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2021年4月20日 MicrosoftNews BloombergNews「中国で少子高齢化急加速-出産制限の撤廃を人民銀が呼び掛け
(ブルームバーグ): 中国の高齢化が先進国より速いペースで進んでおり、中国人民銀行(中央銀行)は先週公表したワーキングペーパーで全ての産児制限を撤廃するよう呼び掛けた。
執筆を担当した陳浩氏ら研究者は投資と貯蓄を一段と重視し、高齢者を支える重い負担に対応するため貯蓄率の急低下に歯止めをかける必要があると指摘。「中国は人口動態が変わったことを認めなければならない」とし、「教育とテクノロジーの進歩が人口減少を補うことはできないと認識」する必要があると論じた。
© Bloomberg China's birth rate is at lowest level since 1949
急激な少子高齢化に対処するため、中国政府は2013年、数十年にわたり続けてきた厳格な「一人っ子政策」の緩和に着手。16年には規則を変更し子どもを2人まで持つことを認めたが、人口減少に歯止めはかかっていない。出生率は19年、人口1000人当たり10.48人に低下し、1949年の建国後で最低となった。 2019年の米国は11.4人。
ワーキングペーパーでの主な予測は以下の通り。
中国の労働力は20-25年に年率0.5%で縮小し、19-50年では労働力が15.2%減少する人口の扶養者数を生産年齢人口で割った扶養比率は、19年の17.8%から50年までに43.6%に上昇する
研究者らは先進国のような低貯蓄アプローチに従うべきではないとし、「消費は決して成長源ではなかった」と主張。世界銀行のデータによれば、中国の国内総貯蓄率は10年時点で、国内総生産(GDP)の51.1%だったが19年には44%に低下した。
ワーキングペーパーによると、中国は中西部地域や発展途上国への投資を拡大し、現地の労働力を活用する必要がある。妊娠中や出産後の女性が直面する課題を減らすよう一層真剣に取り組むとともに、年金制度を改革するよう求めた。
原題:China Should Lift Birth Restrictions, Promote Savings, PBOC Says(抜粋)
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©2021 Bloomberg L.P.」
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4月29日18:57 MicrosoftNews Reuters「中国、人口減少報道火消し 国勢調査結果の発表遅れる
© Reuters/Thomas Peter 中国、人口減少報道火消し 国勢調査結果の発表遅れる
[北京 29日 ロイター] - 中国国家統計局は29日、同国の人口が昨年増加したと表明した。50年ぶりに減少したという報道の火消しを意図したとみられるが、いつに比べて増えたかは明らかにしなかった。
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は27日、状況に詳しい複数の関係者の話として、中国の人口が50年ぶりに減少したと報じた。
中国は昨年、10年に一度の国勢調査が実施。今年4月初めに発表する予定になっていたが、まだ発表されていない。統計局は、さらに準備作業が必要と説明していた。
統計局は29日、声明で「われわれの理解では、2020年に人口は引き続き増加した」と表明。ただ比較の対象が2019年か、それとも前回2010年の国勢調査なのかは不明。詳細は、昨年の調査結果公表時に明らかにする、とした。
中国は2016年に「一人っ子政策」を廃止し、代わりに「二人っ子政策」を導入した。しかし、出生数は減り続け、公安省によると、昨年の国内出生数は前年比15%減の1003万5000人となった。
2010年の国勢調査では人口は13億4000万人。統計局は昨年2月、2019年までに14億0050万人に増えたとしていた。」
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