🐖10」─3─米エネルギー省、知的財産を守るべく中国人研究者招致計画参加を禁止。~No.77No.78No.79 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・    
 2019年6月24日 産経新聞「中国の招致計画参加を禁止 米エネルギー省、研究者に
 米エネルギー省は同省の研究者に対し、中国政府が支援し研究者を招致するプログラムに参加することを禁じた。ウォールストリート・ジャーナル紙が23日までに伝えた。トランプ政権は中国の知的財産権侵害を批判しており、これを防ぐ狙いがある。
 エネルギー省は物理学などの基礎研究から軍の核兵器強化計画まで多岐にわたる研究を担っており、外国の産業スパイの対象になりやすいとされる。今回の禁止措置は10万人以上が対象となり、多くは契約職員という。(共同)」
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 日本の大学・研究所・学術会議などが、最先端軍事技術を研究を拒絶し、軍需産業を否定し、日本の技術力を低下させ製造業・加工業を衰退させるのは、対中戦略とした正しいのかもしれない。
 盗まれるよな最先端技術を持たなければ、中国共産党・中国軍の産業スパイを心配する必要がない。
 科学技術・産業技術・軍事技術などの知的財産を持たなければ、国防の要でるスパイ防止法など成立させる必要がない。
 つまり、軍事基地がなければ、敵国は攻撃する事なく侵略して占領できる。
 憲法九条護憲派などの平和市民団体は、それこそが究極の安全保障策、国防戦略だと主張している。
 国と国民を守る技術力・軍事力を放棄する事が唯一正しい方法である、と。
 日本が中国より数段も劣った国に成り下がり、驚喜して中国共産党に協力し、歓喜して中国軍に協力すれば、中国共産党・中国軍はスパイを日本に送り込む必要がない。
 親中国派日本人は、そう考えている。
 つまりそれが、「相手が困る事はしない」という友好・善隣外交である。
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☭79』─1─プーチン露大統領、北方領土返還の計画はない。~No.157   

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   ・   ・   【東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博】・    
 2019年6月22日 産経新聞「 北方領土返還「計画ない」 プーチン露大統領、訪日前に表明
 【モスクワ=小野田雄一】ロシアのプーチン大統領は22日に放映された露国営テレビのインタビューで、「(北方領土を日本に引き渡す)計画はない」と述べた。今月末に大阪で開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせた日露首脳会談を前に、北方領土問題で態度を軟化させる考えがないことを改めて示した。
 プーチン氏は北方領土の将来の見通しに関する質問に「ロシアには、南クリール諸島(北方領土の露側呼称)を含む極東の大規模な発展計画があり、実現に向かっている」と発言。近年開港した新空港を例に挙げ、「インフラ建設を進めていく」と述べた。
 日本との平和条約交渉を念頭に、司会者から「南クリール諸島の施設からロシア国旗を下ろすことはあるか」と質問されると、「そのような計画はない」と答えた。」
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🔯3」─3─『旧約聖書』「ヨブ記」。善なる神が世界を創ったならば、なぜ悪は存在するのか?〜No.11 

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   ・   ・  {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・  
 2019年6月20日号 週刊文春「文春図書館 名著のツボ  石井千湖
 『旧約聖書 ヨブ記
 善なる神が世界を創ったならば、なぜ悪は存在するのか? と問うている
 『旧約聖書』は歴史、法律集、詩篇など多様なテキストで構成されている。なかでも『ヨブ記』は文学としての評価が高い。なぜなのか。前回の『創世記』に引き続き、作家の奥泉光さんにお話を伺った。
 『冒頭と結末はよくある話です。ヨブという信仰心の厚い善人がいて、神に次々と試練を与えられるけれどもよく耐えて乗り越えたので、財産を2倍にしてもらえました。めでたしめでたし、という。ただ間に神への長い問いかけが挟まれている。これが非常に優れた詩文になっています』
 ヨブは家畜と子供を失い、体中を腫れ物だらけにされ、妻に〈神を呪って死んだらよいのに〉と言われても苦難を受け入れる。ところが、一週間後に突然〈滅びよ、わたしが生まれた日〉と呪詛を吐き出す。
 『何があっても黙っていたのに、急にしゃべりだしたと思ったら、大変な迫力で自らの誕生日を呪い、神の創造のわざを否定する。その落差が面白いですね。「ヨブ記」は宗教学の重要なテーマでもある神義論のテキストにもなっています。神義論とは神の義を問うということ。言い換えれば、善なる神が世界を創ったなら、なぜ悪は存在するのか?と問うことです。一番わかりやすい答えは、神と対抗できるくらい強い悪魔がいるからという善悪二元論に立ったものです。でも「ヨブ記」の悪魔は神の使い走りで力は持っていません。それなのに罪を犯したおぼえがない自分が罰をうけるような酷い目に遭う理由を知りたくて、ヨブは神に語りかけるのです』
 神への問いかけをめぐってヨブは友人たちと論争するが、話は噛み合わない。それは友人達が因果応報の思想に立っているからだと奥泉さんは指摘する。
 『友人たちはヨブに自覚はなくても罪はあったはずだと諭すんですよ。何も落ち度のない人間に苦難を与えられるとしたら、自分の安全も脅かされるから。しかも彼らは神のことは人間に理解できるはずがないし、文句をつけること自体がよくないとすら思っている。ヨブも因果応報は認めています。しかし何か原因があるなら神に直接聞いていいはずだと考える。そこでレトリックを駆使して、神に応答を求めていくわけです』
 第38章の〈ヤハウェは暴風{あらし}の中からヨブに答えて言われた〉という一文で神がついに登場する。ヨブが答えを得られたかどうかは解釈が分かれるところだ。
 『神は要するに、この世界を創ったのはわたしだぞということだけをひたすら言うんです。全く質問に答えていないように読める。が、ヨブは神の言葉を聞いて納得しますし、神はヨブが正しいこと述べたと認めます。「ヨブ記」に限らず、「旧約」の神は超越的なのに対話可能な存在です。そこが他の宗教と比較して特異なところです』
 『ヨブ記』だけでなく、『旧約』では、たびたび因果応報を超えた神の怒りが描かれる。その怒りが社会倫理と結び付けられていることに『旧約』の特徴があると奥泉さんは指摘する。
 『他の神は儀式に失敗する怒りますが、「旧約」の神は、貧しい者を踏みつけにするとか、社会倫理が実現されないことに怒りを発し、国を滅ぼす。呪術性から離れたモラルの問題を重視していることは、後世の哲学や思想の大きな源になっているとおもいます』」
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 グローバル的普遍宗教によると、多発する自然災害は絶対神日本民族日本人に下された天罰であり、夥しい死傷者を出し甚大な被害を受ける日本民族日本人は、それだけ重い大罪を犯してきた犯罪者とされている。
 日本民族日本人は、日本列島に住み続ける限り、自然災害という天罰から逃れる事ができない。
 では、許しがたい大罪とは何か、それは、悪魔的な神を祀る異教徒の王・日本天皇を有り難く戴き、更には現人神・生き神として天皇を崇拝・崇敬・尊崇しているからである。
 「日本への天罰説」を強く主張するのが、韓国キリスト教会とアメリカの一部のキリスト教会である。
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 中世キリスト教会と白人キリスト教徒商人は、日本民族日本人をアフリカ人同様に奴隷として売買して大金を稼いでいた。
 バチカンローマ教皇は、キリスト教徒に改宗した日本人を奴隷にしてはならないという教書を出したが、改宗を拒否する異教徒の日本人はその限りではないと認めた。
 キリスト教の「隣人愛」信仰とは、限定的な、限られた範囲の中だけで通用する「愛」である。
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🔯3」─1─『旧約聖書』「創世記」。人間は自由を与えると神から離反する。〜No.5No.6No.7 

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   ・   ・  {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・  
 聖書の世界観では、絶対神の創世は6000年前で、人類の誕生も6000年前とされた。
 太古の世界では、動物は植物を食べ肉を食べてはいなかった。
 絶対神は、信仰の証しとして生贄を要求し、生贄を捧げた信仰厚い者にのみ恩寵・奇跡を授けた。
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 ユダヤ人は、バビロン捕囚で失いかけたアイデンティティーを保つ為に「旧約聖書」を創作してユダヤ教を確立した。
 逆境を、智恵を生み、技を鍛え、賢く生きる人・民族・部族のみが子孫を残す。
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 ユダヤ人は、日本民族日本人ではなく朝鮮人ににている。
 イスラエルユダヤ人と朝鮮半島朝鮮人は、同じ地政学的地理的条件下で生活をしていたが、全く違う生き方をしてきた。
 ユダヤ人は、北のメソポタミア文明と南のエジプト文明に挟まれ、西に地中海の東に砂漠のアラビア半島は人が移動できても人が住めなかった。
 朝鮮人は、北の中華文明(黄河文明)と南の日本文明にはさまれ、西と東は海で人が移動できても人が住めなかった。
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 ユダヤ人は、メソポタミア文明エジプト文明を拒否して伝統的民族性を守り通し、民族宗教であるユダヤ教を創作した。
 朝鮮人は、中華文明を全面的に受け入れて民族の伝統的なモノを全て捨て、中華文化に習って何も創らなかったし何も生み出しもしなかった。
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 朝鮮人は、創氏改名を繰り返し、日本姓と似た姓名であった古朝鮮特に百済姓を野蛮として捨て、中華の中国姓にかえた。
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 2019年6月13日号 週刊文春「文春図書館 名著のツボ 石井千湖
 『旧約聖書 創世記』
 ここがポイント! 
 人間は自由を与えると神から離反する
 駄目な存在ということが繰り返されます
 『旧約聖書』はユダヤ教キリスト教聖典であり、イスラム教の教典にもなっている。人々に影響は計り知れない名著だ。その巻頭を飾る書が『創世記』。作家の奥泉光さんは『「旧約聖書」のなかで最も面白く、さまざまな作品で繰り返し変奏されている物語の宝庫です。「創世記」お知らずしてヨーロッパ文学を読むことはまず不可能でしょう。』と言う。『創世記』が描くのは、天地創造から始まるユダヤ民族の歴史だ。
 『まず大きな特徴は、徹底した神の超越性です。だいたいの神話ではあらかじめある混沌の世界に神が現れて天と地を分ける。ところが『創世記』の場合は〈始めに神が天地を創造された〉。つまりもともと何もないところで、いわば無から神が言葉をもって世界を創っていくんですね』
 どうして他の神話と全く異なる描き方いなったのだろうか。奥泉さんによれば、『旧約聖書』成立当時のイスラエルが置かれていた状況と深い関わりがある。
 『ユダヤ人は紀元前11世紀に現在のパレスチナに王国を建てましたが、エジプトやメソポタミア文明を祖とする強大な二つの帝国にはさまれ、常に脅かされていました。弱小国が大国に飲み込まれないよう抵抗することで生まれたテキストが「旧約聖書」です。既存の神々を否定して、ヤハウェを唯一の絶対的な神と見なし、アイデンティティの根拠にした』
 有名なエデンの園のエピソードには『旧約聖書』の人間観がよくあらわれているという。神はアダムとイブという人間を造り、エデンの園に住まわせた。しかし、ある日、蛇に誘惑されたイブが神に禁じられた樹の実を食べてしまう。
 『蛇の言葉に想像力を刺激されてイブは禁断の実を食べます。そしてアダムにも同じ実を食べさせる。「創世記」に登場する人間は、想像力を得て自由になったからこそ罪を犯すんですね。また、神にとがめられるとアダムはイブの、イブは蛇のせいだと言い訳をする。人間は自由を与えられると神から離反する駄目な存在ということが繰り返し描かれます。そもそも人間に実を食べさせたくないなら、樹に近づけないようにすればいい。神がそうしないのは、悪事をなす自由のある人間が善行をなすことに意味がある、というのが「旧約聖書」の考え方だからです』
 『創世記』は民族の歴史のとらえ方もユニークだ。
 『民族の歴史をまとめた書物の大半は、自民族中心主義的ですが、「創世記」はそうではありません。為政者の支配の正当化を根拠づけるのにも奉仕しない。そもそも「創世記」でユダヤ人の祖先とされるアブラハムは寄留民と呼ばれる半遊牧民で、差別されたマイノリティです。なぜ、そうなったのかとうえば、紀元前6世紀〝バビロン捕囚〟の影響が大きいと思います。それは新バビロニアユダ王国を滅ぼし、ユダヤ人をバビロンに強制的に移住させた出来事です。その後ユダヤ人は国を失い、離散の民となりますが、ユダヤ知識人は戦勝国の文化を飲み込まず、捕囚経験を思想化することで民族を維持しました。そのため王や国家に批判的な知性の伝統が保たれた。歴史叙述だけでなく、文学として「旧約」が魅力的なテキストとなったのは、そのためだと考えられます』」
 日本には、普遍宗教が持つ天地創造神話、最終戦争のハルマゲドン、始めと終わりの終末思想、最後の審判思想、死後の永遠の命、神の国である天国・光の国、などは存在しない。
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 『旧約聖書』(日本聖書協会、1955年)ユダヤ教キリスト教イスラム教。
「創世記」
 第1章
 はじめに神は天と地とを創造された。
 地は形なく、むなしく、やみが淵のおもてにあり、神の霊が水のおもてをおおっていた。
 神は「光あれ」と言われた。すると光があった。
 神はその光を見て、良しとされた。神はその光とやみとを分けられた。
 神は光を昼と名づけ、やみを夜と名づけられた。夕となり、また朝となった。第一日である。
 神はまた言われた、「水の間におおぞらがあって、水と水とを分けよ」。
 そのようになった。神はおおぞらを造って、おおぞらの下の水とおおぞらの上の水とを分けられた。
 神はそのおおぞらを天と名づけられた。夕となり、また朝となった。第二日である。
 神はまた言われた、「天の下の水は一つ所に集まり、かわいた地が現れよ」。そのようになった。
 神はそのかわいた地を陸と名づけ、水の集まった所を海と名づけられた。神は見て、良しとされた。
 神はまた言われた、「地は青草と、種をもつ草と、種類にしたがって種のある実を結ぶ果樹とを地の上にはえさせよ」。そのようになった。
 地は青草と、種類にしたがって種をもつ草と、種類にしたがって種のある実を結ぶ木とをはえさせた。神は見て、良しとされた。
夕となり、また朝となった。第三日である。
 神はまた言われた、「天のおおぞらに光があって昼と夜とを分け、しるしのため、季節のため、日のため、年のためになり、
天のおおぞらにあって地を照らす光となれ」。そのようになった。
 神は二つの大きな光を造り、大きい光に昼をつかさどらせ、小さい光に夜をつかさどらせ、また星を造られた。
 神はこれらを天のおおぞらに置いて地を照らさせ、昼と夜とをつかさどらせ、光とやみとを分けさせられた。神は見て、良しとされた。
 夕となり、また朝となった。第四日である。
 神はまた言われた、「水は生き物の群れで満ち、鳥は地の上、天のおおぞらを飛べ」。
 神は海の大いなる獣と、水に群がるすべての動く生き物とを、種類にしたがって創造し、また翼のあるすべての鳥を、種類にしたがって創造された。神は見て、良しとされた。
 神はこれらを祝福して言われた、「生めよ、ふえよ、海たる水に満ちよ、また鳥は地にふえよ」。
夕となり、また朝となった。第五日である。
 神はまた言われた、「地は生き物を種類にしたがっていだせ。家畜と、這うものと、地の獣とを種類にしたがっていだせ」。そのようになった。
 神は地の獣を種類にしたがい、家畜を種類にしたがい、また地に這うすべての物を種類にしたがって造られた。神は見て、良しとされた。
 神はまた言われた、「われわれのかたちに、われわれにかたどって人を造り、これに海の魚と、空の鳥と、家畜と、地のすべての獣と、地のすべての這うものとを治めさせよう」。
 神は自分のかたちに人を創造された。すなわち、神のかたちに創造し、男と女とに創造された。
 神は彼らを祝福して言われた、「生めよ、ふえよ、地に満ちよ、地を従わせよ。また海の魚と、空の鳥と、地に動くすべての生き物とを治めよ」。
 神はまた言われた、「わたしは全地のおもてにある種をもつすべての草と、種のある実を結ぶすべての木とをあなたがたに与える。これはあなたがたの食物となるであろう。
 また地のすべての獣、空のすべての鳥、地を這うすべてのもの、すなわち命あるものには、食物としてすべての青草を与える」。そのようになった。
 神が造ったすべての物を見られたところ、それは、はなはだ良かった。夕となり、また朝となった。第六日である。
 第2章
 こうして天と地と、その万象とが完成した。
 神は第七日にその作業を終えられた。すなわち、そのすべての作業を終って第七日に休まれた。
 神はその第七日を祝福して、これを聖別された。神がこの日に、そのすべての創造のわざを終って休まれたからである。
 これが天地創造の由来である。主なる神が地と天とを造られた時、地にはまだ野の木もなく、また野の草もはえていなかった。主なる神が地に雨を降らせず、また土を耕す人もなかったからである。
 しかし地から泉がわきあがって土の全面を潤していた。
 主なる神は土のちりで人を造り、命の息をその鼻に吹きいれられた。そこで人は生きた者となった。
 主なる神は東のかた、エデンに一つの園を設けて、その造った人をそこに置かれた。
 また主なる神は、見て美しく、食べるに良いすべての木を土からはえさせ、更に園の中央に命の木と、善悪を知る木とをはえさせられた。
 また主なる神は、見て美しく、食べるに良いすべての木を土からはえさせ、更に園の中央に命の木と、善悪を知る木とをはえさせられた。
 また一つの川がエデンから流れ出て園を潤し、そこから分れて四つの川となった。
 その第一の名はピソンといい、金のあるハビラの全地をめぐるもので、その地の金は良く、またそこはブドラクと、しまめのうとを産した。
 第二の川の名はギホンといい、クシの全地をめぐるもの。
 第三の川の名はヒデケルといい、アッスリヤの東を流れるもの。第四の川はユフラテである。
 主なる神は人を連れて行ってエデンの園に置き、これを耕させ、これを守らせられた。
 主なる神はその人に命じて言われた、「あなたは園のどの木からでも心のままに取って食べてよろしい。
 しかし善悪を知る木からは取って食べてはならない。それを取って食べると、きっと死ぬであろう」。
 また主なる神は言われた、「人がひとりでいるのは良くない。彼のために、ふさわしい助け手を造ろう」。
 そして主なる神は野のすべての獣と、空のすべての鳥とを土で造り、人のところへ連れてきて、彼がそれにどんな名をつけるかを見られた。人がすべて生き物に与える名は、その名となるのであった。
 それで人は、すべての家畜と、空の鳥と、野のすべての獣とに名をつけたが、人にはふさわしい助け手が見つからなかった。
そこで主なる神は人を深く眠らせ、眠った時に、そのあばら骨の一つを取って、その所を肉でふさがれた。
 主なる神は人から取ったあばら骨でひとりの女を造り、人のところへ連れてこられた。
 そのとき、人は言った。「これこそ、ついにわたしの骨の骨、わたしの肉の肉。男から取ったものだから、これを女と名づけよう」。
 それで人はその父と母を離れて、妻と結び合い、一体となるのである。
 人とその妻とは、ふたりとも裸であったが、恥ずかしいとは思わなかった
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 日本の民族主義の源泉である民族中心神話や天孫降臨神話否定は、マルクス主義共産主義というよりユダヤ教の神学論から来ている。
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 現代の世界は、一神教の『聖書』で動いている。
 社会で生きる人間にとって、信教の自由はあっても政教分離はありえない。
 人間を狂気で発狂させず人間としている根本は、宗教である。
 政教分離を実現できるのは、反宗教無神論マルクス主義、特に共産主義だけである。
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 共産主義マルクス主義は、人中心・科学万能で神殺しを行っている。
 人を人たらしめているのは、宗教・神ではなく科学であると。
 共産主義は、神を殺した人民社会を築こうとしてきた。
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🦎39」─4─一帯一路で12カ国が債務負担増大 世銀報告書。~No.132 

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・    
 2019年6月19日10:16 産経新聞「「一帯一路」で12カ国が債務負担増大 世銀報告書
 4月に北京で開かれた一帯一路に関する国際会議に参加した各国の首脳ら(ベルナマ通信提供・共同)
 世界銀行は18日、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」に関する報告書を公表した。構想に関係する国のうち12カ国では、中期的に対外債務の返済負担増大に苦しむとの見通しを示したほか、「一帯一路は透明性に欠ける」と指摘した。
 一方、構想が完全に実行された場合、アジアから欧州、アフリカにかけての貿易が活発化し、3200万人が貧困から脱却し得るとの試算も示した。
 一帯一路をめぐっては、中国がインフラ建設のために巨額の融資を行い、返済に窮した国の施設を差し押さえる事態が問題化している。スリランカは南部の港湾の運営権を中国に奪われた。(共同)」
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🐀3」─1─「逃亡犯条例」に反対する香港デモ参加者は、中国共産党の 「新疆化」を恐れている。~No.8No.9No.10 

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 中国共産党は、人類の歴史上、最も恐ろしい集団・組織である。
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 2019年6月10日19:19 産経新聞「「香港返還後、最も危険」雨傘運動リーダーが条例案批判
 会見した周庭(アグネス・チョウ)さん=10日、東京・内幸町の日本記者クラブ(三塚聖平撮影)
 香港で若者らが選挙制度民主化を要求した2014年の大規模デモ「雨傘運動」をリードした学生団体の幹部だった周庭(アグネス・チョウ)さん(22)が10日、東京・内幸町の日本記者クラブで会見し、中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案について「香港返還後、最も危険な法案だ」と批判した。その上で「圧倒的な反対の声を前に香港政府は改正案を撤回すべきだ」と訴え、日本など国際社会に対しても支援を求めた。
 9日に香港で行われた大規模デモ参加後に来日した周さんは、「香港返還後に最も多くの人が参加したデモで、香港人が新しい歴史を作った」と強調。改正案については「全ての香港人と外国人旅行者らが、法律と人権を尊重しない中国に引き渡されることになる可能性がある」と問題点を指摘した。
 香港は1997年の中国返還後も「一国二制度」で高度な自治が認められているが、周氏は改正案が成立すれば「『一国一制度』に近くなる」との認識を示した。その上で「香港の良さを破壊する法案だと言っても過言ではない」と訴えた。(三塚聖平)」
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 6月10日19:58 産経新聞「香港の容疑者引き渡し条例案 ロンドンでも反対デモ
 【ロンドン=板東和正】香港の中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案について、1997年に中国に香港を返還した英国でも9日、反対のデモが行われた。
 英政府はこれまで、返還にあたり、香港に付与された中国本土と異なる経済、社会制度の50年間維持を掲げる「一国二制度」の維持を中国に求めてきた。同制度の崩壊を懸念する市民らから反発の声が上がっている。
 英メディアなどによると、9日午後、ロンドンの中国大使館周辺で、改正案に反対する市民ら約4000人が集結。「引き渡し反対」と声を上げ、反発する香港住民らへの連帯を表明した。参加者らは「香港の自治を守れ」などと書かれたプラカードを掲げ、1キロ以上離れたロンドンの香港経済貿易代表部までデモ行進した。」
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 6月10日22:00 産経新聞「香港デモ「100万人」 容疑者引き渡し条例案へ反発拡大
 「逃亡犯条例」改正案に反対し、香港中心部をデモ行進する大勢の市民ら=9日(共同)
 【北京=西見由章】香港政府は10日未明、中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案に反対するデモ隊の一部を強制的に排除した。9日のデモには主催者発表で103万人(警察発表は24万人)が参加し、1997年の中国への返還以降で最大規模のデモとなった。香港では高度な自治を認める「一国二制度」の形骸化につながるとして幅広い社会層に反発が広がっており、条例改正を進めたい中国の習近平指導部も難しい対応を迫られそうだ。
 デモは民主派団体「民間人権陣線」が主催。終了後には立法会(議会)に突入しようとした一部の参加者と警官隊が衝突、警官隊は催涙スプレーや警棒を使ってデモ隊を抑えこんだ。
 条例改正案は香港が中国などの要請に基づき、刑事事件などの容疑者拘束やその身柄を中国への引き渡しを可能とする内容。反対運動が拡大しているのは、条例改正によって、中国の国内法が実質的に適用され、香港の一般市民も中国の治安当局の取り締まり対象になる恐れがあるためだ。
 香港の経済界は、自治の後退によって世界の経済・金融センターとして香港のの地位が低下することを懸念。米中貿易摩擦が激化する中、中国と同化が進むことによって香港も対中報復措置の標的となることを警戒している。
 香港の法曹界では、中国の不透明な司法制度への拒絶感が根強い。通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)幹部を逮捕した報復として中国当局がカナダ人2人を拘束したことも不信に拍車をかけている。
 7月までの条例改正案可決を目指す香港政府トップの林鄭月娥(りんていげつが)行政長官は10日の記者会見で、改正案は撤回しない方針を改めて表明。中国外務省の耿爽報道官も同日、中国政府が条例改正を支持する立場を重ねて示した。共産党系の環球時報は、香港市民73万人が条例改正への支持を署名したとして「反対派が西側と結託しても香港の大局は動かせない」と主張した。」
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 6月11日09:08 産経新聞「香港の「逃亡犯条例」で米国務省報道官が「重大な懸念」表明
 9日、米ロサンゼルス中心部で、香港の「逃亡犯条例」改正案に抗議するデモの参加者(共同)
 【ワシントン=黒瀬悦成】米国務省のオルタガス報道官は10日の記者会見で香港政府が刑事事件などの容疑者の中国本土への引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案を発表したことに関し、「重大な懸念」を表明した。
 オルタガス氏は香港が進める条例改正の動きについて「香港の『一国二制度』の枠組みが骨抜きにされ続けることで、国際的に長らく築き挙げられた香港の特別な地位が危機にさらされている」と批判した。
 その上で、現地で10日に展開された「100万人デモ」は「市民らが改正案に反対していることを明確に示すものだ」と指摘し、「米政府は、改正案が香港の自治権を侵害し、長きにわたって保護が図られてきた人権状況や基本的自由、民主的価値観に悪影響を及ぼす恐れがあるとする、多くの香港の人々の懸念を共有する」と強調した。
 また、条例改正による香港のビジネス環境の悪化や、香港を訪問・滞在中の米国民が中国の「予見困難な司法制度」にさらされることへの懸念も示した。」
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 6月11日12:03 msnニュース 毎日新聞「香港大規模デモ、米が支持「懸念を共有」
 © 毎日新聞 幹線道路上を埋め尽くしたデモ隊=香港中心部で2019年6月9日午後3時34分、福岡静哉撮影
 米国務省のオルタガス報道官は10日、刑事事件の容疑者を中国本土へ引き渡すことを可能にする香港の「逃亡犯条例」改正案に関し「香港の自治を傷つけ、長年守られてきた人権や基本的自由、民主主義的価値に悪影響を与えるものだ」と述べ、「深刻な憂慮」を表明した。さらに前日に香港で起きた改正反対の大規模デモにも触れ「市民の反対の声は明確で、米国は懸念を共有する」と支持する姿勢を示した。
 オルタガス氏は「改正が香港のビジネス環境を悪化させるおそれもある」と指摘し、香港に在住・訪問中の米国人が「中国の恣意(しい)的な司法制度に直面する可能性」にも言及。香港に高度な自治を約束する1国2制度への度重なる侵害により「香港が培ってきた国際社会での特別な地位が危機にさらされている」とも強調した。【ワシントン高本耕太】」
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 6月11日21:40 産経新聞「香港で再びデモ呼びかけ 12日に「逃亡犯条例」改正案審議
 「逃亡犯条例」改正案に反対し、香港中心部をデモ行進する大勢の人たち=9日、香港(共同)
 【北京=西見由章、ワシントン=黒瀬悦成】香港の立法会(議会)で中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案の審議が12日再開されるのを前に、民主派団体はデモやストライキなど抗議活動への参加を呼びかけている。親中派が多数を占める立法会に圧力をかけ、議事の進行を阻止する狙い。香港メディアは立法会議長の話として改正案が20日にも採決されると伝えており、緊張が高まりそうだ。
 ネット上では11日深夜から12日にかけて5万人を目標に立法会を包囲しようとの呼びかけが拡散。ロイター通信によると、飲食店や売店など約2千店舗がストライキを計画している。
 9日の反対デモには主催者発表で103万人(警察発表は24万人)が参加。10日未明、立法会に突入しようとしたデモ隊と警官隊の衝突で19人が逮捕された。
 中国国内ではデモについては抑制的な報道にとどめられており、中国政府系英字紙チャイナ・デーリーが11日付の社説で「暴力行為は明らかに計画されたものだった」と民主派を非難するなど、当局側の主張を代弁していた。
 一方、米国務省のオルタガス報道官は10日の記者会見で香港政府が「逃亡犯条例」改正案を発表したことに「重大な懸念」を表明し、「香港の『一国二制度』の枠組みが骨抜きにされ続けることで、国際的に長らく築き挙げられた香港の特別な地位が危機にさらされている」と批判した。
 その上で、オルタガス氏は香港での反対デモについて、「市民らが改正案に反対していることを明確に示すものだ」と指摘。米政府として、改正案によって香港の自治権が侵害され、人権状況や基本的自由、民主的価値観に悪影響を及ぼす恐れがあるとする「多くの香港の人々の懸念を共有する」と強調した。」
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 6月12日 産経新聞「香港若者ら警察と衝突、20人以上負傷 ゴム弾や催涙弾
 「逃亡犯条例」改正案の撤回を求めて集結し、警官隊に棒で打ち付けられる人たち=12日、香港の立法会周辺(ロイター)
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 【北京=西見由章】香港で中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案の撤回を求める数万人のデモ隊が12日、香港政府や立法会(議会)付近に集結し、鉄柵をバリケードにして幹線道路を占拠した。警官隊はデモ隊の一部を「暴徒」とみなしてゴム弾や催涙弾を発射し、立法会周辺から強制排除。20人以上が負傷した。香港メディアなどが伝えた。
 盾や警棒などを持った警官隊が出動。黒い服装にマスク、ゴーグルを身に着けたデモ隊との間で断続的に衝突が発生した。香港政府は12日、この日再開を予定していた条例改正案の審議を延期する方針を示した。
 中国の司法制度は恣意(しい)的な拘束や拷問がたびたび指摘され、香港が廃止した死刑制度の運用も条例改正への警戒感が広がる背景の一つとなっている。
 中国では12日、NHK海外放送が香港のデモを報じた際に放映が中断された。」
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 6月13日18:38 msnニュース 時事通信社「香港政府の催涙弾発射を「支持」=中国
 【北京時事】中国外務省の耿爽・副報道局長は13日の記者会見で、香港で拘束した容疑者の中国移送を可能にする「逃亡犯条例」改正案に抗議するデモ隊に対して、警察が催涙弾を発射したことについて、「香港政府による法に基づく措置を支持する」と述べた。耿氏は抗議デモについて「平和的な集会ではなく、暴動だ」と断じ、「中国中央政府は(デモ隊による)暴力行為を強烈に非難する」と語った。」 
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 6月13日19:38 産経新聞「香港「逃亡犯条例」改正、批判抑える日本政府 日中首脳会談への影響懸念か
 世界で広がる香港「逃亡犯条例」改正問題への批判
 反対デモが続く香港の「逃亡犯条例」改正案に関し、欧米で香港政府への批判が高まる中、日本政府が発言のトーンを抑えている。改正案は中国本土への容疑者の身柄引き渡しを可能とする内容で、今月末の日中首脳会談を控え、中国側への配慮もあるようだ。
 菅(すが)義偉(よしひで)官房長官は13日の記者会見で「大きな関心を持って注視している」と語った。その上で「香港が『一国二制度』の下で自由で開かれた体制を維持し、民主的に力強く発展するよう期待する」と述べた。
 「注視」「期待」に批判の意味は薄い。外務省幹部は「香港は特別行政区という特殊な地域だが、中国の一部だ。欧米とは少しニュアンスをたがえて発言している」と説明し、中国への配慮をにじませた。
 政府は人権問題に無関心というわけではない。安倍晋三首相は昨年訪日した中国の李克強首相に対し、ウイグル族弾圧を念頭に「中国国内の人権状況について日本を含む国際社会が注視している」と直接伝えた。
 安倍首相は20カ国・地域(G20)首脳会議前の27日で調整している習近平国家主席との会談で関係改善を進めたい考えだが、人権問題を取り上げるかどうかも焦点となる。」
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 6月13日22:17 産経新聞「欧米が懸念する香港自治崩壊 条例改正で「自国民が危険に」と危機感も
 世界で広がる香港「逃亡犯条例」改正問題への批判
 香港政府が進める「逃亡犯条例」改正案をめぐり、世界各国からも批判の声が上がっている。香港に高度の自治を約束した「一国二制度」崩壊の懸念に加え、香港を訪れる自国民が危険にさらされかねないとの危機感がある。とりわけ先進各国の信頼を失えば、世界の経済・金融センターという香港の国際的地位が損なわれかねない。
 米国務省のオルタガス報道官は12日の記者会見で、抗議デモについて「自らの基本的な権利が中国の隷属支配下に置かれたくないから抗議している」と述べ、デモ参加者の行動に理解を示した。香港政府に対しては、「表現の自由や市民らの集会の自由を尊重すべきだ」と求めた。
 トランプ大統領は同日、「デモの理由は理解できる」と発言。野党・民主党ペロシ下院議長も11日に「香港の自由な社会を破壊する恐れがある」といった見方を記した声明を出すなど、米国内ではデモ支援の声が超党派的な広がりを見せている。
 英国のハント外相も12日、改正案の再考を香港政府に求める声明を公表。香港の権利や自由、高度な自治を維持することが重要だと強調した。
 各国では、香港を訪れた外国人ビジネスマンや観光客も、中国が罪と定める行為をしたとして香港で拘束後に中国本土へ引き渡される可能性を警戒する。
 「香港市民の多くの懸念を共有する」
 欧州連合(EU)の欧州対外活動庁(外務省に相当)の報道官は12日の声明で、条例改正案はEU市民を含む外国人にも影響する可能性があると指摘。香港政府にEUとしても懸念を伝えたと明らかにした。
 カナダのフリーランド外相も12日の声明で、「香港にいる多くのカナダ人に与え得る影響を心配している」と強調した。通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)幹部を昨年12月にカナダ当局が逮捕した報復として、中国当局がカナダ人2人を拘束しており、条例改正案への警戒感はひときわ強いとみられる。(三塚聖平、ワシントン 黒瀬悦成、ロンドン 板東和正、ベルリン 宮下日出男)」
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 6月12日 msnニュース AFPBB News「香港デモ、参加者は「デジタル断ち」 当局の追跡警戒 「新疆化」恐れる声も
 © Philip FONG / AFP 香港の立法会(議会)前で、シュプレヒコールを上げるデモ隊(2019年6月12日撮影)。
 【AFP=時事】携帯電話の位置情報はオフに、列車の切符を買うのは現金で、ソーシャルメディアでのやりとりはすぐに消去──。中国本土への容疑者引き渡しを可能にする香港の「逃亡犯条例」改正案をめぐる大規模デモでは、当局の監視や将来訴追される危険を回避しようと、テクノロジー通の若者たちが「デジタル断ち」している。
 デモ参加者は大多数が若いデジタル世代。だが、当局による監視や、インターネット上に痕跡を残す危険性については、誰もが嫌というほど知っている。
 今週行われたデモでは、マスクやゴーグル、ヘルメット、帽子などを着用した参加者の姿が目立った。催涙ガスや唐辛子スプレー、ゴム弾から身を守ると同時に、身元を特定されにくくするためだ。
 デモに参加する前には携帯電話の位置情報をオフにし、オンライン上のプライバシー設定を強化。デモの後には、ソーシャルメディアやメッセージアプリから会話や写真を削除したとの証言がたくさんある。
 地下鉄駅の券売機前には珍しく、長い行列ができている。香港市民が日常的に使う交通系ICカードオクトパスカード(Octopus Card、八達通)」は利用者の足取りが容易に追跡できてしまうため、現金で切符を購入しているのだ。
 メッセージアプリも、市民に圧倒的な人気を誇る「ワッツアップ(WhatsApp)」ではなく、暗号化が可能な「テレグラム(Telegram)」が活用されている。テレグラムのほうがサイバーセキュリティー面で優れ、より大きなグループを組んで抗議行動を連携できるからだ。
 デモ参加者の不安を象徴しているのが、「逃亡犯条例」改正案に反対する多くの人々がソーシャルメディアのプロフィル写真に採用している画像だ。しおれかけた「香港の花」バウヒニアの白黒画像。──しかし、この画像をネット上で使えばかえって当局の注意を引いてしまうのではないかと神経質になり、使用をやめるデモ参加者も増えている。
 取材内容のデリケートさを反映して、デモの最中にAFP記者と話した人々は皆、少なくともマスクを着けるなど顔を隠し、名字か名前の一方しか明かさなかった。
 香港では近年、複数の書店関係者が行方不明になった後、中国本土で姿を現し刑事罰を問われる事例が相次いでいるほか、2017年には富豪の肖建華(Xiao Jianhua)氏が本土に引き渡されたとみられる。「逃亡犯条例」改正案が可決されれば、こうしたことが公然かつ合法的に行われるのではないかと懸念されている。
 デモに参加していた会社員の男性は、「1か月前には香港はまだ穏やかだったのに、あっという間にこうなった」とコメント。中国政府の厳しい統制下にある新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)に言及し、「こんなにも早く状況が変わってしまうなら、香港もあさってには新疆のようになってしまうかもしれない」と語った。
【翻訳編集】AFPBB News
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☭77』─1─ロシアの北方領土4島占領に協力する反天皇反日的アイヌ人達。~No.155   

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 関連ブログを6つを立ち上げる。プロフィールに情報。
   ・   ・   【東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博】・    
 日本民族日本人の祖先は、琉球人やアイヌ人と同じ混血の雑種の縄文人であった。
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 2019年6月7日00:56 産経新聞「政府は冷静「方針不変」 露大統領、平和条約「困難」
 会談に臨むロシアのプーチン大統領(左)と安倍首相=山口県長門市
 ロシアのプーチン大統領が日露間の平和条約締結は困難との見方を示したことに対し、日本政府は「安倍晋三首相とプーチン氏は日露間に平和条約がないのは不自然だという認識で一致している。条約交渉を加速させる方針は変わらない」(首相周辺)との立場だ。これまでの日露交渉の過程でロシア側が示してきた見解のため、日本政府は冷静に受け止めている。
 プーチン氏は28、29日に大阪で開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)出席のため来日する予定で、首相周辺は「首脳間で虚心坦懐(たんかい)に話すということ(が重要)だ」と語った。
 外務省幹部は「ロシア側の発信の一つ一つに反応しても仕方ない」と強調。安倍首相とプーチン氏が昨年11月に日ソ共同宣言を基礎に交渉を加速させることで合意していることを踏まえ「合意に基づいてやっていくしかない」と述べた。」
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 6月7日 産経新聞iRONNA「北方領土は返さない! ロシア「反日アイヌ民族」の正体
 『中村逸郎』 2019/06/07
 中村逸郎(筑波大学教授)
 北方領土引き渡しに反対する集会が開かれ、参加者は「島はロシアの領土だ」などと訴えた=2019年1月20日、露モスクワ(小野田雄一撮影)
アイヌ民族博物館では民族伝承の踊りを披露する=2017年3月7日(川端信廣撮影)
 「クリル諸島(千島列島と北方領土)は、私たちのものだ。ずっと住み続けよう」
 これは北方領土に住むロシア人の声だが、プーチン政権は北方領土を支配する正当性を躍起になって主張している。ラブロフ外相は2019年1月17日の年頭会見の席で、「日本が第2次世界大戦の結果を受け入れる」ように強く求めた。さらに「北方領土」という名称を使用することに不快感をあらわにした。このように北方領土に対するロシアの主権をなりふり構わず打ち立てようとしている。
 ラブロフ外相が繰りだす強硬発言に先立つ昨年12月17日、私はロシア国内で報じられたニュースに驚いた。プーチン大統領が「アイヌ民族をロシアの先住少数民族に指定することに賛成した」というのである。プーチン大統領の発言を引き出したのは、ロシア大統領府に設置されている「市民社会と人権擁護評議会」の1人、アンドレイ・バブシキン氏だ。プーチン大統領と面会の際、彼はこう訴えた。
 「ロシア国内に住んでいるすべての民族の権利が認められているわけではありません。クリル諸島と極東のアムール川流域にかつて住んでいたアイヌ民族は、ロシア政府が作成している先住少数民族リストに記載されていません。いまアイヌ民族が暮らすカムチャツカ地方知事に、彼らをリストに追加するように要請してください」
 こうして北方領土交渉でロシア政府が日本への強硬姿勢を崩さないなかで、最近、これまで知られることがなかったロシア国内のアイヌ民族が注目を浴びるようになったのだ。
 補足しておくならば、先住少数民族に認定されると、さまざまな政治的、経済的な権利が付与される。例えば一定の割合で、自分たちの代表者を連邦機関や自治体に選出できる。民族文化や伝統儀式を守るための支援金がロシア政府から支出される上に、居住圏の天然資源を取得する特権も認められる。プーチン政権の思惑は、優遇措置を講じることで先住民族がロシア人に抱く疎外感を払拭(ふっしょく)し、彼らの存在を政治利用することにあるようだ。
 話を元に戻すと、千島列島と北方領土(日本政府の公式見解にそって北方領土は千島列島に含まれない)のアイヌ民族が知られるようになったのは、17世紀にさかのぼる。当時は千島列島や北方領土だけではなく、北海道、樺太アムール川下流域にいたる広範囲に住んでいた。北方領土をめぐって日露は互いに領有権を主張しているが、もともと北方領土と千島列島の先住民族アイヌ民族であり、ラッコの毛皮や海産物などを日本人やロシア人などと交易していた。
 でも2010年の時点で、ロシア国内でアイヌを名乗る(おそらく純血)のはわずか109人、そのなかの94人がカムチャツカ半島の南端に暮らすが、まさに民族の消滅に直面している。カムチャツカ半島に開設されている市民団体「アイヌ」の代表はアレクセイ・ナカムラ氏だ。彼のインタビューが、ロシアの通信社が運用するサイト(astv.ru、2017年5月15日)に掲載されている。
 「ロシアのアイヌ民族は、日本がクリル諸島の返還を要求していることに全面的に反対しています。実は、アイヌ民族と日本人との間には悲劇的な歴史があるのです。ずっと昔のことですが、日本人はクリル諸島に住んでいたアイヌ民族を殺害しました。アイヌ民族の釣り道具や漁船を奪い取り、日本人の許可なくして漁業にでることを禁止しました。いわば日本人によるジェノサイドがあったのです。このためにアイヌ民族の歴史は損なわれ、日本と一緒に行動することが嫌になりました」
 ナカムラ氏の語意は、日本批判をにじませている。ロシアのアイヌ民族は日本人に財産を略奪され、民族差別を受けたと訴えている。自分たちが先住民族なので、北方領土の返還を求める日本政府に真っ向から反対している。
 歴史をさかのぼると、江戸時代の松前藩歯舞諸島から色丹島国後島択捉島まで本格的に進出し、先住民族アイヌ民族接触した。ただナカムラ氏が声を荒げるほどに、日本人によるアイヌ民族への迫害があったのかどうか、真偽のほどは不明な点が多いが、当初、北方領土に約2000人のアイヌ民族が住んでいた。
 いずれにしてもアイヌ民族は、北方領土をめぐる激動の歴史に翻弄された。1855年の日露和親条約で、択捉島と得撫島(ウルップ島)の間に初めて国境線が引かれた。この結果、北方領土アイヌ民族は日本、得撫島以北のアイヌ民族はロシアの支配権に入った。
1875年の樺太・千島交換条約では、千島列島の全域が日本に編入された。得撫島以北のアイヌ民族も日本の支配下に移り、かれらの多くは色丹島強制移住させられた。ナカムラ氏のインタビューでは、この強制移住を「日本人によるジェノサイドだ」と非難している。ただ、樺太がロシア領土に編入された際に、樺太に住む多くのアイヌ民族が北海道に移住した。
 1905年のポーツマス条約で千島列島に加えて樺太の南部が日本領土になり、北海道に渡ったアイヌ民族の一部は故郷の樺太に帰還できた。でも、第2次世界大戦で侵略してきたソ連軍から逃れるために、ほとんどのアイヌ民族が日本人といっしょに北方領土樺太から北海道に避難した。このようにアイヌ民族は日露の攻防のなかで居住地の変更を余儀なくされたが、彼らの日本への帰属性は強いのは間違いない。
 他方で、第2次世界大戦の直後に少数のアイヌ民族は侵攻してきたソ連側につき、カムチャツカ半島に移り住んだ。だが、戦後のソ連社会で不遇の時代を迎えることになった。彼らは「ソ連人」に統合され、1953年にはソ連の刊行物からアイヌの民族名が消されてしまった。日本に移住した多くのアイヌ民族ソ連を裏切ったと見なされることが多く、ソ連国内にとどまったアイヌ民族はほかの少数民族と結婚するケースが相次いだ。アイヌ民族を名乗る人は減少し、すでに紹介したように109人ほどにすぎない。
 ロシアの市民団体「アイヌ」は北方領土返還を求める日本政府への不信感を強めており、日本国内のアイヌ団体との交流はないようだ。
 私が強調したいのは、アイヌ民族をロシアの先住少数民族に加えるプーチン政権の動きは日本政府との北方領土交渉のなかで浮上してきた点にある。ロシア政府の狙いは、領土交渉をより複雑化することにあるのは確かだ。
 ロシア政府は、北方領土に進出した日本人がロシアのアイヌ民族を虐待したと言い立て、ロシア世論を領土返還反対の方向により強硬に誘導したいのだろう。外交的には日本政府が唱える「わが国固有の領土」の見解に対抗するために、ロシアのアイヌ民族北方領土先住民族に仕立てようとするもくろみも感じられる。
 だが本来、北方領土は国家主権にかかわる問題であり、日本外務省の指摘するように「今日に至るまでソ連、ロシアによる法的根拠のない占拠が続いている」といえる。領土主権の問題は、プーチン政権が提起する「北方領土先住民族」のテーマとは根本的に次元が異なる。日本政府は、「北方領土の帰属の問題を解決して平和条約を締結する」という従来の方針(2001年、森喜朗首相とプーチン大統領が合意したイルクーツク声明)を変更する必要はない。
 先住民族と国家主権の問題を絡めて議論すれば、世界各地で主権の獲得にむけて民族紛争が噴出し、収拾のつかない、まさに「パンドラの箱」を開けることになる。
 日本政府はアイヌ民族先住民族と明記する「アイヌ法案」を成立させた。これにより 「アイヌの人々の民族としての誇りが尊重される社会の実現」を目指すことになる。これを契機にアイヌ民族に対する日本世論の関心が高まるだろう。これをテコに、アイヌ民族と元島民が共同して「日本の国家主権」を回復させる北方領土返還運動をより促進すべきである。」
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