🐉93』─1─存在感高めるAIIB。日本は参加に慎重。~No.295No.296No.297No.298 @  

AIIBの正体(祥伝社新書)

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 2019年1月13日 産経新聞「【今週の焦点】存在感高めるAIIB、開業3年で93カ国・地域が加盟、中国主導、「質」伴わず
 北京中心部の金融街にあるAIIBの入り口=2018年7月24日
 【北京=西見由章】中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)が16日に開業から3年を迎える。設立時に57カ国だった加盟国は、欧州や南米、アフリカにも広がり93カ国・地域に急増。存在感を高めた。
 投融資先の多くがアジアという意味で、日米主導で1966年に設立されたアジア開発銀行(ADB)は先輩格だ。だが、ADBの加盟国・地域は67にとどまる。AIIBは参加国の多くが「チャイナマネー」に引き寄せられた格好だ。
 中国紙、環球時報によると、昨年末までにAIIBが承認した投融資案件は13カ国の34件で、総額は75億ドル(約8140億円)にのぼる。昨年、地下鉄建設や農業用水整備に計19億ドルの融資を決めたインド向けが支援先では最大という。
 政治的に対立局面もあるインドに、中国がAIIBを通じて関係改善を求めた可能性がある。インドは経済を分けて考え、中国を手玉にとる戦術のようだ。
 中国やパキスタン、東南アジアのインドネシア中央アジアアゼルバイジャン、中東のオマーンなどへの投融資規模も大きく、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」に重なる。アジアとその周辺はインフラ建設で巨額の資金需要がある。
 AIIB広報担当者、ローレル・オストフィールド氏は環球時報の取材に、AIIBの資本金だけでは今後の需要に対応できないとして、債券発行も検討していると述べた。さらなる規模拡大が急務のようだ。
ただ、透明性が欠かせない国際金融機関として、途上国向けの投融資では環境や人権の問題、返済までの資金計画への支援など、複雑なノウハウがからむ。
 AIIBは国際的な格付け機関から高い格付けを得ているものの、人材や経験の乏しさから、ADBや世界銀行のプロジェクトに相乗りする協調融資が大半を占め、独自性を打ち出せていない。まだ国際金融機関として「質」が伴っていないのが実態だといえる。
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 ■アジアインフラ投資銀行(AIIB) アジア途上国を中心にインフラ整備の資金を投融資する国際金融機関。資本金は1千億ドル。習近平国家主席が設立を提唱し、本部は北京、総裁は中国政府元高官、最大出資国は中国という中国主導の形態を貫いている。」
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 1月13日 産経新聞「AIIB、間もなく開業から3年 日本、参加への慎重姿勢変わらず
 日本は、中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)への参加に関し、慎重姿勢を崩していない。AIIBは他の国際金融機関と異なり、ガバナンス(経営統治)の公正さに疑問が残るからだ。
 昨年1月、安倍晋三首相は参院本会議でAIIBについて「公正なガバナンスを確立できるのか、借り入れ国の債務の持続可能性や環境、社会に対する影響への配慮が確保されているか、運用を注視していきたい」と述べ、参加に慎重な考えを示した。
財務省幹部は「AIIBには本部に常駐する理事がおらず、(常駐理事が開く)理事会などがないため総裁の決定権が強い」と指摘。その上で、「出資しても、お金がどう使われるか分からない」と批判する。
 AIIBは巨大経済圏構想「一帯一路」の中核を担っているともみられ、安易に資金を出せば中国の覇権戦略の片棒を担ぐことになりかねない。もっとも、膨大なアジアのインフラ需要を取り込む戦略的な観点から協力には否定的でない。
 日本が主導するアジア開発銀行(ADB)の中尾武彦総裁は昨年4月の記者会見で、AIIBとの協調融資を増やす考えを表明。中尾氏は「AIIBの仕事の進め方を国際的な基準に引き寄せるためにも協調は意味がある」とも述べた。(山口暢彦)」


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「アジアインフラ投資銀行」の凄惨な末路

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