💥34」─1─都市伝説。ネオコンの正体は旧トロツキスト。~No.128No.129No.130 @ ㉒

ネオコンの論理

ネオコンの論理

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   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・    
 トロッキストは、トロツキーレーニンの革命理論を正統に受け継ぎ、日米全面戦争構想をアメリカに持ち込んだ。
 アメリカの理想主義者は、共産主義こそが人民の幸せをもたらし理想社会を築くと信じてトロッキストを受け入れた。
 トロッキストは、アメリカを反日派へと変え、アメリカ政府の対日外交を対立へと導いた。
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 2018年2月号 WiLL「地球賢聞録 馬渕睦夫
 19 北朝鮮──背後の仕掛け人
 国益を基軸とした外交
 外交は、国益に軸足を置いて展開されるべきです。日本にとってプラスになれば、戦略的パートナーとしてプーチンを選ぶこともあるし、極論を言えば習近平に近づくこともある。『この国と仲良くしよう』『この国は信頼できる』という視点が先にあったてはいけません。
 ところが、外務省はこの『基本中の基本』を軽視してきました。憲法前文の精神でもある東京裁判史観に基づく、相手国の顔色を気にする外交を続けてきた。
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 対中、対韓外交も問題を起こさないことが最優先されました。その背景には、中国や韓国との間に何か問題を起こすと、自民党の大物親中派、親韓派議員が介入してくる。国内外への配慮により、国益に基づく外交が妨げられていたということです。
 グローバリズムへの反動
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 アメリカの主流メディアの報道を信用してはいけません。今までは、政権とメディアが同じグローバリスト勢力に属していましたが、現政権はその勢力に与(くみ)していない。したがって、いくら『ニューヨーク・タイムズ』を読んでも、トランプの考えていることは理解できないのです。
 それにもかかわらず、日本のメディアはアメリカの主要メディアの情報を鵜呑みにして、トランプを『孤立主義』『大衆迎合主義』と批判しています。
 日本の『親米保守』と呼ばれる人たちも同様です。ウォール街と通じるジャパンハンドラーから貰った情報に依拠(いきょ)しているようでは、アメリカ社会の実情とトランプ登場の背景を十分に理解できません。
 親米保守は、『アメリカが築き上げてきた戦後国際秩序がトランプによって壊される』『アメリカが国際関与政策を継続することが重要』という意見を、メディアなどを通じて垂れ流していますが、それは間違いです。グローバリズムの名の下、アメリカこそが国際社会の基本単位である主権国家によって支えられてきた世界の秩序を壊してきたことに、そろそろ気付く必要があります。
 国境の敷居を低くするグローバリズムに待ったをかけ、民族的価値の再認識を求めるナショナリズムへの回帰の動きが、イギリスのEU離脱であり、トランプ旋風なのです。日本の国益を第一に考える安倍首相もグローバリズムへの抵抗者なのです。
 ネオコンの正体
 ロシア革命の指導者トロツキーは、スターリンの一国社会主義路線に反対し、世界同時革命を唱えたグローバリストです。トロツキーの考えに共鳴したトロツキストと呼ばれる社会主義者アメリカに渡り、ネオコンに変貌(へんぼう)を遂げた。
 社会主義者ネオコンの関係を理解するには、ジャーナリストのウォルター・リップマンが適例です。彼はウィルソン大統領の側近だったころは社会主義者でしたが、そのリベラルに転向し、最終的にネオコンに傾倒した。この三者は、グローバリストという共通点があります。
 ネオコンは『新保守主義』と訳されることがありますが、『保守』の皮をかぶった世界統一を目指す極左に他なりません。
 ネオコンは、アメリカという国家への帰属意識が薄い人たちの集まりです。世界中が『民族の価値なんてどうでもいい』『金儲けが一番大事』という思想に染まってしまえば、いとも簡単に世界をグローバル市場で統一することができる。彼らの目的達成において、トランプ大統領が目指す、強力な主権国家の存在は邪魔で仕方がない。
 ネオコンが何故隠然たる力を保有しているかを解くカギは、通貨発行権を持つ中央銀行のカラクリにあります。実は、中央銀行は民間機関なのです。アメリカの中央銀行であるFRB連邦準備制度理事会傘下の連邦準備銀行)の株式は、100%民間資本に所有されています。また、日銀のホームページでも、『日本銀行hs政府機関ではありません』と書いてあります(もっとも、日銀の株の55%は日本政府が所有)。
 かつてミッテラン大統領の補佐官を務めたジャック・アタリは『国家の歴史は、債務の歴史である』と言っています。裏を返せば、国家の歴史は『国家に金を貸す者の歴史』でもあるのです。国家に金を貸し続けてきたのは、FRBの株主であるウォール街の金融資本家などです。
 これら金融資本かが金融の支配権、つまり通貨発行権を握っているということを知らずに、アメリカの歴史を理解することはできません。事実、政府による通貨発行を行ったリンカーンケネディ大統領は暗殺されてしまいました。
 影で暗躍する者たち
 北朝鮮問題における単純な疑問は、なぜ小国の北朝鮮が、超大国であるアメリカに対峙できるのか、ということ。北朝鮮の背後に大物が控えているのではないか、と考えるのが自然です。
 朝鮮戦争以降の北朝鮮の動向を分析すると理解できますが、北朝鮮を裏で操っているのは、何を隠そうネオコン、つまりウォール街の金融資本家です。ネオコンは、世界を不安定化させる国家として北朝鮮を育成し、彼らの世界戦略のために北朝鮮を利用しようと企(たくら)んでいます。
 朝鮮半島有事により、軍産複合体は金儲けができる。さらに、北朝鮮主導で朝鮮半島を統一すると、アジア最後の『秘境』である北朝鮮は世界に開かれ、豊富な資源、安くて質のいい労働力を調達することができる。
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 ちなみに、『アメリカ新世紀プロジェクト』というネオコンシンクタンクがあり、2000年に『アメリカ防衛再建計画』という報告書を公表しました。その中で、『アメリカの防衛体制は、新しい真珠湾攻撃のような破壊的な出来事抜きには、その再建のプロセスは長期間を要するものになるであろう』と記されています。この文書作成に関わった人物(チェイニー副大統領、ウォルフォビッツ国防副長官など)がブッシュ政権に加わり、翌年、9・11が起こった」
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 ウィキペディア
 トロツキズムまたはトロツキー主義(英: Trotskyism)は、レフ・トロツキーによって主張されたマルクス主義および共産主義革命理論のこと。トロツキズムを主張する者をトロツキストという。
 当初の呼称はボリシェヴィキレーニン主義(英: Bolshevik-Leninism)で、「トロツキスト」はヨシフ・スターリンらによる批判用語を自称に採用したものである。
 トロツキストの国際組織には第四インターナショナルなどがある。
 トロツキーの思想
 トロツキズムの思想としての構成要素は、以下主な柱としている。
 プロレタリアート・労働者階級の前衛党の建設なくして、社会主義革命はあり得ない。また、革命党の掲げる「社会主義-革命」という最終目標と、労働者大衆の日々の要求の媒介となる「過渡的綱領-過渡的要求」による大衆の革命への組織化。(第一次世界大戦のさなかに「帝国主義戦争を内乱へ」を掲げ「平和などフィクションである」としたウラジーミル・レーニンに対して、トロツキーは「目標としての『内乱』は正しいが大衆を組織する直接のスローガンにはならないし、平和を求める大衆の要求を軽視してはならない」と批判する。論争の結果、レーニントロツキーの主張を受け入れ、ボリシェヴィキロシア革命時のスローガン「パン・土地・平和」が採用された。)
 永続革命論の立場から、ヨシフ・スターリンの一国社会主義建設に反対し、世界革命による世界社会主義の達成を目指す。あるいは、世界革命の達成なくしてスターリンの提唱する「一国による社会主義建設」は不可能であり、それは必然的に官僚の特権とその既得権防衛のための専制体制へと堕落する。
 社会民主主義政党およびスターリン主義共産党をも含む、多様な政治傾向を含む労働者階級の統一戦線の結成による二重権力の形成から、最終的な労働者階級の権力奪取。プロレタリア民主主義に基づくソビエト(労働者評議会)権力による絶えざる社会革命と国際革命の有機的結合によって資本家の搾取を廃止する社会主義の建設。
 世界社会主義革命を目指す単一のインターナショナル組織の建設と、それを媒介にする労働者階級・被抑圧民族の国際連帯の形成。
 また、それらの柱から導き出される政治理論として、社会ファシズム論(社会民主主義主要打撃論)批判、人民戦線批判、あるいはスターリンが支配したソビエト連邦を「革命の成果を簒奪したスターリニスト官僚が堕落させた労働者国家であり、官僚を追放する政治革命は必要だが、依然としてブルジョワジーによる生産手段の所有を廃した労働者国家であることから帝国主義の包囲・攻撃からは世界の労働者階級はソビエト連邦を防衛しなければならない」(「官僚によって歪められ、堕落した労働者国家」論)とするテーゼ。同様に、非政権共産党についても(「反スターリン主義」派的な)「国家権力と同等な打倒の対象」とはみなさず、「誤った綱領・路線で指導されているとしても、労働者階級内部の革命をめざす一潮流」と認知し、批判しつつも必要な共闘は追求するという立場を取る。また、「社会主義への過渡期経済では市場をも利用し、資本主義・帝国主義との競争に耐えられる経済建設」の提唱などのトロツキーの思想・主張・実践の総体を「トロツキズム」という。
 スターリンが指導していたコミンテルンに対抗して、トロツキーの呼びかけによって1938年に結成された国際革命組織第四インターナショナル系のトロツキスト自身は、自らを「第一インターナショナル以来の世界革命による社会主義建設の原則を擁護する古典的マルクス主義者」、「1917年のロシア革命の意義と原則を擁護し、コミンテルンの最初の四回の大会の決議を出発点とした新しい革命党を目指すボリシェヴィキレーニン主義者」とし、「スターリンによるマルクス主義の歪曲に最も抗したトロツキーの立場と思想を擁護するという意味で“トロツキスト”の称号を受け入れる」と自己定義する。
 日本共産党を含めた第三インターナショナルコミンテルン)の系譜からは、反革命の烙印が押されてきたが、1956年のフルシチョフによるスターリン批判で、日本でもトロツキズムに拠る左翼活動家が現れる。
 (国際トロツキスト運動の展開については第四インターナショナルの項参照)
 レッテルとしての「トロツキスト
 長年、各国共産党は、自党の指導に従わない共産主義者を、トロツキーの思想の影響下にあるなしとは関係なく「トロツキスト」と呼んで非難していた。「トロツキスト」とは、共産党にとって最悪の裏切り者の代名詞であり、スターリンが1936年に開始した大粛清時の定義「ソ連邦の破壊を目論むトロツキー頭目とする反革命分子で帝国主義の手先の群れ」「ファシストの第五列」をそのまま踏襲し、「左翼を装った挑発者」「スパイ反革命集団」を意味していた。すなわち、共産党とは別の立場にある共産主義思想・およびそれを信奉する者全般を指したレッテルとして「トロツキズム」「トロツキスト」と総称していた。
 例としては、スペイン内戦時に独自の反ファシスト民兵を組織していたマルクス主義統一労働者党(POUM)に対するコミンテルンおよびスペイン共産党の「トロツキスト」という非難が挙げられる。POUMは指導者のアンドレウ・ニンがトロツキーの秘書を務めたことがあるが、トロツキーの指導する国際的な左翼反対派の運動(のちに第四インターナショナルを形成する)とは一線を画していた(トロツキーもPOUMを「中間主義」と批判していた)。にも拘らず、POUMは「トロツキスト」と規定され、のちに「ファシストの手先」とされ共和国政府およびスペインに潜入していたソ連の秘密警察に組織ごと抹殺されることになる。
 日本においては、日本共産党は、新左翼発生以前には共産党結成初期に共産党から分離した労農派をトロツキストと呼んでいた。1950年代後半に六全協に対する反発やハンガリー動乱の影響で新左翼が生まれると、彼らをトロツキストと罵倒した。60年安保闘争時の、決してトロツキーの思想の影響下にあったわけではなかった共産主義者同盟および全学連を「極左冒険主義のトロツキスト集団」と口をきわめて非難した。あるいは、「トロツキズムを乗り越えた新しい体系=反スタ、反純トロ」を標榜する革マル派中核派、果てはそもそもレーニン主義を否定している社青同解放派まで、一括りに「トロツキスト」と規定していた。
 しかしスターリン批判以降、日本社会でも凶悪な独裁者というのがスターリンの評価として一般的になっていく中で日本共産党スターリンについて「科学的社会主義を歪曲した」「大国主義」と批判的になっていき、1982年(昭和57年)には不破哲三が著作『スターリン大国主義』を著してスターリン批判を行い、その中において「ロシア革命におけるトロツキーの役割」を一定認める見解を発表した。そのため以降日本共産党新左翼党派を「トロツキスト」と呼称することを公式には取りやめるが、現在でも主に高齢・古参の党員を中心に新左翼諸党派を一括りに「トロツキスト」「トロ」などと軽蔑を込めて指す者もおり、若手党員や民青同盟員にも稀に「トロ」などと口にする者がいるという。現在では共産党新左翼に対する公式的な蔑視用語は「ニセ『左翼』暴力集団」(口語で略するときは「ニセサヨク」)に取って代わられている。
 なお、海外でも「トロット(Trot)」(複数形は「トロッツ (Trots)」)というトロツキストへの蔑称が21世紀を迎えた現在も広く使われている。
 「ネオコンの出自はトロツキスト」論をめぐって
 アメリカのトロツキスト・グループから、「ネオコン」と呼ばれる現在のアメリカの政治に影響力を及ぼしている新保守主義が生まれているという説がある。この点をもって、トロツキズムネオコンの根は同一であると説く論者も存在する。これらはネオコン創始者ともされるアーヴィング・クリストルが第四インターナショナルに所属していたこと、どちらも世界に理想(世界革命、自由化、民主化)を広めるという側面を根拠としている。しかし、ネオコントロツキズムとの「思想的連続性」という説についてはトロツキスト側から反論もなされている。 なお、陰謀論をあつかう一部のサイト上では、これらのことから新保守主義者や新右翼が実はトロツキストで現在も世界革命を目指しているという陰謀論・都市伝説がある。
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