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関連ブログを6つを立ち上げる。プロフィールに情報。
・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・
現代の日本人は歴史力がないだけに、世界史・中国史・朝鮮史はおろか日本史に対しても理解できない。
ハッキリ言って、複雑で分かりづらい歴史劇が嫌いで、単純明快な分かりやすい時代劇が好きである。
そして外国語が話せても外国がわからない。
見えているようで何も見えていない、一種の明き盲状態にある。
その傾向は、高学歴出身知的エリート層に強い。
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香港人や台湾人は、モンゴル人・チベット人・ウイグル人・満州人などの少数民族同様に中国人(漢族系中国人)とは別人である。
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反日派敵日派の中国共産党員・中国軍将兵と知日派の一般中国人とは、別の中国人である。
そして、親日派の台湾人や知日派の香港民族などは反日派の漢族系中国人とは別なアジア人である。
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漢族系中国人は、陰謀と謀略を生業とし、秘密結社を組織して暗躍する事を好む実力本位民族である。
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2019年11月号 正論「香港と台湾。そして米中の行方
中国の『中華民族』は香港、台湾の悪夢だ 楊海英
香港はどうなるのか。今や、全世界の注目の的となっている。中国本土への逃亡犯の引き渡しを可能にする条例改正に反対する学生・市民らの大規模抗議デモは既に3ヵ月以上も続いた。ついには行政長官の林鄭月娥が同法案の撤回を表明するまでに追い込まれたがデモそのものが終息する見通しは立っていない。というのも、香港問題の背景を成す中国の政治情勢が何ら変わっていないからだ。
では、香港問題は何に由来するのか。香港情勢は今後、如何に変化するのか。そして、それが海峡を挟んだ中華民国・台湾にどんな影響を与えうるのか。建国70周年を迎えた中国はこの難しい問題を解決できるのか。こうした問題点について、近現代史と民族問題との関連から回顧し、今後の展望を示しておきたい。
『香港民族』という新しい概念
私の手元に『香港──鬱躁たる都市国家』(2017年、台湾左岸文化出版)という本がる。著者は香港の知識人、徐承恩氏で、彼は開業医であるが、名門香港中文大学から社会哲学の修士号を取得した香港史の研究者でもある。出版に際し、ある知人から推薦文を書いてくれ、と頼まれた。原稿を一読して感激し、中国の民族問題を研究してきた立場から、執筆を引き受けた。私の他に、台湾の中華民国中央研究院台湾史研究所副研究員の呉叡人氏、香港の『蘋果(りんご)日報』特約評論家の練乙錚氏、アメリカに亡命中のモンゴル人作家、余傑氏らがそれぞれの視点から推薦文を書いていた。
『香港──鬱躁たる都市国家』は斬新な視点を呈示している。彼によると香港人は漢民族ではなく、独自の『香港民族』なのだという。香港民族は中国大陸の南部、嶺南(れいなん)に住んでいた古代の『百越諸族』に淵源する。この『嶺南諸族』はタイ系の言葉を操り、大航海時代になると、さまざまな西洋人や東南アジアの人々との混血が進んだ。そして、人数こそ少ないが、日本も無縁ではない。ベトナムとの交易に従事していた日本人も香港に漂着し、そのまま融合していった可能性がある。このように、香港人はそもそも漢民族とはルーツを異にし、『中華は永遠の隣国』である、と著者は史料を並べて分析し、主張している。
私はこの『香港民族』という新しい概念に惹かれて、推薦文を書いた。端的にいえば、中国の民族問題との比較の視点で書いた。というのも、香港民族が直面している政治問題と、モンゴル人やチベット人、そしてウイグル人など、中国が認定した55の諸民族が経験した現代史は同じである。諸民族が辿ってきた悲惨な運命を香港民族もまた歩もうとしているからだ。それは、以上のような悲惨な歴史である。
『諸民族の牢獄』たる中国
中国共産党が1911年に結党した当初は、諸民族に民族自決権を付与する、と高らかに宣言していた。民族自決権は自治権と異なり、分離独立の権限を有する。自治は単なる文化的権限の行使を意味する。モンゴルとチベット、それにウイグルなどには天賦の自決権がある、と中共は唱えていた。そして、ご丁寧にも、モンゴルなどが独立する気持ちを持たないならば、覚醒させてでも分離独立させよう、と極めて進歩的な提案までしていた。要するに、中国から独立しろ、出ていけ、との強烈なメッセージを発していたのである。このような革新的で、諸民族を熱愛する中共を支持しない民族はないだろう。モンゴルやチベット、ウイグルなどはすべて共産党支持に傾き、中華民国の政権与党・国民党に反旗を翻した。当然、国民党政権は倒れ、大陸から台湾に逃れて今日に至る。
問題はその後だ。政権を獲得した直後に中共は約束を反故にした。自決権ではなく自治権しか諸民族に与えない、と決定された。『アメリカ帝国主義が偉大な祖国を滅ぼそうとしているからだ』という理屈だった。かくして、モンゴルの一部、南モンゴル(内モンゴル)とチベット、それに東トルキスタンは中華人民共和国の民族区域自治区とされた。中国では内モンゴルとチベット、それに新疆ウイグル自治区を『古くから我が国の固有の領土』とされ、諸民族に分離独立権はない、と憲法で定められた。こうした政策変更と憲法作成は、同党と諸民族が交わした約束は真っ赤なウソだったということを証明してものである。
自治区になってからの道のりも決して平坦ではなかった。内モンゴルには1949年に中華人民共和国が成立した当時、490万人の漢民族が侵入していたが、今や優に5,000万人に迫ろうとしている。文化大革命(1966~76年)には150万人のモンゴル人に対し、34万人を逮捕し、2万4,700人を殺害するという大規模なジェノサイドが発動された。今日、モンゴルはエリート層を失った、抵抗力を持たない弱小民族に転落してしまった。
チベット1950年代に人民解放軍の侵攻を受けて、120万人の人口が失い、ダライ・ラマ法王もインドに追放されて今日に至る(ステファヌ・クルトワほか著『共産主義黒書』)。そして、東トルキスタンの場合は1949年に28万人の漢人が滞在していたが、現在では先住民のウイグル人の人口を越えて1,000万人に達している。ウイグル人といえば100万人以上が政府の作った強制収容所に閉じ込められている。これは、ナチス政権がユダヤ人を殲滅しようとした際に執ったホロコーストよりも悪質である。
以上が、中華人民共和国に編入された諸民族の命運である。『中国は諸民族からなる、幸せな大家庭だ』と政府は宣伝しているが、実態は『諸民族の牢獄』である。
民主主義都市国家の建立目標
香港の場合はどうだろう。
1997年夏に香港がイギリスから中国に返還された当初、北京当局は『高度な自治』と『一国二制度』を実施する、と約束していた。『やはり、漢民族は漢民族に優しいんだ』『我々モンゴル人やチベット人、ウイグル人は異民族だから、1度は自治権を約束していたものの、簡単に破って有名無実な自治権しかない。そして、建国後にはずっと大量虐殺と同化を強制してきたが、香港人は漢民族だから、異民族より優遇されるものだ』と私のような研究者たちは理解していた。
ただ、漢民族と言っても、どことなく、香港人は違うのではないか、と私は認識していた。
言語学者の見解によると、香港人の母語・広東語と北京語との距離は大きい。分かりやすく言えばイタリア語とフランス語以上に大きいという。文法構造と語彙が異なるからだ(橋本萬太郎編『漢民族と中国社会』)。道理で、返還後の香港で北京語による教育が強制されると、地元の反発は強烈だったのを私は同地を訪ねる度に肌で感じていた。北京語で話しかけると無視されるが、英語を使うと満面の笑みを浮かべる香港人を巷で見てきた私は、やはり彼らは独自の民族ではないか、とうっすらと感じている。
私の直観を学問的に立証した『香港──鬱躁たる都市国家』の登場はそれほど、画期的な著作である。著者の主張通り、香港人は漢民族と異なる、別の民族である。別の民族である。たとえ、彼らが漢民族のなかの一エスニック・グループであったとしても、別の民族として民族意識を芽ばえさせたのは他でもない中共政権である、と断じていい。
香港民族はイギリス統治時代を経て、生まれながらにして自治権を有している。当然、国家樹立の権限を擁している。もっとも、その国は小さくてもいい。小さな都市国家だ。国民の幸せは、国家の規模と無関係だ。小さな都市国家でも、民主主義の制度を実施し、人権が守られるならば、香港民族は幸せだと感じるだろうし、それで充分だ。何も巨大な独裁政権に併呑される必要はない。呑み込まれればモンゴル人やチベット人、ウイグル人と同じような運命を辿るのは既に見えているからだ。
台湾は世界史の一部で、中国の一部に非ず
香港民族の都市国家建立の運動は、台湾の将来にも大きな影響を与えるだろう。『香港の今日は、台湾の明日だ』という風に台湾人の危機意識が素直に現れている。つまり、香港で実施されている『一国二制度』は失敗で、中共側に当初の約束を守る意図は毛頭なかった、と台湾人は分かってきた。
そもそも同一国家に二種類もの異なる政治制度の導入は近代世界では稀な実験である。民主主義ならいざしらず、あらゆる政策と制度を国民を騙す方便と考える中共にその忠実な履行を期待した方が悪い。あえてもう一度証拠を示しておくが、中共は結党以来100年近い歴史のなかで、諸民族との約束を一度も守ったことがない。そのため、台湾との間で交わされてるいかなる約束も空手形だと断じていい。
もちろん、中共は約束を守らないという事実を誰よりも把握しているのは、当の台湾人のはずである。
『香港は台湾より質が悪い』とこのほど人民解放軍内の強硬派軍人たちが発言している。彼らからすれば、香港は『反共の基地』である。国共内戦に敗れて香港に逃れた、筋金入りの『反共分子』が『イギリスの植民地主義』と『結託』して香港を拠点に反共している、と映っているらしい。中国側には、香港人が独自の民族を唱えるという事実がさほど大きな問題として見えていない。
台湾といえば内戦に敗れた国民党の避難地だ、と北京は理解している。そして、その国民党に分離独立の意志はない。しかし、果たしてそう簡単な問題であろうか。
台湾には確かに漢民族の移住も古くから見られたが、それ以上に先史時代からオーストロネシア語族の先住民が住んできた。彼ら先住民の文化は南洋文化であり、大航海時代以降は西洋や日本との繋がりが強固だった。移住者の漢人も中華圏からとっくに離脱して、世界史の一部に融合していった。言い換えれば、『中国の古くからの固有の領土』ではない。現在、東南アジアから移住してきた外国人配偶者の数は先住民の人口を越えて70万人に達している。200万人の国民党の敗残兵が大陸から海峡を渡っただけで、中国の一部になったという根拠はどこにもない、と台湾人は主張している。
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『中華民族』云々は『夢物語』
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香港人に美しい夢物語を示そうとして発明された『中華民族』だが、天安門事件の後は香港に適用せず、逆に国内向けに転用された。モンゴル人とチベット人、そしてウイグル人も『中華民族』だとの宣伝を強化し出した。
しかし、諸民族側は現在に至るまで、漢民族の政治家や御用学者が口酸っぱく唱える『中華民族』には無関心だ。アンソニー・スミスの理論に即してみれば、モンゴル人とチベット人、それにウイグル人は漢民族とずっと領土を異にして、違う国家を樹立してきた民族だ。漢民族と共通した文化と心理、共通した言語、共通した経済を有史以来に一度も共有したことはない。したことはない。何故なら民俗学・人類学の理論を持ち出しても、『中華民族』という民族はどこにもないのは自明のことである。別言すれば『中華民族』は政治的スローガンで、それこそ中国政府と漢民族が見る『夢』に過ぎない。諸民族と香港民族、それに台湾人にとっては、まさに悪夢でしかない。
日本は中華幻想から脱却を
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日本人は『中華』という幻想に弱い。『中華文明から教わった』とか『中華は恩人だ』とかのような言説が巷に流布している。そして『日中友好は実現する』とお花畑の中の兎のように天真爛漫な夢を見る日本人もまた少なくない。
しかし、それは誤解だ。漢字が使われていても、漢民族の使い方とは異なり、あくまでも日本語のなかの語彙として定着しているだけだ。四書五経といった漢籍を読んでいても、それは『コーラン』や『聖書』を閲読するのと同じだ。日本と中国は文化的な交流こそあったが、政治上の上下関係は一度もなかった。従って、中国に対して卑屈になる必要はない。日本人もモンゴル人やチベット人、ウイグル人のように、漢民族の前では堂々たる態度を取ってほしい。」
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日本民族日本人とは、南方系海洋民・西方系草原民・北方系山野民、黄河流域民・長江流域民、漢族系中国人・朝鮮人・中央アジア人、その他多くの人種・民族・部族が日本列島に流れ着き、乱婚を繰り返して生まれた雑種民族である。
つまり、琉球人・アイヌ人同様に縄文人の子孫である。
よって、日本人は中国人や朝鮮人・韓国人に似ているが、中国人や朝鮮人・韓国人は日本人に似ていない。
故に、日本民族が単一民族・単一言語・単一文化・単一宗教である事は当たり前であり、日本文明が日本列島内にしかないのも当然である。
だが、その単一性は排他的閉鎖的不寛容ではなく全てを制限なく呑み込み、そぐわないモノは変換・改造して受けいれ、それが不可能なら排除した。
光の中には数多くの色・色彩が見えないが存在する、それと同じ事が、日本が古代から持っている多様性・多元性である。
日本が分からない外の世界から見ると、日本は何もかも呑み込む底なし沼かブラックホールである。
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日本人は、仏教書・経典よりも儒教の論語やキリスト教の聖書を好んで読み、釈迦や諸仏よりもイエス・キリストや孔子をよく詳しく知っている。
日本が排除したのは、中華儒教・中世キリスト教・共産主義(マルクス主義)の三者である。
日本の中には、作り変えられ変質した歪な渡来モノ、仏教の他に儒教・キリスト教・マルクス主義・その他が数多く共生しながら存在する。
中華(中国・朝鮮)の常識では、それが理解不能である。
理解できない現代日本人は、日本的なものを嫌悪し排除し消滅させようとしている。
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中国共産党・中国軍は、結党以来、紛う事なき反日派敵日派だが、穏やかな微笑みと日中友好・日中善隣の甘い言葉と親しげな握手で誤魔化している。
「日本と中国は一衣帯水の関係」はウソである。
日本と中国の間にあるのは、お互いが見えに程の距離を持った東シナ海という公海である。
日本と中国の国境は、水を同じくする山・河川・海峡・湖ではなく水を同じくしない海である。
日本と中国の間に横たわる海は、数人乗の小舟で、数人が手漕ぎで気楽に渡れるような狭い海ではない。
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日本周囲の海とは、東南アジアの椰子の実、南洋のウナギ、北太平洋海の鮭・サンマ、南北を回遊するカツオやマグロそしてクジラ、南北の空を行き来する渡り鳥など、そうした自由に生きる動物達が棲息する地球規模の海である。
中国から日本に飛来するのは、黄砂などのゴミである。
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日本に雨を降らせる梅雨前線は、チベット高原から雲南山脈の間で発生し、その先にあるのがインド洋である。
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「唇亡(ほろ)びて歯寒し」の関係もウソで、日本はイギリスやアメリカのような同盟を中国と結んだ事は一度もない。
大陸国・中国の主敵は、北と西のアジア系遊牧民族で、ロシア・ソ連の白人国は友好国か同盟国であった。
日本の主敵は、中国が裏で秘密軍事同盟を結んでいた北のロシア・ソ連であり、アメリカやイギリスは同盟国か友好国であった。
つまり日本と中国とでは、敵も味方も違う以上、利害の一致は存在しない。
中国とロシア・ソ連は、日本を貶める陰謀・謀略の為に朝鮮を道具として使っていた。
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中国共産党は、結党以来、陰険で悪辣な残虐集団で、暴力と死の恐怖支配を続けている。
反宗教無神論の共産主義者(マルクス主義)は、ウソと詭弁で、希望も夢もなく、絶望と虚無しかない。
そこに、人としての真心、誠意、誠実、信用、信頼もない。
あるのは、退化、後退、衰退、破壊、崩壊、消滅だけである。
中国共産党は、世界各国に居住する華人・華僑の多数を指揮命令下に置いている。
その証拠が、各国の華人や華僑は中国共産党の命令に従って反日世論を作り、それを国際世論に拡散し、国連など国際機関を動かしている。
その為、日本は国際の場では100戦100敗である。
その証拠が、第2回南京事件や従軍慰安婦問題、靖国神社問題などである。
それ以上に、昭和天皇や東条英機・松岡洋右らA級戦犯達が自己犠牲精神で行った歴史的人道貢献は否定されている。
ついでに、中世キリスト教会や白人キリスト教徒商人によって、日本人が奴隷として売買されいた事も歴史から抹消されている。
中国で暗躍していた、キリスト教系朝鮮人テロリストや日本人共産主義者テロリストによる昭和天皇や皇族の殺害失敗事件も否定されている。
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中国の歴史とは、強大な北方勢力と弱小の南方勢力が中原の支配権を巡って殺し合う歴史である。
その殺し合いの中から、孔子・孟子の儒家、老子・荘子の道家、孫子・呉子の兵家、墨子の墨家、韓非子・商鞅の法家、蘇秦・張儀の縦横家など諸子百家が生まれ、権謀術数で弱肉強食世界を勝ち抜き生き残ってきた。
強者必勝・弱者必滅が、中国大陸における不変の真理であった。
勝者は生き、敗者は死ぬか奴隷となった。
諸子百家の中で隆盛を誇ったのは儒学・兵家・法家の三者で、表看板は儒学で実態は兵家と法家であった。
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約束や契約は、相手を騙す謀略の手段に過ぎなかった。
宋襄の仁は、最も嫌われた。
中国大陸では、相手を信頼し信用する事は死・滅亡につながる。
賢く騙した犯罪者が悪いのではなく、騙されたお人好しが無能・馬鹿なのである。
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日本人、特に現代の日本人は外交能力がなく国益より利益優先の為に、陰謀にたけた中国共産党の策謀にいとも簡単に騙される。
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個人力の弱い日本人では、個人力に強い中国人には敵わない。
特に、武士でもなく精神力が脆弱でひ弱で軟弱な現代日本人に中国人には勝てない。
元々、日本民族日本人は、中国大陸から日本列島に逃げ込んできた哀れで惨めな弱者・敗北者の子孫である。
日本民族日本人は、揚子江流域にあった長江文明の子孫である。
漢族中国人は、黄河流域に栄え中国全土を武力で統一した黄河文明の子孫である。
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現代日本は、金になる大国や民族に擦り寄って機嫌を取るが、金にならない小国や少数民族に同情する事なく自業自得として見捨てる。
現代日本人が、香港人、台湾人、チベット人、モンゴル人、ウイグル人、その他で中国共産党・中国軍の弾圧で苦しむ少数民族を見る目は冷めて冷たい。
日本国内には、中華帝国・中国・中国共産党に味方し協力する日本人が少なからず存在する。
彼らは、高学歴出身知的エリートとして教育現場やメディア関係に多く存在する。
その先鋭化した日本人が反天皇反日的日本人である。
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中国の征服帝国にとって、日本は滅ぼした前王朝の残党が逃げ込んだ避難地であり、王朝復活を目指す残党が日本の軍隊を率いて攻めてこ来る事を警戒し、国内の反乱分子との接触を断つ為に海禁政策をとり、日本との交流を極力制限した。
中国にとって、日本は反乱分子の巣窟であった。
清王朝は、孫文ら革命派が日本国内で始めた中華革命運動で衰退し、袁世凱の裏切りで滅亡した。
日本は、滅亡した南宋から逃げて来た亡命者から蒙古や中国の動静を聞き、次は日本が侵略される恐れがある事を知らされた。
徳川家光と徳川光圀らは、明の遺臣である朱舜水や鄭成功らの明王朝再興支援要請を受けて大陸派兵を計画したが、老中ら幕閣の猛反対で断念した。
清王朝は、敵国・日本の動静を探るよう朝鮮に命じた。
朝鮮は、仮想敵国・日本から帰国した朝鮮通信使から得た情報を報告書にまとめて清国皇帝に提出していた。
清王朝は、騎馬民族征服王朝として西方侵略に全力を傾けていた為に、日本の侵略に警戒していた。
江戸時代の日本にとって、中国や朝鮮には関心も興味もなく、無理してまで両国と国交を開き交流を深める気は更々なかった。
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中国共産党を作り中国を共産主義国家にして発展強化させたのは、ソ連とアメリカで、巨額の資金を出したのはユダヤ系国際金融資本と欧米の国際資本であった。
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知日派の一般中国人と反日派敵日派の中国共産党員・中国軍人は、別の中国人である。
日本人には、その区別が付かない。
その傾向は、人種差別主義者である右翼・右派・ネットウヨクに強い。
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中国周辺諸国・諸地域で、中国共産党に従わない国は日本・ベトナム・インド・ロシアである。
特に、日本は中国にとって、古代から不倶戴天の敵であった。
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香港民族・台湾人が、南方系海洋民の子孫というのであれば日本民族・琉球人・アイヌ人と同系アジア人であり、黄河文明に滅ぼされた長江文明を無意識に受け継いでいる。
中華民族(漢族系中国人・朝鮮人)は、黄河文明の流れを汲む北方系草原民の血を濃く受け継いでいる。
昔から日本国内には、世界四大文明の光り輝く黄河文明に憧れ、世界的評価の高い中華思想を崇め奉り、野卑で野蛮な日本民族を棄てて教養高く高貴な中華人(漢族系中国人・朝鮮人)に生まれ変わる事を切望する日本人が少なからず存在する。
そうした大陸志向の日本人は、高学歴出身知的エリートに多く、中国や朝鮮の利益になるのであれば日本の国益など眼中にない。
彼らの中に反天皇反日的日本人が潜んでいて、中国共産党への忠誠の証しとして日本を中国に献上しようといている。
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日本国内には、中国共産党の支持者・協力者・賛助者が静かに見えないところで増えている。
その代表的な存在が、反天皇反日的日本人である。
彼らは、日本を偉大な中国の一部にするべく、日本を中国共産党に献上しようとしている。
彼らの常套句は、誰も反対・否定・批判できない日中友好・日中親善・日中善隣など耳障りのいい標語である。
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中国共産党の日本浸透は、リベラル派・革新派・エセ保守そして一部の保守派やメディア関係者、学者・教育者、経営者・企業家、人権派、護憲派、反米派、反自衛隊派、反戦平和市民団体など広範囲にわたっている。
その証拠が、天皇制度廃絶運動、歴史教科書問題、靖国神社参拝問題、アメリカ軍基地撤去運動、日米安保条約解消運動などである。
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中国共産党・中国軍は、日本領土である尖閣諸島・沖縄・沖ノ鳥島を強奪しようとしている。
日本国内に、外国人移民特に中国人移民が増え始めている。
中国人移民が増える地区から、昔から住んでいた日本人が逃げるように別の地区へと転居していく。
そこに、中国人移民しか住まないチャイナ・タウンもしくはチャイナ・シティが生まれてくる。
チャイナ・タウンやチャイナ・シティは、他者を寄せ付けない閉鎖区域に近い為に、表のにこやかな顔と裏のそうではない顔の二面性を持ち、本当の顔は闇の中に隠されて分からない。
闇に隠れた本当の顔が表に現れるのは、中国人移民が増えて地域で発言力を強め選挙権や官僚・役人登用を手に入れ地域の支配権を手にした時である。
中国人移民が増える事によって、排他的閉鎖的中国人居住地域が拡大していく。
中国人居住地域は、表向きは居住する国家・政府・自治体に従うが、実際は母国の中国共産党の指示・命令に従う。
昔から、中国人が住む地は中国の土地であり、外国に住む中国人は母国の中国皇帝の命令にだけ従った。
中国の広大な領土は、そうした中国人の浸透で獲得してきた。
周辺地域に住んでいた民族は、中国の中の少数民族とされ、中国人に生殺与奪の権を握られて生きてきた。
それが、中華の栄光である。
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