🦎43」─1─中国の「宝武鉄鋼集団」は14年ぶりに世界最大の鉄鋼メーカーに。~No.156No.157No.158 ⑲ 

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 2021年6月22日14:03 MicrosoftNews Reuters「中国の鉄鉱石先物が大幅続落、当局が価格を注視
 © Reuters/China Stringer Network 中国の鉄鉱石先物が大幅続落、当局が価格を注視
 [北京 22日 ロイター] - 中国・大連商品取引所の鉄鉱石先物は22日、前日に続き大幅下落。中心限月の年初からの上昇率は、一時の50%超から30%まで縮まった。中国政府によるコモディティー価格の調査強化で市場心理が悪化した。
 中心限月の9月限は一時5.2%下落し、1トン=1110元(171.75ドル)と、2週間ぶりの安値を更新。
 先物会社の華泰期貨のアナリストは調査ノートで「最近のマクロ政策を受けて投機が沈静化し始め、鉄鉱石価格が変動した」と指摘した。
 中国の国家発展改革委員会(発改委)と国家市場監督管理総局は21日、北京鉄鉱石交易センターを訪れ、スポット価格を注視して悪質な投機を適宜調査すると表明した。
 コンサルタント会社スチールホームによると、鉄鉱石(鉄分62%)のスポット(現物)価格は21日に7ドル下落し、1トン=210.5ドルとなった。
 華泰期貨によると、鉄鋼製品は現在非需要期で、鉄鋼メーカーが生産能力を抑えていることも製鉄原料の需要低下を招いた。
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 6月22日20:00 MicrosoftNews 東洋経済オンライン「世界最大「鉄鋼メーカー」14年ぶり首位交替の衝撃 中国の「宝武鉄鋼集団」が初めてミタルを逆転
 財新 Biz&Tech
 © 東洋経済オンライン 中国の鉄鋼最大手、中国宝武鋼鉄集団はメーカー別の粗鋼生産量ランキングで初めて世界首位に躍り出た。写真は同社の転炉設備(同社ウェブサイトより)
 中国最大の国有鉄鋼企業である中国宝武鋼鉄集団(宝武集団)が、メーカー別の粗鋼生産量ランキングで、初めて世界首位に躍り出た。鉄鋼メーカーの国際的な業界団体である世界鉄鋼協会が6月4日に発表したレポートによると、2020年の宝武集団の粗鋼生産量は前年比20.8%増の1億1500万トンに達した。
 昨年までの14年間、世界首位を守っていたのは欧州鉄鋼大手のアルセロール・ミタルだった。同社の2020年の粗鋼生産量は前年比19.4%減の7846万トンと大きく落ち込んだ。
 前出のレポートによると、国別の粗鋼生産量の上位5カ国における2020年の生産量は、2位以下についてはインドが前年比10%減の1億トン、日本が同16.2%減の8320万トン、アメリカが同17.2%減の7270万トン、ロシアが同0.1%減の7160万トンと、いずれも2019年より減少した。
世界5大粗鋼生産国で中国は唯一増加
 これらの国々と対照的だったのが首位の中国だ。2020年の中国の粗鋼生産量は前年比7%増の10億6500万トンとなり、全世界の生産量に占める比率は56.7%に達した。また、中国の増加分だけで他国の減少分の合計を上回ったため、2020年の世界の粗鋼生産量は18億7800万トンと前年比0.5%増加した。
 2020年のメーカー別のランキングでは、中国の鉄鋼メーカーが10位以内に7社もランクインした。首位の宝武集団のほか、3位に河鋼集団(4376万トン)、4位に沙鋼集団(4159万トン)、7位に鞍鋼集団(3819万トン)、8位に建龍重工集団(3647万トン)、9位に首鋼集団(3400万トン)、10位に山東鋼鉄集団(3111万トン)が名を連ねた。
 同じく世界鉄鋼協会のレポートによると、2020年の世界の鉄鉱石の総取引量は16億5800万トンだった。そのなかで中国の鉄鉱石の総輸入量は11億7000万トンに達し、世界全体の総取引量の70%を超えた。
(財新記者:羅国平)
 ※原文の配信は6月5日
 東洋経済プラスのデジタル特集「鉄鋼 急回復の深層」では以下の記事を配信しています。
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