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２０２１年１２月２日21:55 ＭｉｃｒｏｓｏｆｔＮｅｗｓ 読売新聞「中国「五輪に外国要人を大々的に招かない」…外交的ボイコットに「予防線」
© 読売新聞 習近平・中国国家主席
【北京＝田川理恵、ワシントン＝蒔田一彦】来年２月の北京冬季五輪を控えた中国の習近平（シージンピン）政権が、各国が政府関係者らを大会に派遣しない「外交的ボイコット」への警戒を強めている。習政権は官製メディアを使い、ボイコットに備えた「予防線」を張り始めた。
共産党機関紙傘下の環球時報は先月３０日、関係者の話として、新型コロナウイルス対策のため「五輪に外国要人を大々的に招く計画はない」と伝えた。米欧がそろって首脳を派遣しなかった場合に、そもそもコロナ対策で招待しなかったという体裁にすることで、政権への打撃を最小限に抑えようとしている模様だ。
米欧は新疆ウイグル自治区での少数民族への弾圧や、中国の女子テニス選手が前筆頭副首相から性的関係を迫られたと告発した問題などを理由に、中国の人権状況に懸念を深めている。
中国は特に、バイデン米大統領が先月１８日、外交的ボイコットを「検討している」と語ったことに衝撃を受けているとみられる。米国がボイコットに踏み切れば、他国に波及しかねないためだ。先月中旬以降、豪州と英国もボイコットを検討中だと報じられた。英国では、議会下院が外交的ボイコットを政府に求める決議を既に採択している。
中国は、こうした動きに「スポーツの政治問題化には反対する」と猛反発している。米欧から同様に人権を巡って圧力にさらされているロシアも、中国支持の立場を鮮明にしている。
プーチン露大統領は先月３０日、オンラインで出席した経済関係のフォーラムで、五輪開会式に出席する計画があると明らかにした。露外務省報道官は２５日の記者会見で、「五輪開催を政治問題化することに反対する」と歩調を合わせた。
中国は、日本へのけん制も強めている。中国外務省報道官は先月２５日の定例記者会見で「中国は東京五輪開催を全力で支えた。日本には基本的な信義があってしかるべきだ」と述べ、日本が外交的ボイコットの動きに同調しないよう求めた。
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１２月６日19:21 ＭｉｃｒｏｓｏｆｔＮｅｗｓ 時事通信「中国、外交ボイコットに報復予告＝招待しない姿勢も―北京五輪
© 時事通信 提供 中国外務省の趙立堅副報道局長（ＡＦＰ時事）
【北京時事】中国外務省の趙立堅副報道局長は６日の記者会見で、バイデン米政権が北京冬季五輪に政府高官らを派遣しない「外交ボイコット」を週内に発表するという米ＣＮＮテレビの報道を受け、「米側が独断専行するなら、中国は必ず断固とした対抗措置を取る」と報復を予告し、けん制した。
趙氏は「米政治家は招待を受けていないのに外交ボイコットを宣伝し、大衆の歓心を買おうとしている」と批判した。中国側は最近、外交ボイコットをかわすため、最初から招待しない姿勢をちらつかせている。趙氏は「重要分野における中米の対話や協力に影響を及ぼさないよう、米側はスポーツを政治化すべきではない」とも述べた。」
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１２月６日20:35 ＭｉｃｒｏｓｏｆｔＮｅｗｓ 朝日新聞社「北京五輪の外交ボイコット、米政権が週内発表へ CNN報道
© 朝日新聞社 ホワイトハウスで5日、演説するバイデン米大統領=AP
米CNNは6日、複数の関係者の話として、バイデン米政権が週内にも、来年2月の北京冬季五輪に政府当局者を派遣しない「外交ボイコット」の方針を発表する見通しだと報じた。
バイデン大統領は先月、外交ボイコットの可能性を問われ、「検討している」と述べていた。新疆ウイグル自治区や香港での人権問題などで中国当局に抗議する狙いがある。米国の方針は、各国の北京五輪への対応に影響を及ぼす可能性がある。
こうした動きに対し、中国外務省の趙立堅副報道局長は6日の定例会見で「冬季五輪は政治的にもてあそぶ舞台ではない。米国の政治家が招待もされていないのに外交ボイコットを騒ぎ立てるのは、独りよがりの人気取りだ」と批判。そのうえで「米国が独断専行するなら、中国は必ず断固とした対抗措置を取る」と牽制（けんせい）した。」
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