☭43」─2─ロシアは日米共同訓練に不快感=防衛相訓示にも反発。~No.172No.173No.174 

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 日米安保集団的自衛権体制対中露同盟。
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 2021年6月29日 産経新聞「<動画あり>日米共同訓練、米陸軍ロケット砲を初実射 中露にらみ新戦術
 米軍の高機動ロケット砲システムHIMARSの実弾射撃=29日午後1時30分、北海道別海町の矢臼別演習場(関勝行撮影)
 陸上自衛隊は29日、米陸軍と行っている日米共同訓練「オリエント・シールド(東洋の盾)」で、北海道の矢臼別演習場での米陸軍の高機動ロケット砲システム(HIMARS=ハイマース)と陸自の多連装ロケットシステムの実弾射撃を公開した。米陸軍のハイマースは米本土から展開したもので日本国内での実射は初めて。訓練では鹿児島県の奄美大島に米陸軍の地対空誘導弾パトリオット(PAC3)も初めて展開し、尖閣諸島沖縄県石垣市)周辺などで威圧を強める中国の眼前で日米の共同対処能力を実証する。
 オリエント・シールドは陸自と米陸軍の実動訓練としては最大規模で、毎年行われている。今年は今月18日から来月11日にかけて実施し、これまでで最大級の約3000人が参加する。
 >日米新戦術のカギは…「ウサデン」と火力打撃の融合
 実弾射撃は約10キロ離れた場所に敵部隊がいるとの想定で、敵の位置情報を共有した上で日米のどちらが射撃するか作戦を調整。午後1時半、ハイマースが1発を発射し、続いて約300メートル離れた地点から陸自の多連装ロケットシステムが15分間で4発を発射した。
 ハイマースは米ワシントン州を拠点にする米陸軍第17砲兵旅団が展開させた。輸送機で運べるよう軽量化され、発射台となってATACMS(エイタクムス)という戦術ミサイルを搭載する。射程は約300キロで地上から艦艇を狙う対艦攻撃や島嶼(とうしょ)間射撃などへの投入も視野に入れている。
 中国艦艇が太平洋に進出する際、通過を常態化させている沖縄本島宮古島の間の宮古海峡は約300キロの距離がある。陸自の12式地対艦ミサイルの射程は約200キロだが、エイタクムスは海峡全体を射程に収める。
 米軍は分散配置が可能で、攻撃を受けても艦載機を搭載する空母のような壊滅的な被害を受けない地上ミサイルを重視している。海上で劣勢に立たされても地上戦力で中国の海上戦力に対処する構えだ。」
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 6月30日 産経新聞「岸防衛相、北方防衛の重要性強調 ロシアの軍事活動懸念
 陸上自衛隊東千歳駐屯地の隊員から出迎えを受ける岸信夫防衛相(左から2人目)=6月30日午前9時40分すぎ(坂本隆浩撮影)
 岸信夫防衛相は29、30両日、北海道千歳市航空自衛隊千歳基地陸上自衛隊東千歳駐屯地を視察した。北海道の視察は昨年9月の就任以来で初めて。訓示では北海道を含む日本周辺でロシアの軍事行動などが活発化していることを挙げ、北の守りの重要性を強調した。
 30日に同駐屯地で訓示した岸大臣は、昨年12月にロシアが北方領土国後島択捉島に地対空ミサイルシステムを実戦配備したことや、今年2月と6月に軍事演習を行ったことを挙げ「極東地域における活発を活動にしている」と懸念を示した。
 岸大臣はまた、視察後の会見で「ロシアは23日から28日までの5日間、北方領土の択捉や国後を含む地域で訓練や演習などを実施したと発表している。軍事的な活動が活発化を見せる中で中国と共同訓練といった事案もみられている。こうしたことにしっかり関心を持って注視をしていく」などと述べた。」
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 7月4日15:21  MicrosoftNews 時事通信「日米共同訓練に不快感=防衛相訓示にも反発―ロシア
 © 時事通信 提供 ロシア外務省のザハロワ情報局長=2018年8月、モスクワ(EPA時事)
 【モスクワ時事】ロシア外務省のザハロワ情報局長は3日、日本国内で6月24日に始まった陸上自衛隊と米陸軍による共同訓練「オリエント・シールド21」に関し、「前例のない規模に注目せざるを得ない」と不快感を示した。
 ザハロワ氏は声明で、ロシアに近い北海道でも訓練が実施されたことから「わが国の極東の国境の安全保障の観点から吟味している」と説明。岸信夫防衛相が6月29日に北海道の航空自衛隊基地を視察した際、北方方面の警戒強化を訓示したことに触れ、「(日本の北方の)隣国はロシアだけだ」と反発した。 
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