本と日本人は必ず助けて貰えるは大嘘である。
世界の常識は、孤立無援で、自己責任、自助努力、自力救済であり、他人・他国に助けて貰おうというのはあり得ない事である
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ナチスの絶滅収容所に送られた約600万人のユダヤ人達は、抵抗せず・反抗せず、暴動も騒動も起こさず命じられるままホロコーストで虐殺された。
誰も、どこの国も、戦争が終わるまで、絶滅収容所で行われている非人道行為情報を知りながら、ナチスに非難の声を上げてユダヤ人を虐殺から助けようとしなかった。
何故か、それは大多数のユダヤ人達が生きる為に戦わず殺される運命を受け入れていたからである。
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もし、日本が犠牲者を覚悟して侵略軍(ロシア、中国、他)から国土と国民を守る戦争をせずに侵略者に降伏すれば、同盟国アメリカも友好国のイギリスやオーストラリアも自国民を犠牲にしてまで日本を救う事はない。
国際世論も、日本を見捨てて助けてはくれない。
それが、ウクライナ戦争における血の教訓である。
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戦う者は味方、戦友、親友、友・友人となるが、戦わない者は敵とみなされる。
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政治家とくに総理大臣の究極の決断と責任とは、イギリスの女性首相サッチャーが開戦と終結を行ったアルゼンチンとのフォークランド戦争である。
政治家の持つ権力とは綺麗事ではなく、血を浴び、血に染まる覚悟が求められる。
侵略戦争を起こした大国ロシアのプーチン大統領も、防衛戦争を続ける小国ウクライナのゼレンスキー大統領も、一国の元首として戦争を続けている。
日本には、そうした覚悟を持ち、決断と責任を果たす政治家がいるのか疑わしい。
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現実問題として、自主独立国家の政治家であれば人の命を奪う死刑と戦争は避けられない。
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窮鼠猫を噛む。
降りかかる火の粉は払わねばならぬ。
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歴史的事実として、戦争とは、大国が小国を侵略して起きるであって、小国が大国を攻撃して起きる事はない。
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ロシアによるウクライナ侵略戦争は、中国共産党政府による台湾有事や北朝鮮による朝鮮有事に連動している。
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日本を取り巻く諸国の、ロシアのプーチンと中国共産党の習近平と北朝鮮の金正恩の3人は似ている。
日本国憲法は、戦争を避け平和を維持する為に彼らを信頼せよと説いている。
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現代の日本人は、日本の歴史はもちろん世界の歴史・大陸の歴史を正しく理解できない。
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ロシアの軍事侵略に対して、ウクライナ人は戦っているが、日本人は果たしてどうか。
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小国にして中国の属国であった朝鮮の歴代王朝は、中国の中華皇帝の勅命に従って美女を宮中慰安婦=妓生(キーセン)と美男子を宮中下僕=宦官として献上していた。
その卑屈さは救いのない哀れで惨めで、その悲惨状態が李氏朝鮮王朝約500年間続いていた。
中国の偏見と差別を甘受して従う事で、李氏朝鮮は滅びる事なく存続を許されてきた。
それが、小国・弱者による大国・強者に対する生き残る為の恭順・譲歩であった。
同じ中国の属国であった琉球王国は、李氏朝鮮ほどの悲惨な従属関係を強いられる事なく存続できたのは、敵国の日本・徳川幕府・薩摩藩を警戒したからである。
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中程度国日本は、神道価値観による天皇を擁立して、儒教価値観の中華思想・華夷秩序・中華主義に基ずく絶対不可侵の神聖な上下関係・身分関係を拒絶し、中華世界から離れて独立を守ってきた。
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歴史好き・戦国武将が好き、武士・武士道好きと自慢する自惚れる現代日本人には本当の歴史が分からず見えず、戦国大名の尼子経久や広島の領主達に囲まれていた山間部の小領主で生き残る為に命を賭けて死闘を繰り返していた毛利元就の苦悩・懊悩は理解できない。
つまり、現代の日本人の本心・本音では歴史が好きではなく、自分に都合の良い歴史、自分の考えに利用できる歴史を探し、見つけて安心している。
その意味で現代の歴史教育では、現実に起きていた歴史・事実の歴史でも都合の悪い歴史・利用できない歴史は無価値・無意味として切り捨て、歴史の闇に葬り社会から抹消し、子供たちに見せないよう知られないようにしている。
つまり、歴史における洗脳教育である。
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世界に行われた意識調査において、「もし戦争が起こったら国の為に戦う」かを問うアンケートで、「戦う」と回答した日本人は13,3%で、戦わずに降伏するか安全な所に逃げる、他国に亡命するとの答が多数を占めていた。
現代日本人が守りたいのは今現在の自分であり、自分の命と財産、自分の家族、ついでに自分の収入源である仕事・会社であって、日本列島における歴史・文化・言語・宗教の国や民族ではない。
日本国は、数千年前の弥生時代・古墳時代まで遡れる。
日本民族は、数万年前の石器時代・縄文時代まで遡れる。
現代日本人は、昔の武士や百姓・職人とは違う日本人であり、その子孫とは言えないような日本人である。
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日本人とは、日本列島に住む全ての人の事を言うのであって、日本民族の事だけでをいうのではない。
戦国時代、東南アジア地域には数多くの日本人町が存在していたが、現代では残ってはいない。
対して、世界中にある中国人のチャイナ・タウンは数百年後の現代でも昔同様に残っている。
同様に、中華料理は祖国中国が存在しようが消滅しようが残り続けるが、日本料理・和食は祖国日本があれば存続するがなくなれば消えてなくなる。
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ロシアがウクライナを侵略する為に正規兵と徴集兵からなる大部隊を国境地帯に集結させた特別軍事作戦は、日本陸軍が太平洋戦争を始める為に大兵力を満州に集結させた関東軍特別演習(関特演)に似ている。
日本人兵士は、一銭五厘の赤紙一枚で徴兵され、死ぬと分かっている戦場へ強制的に送り出されていた。
同じ日本国籍を持つ朝鮮人は、二等国民として徴兵の義務はなかった。
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太平洋戦争後の戦争犯罪裁判で、B級C級戦犯として裁かれ処刑された日本人将兵は上官の命令に従って犯罪行為を行った事が理由とされた。
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歴史的に、ロシアの侵略で始まったウクライナ戦争は、数十年後に極秘とされ隠匿された情報や報告が明るみに出るまでハッキリした事は分からない。
それでも「勝てば官軍・負ければ賊軍」で、歴史の評価は勝者は正義で・敗者は犯罪者です。
その実例が、ナチス・ドイツを裁いたニュルンベルク裁判ではなく、軍国日本を裁いた東京裁判である。
歴史のある点においてナポレオンとヒトラーの評価は紙一重の差で、それは今でも悪の権化のように言われるファシズムというイデオロギーではなく、ユダヤ人やロマ(ジプシー)や障害者に対するホロコーストを正当化したナチズムで、非人道的なナチズムという一点が2人の評価を天・英雄と地・凶悪犯罪者とに分けている。
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