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・ ・ {東山道・美濃国・百姓の次男・栗山正博}・
日本人中立国論者は、ロシアのウクライナ侵略とロシア軍の虐殺を直視しない。
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現代の日本人は、世界的現実的な中立、中立国の意味がわからない。
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2022年3月1日06時06分 時事ドットコムニュース>国際>スイス、「永世中立でも対ロ制裁 EUに追随、資産凍結―ウクライ…
スイス、永世中立でも対ロ制裁 EUに追随、資産凍結―ウクライナ侵攻
28日、ベルンで記者会見し、対ロシア制裁について説明するスイスのカシス大統領(EPA時事)
【パリ時事】スイス政府は28日、ロシアのプーチン大統領やラブロフ外相らがスイス国内に保有する資産の凍結など、欧州連合(EU)と同様の対ロシア制裁を科すと発表した。スイスは永世中立国だが、ロシア軍によるウクライナ侵攻に反対する立場を鮮明にした。」
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3月1日22:15 毎日新聞「スイスが対露制裁に全面参加 永世中立国、異例の強硬措置
有料記事
「ロシアのウクライナ攻撃は容認できない」と語るスイスのカシス大統領=2022年2月28日撮影、AP
スイス政府は2月28日、ウクライナに侵攻を続けるロシアのプーチン大統領の資産凍結など欧州連合(EU)が科した対露経済制裁をスイス国内でも全面的に適用すると発表した。「永世中立」を国是に掲げるスイスはこれまで国際社会の対露制裁から距離を置いていたが、一転して異例ともいえる強力な制裁措置に加わった。海外メディアによると、資産凍結は1兆円を超えるという。
スイスはこれまで、ロシア軍の侵攻を「最も強い言葉で非難する」としてきたが、EUの制裁対象となった富裕ロシア人と国内企業の取引を禁止するなどの限定的な措置にとどまり、国内外から批判の声が上がっていた。EUの制裁を全面適用することで、プーチン大統領やラブロフ露外相らへの金融制裁が直ちに発効され、制裁対象のロシア企業、個人が保有する資産が凍結される。」
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令和4年5月号 正論「ウクライナの教訓
『次は自分』が欧州を変えた 三井美奈
ポーランドのウクライナ国境近くには、疲れた顔の避難民たちがあふれていた。今朝、この20キロ先の街が、ミサイル攻撃に晒されたのだ。欧州連合(EU)の東の玄関口に、戦火が迫った。
ロシアによるウクライナ侵略は、平和ボケの欧州に、雷のような衝撃を浴びせた。33年前、ベルリンの壁崩壊と共に消えたはずの『ソ連の亡霊』が、現実の脅威となって蘇った。欧州大陸の真ん中で戦争が起き、200万人を超える避難民が発生した。こんなことは、第二次大戦以来初めてだ。
ロシアがウクライナを飲み込めば、次の標的は旧ソ連バルト諸国、東欧と広がるのは明らかだ。ウクライナの戦いは、民主主義防衛の戦いと位置付けられた。欧州諸国の安全保障は、数十年に1度の大きな転換期に入った。
ドイツ、国防政策の大転換
中でも激変したのが、ドイツだ。2月27日に連邦議会の特別会を招集し、ショルツ首相が国防政策の大転換を宣言した。ロシア軍のウクライナ侵略開始から3日後で、連邦議会の日曜開催は第二次大戦後、初めてだった。 ショルツ首相は、『歴史は今転換点にある。世界は激変した』と厳粛に切り出した。
首相は立ち居振る舞いが地味で、発言は常に面白みに欠けるため、『自動販売機』と揶揄されてきた。ところがこの日は頬を紅潮させ、『欧州の平和のために、必要なことは何でもやる。ドイツは貢献しなければならない』と熱弁を振るった。
内容も驚きだ。戦後ドイツの国是だった『紛争地域に殺傷武器は送らない』という原則と訣別した。『ウクライナを守るため、武器を供与する』と発表した。
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世論が追い風
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ドイツ世論調査では7割が『GDP比2%への国防費増額』を支持した。ウクライナへの武器支援への支持率は2月初めに20%だったが、61%に急上昇した。
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『各共有はもう必要ない』
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『中立の北欧』も様変わり
ウクライナ・ショックは、中立政策をとるフィンランド、スウェーデンにも広がった。
北欧2国はNATO非加盟。バルト海をはさんで対峙するロシアとは、角を突き合わせないのが伝統だった。しかしウクライナでの紛争は、『非同盟国にNATOは助けに来ない』という非情な現実を突きつけた。フィンランドでNATO加盟への支持率は5年前には19%だったのに、53%に上昇した。スウェーデンでも51%で、初めて過半数に達した。
フィンランドの首都ヘルシンキでは零下の冷え込みの中、連日のようにウクライナ支援デモが起きた。テレビのインタビューを受けた女性は、『ウクライナは何の理由もなく侵攻された。明日は我が身です』とNATO入りの必要性を訴えた。フィンランドはかつて、ロシア帝国の一部だったから、ウクライナ侵略は決して他人事ではない。
今でこそ、フィンランドは平和な福祉大国として知られるが、ロシアと約1,300キロの国境を接し、常に巨大な隣国の脅威にさらされてきた。第二次大戦中は、ソ連の大軍が押し寄せ、国土の10分の1をもぎ取られた。戦後、ソ連と友好協力相互援助条約を結び、中立政策をとった。現実には対ソ宥和外交で、政府は常にソ連の顔色をうかがい、映画や出版物に自己検閲を強いた。それでも、東欧のように共産圏に飲み込まれずにすんだ。中立政策は、国内の民主主義を守るための小国の知恵だった。ウクライナ侵略は『中立という安全保障』は、もはや幻想だと示した。
北欧2国は今回、EUの一員として、対露制裁で米国と歩調を合わせたNATOの国防相会合に共に出席し、ウクライナに武器を送って、西側の一員だとはっきり示した。それでも、NATO加盟には慎重な立場をとる。
スウェーデンのアンデション首相は『我が国がNATO入りしたら、欧州のこの地域を不安にし、緊張を高めるだけだ』として、加盟論を退けた。ロシアはかつて、北欧諸国がNATOに加盟したら『敵国になった見なす』と伝えている。今回も露政府報道官が、NATO入りは『深刻な結果を招く』と警告した。
スウェーデンは3月、ロシアの脅威増大を受けて、国防費をGDP比2%に増額すると発表した。スウェーデンもドイツと同様、冷戦崩壊後に国防費を減らし、一時はGDP比1%を割っていた。2014年、ロシアによるウクライナ領クリミア併合で、国防費増額に転じた。徴兵制を復活し、6万人規模の国軍部隊を9万人に増員する計画だ。
中国の脅威に注目
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4月29日15:28 MicrosoftNews AFPBB News「NATO、フィンランドの加盟手続き中に防衛支援表明
© Vesa Moilanen / Lehtikuva / AFP フィンランド・ヘルシンキで、共同会見に臨む北大西洋条約機構(NATO)のイエンス・ストルテンベルグ事務総長(左)とサウリ・ニーニスト大統領(2021年10月25日撮影)。
【4月29日 AFP=時事】北大西洋条約機構(NATO)は28日、フィンランドが加盟申請するならば、手続き中はロシアの介入から守ると表明した。フィンランドはNATOの意向を歓迎した。
NATOのイエンス・ストルテンベルグ(Jens Stoltenberg)事務総長はベルギー・ブリュッセルで記者会見し、フィンランドとスウェーデンの加盟申請から手続き完了までの期間について、「何らかの措置を取ることができると確信している」と述べた。
軍事的中立を掲げてきたフィンランドとスウェーデンは、ロシアのウクライナ侵攻を受け、ロシアに対する抑止力としてNATO加盟を議論している。だが、両国の首脳は、加盟申請から手続き完了までにロシアからサイバー攻撃を受けたり、領土を侵害されたりする可能性があると懸念していた。
ストルテンベルグ氏はブリュッセルでの会見の後、フィンランドのサウリ・ニーニスト(Sauli Niinisto)大統領と電話会談を行った。
ニーニスト氏は電話会談について、声明で「ストルテンベルグ氏は改めてフィンランドの決定を強く支持した」とだけ明らかにした。近日中に対面で会談するという。
NATOへの新規加盟は現在加盟する30か国すべての承認が必要で、4か月から1年かかる。【翻訳編集】AFPBB News」
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5月17日08:19 MicrosoftNews テレ朝news「北欧3カ国がNATO加盟支持
© テレビ朝日 北欧3カ国がNATO加盟支持
デンマークなど北欧3カ国がNATO=北大西洋条約機構に加盟申請する方針を決めたフィンランドとスウェーデンについて、NATO加盟前でもあらゆる支援をすると発表しました。
北欧のデンマーク、アイスランド、ノルウェーの3カ国は16日、「フィンランドとスウェーデンのNATO加盟申請決定を強く歓迎する」と共同声明を発表しました。
また両国がNATOに正式に加盟する前でも、第三国から侵略などを受けた場合、「必要なあらゆる手段で支援する」としています。
フィンランドとスウェーデンはすでにイギリスとNATO加盟前でも第三国に攻撃された場合に、軍事的支援を受けることでそれぞれ合意しています。」
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