🐖3」─6・C─世界サブカルチャーにおける中国化は中国共産党の陰謀。~No.25 ② 

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 2023年5月22日18:02 YAHOO!JAPANニュース CNS(China News Service)「中国本土から海外に至るまで、ゲームはいかに中華文化を広めるのか
 eスポーツゲーム大会に参加する人(2014年12月17日撮影、資料写真)。
 【CNS】2022年に、中国の自主開発デジタルゲームの海外市場規模は1000億元(約1兆9639億円)を超えた。中国のゲームは数億人の海外プレイヤーに影響を与え、デジタルコンテンツの海外展開で最も輝かしいものとなった。中国本土から海外に至るまで、多くのゲーム製品が中国の要素を取り入れ、世界のプレイヤーたちに中華文化を紹介している。
 1994年に最初の中国産ゲームが登場して以来、中国国内の市場規模はゼロから成長してきた。その規模は、2021年には2965億元(約5兆8231億円)に達し、約10年間で約5倍もの成長を遂げた。中国のゲームの台頭は、国家の総合力の不断の強化の結果でもある。
 北京師範大学(Beijing Normal University)アート・メディア学院の何威(He Wei)教授はインタビューで、中国のゲーム製品が海外市場で成功を収めてきた背景には多くの要因があり、第一に、国産ゲームの品質が向上し、多くの海外プレイヤーの娯楽ニーズを満たすことができた点にあると述べている。
 次に、アメリカ、日本、韓国、ヨーロッパなどの国・地域の国内ゲーム企業の多くが、主にコンソールゲームやPCゲームに重きを置いている一方、中国のゲーム企業は海外のモバイルゲーム市場に積極的に進出し始めた。正確な位置づけと市場の細分化を行い、中国国内の激しい競争の中で形成されたモバイルゲーム製品の収益モデルの革新的な手法を活用し、ローカライズされた運営を進めることで、ライバル企業に打ち勝ってきた。
 第三に、一部の中国のゲーム製品は海外プレイヤーにとって、文化的に異質な新奇性があり、テーマ、プレイスタイル、ストーリーテリング、オーディオビジュアルなどの側面から新鮮な体験をもたらしているため、人気を博している。
 第四に、南米や中東などの新興市場では、中国国内で成熟しているが、現地ではまだ希少なゲームのジャンルやプレイスタイルを、現地の文化やストーリーに組み入れることで、急速に普及させている。
 中国のゲームが海外で成功を収めるのは、技術的なサポートだけでなく、文化的な自信もある。中国のゲームブランドの莉莉糸遊戯(Lilith Games)が制作したゲームには、豊かな中国の文化要素が随所に見られる。最も典型的な例は、リリスが中国の歴史や神話をベースにしたゲームキャラクターを複数のゲームで直接登場させたことだ。また、ゲームのシーン設定にも特に注力しており、さまざまな中国風の要素を「さりげなく取り入れた」。たとえば、三星堆の象徴的な遺跡をゲームに組み込むことで、古代蜀の文明をゲームの世界で再現している。
 これらの中国の伝統文化に基づき、現代の科学技術を用いて表現されたゲームのキャラクターやシーンは、文化伝播の重要な手段となり、ゲームの世界を通じて世界のプレイヤーに中国のストーリーを伝えている。(c)CNS/JCM/AFPBB News
 ※この記事は、CNS(China News Service)のニュースをJCMが日本語訳したものです。CNSは1952年に設立された中華人民共和国の国営通信社です。
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 5月15日16:40 YAHOO!JAPANニュース CNS(China News Service) weibo AFPBBNews[変わる中国のコスプレ文化 日本風から「国潮」へ
 発信地:中国 [ 中国・台湾 ]
 変わる中国のコスプレ文化 日本風から「国潮」へ
 上海豫園ランタンフェスティバルで中国風のアニメ衣装を着た中国人コスプレイヤー(2022年1月18日撮影、資料写真)。(c)CNS/陳玉宇
 【5月15日 CNS】中国最大の同人誌即売イベント「上海COMICUP29」が5月初めに上海の国家会展センターで開催された。上海の大学生、林妙妙(Lin Miaomiao)さんは、金色の冠に衣装をまとって「西遊記」に出てくる観音様のコスプレで会場を訪れた。その芸術的なコスプレは「絵から抜け出たようだ」と観衆ら絶賛され、拝み出す人まで現れたという。
 よくコスプレの衣装をデザインしている林さんは「この観音様のコスプレは特定のアニメやゲームのものではありません。伝統的な中国のイメージから思いついたものです」と説明する。
 中国では近年、林さんのように伝統的な中国文化をモチーフにコスプレを楽しむ「国潮」というジャンルが盛り上がっている。
 アニメや漫画、ゲームなどの「二次元」文化圏は中国でも盛り上がっているが、日本の人気作品や欧米から輸入されたものが多かった。もともと輸入文化だった「二次元」も中国で発展を遂げるうちに中国的な要素が現れ始めたということだろう。
 林さんは「注目を集めたかったわけではなく、『国潮』に趣味を持つ人たちと交流したかっただけ。今回、大勢の友だちができてうれしかった」と話す。
 「国潮」の愛好者たちは、SNS上の動画などを通じて、歴史もののアニメやゲームキャクターの髪形や古式メイクを楽しんでいる。中国では昨年暮れに新型コロナ対策が大幅に緩和されたことを受けて、上海市武漢市(Wuhan)、西安市(Xi’an)、重慶市(Chongqing)、成都市(Chengdu)、蘭州市(Lanzhou)などでアニメ関連のイベントが計画されている。
 近年増えてきた中国国産アニメを通じて、中国の伝統文化に関心を持つ子どもも増えているという。こうした変化が、中国伝統文化を見直す「国潮」ブームにつながっていくのではないかと期待されている。(c)CNS/JCM/AFPBB News
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 5月23日 MicrosoftStartニュース 東京新聞
 <社説>中国文化人弾圧 警察国家の性格露わに
 © 東京新聞 提供
 中国が、反共産党的な立場の中国出身の編集者や作家ら文化人を相次ぎ身柄拘束している。作家は外国滞在中に、中国の治安当局に連れ戻されたという。事実なら、乱暴極まりない主権の侵害だろう。意に沿わぬ言論の封殺を狙う中国の警察国家ぶりが一層露(あら)わになってきたというほかない。
 米政府系ラジオが米国に拠点を置く「南モンゴル人権情報センター」の情報として伝えたところだと、モンゴルに滞在していた中国・内モンゴル自治区出身の著名作家ラムジャブ・ボルジギン氏が、今月三日、中国治安当局に拘束され、中国に連れ戻されたという。
 ボルジギン氏は「文化大革命」時代の同自治区での被害に触れた著作が問題視され、二〇一九年に中国の裁判所で有罪判決を受けた。今年になり出国したとされるが、今回の拘束の罪状は不明だ。
 先月、秘密裏に中国公安警察の拠点を設けていたとして米ニューヨークで二人が逮捕されたが、中国は同様の拠点を多くの海外都市に持つとされる。今回の件も「海外警察」の暗躍が疑われ、国際社会の懸念が強まるのは必至だ。
 三月には、中国共産党に批判的な作品の多い台湾の出版社「八旗文化」の富察編集長が滞在先の上海で当局に拘束されている。遼寧省出身の同氏は台湾人と結婚、台湾に暮らすが、母親の病気見舞いで中国に戻っていた。
 家族や弁護士らも連絡が取れていないといい、台湾や日米の文化人らが「粗暴で理不尽」などと拘束を批判する声明を出したのも当然だ。将来の台湾統一を望むなら、中台の相互理解を深める交流こそが重要だが、それを担う人材を不当に拘束するような振る舞いは逆効果しか生むまい。
 一方、反スパイ法違反での外国人摘発も続く。蘇州市の中級人民法院(地裁)は十五日、米国籍の男性にスパイ罪で無期懲役の判決を言い渡した。香港メディアによると、男性は米中友好活動に携わっていたという。同法違反では、日中友好体幹部を含め日本人も延べ十七人が拘束されたが、七月からは、同法のスパイ行為の定義がさらに広げられる。
 国家安全の名の下、知中派を含む外国人を恣意(しい)的に拘束するような乱暴な姿勢は即刻、改めるべきだ。「怖い国」のイメージが強まれば強まるほど、中国の国益も損なわれると知るべきである。
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