☭75』─1─北方領土4島返還交渉における思慮分別のない日本の政治家。No.153   

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   ・   ・   【東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博】・
 日本人は、外国語が話せても外交能力は乏しいし、歴史力も怪しい。
 稚拙で劣化が止まらず、愚鈍でさらに悪化していく高学歴出身知的エリート。
 失望で言葉を失う。
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 2019年5月13日20:55 産経新聞「戦争で北方領土取り返す」酔って言及 元島民に維新・丸山議員
 記者会見で北方領土へのビザなし交流訪問団に同行した際の発言や行動について説明する丸山穂高衆院議員=13日午後、北海道根室市
 日本維新の会丸山穂高衆院議員が、北方領土へのビザなし交流訪問団に同行していた11日夜、国後島の宿舎で酒に酔い、元島民の団長に「戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか、反対ですか」と質問したり、大声で騒いだりしたことが13日、訪問団への取材で分かった。
 団員の一部は12日、発言と行動について丸山氏に抗議。丸山氏は同日、騒いだことについては謝罪したという。維新代表の松井一郎大阪市長は記者団の取材に、馬場伸幸幹事長を通じて丸山氏を厳重注意すると明らかにした。
 訪問団によると、丸山氏は11日夜、酒に酔い、大塚小弥太団長(89)に「ロシアが混乱しているときに取り返すのはオッケーですか」「戦争をしないとどうしようもなくないですか」などと質問。大塚氏は「戦争なんて言葉は使いたくない」と返答した。」
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 5月14日00:34 産経新聞「丸山議員発言、ロシア上院委員長が批判
 ロシア上院のコサチョフ国際問題委員長は13日、北方領土へのビザなし交流に参加した日本維新の会丸山穂高衆院議員が「戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか、反対ですか」と元島民に発言したことは「日ロ関係の流れの中で最もひどい(発言だ)」と述べ、批判した。モスクワで開催された日ロ知事会議の会場で記者団に述べた。
 コサチョフ氏は「そのような挑発的な発言ができるのは、存在する問題の解決を望まない人々だ」と語った。(共同)
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 5月14日11:20 産経新聞「「遺憾で政府の立場とは異なる」と菅官房長官 維新・丸山氏の北方領土「戦争」発言
 会見に臨む菅義偉官房長官=14日、首相官邸(春名中撮影)
 菅義偉官房長官は14日午前の記者会見で、北方領土へのビザなし交流訪問団に同行した日本維新の会丸山穂高衆院議員=大阪19区=が酒に酔い、元島民の団長に「戦争でこの島を取り返すのは賛成か、反対か」と質問するなどしてトラブルになったことに関し、「事実であれば誠に遺憾だ」と述べた。
 その上で「政府の立場とは全く異なるもので、日露交渉に影響を与えることは考えていない」と指摘し、「政府としては交渉を通じて北方領土問題を解決し、平和条約を締結する方針に何ら変わりない」と強調した。」
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 5月14日16:32 産経新聞「維新、丸山議員を除名 北方領土元島民前に「戦争奪還
 北方領土の元島民に対する不適切な発言について謝罪する日本維新の会丸山穂高衆院議員=13日午後11時36分、東京・赤坂の議員宿舎
日本維新の会は14日、北方領土へのビザなし交流訪問団に参加し、酒に酔って戦争による領土返還を元島民に質問した丸山穂高衆院議員(35)=大阪19区、当選3回=の除名を決めた。4月の大阪府知事大阪市長の「ダブル選」や衆院大阪12区補欠選挙を制し、党が掲げる「大阪都構想」の実現に向けて勢いづく中、冷や水を浴びせられた形となり、夏の参院選を前に問題の早期収束を図った。
 「日本の根幹である『戦争の放棄』『平和主義』から大きく逸脱した発言だ。非常識極まりない」
 維新の馬場伸幸幹事長は14日、国会内で記者団にこう述べた上で、党としても謝罪の言葉を口にした。
 松井一郎代表は大阪市役所で記者団に「外交上も非常に大きい問題だ。議員を辞めるべきだ」と述べ、議員辞職を求めた。これに対し丸山氏は、自身のツイッターで「これより先の期間は無所属にて活動する中で、残りの政策の実現に向けて一つ一つ前に進めてまいります」と投稿し、議員辞職を否定した。
 丸山氏は14日、離党届を提出したが、維新は党紀委員会で離党届を受理せず除名を決定。その後の持ち回り役員会でも除名処分を了承した。
 丸山氏はこれまでも数々の騒動が報じられてきた。
 平成27年末には東京都内で飲酒した後に複数の一般男性らともみ合いの末、相手の手をかむトラブルを起こした。
29年10月には、衆院選での党の低迷を理由に代表選の実施をツイッターを通じて要求。維新創設者の橋下徹大阪市長から「お前が勝てたのは松井さんが知事をやっているからだ。ボケ! 代表選を求めるにも言い方があるやろ」と批判された。
 維新幹部は「丸山氏は酒が入ると強気になる。失態の背景にはいつもアルコールがあった。何度も『酒を断て』と注意したのだが」と語った。
 丸山氏の発言に対し、維新との関係が近い菅義偉官房長官は14日の記者会見で「政府の立場とは全く異なる。誰が見たって不適切な発言だ」と強い不快感を示した。
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 5月14日18:34 msnニュース 時事通信社「丸山氏発言、ロシアメディアが詳報=「見過ごすな」と批判
 【モスクワ時事】丸山穂高衆院議員が北方領土問題の解決手段として戦争に言及したことについて、ロシア国営メディアは14日、詳しく報じた。また、保守系メディアは発言に関し、日本専門家の批判的意見を伝えた。
 タス通信は東京発で丸山議員の発言や北方領土問題の経緯を報道。発言を受け、菅義偉官房長官が「誠に遺憾だ」と述べたことや、外交交渉によって問題解決を目指す政府方針を強調したことを伝えた。
 保守系のレグナム通信は13日、日本で記者として働いたこともある日本専門家のアナトリー・コーシキン氏の寄稿を掲載。コーシキン氏は「日本の居酒屋で時々酔客に『戦争で島を取り戻すぞ』と言われたことはあったが、国会議員からこのような発言は聞いたことがない」と批判し、日ロ両政府は発言を見過ごしてはならないと訴えた。
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 5月14日19:15 msnニュース 毎日新聞北方領土に触れない外交青書「納得しうるものではない」 岸田政調会長
 © 毎日新聞 自民党岸田文雄政調会長
 自民党岸田文雄政調会長は14日の党総務会で、2019年版外交青書に、18年版まであった「北方四島は日本に帰属する」との表現がなかったことについて、「我が国の公式的なスタンスを示す文書であり、今回の対応は納得しうるものではない」と疑問を呈した。
 岸田氏は「今後の政府の答弁にも関わることであり、他国に間違った受け止め方をされる恐れもある」と指摘。記述のあり方について、引き続き外交部会で議論するよう指示したことも報告した。
 この問題を巡っては、7日の総務会で問題提起を求める意見があり、10日の外交部会・外交調査会の合同会議では「領土問題の基本原則は記すべきだ」などと批判が相次いでいた。【佐藤慶
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