🎄18」─2─アメリカに亡命したドイツ系ユダヤ人社会学者らをフランクフルト学派と呼ぶ。ドイツとソ連のラパロ条約。1917年5月~No.56No.57No.58 @ 

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 関連ブログを6つ立ち上げる。プロフィールに情報。  
   ・   ・   {東山道美濃国・百姓の次男・栗山正博}・    
 ピウス11世「カトリックとは普遍的という意味であって、人種主義的なものでも、国家主義的なものでもありません。……人類そのものが唯一つの、大きな、人間という普遍的な種なのです。イタリアはドイツの物真似をする必要などありません。……人間の現実と人間の尊厳から言っても、人類は唯一つの大きな家族になるべきです」
「キリストにより、キリストにおいて、私達はアブラハムの霊的な子孫です。キリスト教徒は断じて反ユダヤ主義に加担してはなりません……それはとうてい容認出来ない事です。私達は霊的にセム族なのです」
「全ての民族、全ての国家、全ての人種は一つになり、人間の大家族と共有する関係において血族となる」
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☆当時の世界常識は反ユダヤであり、国際主義者は例外なく反ユダヤ主義者であった。世界的知識人ほど反ユダヤ傾向が強く、反ユダヤ発言をしない教養者は変人として有識者サロンから排除された。反ユダヤの学説を唱えない学者は、如何に優秀で斬新な説を持っていてもまともな正統派とは認められず、異端者として発表の場を奪われて学界から抹殺された。
 つまり、反ユダヤでなければ「まともな人」とは見なされなかったのである。特に、キリスト教的素養が強ければ強いほどのその傾向が強かった。それが、当時の厳然とした現実であった。
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 ナポレオン・ボナパルド「与える手は、奪う手にある。金銭には母国はなく、金貸しには愛国心も欠けていれば、良識も欠けている。彼等の目的は、利益以外にはない」
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☆・戦前編
 マルクスユダヤ人は王達を王位に就かせたり、王位を奪ってりする。ユダヤ人が支配する世界政府を目指している。さらにユダヤの神は銭であり、その職業は高利貸しである」(『ユダヤ問題に関する諸問題』)
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 特権階級であるウォール街ユダヤ人金融資本家は、資本主義的市場原理に基づく社会進化論を確立する為に、ドイツの優生学会に多額の資金を援助していた。彼らは、勝ち組として支配階層を守る為に、排他的秘密会員制度を設けて、アメリカン・ドリームでのし上がってきた新たな成り上がり者を排除した。
 勝ち組と負け組は、血族という優生学の枠組みで区別されていた。血閥関係にある上流階級は、ベンチャー・ビジネスで成功した血族外の成り上がり者から、その権利を一生涯使い切れない巨額な資金で買い取った。
 ゆえに、欧米ではM&Aが盛んに行われている。それは、国籍や地位や身分に関係なく「血の繋がりのある者」のみを支配階層に加えて、「血の繋がりのない者」は如何なる地位や名誉を持っていても排除した。
 アメリカは、優生学思想に基づき白人種の純血を死守する為に、日本人移民のみを排除する人種差別的移民制限法を公布した。キリスト教会の保守層も、宗教的人種差別を神の法則と受け入れ、非白人にして異教徒のユダヤ人や日本人の排斥を支持していた。
 ドイツ優生学会は、唯一絶対神の意志である自然淘汰を加速させる為に、アメリカに適者生存の法則を根付かせるべく多くの白人至上主義の人類学者を送り込んだ。優生学の実態は、ユダヤ人の選民思想である。
 M・ゲーテアメリカの住民のある血統には、質的に劣った構成員が存在します。好ましくない移民の入国をこれ以上認めず、また質的に劣った構成員を排除する為に、合衆国は強力な処置を講じるようになりました」
 ヒトラーは、優生学を根拠として、劣等人種から白人にしてキリスト教徒であるアーリア人ゲルマン民族を自衛する為に、ニュルンベルク人種法(ドイツ帝国民法と純血保護法)を1935年9月15日に公布した。
 シュトライヒャー「彼らは、人種法を定めた……それは、モーゼの法である。……つまり、人種法があったからこそ、ユダヤ人は、他のすべての人種や文明が滅んだのに、何世紀も生き延びたのである」(ニュルンベルク裁判記録)
 同時に、ダーウィニズム信奉者の彼らは、猿真似好きの非白人非キリスト教徒日本人を「名誉白人」と軽蔑し、おだてあしらって利用できるだけ利用して捨てる算段をしていた。
 戦前の日本外務省は、日本人が白人の人種差別に晒される事に憤って抗議した。ナチス・ドイツは、下等人種として区別するのはユダヤ人やジプシーやスラブ人らであると、苦しい弁解をした。戦前の日本人は、ナチス・ドイツや人種差別的移民制限を行うアメリカに対して、「光輝ある民族」の名誉を守る為に理不尽な差別に戦いを挑んだ。それが、今はなき日本の民族中心主義である。
 「名誉白人」と嘲りの中でおだてられて喜ぶのは、先祖からの民族性に固執した戦前の日本人ではなく、国際化の大義で民族性を罪悪として否定する戦後の日本人のみである。
 マックス・ノルダウ(ユダヤ人)「あらゆる戦争論者のうち最高の権威者はダーウィンである」
 バーナード・ショー「人種的優秀性を教義とするナチは、ユダヤ人の選民思想の教義を模倣しているにすぎない」
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 ウィリアム・グラハム・サムナー「百万長者は、自然淘汰の産物である。彼らは、一定の実績によって自然に選ばれた社会のメンバーであると見なしてよいだろう。彼らは、高収入を得て贅沢な暮らしをしている。しかし、それは社会にとって好ましい事である」(1914年 『真実の挑戦』)
 ジョン・D・ロックフェラー「大きな事業が成長してゆくのは、一つの適者生存にすぎない。……これは、事業においても悪しき傾向ではない。自然の法則と神の法則から生まれたものにすぎない」
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 1917年5月13日 「ファティマの奇跡」。バチカンは、30年10月13日に、聖母マリアの奇跡と預言を「神の摂理」であると公式に認めた。
 第一と第二の預言は、27年に公開された。第三の預言は2000年5月に公開されたが、全てが公開されていないとの憶測が生まれた。
 聖母マリアは、救世主イエス・キリストの再臨を信じて悪(反宗教無神論)と立ち向かい、反キリスト=サタン(共産主義者無政府主義者)によるハルマゲドンで人類が死滅しないように、正しい信仰に目覚めて「悔い改める」様に預言した。人類が、生き残れるか、死滅するか、それは「敬虔なる祈り」と正義を貫く「勇気ある努力」にかかっているとされている。
 シスター・ルシア「それは福音書の中に、そして黙示録の中にあります。それらを読んでください」
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 1918年 スイスの神学者カール・バルトは、「不可能の可能性」を語り、神の居場所は「心の中」ではなく人々の「上」にあると定義した。
 そして。聖書が説く通り、イエス・キリストは「神の子」であり「救い主」であって「人間」ではない、と。
 イスラム教は、イエス・キリストは人間であり、預言者の一人にすぎないとしてバルト神学を否定した。
 両者が相手に無関心であれば共存できたが、相手の教義を意識し否定すれば殺しあうしかない。
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 1919年 ロンドンで王立国際問題研究所(RIIA)が設立され、その下に外交問題評議会(CFR)が誕生した。その主要メンバーの1人が、ロスチャイルド卿と並ぶ世界的な大富豪であるユダヤ人のアスター卿である。古風な伝統を重んじる欧米社会とは、爵位を気にする名門主義社会であり、名家の血を引かない者は財を成しても社会的地位は低かった。つまり、階級の壁は絶対に越える事ができなかった。巨万の富を持つユダヤ人の血は、特権に守られた上流階級の中に流れていた。
 ドイツで、ナチ党が結成された。ウォール街やロンドン・シティの国際金融資本は、ナチスなどの右派勢力に莫大な活動資金を渡していた。後年、スイスの国際決済銀行(BIS)もナチスの財源確保に協力していた。
 新興国ポーランド共和国は、アジア・シベリアで日米ら多国籍軍の軍事介入と反革命派の内戦が泥沼化しているソ連領に侵攻し、領土の拡大を狙った。
 新生ポーランドは、名誉と意地の為に絶望的な戦いを避け、国民と国土を戦火から救う為に亡国を選択した、名目だけでの囚われたポーランド王家には未練も愛着もなかった。武勇の誉れ高かったポーランド民族は、衰退した王国とは言え、戦わずして奴隷の境遇に落ちる亡国より、戦って戦士として潔く死ぬ亡国を望んでいた。
 だが、自然淘汰に基づく弱肉強食こそが、世界史、人類史、大陸史の実態である。
 ポーランド王国の分割と消滅は、自然の成り行きであった。歴史の事実として、武器を取って戦う意志を示さない者には、自由も所有権もそして生存権もなかった。実際に、殺し合わなくとも、「戦う」というその意志があるかどうかが問われた。
 レーニンは、国内外のユダヤ人の支持を得る為に、「共産主義革命は、反ユダヤ主義を打倒し、古い封建制度、悪しき専制君主を打倒する」との演説を行った。財政難のソ連は、国際的ユダヤ人金融資本の財政支援を必要としていた。ユダヤ人金融資本は、ロシア経済を支配し国内の資源を独占する為に、行政及び軍事などの資金支援を条件に財政部門中枢に多くの人材を送り込んだ。
 ソ連軍は、共産主義を西方へ拡大させキリスト教文明を破壊する為に、ポーランドとの国境紛争を理由にしてポーランドに侵略した。真の目的は、主義主張の普及ではなく領土の拡大であった。
 ワルシャワのどの主要都市では、西欧諸国との交易から中産階級としての市民が目覚めていた。だが、地方都市や農村部では中世以来の封建領主として貴族や大地主の影響力が強かった。新生ポーランド政府の指導部や議会の各政党も、国家運営についてそれぞれの思惑で反目と協調を繰り返していた。
 新設のポーランド軍も、西欧的国民皆兵による強力な国防力を短期間で得られない為に、地方都市の市民や農村部の農民を強制徴兵して増強した。国家意識が薄い彼等には、ワルシャワから派遣されて来た見ず知らずの正規将校の命令に従い、自分の命を預ける勇気がなかった。そうした地方兵士には、封建領主である貴族や大地主の子弟を将校として配置した。ポーランド軍は、反共産主義を標榜し、ソ連の侵略から祖国ポーランドを守る為に兵士を戦場に送った。ポーランド軍兵士は、反ユダヤ意識が強かった。
 正統派東欧系ユダヤ人は、自己中心的に国益より個人益を優先し、国民の義務としての忠誠心や愛国心や祖国愛よりも、宗教的反戦平和の信仰を守る為に軍役を拒否し逃亡し、さらには生き残る為にポーランド軍に反抗して不意を突いて発砲した。その90%以上がユダヤ人であり、彼等の幾人かは戦場に出ない為に愛国的義務を捨てて敵に内通した。
 憲兵隊は、祖国を守る為に徴兵回避者や脱走兵を捕らえた。軍役を回避できなかったユダヤ人兵士は、戦場に出ない為に政府高官や軍司令部に大量の賄賂を使って事務職に就き、民族主義に燃えた多くのポーランド兵を激戦地に送って戦死させた。
 ソ連軍は、各地で反共産主義者民族主義者や宗教家への大虐殺を行っていた。共産主義者は、主義(〜イズム)の為に最も血に飢えた集団であった。だが、ポーランド軍も反共産主義反ユダヤ主義から、報復として、各地でユダヤ人や反ポーランド派への虐殺を繰り返していた。
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 日本のシベリア出兵は、1918年から22年迄であった。
 欧米のマスコミ(ユダヤ系)は、一斉に、日本軍の増派は日本の領土欲による侵略であると非難した。
 日本は、領土的野心はないと声明を出し、共産主義をアジアに蔓延させない為の自衛行動であると説明した。
 共産主義パルチザン反日朝鮮人ゲリラや反天皇派日本人活動家らによる、日本人居留民数百人への虐殺事件があった為に、シベリア沿岸に生活する同胞を守る皇軍・日本軍は引くに引けなくなっていた。
 現代日本の権威ある知的リベラリストは、例外なく、当時の日本指導部を無能無策でリーダーシップに欠けている最低の日本人と扱き下ろしている。
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 1920年代 ドイツ系ユダヤ人のオッペンハイム男爵とユダヤ人銀行家マックス・ワールブルクは、大量に流入してくる貧しい東方のガリシアユダヤ人移民を排除する為に、右翼の反ユダヤ主義運動に活動資金を行った。
 排除すべきユダヤ人は、東方ユダヤ人とユダヤ共産主義者であって、社会的地位を持っているドイツ系ユダヤ人ではなかった。
 ドイツ系ユダヤ人は、ドイツ帝国時代からドイツを発展させてきたという自負が強かった為に、その社会的地位と資金で右翼の人種差別主義は制御できると確信していた。
 戦争で貧困化した中流以下のドイツ人は、塗炭の苦しみはユダヤ人の陰謀のせいだと逆恨みし、全てのユダヤ人に対して敵意を抱いていた。
 ヒトラーも、裕福に暮らす多くのユダヤ人の富は善良なドイツ人から盗んだ物であると信じ、ドイツの裏切り者であるユダヤ人をドイツから追い出し、偉大なゲルマン民族を復活させるべきだと演説した。
 極貧に苦しむドイツ人達は、反ユダヤ主義を標榜するヒトラーなどの極右勢力を支持した。
 ヒトラーは、演説が上手く聴衆を引きつけていった。
 ドイツ人は、無知無能的に、ヒトラーの口車に乗せられ反ユダヤプロパガンダに躍らされたわくではなく、ドイツ人が敗戦後の不況で食うや食わずの生活をしているのに、ユダヤ人は金を稼いでいる事に対して嫉妬しひがんでいた。 
 金を蓄えているユダヤ人への嫉妬・僻みが、反ユダヤ主義を支持した。
 更に。ユダヤ人の共産主義者が、ロシア革命を起こしてキリスト教徒など罪もないロシア人を虐殺し、ドイツでも残虐な共産主義革命を起こそうとしいていると恐怖心が走り、東方から流入しているガリシアユダヤ人はその手先とみなした。
 ドイツ人は、ユダヤ人資産家への嫉妬・僻みとユダヤ共産主義者への恐怖心から反ユダヤ主義運動を支持した。
 こうして、人種差別主義によるユダヤ人敵視が希薄であったドイツで、反ユダヤ運動が盛り上がった。
 人種差別による反ユダヤ主義が強かったのは、むしろ、自由と民主主義の国アメリカであった。
 アメリカは、ヨーロッパの反ユダヤ運動から逃げてきた貧困階層のユダヤ人難民を、社会秩序を破壊し治安を悪化させる外国人として入国を制限した。
 入国割当制を導入したとき、ユダヤ人はイか帰化不能人種日本人同様に移民が拒絶された。
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 ファシズムとは、社会主義統制経済政策である。
 1922年 ムッソリーニは、経済を国家が統制するという社会主義政策を行う。其れが、ファシズムである。
 アメリカとイギリスの投資家は、ファシズム統制経済は儲かるとして投資した。
 4月16日 ドイツの財閥はドイツ国防軍と協力して、ワイマール・ドイツ政府を動かしてソ連との間で軍事的ラッパロ協定を結んだ。
 連合国は、ドイツから軍隊を撤退する代わりに諜報機関を残して、ソ連共産主義勢力の情報収集に当たった。
 ドイツ軍情報機関は、第一次世界大戦の勃発やドイツ帝国の参戦は全てユダヤ人の陰謀で有り、ドイツ軍が敗北したのもユダヤ人が裏切ったからであるという、プロパガンダを世界中に流した。
 ソ連は、ドイツを共産化する為に傀儡となる人間をワイマール政府や地方政府に押し込んだ。
 ドイツ国防軍とドイツ財閥は、保守派の糾合とドイツ軍の再建の為に共産主義勢力の滲透を黙認し、少数の狂信的保守勢力に資金を与えて暴力的反ユダヤ共産主義運動を焚き付けた。
 ワイマール政府は、フランス・ベルギー連合軍のルール占領で窮地に立たされ、国民の支持を失っていった。
 ドイツの保守層は、ドイツ財閥と共同してアメリカの国際資本を通じてホワイトハウスに働きかけ、ルール地方軍事占領問題の解決に当たった。
 ドイツ国防軍は、ドイツ財閥とアメリカの国際資本から資金援助をえ、ソ連軍の協力でウラル山脈の麓に巨大な兵器工場を建設し、ソ連軍とドイツ軍の為の兵器を生産し供給した。
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 1923年 マルクス主義者G・ルカーチは、ドイツのフランクフルト大学内でマルクス研究所を設立した。
 多くのドイツ系ユダヤ社会学者が参加して、ドイツ社会学研究所に発展した。
 ヒトラーが政権を執って反ユダヤ政策を始めた為に、ユダヤ社会学者集団はアメリカに亡命し、コロンビア大学社会科学国際研究所に集まった。
 彼等は、フランクフルト学派と呼ばれた。
 ドイツ系ユダヤ人社会の機関誌ナショナル・ジューイッシュ・ポストは、6月号で、ポーランド南東部からウクライナ北西部に住んでいたか貧困階級のガリシアユダヤ人が大量にドイツに移住している事に警鐘を鳴らしていた。
 ドイツ系ユダヤ人は、浮浪者のような東方ユダヤ人が豊かな生活を求めてドイツに来ると法秩序が乱れ社会秩序が破壊され、反ユダヤ主義に火が付くとして、非ドイツ系ユダヤ人の生国への追放を求めた。
 ユダヤ人は、同じユダヤ人と言っても、所属するユダヤ人共同体以外のユダヤ人には冷淡であった。
 ユダヤ人が、幾多のユダヤ人排斥や弾圧にも負けず生き残ったのは、ユダヤ人共同体間の連携がなく、突き放して見捨てるような非情行為を罪悪感なく実行できたからである。
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 1926年 ロックフェラー財閥は、ベルリンのカイザー・ヴィルヘルム精神医学研究所が創設されるにあたって25万ドルを寄附した。筆頭精神科医エルンスト・リュディン博士は、ナチスの断種法など人種差別政策で中心的役割を果たした。アメリカからのドイツ優生学への資金提供は、ドイツ軍のポーランド侵攻の39年頃まで継続された。
 ヒトラーは、アメリカの優生学活動を称賛し、民族的純血を守り人種的清潔を維持する為に強制的不妊化計画や安楽死計画を推進した。
 ドイツ優生学研究所長の助手を務めていたヨーゼフ・メンゲレ博士は、43年5月からアウシュビッツ絶滅収容所ユダヤ人やジプシーなどへの人体実験を指揮した。
 「助手のメレンゲが、研究のこの部門で私と一緒に仕事をする事になりました。彼は現在指揮官として雇われており、アウシュビッツ強制収容所の医師をしています。収容所で極めて多様な人種グループの人類学実験がSSのヒムラーの許可で実施されています」
 1927年 スタンダード石油とIGファルベンは協定を結び、密約を交わしてアメリカIG社を設立した。ハリマンとユダヤ人ウォーバーク財閥は、IGファベルンと兵器産業クルップ社に莫大な融資を行った。
 1930年年代 ロックフェラー財団は、新しい学問分野として遺伝子を研究する分子生物学を創設し、最先端の科学研究に巨額の助成金を与えた。カーネギーやその他の財団も、人種差別的優生学と共に分子生物学に資金を提供した。
 1931年 オランダ系ユダヤ人デタディングは、ロイヤル・ダッチ・シェル石油の代理としてナチス・ドイツと石油専売契約を結び、ヒトラーに1,000マルクの借款をおこなった。ギリシャのオナシスは、国際金融資本からの融資を受けてタンカーを大量に建造して、世界有数の商船会社を立ち上げた。大戦中、ギリシャ船籍の商船450隻中410隻が撃沈されたが、オナシス所有の360隻は撃沈されることなく石油を運び続けた。
 レナルド・イラストレイテッド・ニュース「ヨーロッパの現状から考えると、ヒトラーの外交顧問とヨーロッパの『石油政策』上の有力者との秘密会談は興味深い。大石油関連業者がドイツのナチ党と密接に接触し続けたという事は、情報に通じた政治サークル内で流布している噂を支持するものである」
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